イギリスで製作され数奇な運命をたどり日本にきたステンドグラスの数々
- 4.0
- 旅行時期:2020/09(約4年前)
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by キートンさん(男性)
小樽 クチコミ:2件
歴史的建造物である旧高橋倉庫の内部に30以上のステンドグラスの作品が展示されています。
本来教会などの建物で見られるステンドグラスは、外壁に設置され自然光で絵画のように浮き上がるものですが、ここで展示されている作品のほとんどは裏から照明を当てているものと思われます。
なので、建物外側からはほんの一部のステンドグラスしか確認できません。
展示されている作品は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで製作されていたものです。
20世紀後半のイギリスで、人々の教会離れやまちの再開発などによっていくつもの教会が取り壊され、それらの教会から取り外されたステンドグラスが数奇な運命をたどり日本へたどり着いたということです。
幾何学的な絵柄はあまりなく、聖書にちなんだ場面やキリスト、聖母、聖人など宗教色の強い内容の作品が大半です。
とはいえ、戦場に赴く兵士の家族が無事を祈って製作されたものや、物語の一場面を描いた作品もあります。
もともと教会に設置されていたものなので宗教的な内容の作品に偏りがちですが、色彩豊かなステンドグラスに囲まれた空間は圧巻です。
特に日本人にとっては非日常的な空間だと思うので、この雰囲気を体験するだけでも訪れる価値があると思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 小樽観光の中心地付近の立地
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 安いとはいえない
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 学生が遠足で入場すると混む
- 展示内容:
- 3.5
- 宗教色の強い内容の作品が大半
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2021/01/01
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