2017/10/06 - 2017/10/07
1位(同エリア1273件中)
montsaintmichelさん
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- 旅行記367冊
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- フォロワー141人
朝夕が過ごし易くなり、漸く待望の「食欲の秋」+「芸術の秋」がやってきました。これら2つの欲求を満たすため、徳島観光を企画しました。メイン・ディッシュは、豪勢にも「大塚国際美術館」と「ルネッサンスリゾート ナルト」、「秘境 西祖谷」のトリプル・キャストです。
今回は、前菜に当たる「鳴門 大毛島散策」編を中心に紹介いたします。鳴門市は、四国の東端、徳島県の北東端に位置し、鳴門海峡を隔てて淡路島に対峙した四国の東玄関口です。気候は典型的な瀬戸内気候であり、温暖かつ雨量が少ないのが特徴です。1947年に撫養町、鳴門町、瀬戸町、里浦村が合併して鳴南市として市制が始まりましたが、市名が不評のため鳴門市に改称しています。市章は鳴門の渦潮をイメージし、円の中は各単位の町を表し、それぞれが特性を生かして渦のように限りない躍進と発展、円満であることを表しています。
鳴門海峡や鳴門公園、ドイツ館など数多の観光地を備える県下有数の観光都市であると共に、地元発祥の大塚グループ関連の工場や企業、施設が立地する企業城下町の側面も持ち合わせています。また、味覚の宝庫でもあり、鯛やワカメ、さつまいも、塩などの特産物は全国的に高い評価を受けています。
今回の散策エリアは、鳴門市にある大毛島です。鳴門海峡と小鳴門海峡、ウチノ海に挟まれ、紀伊水道に面した細長いリゾート島です。
鳴門公園周辺マップは次のサイトにあります。
http://kappakawat.exblog.jp/12699146/
https://static.tokushima-ebooks.jp/actibook_data/383_t03_20151209_uzuuzu/_SWF_Window.html
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JR特急 JRローカル 徒歩
PR
-
鳴門公園周辺マップです。
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鳴門公園口バス停
神戸三宮から阪神バス(徳島行 高速バス)を利用して徳島県入りです。
所要時間は、1時間15分程です。
鳴門海峡を渡り終えた所にポツンとバス停があります。
鳴門公園に興味がなく、大塚国際美術館へ直行したい場合は、次の高速鳴門で下車し、路線バスやタクシーを利用される方が便利です。大塚国際美術館のHPでもそのように案内されています。 -
大鳴門橋
鳴門公園口バス停から臨む大鳴門橋です。
兵庫県淡路市と徳島県鳴門市を結ぶ、全長1629mの鉄道・道路併用の吊り橋として計画され、1985年に神戸淡路鳴門自動車道として開通し、当時は「東洋一の吊橋」や「夢の架け橋」と呼ばれました。現在、1日平均通行台数は約23000台で、四国と近畿を結ぶ交通の大動脈となっています。
大鳴門橋には2つの主塔があり、その間の距離(中央支間)は876mあり、当時は東洋一の長さを誇っていました。中央支間が長いほど橋桁が重くなり、吊橋にかかる負荷も大きくなるため、安全に支えるためには高度な技術が求められます。 -
「日本の道100選」顕彰碑
顕彰碑は、少し判り難い場所にあり、大鳴門橋架橋記念館エディの玄関の先にあります。
大鳴門橋は瀬戸内海国立公園および名勝に指定された鳴門海峡にふさわしい景観をもつ道路として、1987(昭和62)年8月10日の道の日に、旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された「日本の道100選」に選定されています。 -
アカテガニ
高台にも拘わらず、カニがいます。
十脚目短尾下目 ベンケイガニ科の甲幅3cm程のカニです。名の由来は、はさみのある手が赤いことから。
アカテガニは陸上で生活することに適応しているのですが、幼生の成長過程で一時的に海水が必要だそうです。一般的なカニは鰓呼吸のため水がないと生きていけませんが、アカテガニは鰓呼吸した水を口から吐き出し、腹部の脇を伝わせて空気に触れさせ、脚のつけ根から再び体内に取り入れています。こうした水の循環ができるため僅かな水で生きることができ、むしろ水に長時間浸かっていると溺れて死んでしまうそうです。 -
お茶園展望台
賑やかな千畳敷展望台とは趣を異にした標高60m程の高台にあり、ツツジやウバメガシ、クロマツなど自然に囲まれた落ち着いた雰囲気が漂っています。
