京都鉄道博物館

日本一の鉄道博物館ですが？　～　京都鉄道博物館

4.0
旅行時期：2022/06（約2年前）

京都駅周辺クチコミ：9件

ＪＲ西日本が事業主体する「京都鉄道博物館」に８年越しの思いをしたためて行って来ました。
平成２８年にオープンして以来、もっと早く行く予定がずーっとずれ込んで今回に成りました。

旧大阪交通科学博物館と旧梅小路蒸気機関車館を共に合体させて新たに梅小路の地にリニューアルオープンさせた博物館でありながら、解体検査や修理に特化した作業風景を外から見学出来るように専用検研修庫を設けたのが特徴的です。
また、収蔵車両にはトップナンバーと呼ばれる製造車両第１号車が多いのも更に特徴で素晴らしいです。

全体の展示面積や展示車両数では日本最大の規模を誇ってましたが、その後ＪＲ東日本の鉄道博物館の増床により面積ではその座を明け渡してますが？…。

鉄道ファンとしては展示車両が多く車両に触れあうことが出来る事が最大の魅力なのに完全に裏切られたようで残念です…。
殆どの車両内に入れない？、外から見るだけです。余りにもファンを馬鹿にしてます。

ボランティアガイドの方に聞きました、どうして中を見学出来ないのですか？。すると私達も全ての車両をオープンにして欲しいと嘆願してますが、会社からは様々な履物で入られたら床が傷んでしまう、また、座席や備品などが消耗したり傷付いてしまうので出来ないとの全く納得の出来ないような返答ばかりと伺いました。
ＪＲ西日本はお客様の立場に立って！などと言ってるが設立当時からお客目線で物事を考えたことが一度も無い、常に会社側の都合ばかりでやって来たので事故や不祥事を招いてると残念そうに話してくれました。

民間企業に成ってもトップの方々は相も変わらず親方日の丸の意識が抜けてない証拠なのでしょうか？。
社長以下ここに来て子供達の輝く目を見て欲しい！～、ここでもっと将来の自社ファンを築いてほしいです！。
この宝は旧国鉄時代から受け継いだ全ての国民のものであり、自社はその管理を行うものと認識してほしいですがね？。
ＪＲ九州のようにトップが民間から来た柔軟性のある発想や思考回路を持たない限り、この博物館も単なる宝の持ち腐れに成って終わってしまうことが残念です。

ゆえにささやかな願いを込めて「折角なので車内（運転台）に入れるようにして下さい社長！」のメッセージを敢えて旅行記でのコメント欄に入れました。
決して無駄な抵抗に成らないことをただ願うばかりです。

館内の全てのスタッフの方々の努力に感謝したいと思います。