旧島原での唯一の揚屋の遺構 ~ 角屋もてなしの文化美術館
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- 旅行時期:2022/06(約4年前)
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by 機乗の空論さん(男性)
京都駅周辺 クチコミ:10件
江戸時代の京の都で最大の花街であり伝統と格を持った島原遊里・遊郭でも一二を争う揚屋(後にお茶屋に編入される)が「角屋」です。
江戸時代の寛永18年に島原へ移転し揚屋として開業~、明治5年にお茶屋として編入されて以来、昭和60年まで松の間を宴会に使用。
平成10年に「角屋もてなしの文化美術館」として一般公開されるという長い歴史の中で家名は十四代目に継承され、当代が館主を勤めてるそうです。
静かな住宅地に馴染むように佇む木造2階建ての商家は格子が千本あるかのような美しく堂々たる揚屋建築の遺構です。
今回は休館日の為入館できませんでしたが、歴史を考えれば幕末の志士がここでどうのような密議を交わし、時の豪商からの資金調達の為に接待を受けたのか興味津々です?。
また、新選組もここでの遊興を楽しんだそうで、特に芹沢鴨との関りは深くて暴挙の際の刃傷に、殺害される直前にも宴会を開いてるなど維新に関わる事項がいっぱいです。
角屋の前には”長州藩士久坂玄瑞の密議の角屋”と”新選組刃傷の角屋”の各碑が立ってるほどです。
再度、時期を見計らって見学を試みるつもりです。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 梅小路公園からも徒歩圏内、市バス島原口バス停下車
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 周辺は静かな住宅街です
- 見ごたえ:
- 3.5
- 外観だけでも揚屋の遺構として貴重たるもの
クチコミ投稿日:2022/08/04
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