かつて阿波藩主 蜂須賀公がお茶屋を設け、ここから鳴門の渦潮を観潮したことに因んで名付けられました。 -
お茶園展望台
現在は、茶屋などはなく、展望台が設けられているだけですが、傍らに阿波青石で作られた吉川英治氏の功績を讃えた『鳴門秘帖』の文学碑が添えられています。 -
お茶園展望台
浸食されたのか、表面に刻まれた「鳴門秘帖」の文字が判り難くなっています。
『鳴門秘帖』は、1926年に「大阪毎日新聞」に連載された長編小説です。それまで無名だった吉川氏を作家として不動のものにした作品です。鳴門をはじめ徳島を舞台とし、謎に包まれた阿波に潜入しようとする青年隠密と、それを阻もうとする阿波藩士との戦いに、青年隠密を恋い慕う女性の恋情を絡め、奔放自在な空想力を駆使した伝奇小説の傑作です。 -
お茶園展望台
大鳴門橋の東の沖に見られる小島は、無人島「飛島」です。
和泉層群の砂岩と泥岩の互層で構成される標高25mの孤島です。ヒノキの仲間のイブキが自生しており、徳島県の天然記念物に指定されています。周辺は潮流が激しく、昔から海の難所として有名な場所でした。
1983(昭和58)年には、白亜に円柱形の灯台が設置されています。山形県にも同じ名前の「飛島灯台」があるため、それと区別するために「鳴門飛島灯台」と呼んでいます。灯塔高は22mあります。 -
お茶園展望台
網干島と鳴門山との間に挟まれた、銀砂の弧を描いた海岸を千鳥ヶ浜海岸と呼びます。白砂の広がる優雅な趣の海岸線の所々に、岩礁が波に洗われています。沖合いではワカメの養殖が行なわれ、冬~春の浜辺はワカメの干し場になるなど、のどかな風景が広がるそうです。
小説『鳴門秘帖』には、この千鳥ヶ浜を舞台にした法月弦之丞や見返りお綱らの活躍が記されているのですが…。 -
お茶園展望台
体形が大柄で、尾が角ばっているためトビと思われます。尾の形状は、「三味線のばち型」と例えられます。
この周辺は、鷹(トビ、サシバ、ノスリ、ハイタカ)の渡りが見られる場所だそうです。鷹が越冬のために北日本から東南アジアなどを往来する際、その主要ルートに鳴門海峡が含まれています。春と秋は、多い時で1千~2千羽が一度に観察できるそうです。 -
お茶園展望台
橋脚の付け根にある、小さな島が裸島です。現在は、その岩盤を利用して大鳴門橋の四国側主塔(橋脚)が立てられています。
その昔、渦潮見物のために対岸にある千畳敷から裸島まで木橋「観潮橋」が架けられていたそうです。かつては景勝の一部だった島ですが、今は見る影もなく大鳴門橋の一部と化しています。時の流れは、名勝の景観をも近代的な趣に変貌させたのです。
観潮橋の写真は次のサイトを参照ください。
http://www.city.naruto.tokushima.jp/shisei/shokai/rekishi/syashinkan_fukei.html -
お茶園展望台
大鳴門橋は、渦潮に影響を及ぼさないようにする技術も見所です。橋脚下部には、多柱基礎工法と呼ばれる特殊工法を採用しています。海中に太い柱が1本ある場合、潮流が堰き止められて乱れます。しかし、多柱基礎構造にすれば、潮流は柱の間をすり抜けられ、渦潮への影響を極小にできます。大鳴門橋の完成後も美しく大きな渦潮が見られる裏側には、こうした目に見えない工夫があります。更に、本来は赤と白で塗らなければならない主塔の色も、国の許可を得てグレー色にし、周辺の景観に溶け込ませています。 -
見晴台
お茶園展望台から緩やかな遊歩道を下っていくと見晴台が現れます。
この右手には、心臓破りの急勾配な階段があります。この階段を降りた所で県道11号と合流します。 -
瓶浦神社
大海龍王神を奉斎し、「おかめ様」とも「亀浦神社」とも呼ばれます。
ご神体は3つの小さな「瓶」です。 その昔は、人一人が入れるほどの巨大な瓶だったそうですが、その瓶に不敬を働くと忽ち嵐が起ると伝えられています。
奈良時代、薩摩より素焼の大瓶を朝廷に献上する船が、鳴門を通過する際に暴風にあって転覆。その後、引き上げられた瓶をご神体として祀り、海上安全・豊漁・雨乞いを祈願したと伝わります。 -
瓶浦神社
ご覧のように、本殿は神戸淡路鳴門自動車道の下に佇みます。
創建は霊亀年間の715年頃と伝わり、パワースポットとしても知られています。
これは、この神社が大海龍王神を祀っていることに由来するようです。
因みに深見東州著『全国の開運神社案内』によると、金刀比羅宮の神様は琴平別之大神(ことひらけのおおかみ)であり、国常立之尊の幸魂と奇魂と和魂が合体して大きな亀の姿となって化身する大海龍王とあります。3万年前からこの辺りの海中の住みつき、四国随一の霊力を誇る道開き・事開きの神だそうです。
