豪快な丼物、時間の足りない人は避けた方がベター

3.5
旅行時期：2013/06（約13年前）

by kobusakuraさん（女性）

小樽クチコミ：17件

ウニ、鮭、イクラにホタテ。。。思いつく限りの北海の魚介を食べられる市場の中の食堂。この市場は小樽駅から目と鼻の先にあるので、アクセスは完璧。ただし、それと同時に100パーセント観光客向けの市場。つまり、地元の人は利用しない、値段も観光客向け、よって非常に値段が高い。

通常、市場の中の食堂と言えば卸業者が利用するための場所であり、かついちばん手軽な食材を利用することから、お値打ち価格で新鮮魚介が食べられるのが嬉しいもの。ところが、この市場は観光客むけに「地元の市場っぽく」出されているため、何もかも高値。
どんぶり飯にウニをサラッと載せたもので2000円。私が頼んだのはウニとイクラと鮭の刺身を載せた3色丼、1500円。これにベイビーホタテのお味噌汁が付く。

さて、この味処たけだは、魚介の店と食堂と両方を営んでいる。食堂の中には5～60人は収容できると思われる椅子が用意されている。実際、とても混んでいた。そして、スタッフの人数が足りていないのと、うまく回っていないせいで、注文を取りに来るのに約10分。丼が出てくるまでに20分。お会計も「ちょっと待って」「まってくださーい」の連続。あまりの忙しさにこちらが申し訳なくなるほどだ。
言えるのはただひとつ。時間が押している旅行者には向いていない。

味はどうか。魚介が新鮮だからネタはそこそこ美味しい。でもシャリとお味噌汁はグダグダだった。忙しすぎるのだろう。向かい側にある店でたくさん買ってくれたお客さんには、カニの鉄砲汁も出してくれるようだ。味噌汁の他に鉄砲汁が出てきてもちょっと困ってしまうが、観光客にとっては嬉しいサービスかもしれない。

豪快で新鮮な丼物に興味のある人はぜひどうぞ。