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世界遺産!スペイン・グラナダ【アルハンブラ宮殿】歴史や見どころなど

世界遺産!スペイン・グラナダ【アルハンブラ宮殿】歴史や見どころなど

photo by akikoさん

4travel.jp

フォートラベル編集部

スペイン・グラナダ最大の観光名所といえば「アルハンブラ宮殿」です。スペイン・イスラム王朝が最後の時を刻んだ場所であり、訪れるものを魅了する幻想的な宮殿は、一生に一度は行きたい名所として知られています! 今回は、イスラム建築の最高峰と名高い「アルハンブラ宮殿」の歴史や見どころ、チケットについてご案内します。

アルハンブラ宮殿について

グラナダとは?

スペイン南部のアンダルシア地方は、8世紀初めから約800年にわたりイスラム教徒が支配してきました。なかでも「グラナダ」は、スペイン最後のイスラム王朝「ナスル朝」の首都として栄えたため、ヨーロッパ圏でありながら今でもイスラムの香りがただよう場所です。「アルハンブラ宮殿」を筆頭に、町のいたるところにイスラムの歴史を感じさせるスポットが点在しています。

アルハンブラ宮殿の歴史

アルハンブラ宮殿の建設が始まったのは13世紀前半。そのころ、スペイン・イスラムの拠点だったコルドバとセビーリャがレコンキスタ(キリスト教徒による国土回復運動)によって陥落し、イスラムの勢力が衰えている時代でもありました。そんな最中でも時の王であるナスル朝初代ムハンマド1世はグラナダ王国を建国し、アルハンブラ宮殿の建設も開始。その後も歴代の王によって建築、増築が進められ14世紀後半にようやく宮殿は完成しました。美しく、幻想的な宮殿は、イスラム芸術の結晶としてグラナダの丘にそびえ建ち人々を魅了しますが、栄華は長く続かず……。15世紀後半に、さらに勢力を増したレコンキスタにより、ついにグラナダも陥落し、アルハンブラ宮殿はキリスト教徒へ明け渡すことになったのです。

一時は貴族の住居やモスクなどもあり、2,000人以上が住んでいたという宮殿ですが、その後の度重なる戦争によって荒れ果ててしまったそうです。しかし、作家のワシントン・アービングが1832年に『アルハンブラ物語』を出版すると、たちまち世界中で話題に。その結果、スペインきっての観光名所になりました。“赤い要塞”という意味のアルハンブラは、グラナダの丘の上で悠久の時を刻んできたのです。

アルハンブラ宮殿のハイライト「ナスル朝宮殿」

イスラム建築の最高峰といわしめる職人の技術が、細部にまで散りばめられている「ナスル朝宮殿」。その豪華さ、美しさは「王は魔法を使って宮殿を完成させた」と言われたほど。天井、壁、柱1本1本、すべてに細やかな装飾が施されているので、時間をかけてゆっくり見学するのがおすすめ。なかでも、外せないスポットをご紹介します!

ライオンの中庭 / ライオン宮

スルタン(王)の居住区として14世紀後半に建設された「ライオン宮」の真ん中に位置するのが「ライオンの中庭」です。12頭のライオンがシンボルになっており、コーラン(イスラム教の聖典)に書かれている天国をイメージしてつくられたのだとか。現在は石敷きですが、かつては草花であふれた庭園だったといわれています。庭を囲むスペースは、外交の場に使われていたという説もありますが、王以外の男性は入れない女性専用の場所だったという説が有力です。庭を囲っている美しい白大理石でつくられた柱は約124本あり、細かく施された装飾は圧巻です。

クチコミ:ナスル宮殿の中庭

855447さん

アルハンブラ宮殿の中でも印象的な空間でした。12のライオンが支える水盤と、そこから水路がつながっている四方の部屋の装飾と、幾重にも重なる柱と装飾がとても美しいです。ライオンの彫刻はライオンっぽくも見えるようなみえないような、不思……もっと見る

二姉妹の間 / ライオン宮

北側にあるのは「二姉妹の間」。このエリアでもっとも古い建物です。8角のモカラベ様式の天井は、星や花がモチーフになっているものが多く、鍾乳石で精巧につくられています。壁にはアラビア語のカリグラフィ(文字を美しく表現する技法・字体)が刻まれており、天井に負けない壮麗さ。ここは夏の間の住居として使われていたと言われています。

