職場の親睦会が3月末で定年退職する私のために、四山楼で送別会を開催してくれました。
明治時代に山形県を訪れた伊藤博文が四方...
続きを読むを山で囲まれている地勢に因んで四山楼と名付けたという由緒正しき老舗料亭。いつもの居酒屋宴会では味わえない気品と風情が漂い、控えの間でお茶をいただきながら、自分がミスマッチのように思えて少し緊張してしまいました。
宴会が始まり女将からお酌をしてもらってようやく落ち着き、ライトアップされた庭の垂れ桜がソメイヨシノよりも早く開花し長持ちすることなどを聞きながら、心地よい酔いに身を委ねました。
玄関を入って直ぐ目に入るステンドグラスはアールデコ調で大正ロマンが漂い、雨蛙を浮き彫りにした鋳物の灰皿は昭和のレトロ感が溢れていました。
いつもなら大瓶ビールを一気に3、4本飲むような私を、中瓶3本ほどで満ち足りた気分にさせたのは、やはり老舗の風格というものなのでしょうか。
料亭とはいえ、現在は、席料やサービス料を含めたコース料理もあり、利用しやすくなっているようです。
お金に多少余裕のある方なら、一世紀超の歴史を感じながら上品にお酒を楽しんで見るのも良いのではないでしょうか。
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投稿日:2016/03/06