所蔵品のみで構成された特別展「奈良博三昧~至高の仏教美術コレクション~」を見るために行きました。
前期と後期に会...
続きを読む期が分かれ絵画作品を中心に展示替えが行われました。それぞれの会期に1回ずつ鑑賞しましたが、初めて見る佳作も多く満足できる展示でした。
ホームページでも告知していた写真ですが今回は撮影可能だったのは良かった。ただし、撮影すると時間がかかり過ぎるため図録を購入しました。
図録はボリュームたっぷりなのは良かったが製本が良くない。
奈良博で2019年開催した藤田美術館展では本の四隅がつぶれないよう折り返しした製本でしたが、今回は昔ながらの紙を裁断し製本しただけ。
また、最近は東博、京博でも取り入れられている背表紙にスジが入らないよう、本文全ページを糊付けした背表紙の外側にもう一枚背表紙を付け、結果として背表紙にスジが入らない加工の図録が増えているが、今回のものは従来の製本で残念。
会場の照明、空調は良かったが投稿写真4、5枚目のように会場に障害物を置き東博や京博の特別展会場のような回遊性を阻害していたのは残念。
京博、東博に勉強に行き見習ってほしい。
各作品の解説文も普段は京博同様、日本語は縦書きだが今回は横書き。若者にアピールするためと会場係員は話していたが、日本語は平成・令和の元号発表でも分かる通り元々縦書きです。国立施設として縦書きにして欲しかった。
常設の仏像館に金峯山寺の重要文化財・木造金剛力士立像がおいでになられており大迫力です。この二体だけ撮影もできます。
展示室最後に庭園を見れます。なかなか美しいものなので一見の価値ありです。
閉じる
投稿日:2021/08/28