なお、ライオンの間を挟んで向かい側にある「アベンセラヘスの間」は、豪族アベンセラヘスの一族が、ボアブディル王によって惨殺されたというエピソードが残っているいわく付きの部屋です。

クチコミ:ライオンの中庭から続く部屋の一つ

konopuさん

アルハンブラ宮殿にある、ナスル朝宮殿のライオンの中庭から続く部屋の一つです。鍾乳石のような装飾の天井が特徴的です。壁一面にも、こまかな彫刻が施されていて、何とも言えず、不思議な空間でした。窓から、外の緑が見えるのも、美しかったで……もっと見る

アラヤネスの中庭 / コマレス宮

アルハンブラ宮殿でもっとも重要な場所と言われている「コマレス宮」は、スルタンの公的な住居として使われていました。こちらの見どころは「アラヤネスの中庭」。“ミルテの庭”や“用水池の庭”など、さまざまな名称で呼ばれてきたこの場所は、水鏡に映る姿が美しく、アルハンブラきってのフォトスポットとしても有名です。池は長さ約34m、幅約7mの長方形で、池のサイドにある建物は女性専用の住居だったと言われています。

クチコミ:素敵な中庭

Rinさん

見所満載のアルハンブラ宮殿のナスル宮殿の中でも主要な見所の1つです。細長い中庭の中央には池があり、この池に建物が映り美しいです。中庭の周りに建つ部屋はどれもイスラム装飾が素晴らしかったです。池の周りでは記念撮影する観光客も多かった……もっと見る

大使の間 / コマレス宮

「コマレス宮」のもう1つの見どころが「大使の間」。王に謁見するために訪れた大使が通された部屋です。見事な壁の装飾と下部に刻まれているコーランは、見るものを圧倒します。「訪れる人を驚嘆させるような内部装飾を」というユスリフ1世の命令により、このような美しい広間になったのだとか。アルハンブラ宮殿最大の広間です。

クチコミ:見事な装飾の部屋

konopuさん

大使の間は、アルハンブラ宮殿のナスル朝宮殿にある部屋の一つです。アラヤネスの中庭と続いているので、誰もが足を踏み入れる部屋だと思います。装飾が施された窓が多くあり、その窓越しに光が差し込む様子が素晴らしいです。もっと見る

メスアール宮

「メスアール宮」は、ナスル朝宮殿の入り口から入って最初にある宮殿です。政治の中心として活用されていた場所で、とりわけ「メスアールの間」は、行政や裁判が行われていたと言われています。アルハンブラ宮殿のなかでもっとも古い場所ですが、たびたび改築もされてきました。壁の装飾は古い部分と、修復された新しい部分が混在しているので、見比べるのも楽しい場所です。「メスアールの中庭」は、とてもシンプルな庭ですが、2つ並ぶ「青銅の門」と壁に施された装飾は、必ず見ておきたいスポットです。アルハンブラ宮殿のなかでも特にすぐれている手工技術が施されています。また、同じくメスアール宮にある「祈祷室」は、イスラム教の聖地である「メッカ」の方角に向いて配置されており、こちらの壁の装飾、アーチ型の窓も必見です。

クチコミ:一番最初に見学する場所

855447さん

アルハンブラ宮殿の中で、一番最初に見学することになる宮殿です。イスラム的なタイル装飾や壁を覆う浮彫模様などに興奮します。中庭から見る、次のコマレス宮のファサードは、一面が幾何学的なイスラムデザインが彫られていて素敵でした。もっと見る

王族の夏の離宮「ヘネラリーフェ庭園」

“水の宮殿”と称された、王族の夏の離宮「ヘネラリーフェ庭園」は、ナスル朝宮殿から丘をさらに上がった場所にあります。シエラネバダ山脈の雪解け水が流れてくるように水路がつくられており、造園当時のままの姿で今も宮殿内の隅々まで水を届けています。「アセキアの庭園」(写真上)にある池は約50mあります。このような細長いつくりは、イスラム=スペイン様式を代表するデザインです。咲き誇る花と噴水の水がマッチして、おしみなく美しさが演出されています。ヘネラリーフェにあるもう1つの庭「スルタナの中庭」(写真下)も見逃せないスポットです。

