ヨーロッパ初心者、あるいは目的地がヘルシンキでなければ…お勧めしません

ドイツ在住9年、日本へは年に一回往復、ヨーロッパ各都市へ多数の移動経験有りです。
今回はデュッセルドルフ～関空間の往復にフィンエアーを利用しました。
まず他社との大きな違いはヨーロッパ内（今回はデュッセルドルフ～ヘルシンキ間）の軽食、スナック等のサービス（サンドイッチやピーナッツ等）が全く無い事です。これはライアンエアー等の格安航空便の場合にはありますが、その他では珍しいと思います。有料にて軽食、スナックを注文する事は可能ですが、割高です。このヨーロッパ内の便は機体が小さく、北欧のヘルシンキまでの2時間半のフライトは体力的に結構消耗します。
ヘルシンキ～関空間での機内食内容も内容が乏しく、他社では無料で提供されているサービス、夜食やスナックの設置が無い、あるいは有料であるなど内容が貧相な印象を受けました。
利用した機体は往復ともに傷ついたりカバーのはがれかけた座席が目立ち、座席横にある膝置きに収納された個人のリモコンは食品等で汚れており、不潔な印象を受けました。この点は、往復便とも、同乗した家族の席でも同様でしたので明らかに清掃不十分でした。
座席間のスペースもコンパクトで、フライト自身は短時間ですが、快適性はいまいちです。

ヘルシンキ空港での乗り換えメリットは、乗り換えの待ち時間と日本への飛行時間の短さです。しかし空港設備はベンチなどをふくめた待ち合い空間の少なさ、廊下など移動空間の狭さに建築的問題を感じました。

結論としては旅慣れていて、長距離移動経験の多い場合には、数時間の乗継ぎ、飛行時間の短縮はそれど大きな利点では無いと感じました。ヨーロッパ旅行の初心者や、マリメッコ好きの方、目的地がヘルシンキである場合にはフィンエアーをお勧め出来ます。