この亀の化身とリンクするのが神武東征の途上で水先案内した槁根津彦(さおねつひこ)です。『古事記』には「速吸門(明石海峡)で亀の背に乗っていたのを、棹を差し渡して御船に引き入れて槁根津彦の名を与えた」と記されています。こうした伝承から、「浦島伝説」は神武東征や海彦山彦伝説のパロディにも思え、槁根津彦は浦島太郎のモデルの一人なのかもしれません。 -
大塚潮騒荘
美術館の正面には、大塚グループの「潮騒荘」があります。社員用保養所と言われていますが、30億円を投じた荘厳な建築物は明らかにその域を超え、「竜宮城」を彷彿とさせる絢爛豪華な迎賓館です。要人を招く施設としても使われており、天皇陛下が訪問されたこともあるそうです。しかも、敷地にあるプールやテニスコートなどは地域の方に開放されています。
その隣には、大塚家の200坪の邸宅が併設されています。大塚明彦氏の曽祖父の代までは、大塚家は鳴門で半農半漁の暮らしをしていたそうです。曽祖父たちは、漁船から見上げていた高台の地に、子孫がこうした御殿を建てるとは夢にも思っていなかったでしょうね! -
大塚潮騒荘の碑
碑の見所は、隠された裏側にあります。
そこに嵌められた銘板には、「大塚グループ」のポリシーがしっかりと刻まれています。
「内外の人心を失えばこの建物は立ったまま倒れる 地震や火災によって倒れるものでない」。
人心を失えば建物は立っていても倒産する、地震や火災であれば被害を受けても人心が支持してくれれば建て直すことができると言う意味です。新入社員の研修でも、この銘板を使って教育されているそうです。 -
大塚潮騒荘
先ほどの瓶浦神社から発想される「浦島伝説」と、この「竜宮城」を彷彿とさせる建物がどこかで繋がっているような気もします。 -
大塚国際美術館
本日のメイン・イベントとなる「大塚国際美術館」に到着です。
鳴門公園口バス停から、寄り道しなくても20分程かかります。
ここでアート&ランチを愉しみ、その後、干潮時間に合わせて渦潮見物に出かけます。渦潮見物後は、再入場し、閉館間際までアートを堪能します。 -
お茶園展望台
本日の干潮時刻は12:20でしたので、それに合わせて「渦の道」へ出かけます。今朝に通った時に比べ、海流が白っぽく波立っているのが遠目でも判ります。
当方は、高校の修学旅行で遊覧船に乗って渦潮を見学したことがあり、今回が2度目です。因みに、愛知県にある高校でした。主人は、初めての渦潮見学であり、ワクワク・ドキドキがおさまらない様子です。 -
お茶園展望台
裸島周辺も潮流が早くなっています。
ここから眺めると如何に鳴門海峡の潮の流れが激しいかが実感できます。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
今の時間帯は、海峡北側(左)が満潮になり、南側(右)が干潮となっています。これによって水位に差が生じ、潮位の高い北から南へと潮が流れています。この流れを「南流」と呼び、鳴門側では右巻きの渦潮が発生します。また渦潮は、南流時は鳴門側に、北流時には淡路島側に多く発生する傾向があります。つまり、一目で渦潮と判るようなものは全て右巻きということです。南流時には裸島の東側、北流時には中瀬の西側によく発生するそうです。共に大鳴門橋の橋脚が立てられている箇所です。ですから、渦潮の道から間近に渦潮を見たい場合は、大潮(新月あるいは満月)かつ南流(干潮)である方が見られる確率は高くなります。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
鳴門海峡は海流だけでなく風も強い場所であり、大鳴門橋では度々速度規制が行われています。それ故、強風による橋梁の振動を抑えるための対策が、様々な風洞実験に基づく検証の結果、採用されています。
そのひとつは、補剛桁が風によって「ねじり振動」を起こさないよう、中央分離帯下面に鉛直スタビライザと呼ぶ部材を取り付けたことです。これは1940年に米国ワシントン州で発生した「世界3大失敗」のひとつ、「タコマ吊り橋の崩壊」の自励振動との未知なる遭遇に教訓を得たトラス構造です。また、スタビライザの上部は風が通り抜け易いように網目状にしています。これにより、床板の上下に風を誘導し、風圧バランスを取ることでもねじり振動を抑制しています。
橋の構造美の中にこうした機能美が埋め込まれていることを知ればこそ、大鳴門橋がより一層美しく輝きます。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
鳴門海峡に架かる大鳴門橋の車道の下に設けられた全長450mの遊歩道を「渦の道」と言います。遊歩道の両側は、橋本体への風圧の影響を軽減すべく金網構造になっており、風が吹き抜けて大自然の迫力が体感できます。
