『熱海親水公園』は、市街地に位置する熱海を代表する人工海浜として1990年(平成2年)に整備された長さ400メートルの「熱...
続きを読む海サンビーチ」西側部分を4工区に分けて保全機能向上と親水性に配慮した「熱海港コースタルリゾート構想」による「熱海港海岸環境整備事業」として1991年(平成3年)から整備が進められている傾斜式テラス型の堤防機能を備えた遊歩道と緑地広場です。
現在は、「熱海サンビーチ」から「糸川」までの第1工区(168メートル)、「糸川」から「初川」までの第2工区(138メートル)、「初川」から「和田川」までの第3工区(132メートル)が完成しています。
熱海市は、北イタリアにある美しいリゾート地「サンレモ市」と1976年(昭和51年)に姉妹都市提携を結んでおり、地形と街並みが似ていることなどから「熱海港コースタルリゾート構想」によるデザインコンセプトを「地中海風が香る賑わいのあるウォーターフロント」として、各工区ごとに地中海の各地域をイメージした整備が行われています。
1997年(平成9年)に完成の第1工区は「南欧コートダジュール」をイメージしたレンガを基調としている「スカイデッキ」と2006年(平成18年)NPO法人「地域活性化支援センター」より「恋人の聖地」に認定された「ムーンテラス」があります。
2000年(平成12年)に完成の第2工区は「北イタリア・サンレモ市リヴィエラ海岸」をイメージした石を基調としている「レインボーデッキ」と「熱海市観光協会」(ワカガエルステーション)があります。
2009年(平成21年)に完成の第3工区は「南イタリア・ナポリ港」をイメージした花や樹木が植えられている「渚デッキ」と「渚小公園」へとつながる「ペデストリアンデッキ」に歩行者の利便性を考慮したエレベーターが設置されています。
また、未完成の第4工区は「ギリシャエーゲ海」をイメージした整備計画となっています。
今回は、「熱海芸妓見番歌舞練場」で行われた「熱海をどり」の公演(午後の部)を観る目的で午前中から熱海を訪れて「熱海をどり」午後の部が開場するまでの短時間でしたが「熱海芸妓見番歌舞練場」から『熱海親水公園』第2工区の「熱海市観光協会」を通り「貫一 お宮の像」までを往復する形で熱海市街地を散策しました。
天候にも恵まれた中で『熱海親水公園』の「レインボーデッキ」、「スカイデッキ」からの海の風景や花壇に咲く南国を感じさせる珍しい花などの散策は、デザインコンセプトの通り海外のリゾート地を訪れた気分を味わうことができました。
また、熱海を訪れた際は、夕暮れ時の『熱海親水公園』や夜間ライトアップされている「ムーンテラス」を散策してみたいと思います・・・
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投稿日:2018/11/17