小樽運河の北運河の先にある小樽市指定歴史的建造物

2.5
旅行時期：2014/08（約11年前）

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小樽運河の北運河の先の方にあります。小樽運河でもこのあたりは漁船がたくさん係留されていたり、岸壁の倉庫もレトロなものでなく、北海製罐の無機質で現代的な造りの工場だったり、あまり観光の雰囲気ではありません。お店も喫茶北運河やゴールドストーンカフェ、鱗友朝市の食堂などが点在する程度です。そのため観光客の多い中央橋～浅草橋とは一転して、落ち着いた雰囲気です。
しかし、観光資源が中央部より少ないとは言え、運河広場とその背景に旧日本郵船（株）小樽支店が建っていたり、この旧右近倉庫は勿論、隣には旧広海倉庫、旧増田倉庫など、小樽市指定歴史的建造物にもなっているレトロな倉庫があったりするなど、見所が無い訳ではありません。むしろその落ち着いた雰囲気が味わえて良いという人もいるようです。観光用人力車のコースにもなっているようです。
ただ、残念なことに倉庫群は観光用に開放されてはいないようです。旧日本郵船（株）小樽支店も工事のため、平成27年3月31日まで入館できないとのことです。外から見て建物の美しさを観賞するしかありません。そのため、眺めるだけなら人力車などはお手軽で雰囲気を味わうには良いのではないでしょうか。また、落ち着いた雰囲気を味わいながら、中央橋の方から運河沿いを歩いてきても良いですが、距離が結構あります。なお、中央橋から埠頭の方へ行った観光船乗り場の隣ではレンタサイクルもやっています。運河沿いなので、坂の多い小樽でもこの辺りなら平地です。
ちなみに、バスは旧右近倉庫から200ｍほどのところに手宮ターミナルまたは錦町のバス停があります。季節で運行状況が変わりますが、おたる散策バスの「北運河」や「旧日本郵船前」のバス停もあります。あらかじめバス停の位置や時刻などをホームページなどで確認すると良いと思います。
ここで、倉庫の中の雰囲気をどうしても味わいたいなら、旧右近倉庫の近くの運河公園にある倉庫は中を見学することができます（遊具があるものや、トイレになっているものもある）。近年、改修を受けていますが、もともとは明治または大正時代に建てられた木骨石造の倉庫です。