苫小牧―秋田の夜行便、”らいらっく”でツーリストAを利用した感想

4.0
旅行時期：2018/07（約7年前）

小樽クチコミ：336件

苫小牧東港―秋田―新潟―敦賀便を苫小牧―秋田間で利用しました。
乗った日はやや曇り空でしたが、夏でクジラ型の太平洋高気圧が広く日本列島を覆い、台風は南大東島近辺を中国方面へ向かっているところと、離れていたため、安定した日和でした。
案の定、エンジン音以外、船特有の前後または左右にユーラユーラする揺れは、太平洋、津軽海峡、日本海を通じてほとんど感じず、快適な船旅を楽しむことができました。

利用した船、”らいらっく”は、近年、船室の改修を行い、雑魚寝の大部屋”ツーリストJ”の多くが、2ランクアップの”ツーリストA”に変更。
わずか千数百円の違いで、ほとんど個室のようなグレードアップを受けることができます。

利用したツーリストAは、かつて上野と札幌の間を走っていた寝台特急”北斗星”のA寝台個室のような雰囲気で、1部屋に上段または下段のベッドが向いに10床あります。
北斗星との違いは、ベッドが広く、カプセルホテルくらいの幅と高さがあります。
何より、揺れや振動、音が遥かにソフトなのが大きいですね。
なお、2018年現在、改修したばかりなので、新しく、ニオイなども付いていません。

ただし、北斗星のように鍵付き扉は無く、ブラインドを下ろすだけですが、この辺はカプセルホテルと同じですね。
また、カプセルホテルのように、お隣さんがいびきのひどい人だとアウトですが、ツーリストAの場合は、1部屋に2床ずつ、向いのベッドのペアが無く、個室のようになったベッドがあります。
1つの部屋の左右に5床ずつペアでベッドが並ぶのですから、1床は半端ができます。
窓側のベッドがそれで、ここに当たったらラッキーです。
ネット予約では、予約時にベッドの場所が指定されるようで、早いもの勝ちで窓側のベッドが取れるのかもしれません（自分で場所は指定できませんでした）。