この美術館は公益財団法人日本美術協会が運営している私立の美術館で、同協会の初代総裁は有栖川宮熾仁(たるひと)親王、第二代は...
続きを読む威仁(たけひと)親王という今年が創立125年の歴史のある協会です。
開催中の『有栖川宮・高松宮ゆかりの名品』展で、錦の御旗の実物を見ることができました。緑色の縦長の幟のような旗と金色のペナント状の小さな旗の二種類が展示されており、東征大総督に任命された有栖川宮熾仁親王が天皇から賜り、江戸に向かう際に掲げていた実物だそうです。大河ドラマ「八重の桜」に出てきたのは赤い旗でしたが、当時新政府軍では何枚も何種類もの旗が掲げられていたそうで、その中でもこの緑の錦旗は総督が実際に掲げていたものだということです。
展示品は素晴らしいものばかりでしたが、特に印象に残ったのは象牙彫刻の「象墜」(しょうつい)・・・わずか5センチほどの大きさの中にぎっしりと細密な彫刻が施されており、あまりに小さいのでルーペで覗くようになっていました。
それと宮中での慶事や祝宴のたびに引き出物として配られてきたボンボニエール(蓋付きの菓子入れ)・・・兎、飛行機、鳥、トランク、地球儀・・・さまざまな形のボンボニエールは愛らしくて興味が尽きませんでした。
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投稿日:2013/07/04