大鳥神社は、目黒区下目黒にある神社です。大鳥神社は、大同元年(806年)に創建された目黒区内最古の神社であり、古江戸9社の...
続きを読む一社に数えられ、目黒村の総鎮守社となっていました。
祭神は日本武尊を主神とし国常立尊と弟橘媛命を合祀しています。毎年11月に開かれる酉の市は、東京では古いものの1つといわれており、現在も都内では有数の賑わいをみせています。この市のいわれは日本書紀に「10月己酉に日本武尊を遣わして、熊襲を撃つ」とあり、尊の出発日が酉の日であったことから、おこったと伝えられています。
毎年9月の例大祭には、目黒通りに大小30余基の町みこしが勢ぞろいします。社殿では「太々神楽・剣の舞」が奉納されます。11月の酉の市には、「太々神楽・熊手の舞」が神前で舞われます。
境内には、東京都の天然記念物に指定された「オオアカガシ」の老木や三猿だけの延宝塔、元禄時代や宝永年間の屋根付庚申塔など5基の石造物も見どころです。また、俗に切支丹燈籠といわれる「織部式燈籠」や、天保6年の酉の市に神楽を奉納した記念碑も建立されています。
悠久の歴史を感じとることができる神社です。
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投稿日:2016/01/09