鳴門の渦潮は、瀬戸内海と紀伊水道の干満時の潮位差(最大1.5m)による海水の移動により、鳴門海峡に激しい潮流が発生することで起こる神秘的な自然現象です。鳴門海峡の潮流は、イタリア半島とシシリー島間の「メッシーナ海峡」や北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸との間の「セイモア海峡」と並ぶ「世界三大潮流」の一つに数えられています。春と秋の大潮時に最大直径20mにも達する渦潮の大きさは、世界一です。また、潮流の速さは、最大時速20km以上にもなり、日本最速です。しかし、潮の流れない時間帯には渦潮を見ることはできません。「本日のうずしおベストタイム」をHPでチェックしておでかけください。大潮の満潮・干潮時の前後2時間が最適のようです。
月間潮見表のHPです。
https://www.uzusio.com/siomi/ -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
大きな渦潮が発生するのには、地形が大きく係わっています。鳴門海峡は、孫崎(鳴門側)と門崎(淡路島側)に挟まれた、幅1340mの狭い海峡です。この海峡の鳴門側から200mの所に裸島、淡路島側から300mの所に中瀬と呼ばれる岩礁があり、その間はV字型に深く切れ込み、最深部は90mもあります。また、海峡の南側には水深140m、北側には200mの海釜(かいふ)があり、この鳴門海峡独特の複雑な海底の地形が潮の干満に伴う海水の流れと相俟って豪快な渦潮を発生させます。
因みに、激しい潮流から発生する轟音から「鳴門(鳴る瀬戸)」の名が生まれたと言われています。「鳴門海峡の渦潮」は、徳島県と兵庫県とが連携し、官民をあげて世界遺産登録を目指しています。賛否両論ありますが…。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
鳴門海峡の雄大な景色を眺めながら海上散歩が愉しめ、途中100m間隔に強化ガラス製の覗き窓(床)が設けてあります。海上45mの畳1畳程の窓から覗き込む渦潮は、吸い込まれそうでスリリングです。ビルの10階相当の高さがあり、窓の真ん中に立つのがお勧めです。ガラスがあるとは判っていいても、いざ一歩踏み出そうとすると躊躇するほどです。
先端にある展望室は、回遊式になっており、紀伊水道や播磨灘などの雄大な景色が一望できます。展望室の床には計8枚の眺望ガラスが埋め込まれ、渦潮を足下に見ることができます。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
観光のためにこうした遊歩道を設けたのでしょうか?
実はそうではなく、高度経済成長期の副産物と言えるものです。本来、吊り橋ならば頑丈な橋脚は不要ですが、橋桁を上下2段構造にし、橋脚の中に四国新幹線を通す計画でした。しかし、諸事情でその計画が頓挫し、急遽有効活用を図ったのが「渦の道」です。2000年にオープンし、今ではすっかり観光名所になっています。
この「四国新幹線」構想は、実現性がないようです。何故ならば、本来ペアになる本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋が道路単独橋で施工され、鉄道を通す構造になっていないのです。また、この大鳴門橋も建設費の圧縮のため、単線運行しかできない構造に設計変更されたためです。
因みに、国鉄総裁を務めた十河(そごう)信二氏は、「新幹線生みの親」とも称されました。その十河氏の出身が愛媛県西条市です。愛媛県をはじめ四国の方々は、新幹線を走らせることを夢みておられたことでしょう。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
通常は遊覧船の近くに渦潮が見られます。
当時の田中首相が主張した「日本列島改造論」とリンクした形で、1973年に全国新幹線鉄道整備法に基づき「四国新幹線」(大阪市~徳島市~高松市~松山市~大分市)と「四国横断新幹線」(岡山市~高知市)の計画が決定されました。しかしその後、石油ショックや国鉄の経営悪化などが重なり、現在は凍結状態です。
当時自民党幹事長だった田中角栄が四国出身の大物政治家 三木武夫や大平正芳に忖度し、「瀬戸大橋」に加え、「しまなみ海道」と「大鳴門橋・明石海峡大橋」のルートも計画に盛り込んだのが発端です。その後、三木内閣の下で竣工が合意されました。
そして時空を越え、性懲りもなく、今まさに政治家の忖度の構図で今治市に獣医学を専攻する大学が造られようとしています。規制突破の特区とは言え、未来永劫、優秀な先生や学生が四国までやってくるのでしょうか?また、卒業生が四国に留まる保証はなく、規制突破の手段があまりにも姑息です。一番迷惑なのは、今治市民ではないでしょうか?
