山梨県と静岡県にまたがる標高3776メートルの日本百名山。日本最高峰の高さを誇る。
登りは富士宮口五合目からスタート。昼...
続きを読む過ぎから登りはじめ、夕方に山頂にある山小屋に到着。一泊し、お鉢を一周したのち御殿場ルートから下山する計画を立てた。
富士宮口は4つの登山ルートのうちでは最も標高が高い場所からスタートでき、かつ距離も短いのが特徴。ただし、コースは岩場の急な上りが続く。標高3000メートルを超える八合目を過ぎたあたりからペースが鈍った。酸素が薄く、高山病の症状が出始める。前に足が運べず、まっすぐ歩くことも困難な中、コースタイムも大幅に遅れ6時間程度で何とか山頂についた。合目ごとに休憩場所を兼ねた山小屋がオープンしているので、高所になれない場合、時間に余裕をもってゆっくりと進んだほうが良いと感じた。なお、高山病的な症状は翌朝も続いたが、下山し標高3000メートルを切った当たりから気にならなくなった。
翌朝、天気に恵まれ早朝5時前のご来光を堪能。また、影富士も見ることができた。お鉢を一周し、最高峰の剣ヶ峰を訪れた後、御殿場コースから下山。
御殿場コースも7合目あたりまでは急な岩場の道。7合目を過ぎると大砂走りというルートになる。火山灰が混ざる砂地でサクサクと歩みを進めることができた。ただし、五合目まで下山することには、全身が真っ黒な砂まみれになっていた。
日本最高峰の山は景色も壮大で、雲海や影富士やご来光などの気象がもたらす風景やバラエティに富んだ地形も楽しむことができた。
始めは山小屋宿泊には抵抗があったが、弾丸登山では味わえない安全な登山ができたと感じた。
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投稿日:2021/08/06