旧別海村営軌道風蓮線 奥行臼停留所
名所・史跡
3.22
クチコミ・評判
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殖民軌道に思いを馳せて ~ 旧別海村営軌道風蓮線 奥行臼停留所
- 3.0
- 旅行時期:2025/05(約8ヶ月前)
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厚床から国道243号線・通称パイロット国道を北上すれば初めての信号の在る交差点・奥臼行を左折すれば旧奥臼行集落です。この集... 続きを読む落には明治開拓期に設営された駅逓が在り、昭和5年まで別海・西別方面への分岐点である為に旅人に利用されていました。
その後、大正14年旧殖民軌道根室線・厚床/中標津間が開通し、更に「旧別海村営軌道風蓮線 奥行臼停留所」が昭和38年に旧国鉄奥行臼駅から上風連小学校までの一部が開通しました。翌年には役場上風連出張所までの延長工事が完了し、地域住民の主な交通手段としてその役目を担ってきた経緯が有ります。その停留所(簡易的な駅)が今もこの地に整備保存されています。
大正から昭和にかけて道内では至る所に自治体が設立した殖民軌道(後の簡易軌道や軽便鉄道)が多く存在しました。
特に広大な原野だった道東には旧国鉄線から奥地へ分け入るように路線を伸ばしたようで、開拓民は運行組合に使用料を支払い、自分の馬を持ち込んで台車を牽かせ農作物・生乳などを町まで出荷し、帰りには生活物資を持ち帰るというまさに生命線だったようです。
昭和8年に旧国鉄・標津線が開業した為に根室線・厚床/奥臼行は廃線に成り支線だけが残り、昭和46年の廃線まで奥臼行停留所として使用されました。
跡地には詰所と車庫・転車台と、自走客車(昭和38年釧路製作所製)・機関車(加藤製作所製B型ディーゼル機関車)・貨車(ボギー式ミルクゴンドラ)が保存されてます。
私が初めてこの地を旅で訪れた際には既に廃止されていたのでその勇姿を観る事が叶いませんでした。あと2年早ければ体験出来たのに惜しいことをしました。 閉じる投稿日:2025/06/12
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機乗の空論さん