こうした大鳴門橋や八ッ場ダム等の高度経済成長期の産業遺産から謙虚に学ぶ政治家でなくてはなりません。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
今回見た中では最も判り易く、かつ大きな渦潮です。
明石海峡大橋の道路・鉄道併用案が見直されたのには、2つの理由がありました。まず、「吊橋構造での4km近い長大橋(明石海峡大橋は3900m)の併用橋は、世界的に例がない」という技術的な課題です。もうひとつは、対抗馬となる瀬戸大橋は距離は長いが、途中に小島が連なり、工事費が安く上がるという経済的事情でした。
因みに公団の技術陣は、「道路・鉄道併用橋でも充分に可能」との見解を示していたそうですが…。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
「渦の道」は、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」の「2017年エクセレンス認証」を受賞しています。 「エクセレンス認証」とは、世界中の施設の中で、優れたホスピタリティと サービスを提供し、トップレベルと認められた施設に与えられる賞です。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
対岸の淡路島に巨大な風車群が臨めます。10基以上あり、民家と比べ超巨大オブジェです。頻繁に台風が襲う日本では、羽根が飛ばされるなどリスク大です。風速がある基準を超えると自動的にブレーキを掛けて回転を止めますが、ブレーキを始め羽根自体の疲労強度も心配です。因みに「羽根のない扇風機」を開発したのはダイソンですが、「風車のない風力発電機」をオランダのデルフト工科大学が開発しています。
また、鳴門の潮流発電が採算性に乗るのを研究者が発表しました。潮流発電コストは、瀬戸内海の来島海峡:8円。因みに、石油:31円、太陽光(住宅用):29円、風力:22円、天然ガス:14円、石炭:12円、水力:11円、原子力:10円<廃炉費含まず>(2014年データ)です。
1995年の日本のGDP当たりのCO2排出量はOECD加盟国の中では2位でしたが、2014年は18位に沈み、東日本大震災以降、原発停止と共に地球温暖化対策への思考も停止しています。マスメディアはトランプ大統領がパリ協定離脱を宣言したのを非難していますが、アベノミクスも足元の経済成長しか見ておらず、場当たり式、自国本意で未来志向のないトランプ思想と同じです。一方、欧州や中国では、経済成長とCO2排出量の削減は産業の両輪と位置付けています。故に、欧州から学べば活路は開けます。欧州では再生可能エネルギーが普及し、2014年は独:24.5%、英:18.5%あり、日本の6.5%とは雲泥の差です。これは、安倍政権が再び原発路線に軸足を置く算段だとの証です。そうした意味で、再エネは魅力的です。これに安心・安全が担保されれば普及を後押しするはずです。原発は子孫に負の遺産を背負わせるようなものですので、再エネの選択肢を増やすのは理に適ったことです。 -
大鳴門橋遊歩道 渦の道
大毛島の東端、孫崎の突端には白亜の四角い形の孫崎灯台が建っています。孫崎灯台は、1951(昭和26)年に初点灯した、四国の玄関口とも言える灯台です。灯塔高11mの小形のものです。この海峡は、瀬戸内海と紀伊水道を結ぶ重要な航路ですが、世界的にも有数な潮流の速い難所です。そのため操船が極めて難しい海域とされ、孫崎が灯台がこの危険な海峡を往来する船舶の安全に果たしてきた役割は計り知れないものがあります。 -
千畳敷展望台
松の下に「名勝 鳴門」と刻まれた大きな阿波青石があります。名勝の保護制度は1919(大正8)年に施行された「史蹟名勝天然紀念物保存法」に始まり、「鳴門」は1928(昭和3)年に指定されました。その3年後に国立公園法が施行され、その第1号に指定されたのが「瀬戸内海国立公園」と「雲仙霧島国立公園」でした。しかしその後、鳴門要塞が大阪湾防衛の目的で造られた「由良要塞」の1部と見做され、「鳴門」は「瀬戸内海国立公園」から外されました。そして終戦後の1950(昭和25)年、「鳴門公園」が「瀬戸内海国立公園」に編入されています。「国立公園法」は「自然公園法」の施行に伴い廃止されましたが、現在も環境大臣が指定する「国立公園」とされています。
千畳敷でランチをするなら、「うづ乃家」という店の鯛丼が鉄板です。「鯛丼のうづ乃家」と呼ばれるほどの人気メニューです。鳴門の鯛は渦潮に揉まれて育つため、身が引き締まって甘みがあると定評ですが、この鯛の旨みに負けないタレが美味しさの秘訣だそうです。海鮮食材にピッタリのゴマとワサビが効いた特製醤油ダレを鯛の身にからめ、ご飯に載せれば実に上品でふくよかな味になります。付け合わせの鳴門わかめも歯ごたえがあり絶品です。
うづ乃家のHPです。
