2015/10/06 - 2015/10/21
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佐々の賢次郎さん
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エヴェレストをこの目で見たいとの思いで、昨年ヒマラヤに行きました。
トレッキングは初めての素人で、心配な事ばかりでしたが、カラパタール(5545m)からエヴェレストを見る目標を達成できたので、若干の自信となり次の目標に向かってトレーニングを重ね 今年は地震でネパールへの旅行客が減少している情報も有り アンナプルナ・サーキットに出掛ける事にしました。
内容はトレッキングしたときのメモ書きを整理したもので、参考になるか?はなはだ疑問ですが、少しでも記憶に留めて頂ければと思います。
その他のトレッキングブログです。
エヴェレスト街道 トレッキング
上 ; http://4travel.jp/travelogue/11266799
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下 ; http://4travel.jp/travelogue/11267035?lid=next_travelogue_from_travelogue
アンナプルナ サーキット トレッキング
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チョラ パス、ゴーキョ街道 トレッキング
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中 ; http://4travel.jp/travelogue/11267173?lid=next_travelogue_from_travelogue
下 ; http://4travel.jp/travelogue/11267289?lid=next_travelogue_from_travelogue
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2015-10 月 アンナプルナ・サーキット トレッキング ;下
目 次 ・・・ 上
前 準 備、 一 日目 ~ 四 日目
目 次 ・・・ 中
五 日目 ~ 十 日目
目 次 ・・・ 下
十一日目 ; バスのつり銭を誤魔化そうとするポーター
十二日目 ; 勝手なポーターの言動に切れる
十三日目 ; 日本語を話すロッジの主人に癒される
十四日目 ; 森の中と曇り空でヒマラヤは!
十五日目 ; マチャプチャレは見えなかった
十六日目 ; ダンプスの姉弟に写真を!
; 国 際 山 岳 博 物 館
!!バスのつり銭を誤魔化そうとするポーター!!
トレッキング ; 十一日目 16 / Oct / 2015
ラーニバウア から タトパニ まで ;
5時間のバス移動 3790 m ~ 1190 m
朝6時半、室内気温9℃。屋上に出てダウラギリ、トクチェピークを撮影するが 晴れた空に薄雲が広がり世界第7位のダウラギリは、建物の陰で上部だけ見える構図となり不満足。・・・View Point を調べていなかった。
昨日9時間のトロン・パス越えは心配した膝痛もなく大腿部、腰に多少筋肉痛が残っている程度。
7時40分に出発、ジープ乗り場に行くも切符売り場は9時オープンと書いてあるのでポーターに歩くかと聞くと“歩く”との返事だったが、問合せの電話番号が店先に書いてあるので電話する様に言ったが 傍の人に聞いて回り、外国人710Rs, ネパーリー 350Rs と料金は分ったので待つ事にした。・・・昨日の8時の話は何だった??
ダウラギリ、トクチェピーク、ニルギリなどの山々の頂きに懸かっていた雲が消え青空が広がったので取り敢えず写真を撮ってみたが、手前の丘に遮られ上部のみで、その丘の上に行く時間が無く、後でも撮れると思って断念したが、後日、目にした南側からのダウラギリはずんぐりした六角形でイメージと大きく違うものだった。
9時にチケットを買い、9時15分出発。30人乗り位のバスの半数はトレッカーで満席となり、途中桃源郷と呼ばれるカグベニ( 此の奥はムスタン国 )へジグザグの道を降りカリカンダキ川に沿って空港の有る此の地方一番の街ジョムソンに向かった。 -
10時20分にジョムソン着、しかし此処は本村でベニ方面行きのバス停の有る新村は半時間程歩いた先なので其方へ向かう途中、左手にジョムソンのシンボル的な7000峰ニルギリ連山が空港越しに雪を頂いた山並みを見せてくれ裾野から全体像が見える山は感動する。
新村の道路両脇に並ぶ露店は野菜、酒類、果物、特にリンゴは数も酒類も豊富に並んでいるが、此のネパールで地元民に農業指導、養殖、学校・病院建設など多岐に渡り尽力されている近藤氏の成果で、ネパールで一番有名な日本人は 近藤 亨氏だと地元の人が異口同音に言っているのが、以前テレビで紹介されていた。 -
バス停の傍に観光案内所とポリスチェックポストを兼ねた事務所の脇に気象情報が気温;-4℃~12℃、雨・雪確率;20%、降水量;0.1mm と日々の情報が書かれたのは初めて目にしたが飛行場が有るので情報が入手できるのかな? TIMS CHECK ? POST で届けを済ませ多くのトレッカーや地元の人が待っているバス停でチケットを購入。
-
ポーターに並んで買わせたがネパーリーと外国人二人で1310Rs。・・・チケットは925Rs と書いてあるが??
出発まで時間があるので絵葉書を出す為に地元の人に聞きながらポストオフィス探すと空港の先の橋を渡った所に有ったので35Rsの切手を貼り日本着を聞くと2週間だったが、帰国した後3週間経って着いた。
其処で販売していた切手1Rs~50Rsを2枚ずつ買ったが、頻繁に使う葉書き用の35Rsのデザインは最高峰エヴェレストと標高が最も低いイスラエルの死海(マイナス394m)と両国の国旗の組み合わせた図柄で、両地点の石をお互いに交換して切手も同じ絵柄で発行した事が、帰国した後にネットで調べて分かった。
投函した帰りに観光案内所に寄ってバナーにスタンプを押してもらったが嫌な顔もせずに押してくれた。
昼食はバスの中で済ませるため、道路向いの店に入りパンを購入したがガイドブックに物価の高いジョムソンとあるがその通りだった。バスは少し前に到着したらしく先の方でU-ターンして戻って来たので乗り込むとポーターは既に席を確保していたのでパンを渡し昼食に、12時半出発し途中で地元の人が乗降を繰り返すが、ドアの開閉をする人がいないので閉めるのを手伝ったり、荷物を持ってやったり、荷物が車の振動で動かない様に足で支えたり楽しみながら!