クチコミ:ヘネラリフェの中心部です。

ふともも大臣さん

広いヘネラリフェのメインの建物で、入場部分でチケット確認があります。水の豊富な庭園はその噴水も含めた美しさが映えています。乾燥した気候のなかでもこれだけ豊富な水を確保できていることが不思議なくらいでした。花や木々も太陽に光って美……もっと見る

アルハンブラ最古の宮殿「貴婦人の塔」

ナスル王朝宮殿の出口付近にある「パルタル庭園」は、かつて貴族の住まいやモスクが建ち並ぶエリアでした。ここに建つ「貴婦人の塔」は、スペイン=イスラム様式を象徴する長方形の池の先にあり、アルハンブラに建つ宮殿のなかでも、もっとも古いものとされています。展望台から「アルバイシン」の町並みを見ることができます。

クチコミ:パルタル庭園にある建造物

konopuさん

アルハンブラ宮殿にある建造物の一つです。アルハンブラ宮殿のナスル朝宮殿を見学して出てくると、この貴婦人の塔とパルタル庭園に繋がっていました。貴婦人の塔からは、アルバイシン地区を見下ろせます。貴婦人の塔の周囲は、パルタル庭園の緑が……もっと見る

アルハンブラに建つルネサンス「カルロス5世宮殿」

ナスル朝宮殿の向かい側にある「カルロス5世宮殿」は、グラナダが陥落し、キリスト教徒の手に渡った後の16世紀に建造されたものです。そのため建物はイスラム建築ではなく、当時最新だったルネサンス様式になっています。ここは、アルハンブラ最大規模を誇る建物です。なお入場チケットは必要ないエリアです。大の建築好きと言われていたカルロス5世が、旅行で訪れた際に建設を決めたというこの建物。カルロス5世は“未来のスペイン帝国の首都にふさわしい新宮殿”を望んでいたそうですが、資金難により建設は中断されてしまいます。屋根が付いたのは18世紀に入ってから。現在、1階はアルハンブラ博物館となっており、2階は現代美術館として使用されています。敷地内にはミュージアムショップも併設されています。アルハンブラ宮殿のお土産を買うにはベストなスポットです。なお、ミュージアムショップはチケット売り場の横にもあります。

クチコミ:アルハンブラ内の無料で入れる宮殿

chrissevenseas さん

ここは、アルハンブラの中でも入場券がいらない場所なので、気軽にいつでも訪れることができます。レコンキスタ完遂後、カルロス5世が建てさせた、ヨーロッパ式の建築で、外は四角く中は円形というとても特徴的な建物です。建物内の展示物は、イス……もっと見る

難攻不落の要塞「アルカサバ」

アルハンブラ宮殿の西側に位置する「アルカサバ」は、9世紀後半、イスラム・スペイン王朝の拠点がコルドバにあった頃に、グラナダ防衛のために建てられた要塞です。しかし、このエリアの歴史はもっと長く、要塞はローマ時代の砦の上に建てられたとも言われており、アルハンブラ宮殿のもっとも古い部分として有名です。難攻不落の要塞として活躍したアルカサバは、スペイン独立戦争時には刑務所として使用されました。現在は、いくつか残っている見張り台から「アルバイシン」が一望できるスポットとして人気です。

クチコミ:元は城塞

Rinさん

ナスル宮殿の横にある元城塞です。大部分は遺跡のように基礎の部分だけが残っている状態です。ここでの見所はアルカサバそのものというよりここからの景色です。ここからはアルバイシンやカテドラルのある旧市街を見渡すことができます。人気のベ……もっと見る

イスラムの町並みが残る「アルバイシン」

イスラム教徒がかつて住んでいたエリアで、グラナダ最古の町並みが広がる「アルバイシン」は、世界遺産にも登録されている美しい場所です。海抜700~800mの小高い丘に位置し、白壁の家がつらなる景色は「アルカサバ」からもよく見えます。レコンキスタのグラナダ陥落の際には、この白く美しい家や道が、抵抗するイスラム教徒の血で真っ赤に染まったと伝えられています。狭い小道が方々に広がっているのは、敵の侵入を防ぐため。今でも迷路のような道のままなので、迷子にならないよう注意しましょう。町の高台にある「サン ニコラス展望台」は、ぜひ訪れたいスポットです。ここからはアルハンブラ宮殿の全体像を眺めることができます。宮殿越しには、シエラネバダ山脈も望めるのでグラナダ一のビューポイントといえるでしょう。町歩きの拠点にもなる「ヌエバ広場」からバスが出ています。徒歩でも行けますが、迷路のような坂をのぼるので歩きやすい靴がマストです!