http://uzunoya.com/index.html -
千畳敷展望台
渦の道から徒歩2分の至近距離にあり、陸路かつ入場料なしで愉しめます。瀬戸内海国立公園内の標高40mある鳴門公園の一画にあり、大鳴門橋に最も近く、最も賑わっている展望台です。エスカヒルの屋上展望台からのように高所から俯瞰する趣とは異なり、大鳴門橋を袂から見上げるダイナミックな景観が魅力です。大鳴門橋をバックに写真を撮るなら、絶好のロケーションです。
また、周囲には鳴門名物のワカメや竹ちくわ、鳴門金時ジェラートなどのショップもあります。
千畳敷展望台脇の階段から相ヶ浜へ下りられます。 -
歩道橋
大鳴門橋架橋記念館エディのすぐ近くにある「歩道橋」も大鳴門橋のビューポイントです。高速道路を横断するために架けられた陸橋ですが、その途中から大鳴門橋を真正面に見られます。橋のビューポイントとしては、なかなか珍しいアングルです。 -
エスカヒル
県道11号沿いの遊覧船乗場付近から見上げたエスカヒルの全景です。 -
エスカヒル
この建物がエスカヒルの入口になります。
あまり目立つ建物ではないので注意が必要です。
1階にはお土産店とカフェがあります。 -
エスカヒル展望台
高低差34m・全長68mある日立製作所製の超高揚程エスカレータの先に、感動の360°大パノラマが待っています。エスカレータの長さは勿論、急勾配なことには吃驚ポンです。周りは、ガラス張りの壁と天井に囲まれたシースルーになっています。徐々に高度を上げながら鳴門海峡を眺めるのが一寸したアトラクションになっています。名の由来は、エスカレータの「エスカ」+「ヒル(丘)」だそうです。1989年のデビュー当時は「東洋一」と騒がれましたが、現在は香川県ニューレオマワールドの「マジックストロー(全長96m)」にその座を奪われています。それ故、こころなしか閑古鳥が鳴いているような…。
因みにここで出会ったのはたったの一家族だけでした。
https://www.narutokanko.co.jp/eskahill/ -
エスカヒル展望台
エレベータを乗り継いで標高98mの鳴門山にある展望台に昇り詰めれば、眼下に大鳴門橋と渦潮が競演した絶景が広がります。人類の橋梁技術と自然美が織りなす奇跡が目の前に横たわる姿は感動ものです。因みに、エスカレータを使わずに徒歩でも展望台に登れます。 -
エスカヒル展望台
南側には眼下に渦潮遊覧船の乗場が見下ろせます。 -
エスカヒル展望台
神戸淡路鳴門自動車道の左側に広がるのが大塚国際美術館です。 -
エスカヒル展望台
美術館の奥にあるクリーム色の建物が今夜のお宿「ルネッサンスリゾート ナルト」です。 -
エスカヒル
上りで撮った写真がブレていたため、下りで撮り直しです。
こうして見ると先が見えないほど長いエレベータであることが実感できます。
写真撮影はバランスを崩すことがあるので注意なさってください。必ず、片手でベルトにつかまってください。特に下りは、転がると奈落の底へ一直線です。 -
ルネッサンス リゾート ナルト
「ルネッサンス リゾート」と言えば沖縄と思われるかもしれませんが、鳴門にもあり、以前から気になっていたホテルでした。瀬戸内海国立公園内の大毛島に立地し、マリオット・インターナショナルが運営する温泉と絶景と美味が愉しめるラグジャリーな南欧風リゾートホテルです。また、8階建てのメインタワーと9階建てのサウスタワーは全て紀伊水道側のオーシャンビューになり、非日常感が満載です。 -
ルネッサンス リゾート ナルト
メインタワーのデラックスツインは明るいパステルカラーのお部屋で、広さは37平方メートルあります。ベランダにはデスクとチェアが置かれ、のんびりと海を眺めながら至福の時を愉しむことができます。
また、館内にはミネラル豊富な鳴門温泉が愉しめる浴場が2ヶ所あります。1階には露天風呂「縹(はなだ)」、8階には展望風呂「瑠璃」があり、違った趣のオーシャンビューが魅力です。どちらもメインタワーにあり、男女入れ替えでの利用になります。
露天風呂には「檜の湯」と「椿の湯」、展望風呂には「草木の湯」と「柑橘の湯」があり、景色や香りなどバラエティーに富んだお湯が魅力です。鳴門温泉は、美肌効果があり、別名「美人の湯」と言われます。
泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性・低張性・低温泉)、効能は肩こり、神経痛、疲労回復、冷え性、美肌。 -
ルネッサンス リゾート ナルト
ここまで「On The Beach」なリゾートホテルは、国内では希少と思います。部屋は全て南東向きですから、ベランダからは朝日が望めます。残念ながら、満月の日を選んだのに生憎の天気で神秘的なムーン・ロードは拝めませんでした。
プールの先は、プライベート・ビーチです。通常、波消しブロックは整然と積み上げられ見栄えがするものですが、ここのブロックの積み方は適当に積んであるようにも思えませんか?