クチコミ:イスラム風歴史地区

855447さん

アルハンブラ宮殿のアルカサバ辺りから眺めると、白い壁と瓦っぽい屋根が美しい街です。実際に中に入ってみると、狭くて曲がりくねった坂道で、地図を見てても迷うような作りになってました。防犯のためにあえて迷路っぽく作られたそうですが、う……もっと見る

おすすめホテル「パラドール デ グラナダ」

パラドールとは、古城や修道院などの歴史的建造物を宿泊施設として改装した国営ホテルのこと。スペイン国内には90以上もある人気の宿泊先です。「パラドール デ グラナダ」は15世紀の修道院を改築したものなので、回廊やチャペルも併設されています。なんといってもアルハンブラ宮殿の敷地内にあるのが魅力。外光がふんだんに入るパティオは宿泊者のみ利用可能。ホテル内のレストランやカフェは、宿泊しなくても使えます。観光中の休憩場所としても使えるぜいたくなホテルです。イスラム教とキリスト教の文化が混ざり合う独特の空間は、まさにグラナダを象徴している建物と言えるでしょう。

クチコミ:アルハンブラ宮殿の中にある充実したホテル

Monaさん

旅行の最後の一泊に利用しました。当然、設備は整っており、きれいで清潔なホテルです。広いバスタブもありゆっくりできました。もちろん朝食もおいしかったです。中庭や内装が素敵です。部屋は特に特徴はありませんでしたが、アルハンブラがお好……もっと見る

チケットやまわり方について

チケットは公式サイトにて約3か月前から予約することができます。1か月前だと売り切れの場合も多々あるので、旅行の日程が決まったら早めに予約をしましょう。なお当日券もありますが、早朝から並んでも売り切れの場合が多いそうです。代理店を利用すると日本語オーディオガイド付きのチケットなどもありますよ。

チケットがなくても見学できるエリアもありますが、見どころである「ナスル朝宮殿」「ヘネラリーフェ庭園」「アルカサバ」などはチケット必須! また「ナスル朝宮殿」は、入場が30分ごとに区切られており、遅刻すると入れないこともあるので時間はしっかり守りましょう。チケットについては、下記も参照にしてください。アルハンブラ宮殿のチケット手配はこちら
今回ご紹介した見どころを参考に、旅行のスケジュールに合わせて効率よくまわれるようにしておくとよいでしょう。フォートラベルでは、実際にアルハンブラ宮殿へ行った方のアドバイスを参照できるQ&Aがあります(2019年10月投稿)。こちらもぜひご覧くださいね。
★アルハンブラ宮殿 Q&A掲示板 / アルハンブラ宮殿観光のタイムスケジュール

おすすめ旅行記

アルハンブラ宮殿の魅力は、内部の装飾の豪華さ! そこで今回、写真で掲載できなかった部分なども載せているイチオシの旅行記をご紹介します。これを見ると、ますます実際に行きたくなりますよ♪ ぜひ、旅行の参考にしてくださいね。

旅行記:真夏のイベリア 暑い時には熱いとこへ⑫ 赤い城アルハンブラ宮殿 グラナダ編【7/4PM】

てつやんさん

スペイン行くのにアルハンブラ宮殿見ないなんてありえなーい.∵・(゚ε゚ )ブブブーでもオフィシャルサイトでは、いっぱいもいっぱい。満ダメです(;´゚д゚)ゞドウスンノヨー 相当困ってました、はい。今ってホントに便利な世の中になりましたのよねぇ(*^O^*)オホホ 何かのネット情報で、「日本語情報センター」様なる神サイトがありまして、オフィシャルサイトがいっぱいでも、相談してみるべし!!と見た……もっと見る

いかがでしたか?

いかがでしたか? フォートラベルではアルハンブラ宮殿の所在地、グラナダへのツアーを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。グラナダのお得なツアーを探す

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