これは「乱積」工法と言い、離岸堤に作用する波力や地盤沈下等による海底地形の変化に対して追随性が高く、被害を極小化できることや被災しても早期に復旧できる等のメリットがあります。現在、この整備によって海岸侵食は安定傾向となり、高波に対する一定の防護機能も向上しているそうです。
世界遺産登録を目指す以上、景観も大切ですが、それよりも波消しブロックの機能という本質に力点を置いているのは素晴らしいことだと思います。 -
花見山
ホテルで一休みしてから、周辺散策に出かけます。ここは鳴門海峡が一望できる、しだれ桜の名所です。また、鳴門海峡と大毛島の長閑な風景を見下ろせるビュースポットでもあります。
山腹に建つ洋館は、「日本薬学の父」と称される長井長義(徳島県出身)の長男 亜歴山(アレキサンダー)が晩年に建てて移り住んだ屋敷で、現在は「心の手紙館」として公開されています(開館時間は10:00~16:00)。亜歴山は、6ヶ国語に精通した外交官でした。第2次世界大戦でベルリン陥落後に米軍によりワシントンに連行され、終戦後は弁護士として手腕を振るいました。また、絵画などの文化交流を含め、日本とドイツの架け橋としても活躍しました。因みに亜歴山の妻 多計代は、勝海舟の孫に当たります。洋館には母テレーゼの故郷ドイツから取り寄せた軽石が潤沢に使われています。亜歴山は、母の故郷の石材で造られた屋敷から父の故郷の雄大な景色を眺め、偉大な父を偲び、母の故郷にも思いを馳せていたそうです。そう思うと、景色も違って見えます。 -
花見山
長井長義は、漢方薬の麻黄からエフェドリンを発見した方です。主に気管支喘息に使われる混合型アドレナリン作動薬ですが、風邪薬にも含まれています。つまり、交感神経系を興奮させ、心機能を亢進させて血管を収縮させます。
しかし当時の研究発表は日本語でなされていたために海外で読まれることは無く、注目されないままエフェドリンは埋もれていきました。再評価されたのは、長井の発表から40年後の1924年です。イーライ・リリー社の薬理学者K・K・チェンが発表した麻黄に関する研究論文がそれです。彼は漢方での麻黄の効果に注目し、気管支拡張の効果があることに着目したのです。 -
花見山
花見山の一角は、渦潮が巻きエネルギーに満ち溢れる 「鳴門海峡」 と、日本神話には「天の御柱」として登場する国生みの起源ともなった沼島の「上立神岩」の両方を一度に拝めることができるパワースポットと言われています。
上立神岩は、高さ約30mあり、「龍宮の表門」とも言われ、お伽話の浦島太郎で知られる竜宮城との説もあります。 -
花見山
手前が淡路島、奥が沼島です。
沼島では古くから国生み神話が根強く残っており、イザナギ・イザナミの2神が天上の「天浮橋」に立ち、「天沼矛」を持ち、青海原をかきまわしてその矛を引き上げたところ、矛の先から滴り落ちる潮が凝り固まって一つの島となり、その島が淡路島または沼島とされています。
地図の方角的には、もし見ることができるとすれば、淡路島の右先端付近に立つのが「上立神岩」と言うことになります。勿論、沼島の反対側にあるのですから先端部分しか見られませんが…。 -
花見山
雨がパラパラしていますが、ほんの少しだけ夕景に近付いてきました。 -
花見山
ルネッサンスリゾート ナルトの全景です。 -
花見山
ここまで赤く染まってくれたのは奇跡に近く、感謝あるのみです。雨天ですので贅沢は言えません。
この後、満を持したように天候は急変し、ザーザー降りの雨になりました。 -
ウチノ海
鳴門市の大毛島と島田島に囲まれた内湾にある風光明媚な入江です。東は紀伊水道、西は播磨灘、南は小鳴門海峡、スクノ海、北は鳴門海峡に繋がっています。鳴門海峡とは対照的な穏やかな湖を彷彿とさせ、釣り筏や真珠・牡蠣の養殖筏が点々と浮かぶ夕暮れの水面は情緒を滲ませると言われています。
但し、絶景としては、対岸の島田島にある四方見展望台からの眺望が有名です。
雨が益々激しくなり、自動車道の脇から覗いたウチノ海は真っ暗でした。止む無くここで引き返しました。 -
ルネッサンス リゾート ナルト
夕食は、館内にある4つのレストランからチョイスできます。今回は、郷土料理「彩-阿波三昧」の割烹バイキングにしました。握りたての寿司、讃岐うどん、鳴ちゅるうどん、鳴門わかめや鳴門鯛のしゃぶしゃぶ、揚げたて天麩羅、炭火焼、鳴門金時デザートなど、90種類以上の郷土料理が満喫できます。また、時折太鼓が鳴り、タイムサービスの料理が登場します。
「竹ちくわ」 は徳島の名産品で、ここ鳴門でも「竹ちっか」の愛称で呼ばれます。ワカメのしゃぶしゃぶは歯ごたえがあり最高でした!
徳島県産ワカメの生産量は全国3位ですが、渦潮を生み出す激しい激流で育った鳴門ワカメは、色艶がよく、肉厚でシコシコした歯ごたえと風味の良さが特徴です。ワカメ生産は、春の種作りに始まり、秋には数mmの芽となり、冬の間に育ったワカメを春に収穫します。 ですから、2~3月頃に採れたものを「新ワカメ」と呼び、特に美味しいとされています。
ワカメは、海の有機野菜とも言われ、ミネラル分が豊富です。また、脂肪の蓄積を防ぎ、血中コレステロール値を下げます。ぬめり成分のアルギン酸は、塩分を体外に排出する作用があり、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防に効果があります。また、食物繊維は便秘を解消して大腸がんを防ぎ、ヨードは新陳代謝を促して細胞を活性化させ抵抗力を滋養します。
歴史は古く、天平・平安時代には貢物として鳴門ワカメが朝廷に献上されていたことが、近年に平城宮跡から荷札が発掘されたことで実証されました。 -
ルネッサンス リゾート ナルト
2回戦は、お寿司とお刺身をチョイス。
ランチの鯛丼を我慢して正解でした。鯛は色々な種類のお刺身があり、味の違いを愉しめます。
カツオやまぐろの漬けも美味しかったです。
鳴門鯛は、俗に「魚の王様」ともいわれるマダイです。その中でも潮流の速い鳴門海峡でもまれたマダイは一級品とされます。鳴門鯛には、鳴門海峡の激しい潮流を泳ぐため、骨に「コブ」を持つものもいると言われています。コリコリした歯ごたえの引き締まった身と適度な脂の乗りが、最高です。特に、春の産卵を控えたマダイは「桜鯛」と呼ばれ、しっとりとした脂を蓄えて一層美味しくなります。 -
ルネッサンス リゾート ナルト
3回戦は、天婦羅アラモード。ワカメや阿波尾鳥、そして鳴門金時は徳島が産地です。
日本一美味しいとされる鳴門金時芋は、微細な海砂や適度の土壌塩分と潮風の恩恵により、鮮やかな紅色で形が整い、肉質が粉質で味が良好です。これが食せるのは、明治5 年、里浦から大毛に移り住み、鳴門金時芋のルーツとなる撫養芋(むやいも)の品種改良に取り組み、鳴門全域に広めた西上國蔵氏のおかげです。西上翁は地域の人々から、さつま芋の神様「青木昆陽」の再来と尊ばれていたそうです。肥前国大村から入荷した種芋の中に色と形が異なるものを発見し、これを栽培したところ、粉質で味が良い上に収量も4倍、干ばつに強く、砂地に適していることが判ったそうです。
この甘藷は、雑多な品種を交配させて開発されました。それ故、鳴門海峡を「あいのこ船」と呼ばれる和洋折衷の船が往来していたことに因み、「あいのこ芋」と呼ばれていたそうです。現在は、「きんとき」にあやかり、「鳴門きんとき」という呼び名で販売されています。 -
ルネッサンス リゾート ナルト
締めは讃岐うどん+デザート。
うどんのトッピングもバラエティーに富んでいます。
食欲の秋を堪能して部屋へ戻りました。
この続きは、桐葉知秋 阿波紀行②大塚国際美術館 B3フロア<前編>でお届けいたします。
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