15時10分 ガーサ到着。 -
カリカンダキ川に沿ってガードレールなどの無いデコボコ道を下っていくバスの後は砂埃が舞ってマスクを抑えていないと大変な状況だが 登ってくるグループのトレッカーもいる。対岸の河原では結構な価格で取引されるアンモナイト(化石)を探す地元の人が彼方此方に見られるが 直径5cmで石の両面が割れ三分割になるアンモナイトがポカラでは
3,000Rsで売っていたが 平均月収が20,000Rsと言われている土地だから 専門にやっている人だろうか?
カトマンドゥのタメルでは片面割れる物が2,000Rsで、裏通りで聞いてみると800Rsだった。
タトパニ行きに乗り換える為チケット売り場へ向かうと数人並んでいたのでポーターに1500Rs渡しチケットを購入させようと並ばせたが、暫くすると1500Rs握り締めたままバスの方に早足で歩き出し乗り込み後ろの席をキープして座っていた。怪訝に思いながら前方に空いた席を見つけ荷を降ろして座ったが、他のトレッカーはバスの座席が確保出来ないと判断しジープを見つけ交渉して荷を積み込み出発して行った。 -
ローカルバスは運転手と集金係りの二人で運行し、車体をドンと一回叩くと停車、二回で発車、乗り込むとその都度料金を集めに来るスタイルで、ガーサを出発すると車内の後方から順次お金を集め傍に来たのでネパーリーと外国人二人の料金を聞くと720Rsだった。タトパニに到着し、ポーターに1500Rs 渡していたので Return Change ( 釣銭 ) と手を出すと “him” とバスの上で荷物を降ろしている集金係りを指差し其方の方に行ってしまった。
暫くして戻ってきて780Rs返したが 彼に料金の事を日本人に説明したかどうか確認した結果、誤魔化せないと感じたのだろうが、Thank you と受け取った。 姑息なやつ!!
手前のジョムソン発のバスもネパール語のチケットなので判らないと思ったのだろうか?
そうなると、初日のタル行きのジープ代金も相場と比べ上乗せした金額だと考えると納得できる。
Hotelに到着し荷を卸した後、ポーターは川沿いの温泉に行ったのでカメラを持って散策へ出たが山には雲が懸かり良い写真は撮影出来なかったが、カリカンダキ川の河原に転がる石は色が鮮やかな赤、茶、黄、青の綺麗な模様(断層)
が見える変成岩;泥・砂岩が堆積し熱・高圧によりできた岩石だった。
宿;The Old Kamala Hotel に戻ると庭のテーブルに韓国人;プダムンク・テグランドが座っていたのでビックリして横に座って話しを聞くと、買い物に行った帰りにコーヒーを飲んでいる処で、明日は早立ちでゴレパニまで登り、その後エヴェレスト街道の出発地点;ジリに向かうそうだ。
久し振りに自宅に電話し最高点の峠を越えたので後は易しいと連絡する。 -
!!勝手なポーターの言動に切れる!!
トレッキング ; 十二日目 17 / Oct / 2015
タトパニ から シーカ まで ;
5.5時間のトレッキング + 昼食60分 1190 m ~ 1935 m
朝6時、気温11℃ 今日も晴れ。
ホテルから下ってカリカンダキ川沿いのバスパーク広場に行くと北側の谷間に双耳峰のニルギリ南峰;25km程離れているが高い山なので非常に近く感じるがジョムソンから見た北側山頂は雪に覆われ、南側は断崖絶壁で岩肌が剥き出しになっており威厳を感じる。
8時15分出発、タトパニの外れ TIMS CHECK POST でチェックを済ませカリカンダキ川を渡り登り始める所の橋が地震で損傷したので回り道を行く様にと聞いていたがタトパニ、ベニ、ゴレパニ、三方向の分岐点を標識に沿って進むと問題なく行くことが出来た。 -
途中の道路脇でミカンジュースを作る家族がいたので傍で見ているとみかんを勧められさらにジュースも差し出されたが商品なので遠慮した?? お金を払って飲んだ方がよかったかな??
11時過ぎにガーラに到着し集落の外れで昼食。
道路脇の植栽は“マリファナ”とポーターが説明するが、普通に植えてあるしカトマンドゥでも簡単に入手出来るので、のめり込む人がいるらしい。
高度が低いので高山病の心配が無く普通に歩いていけるルートで人気のトレッキングコースだが石段続きのトレイルで膝に負担が掛かり楽な道では無い。
アンナプルナ・サーキットに行く日本人はごく僅かで殆んど此のゴレパニの方でトレックするそうだが確かにこのタトパニに来るまで日本人に会う事は無かった。
此処はタトパニからゴレパニまで一気に行く人が多く早立ちで行ってしまったのか、数人のトレッカーと会っただけだが、日中は気温が23℃まで上がってきたので木陰に入るとひんやりして気持ちいい。
14時20分シーカ到着、集落に入っても宿に入る気配が無く先に行こうとするので Where are you going ? 聞くとチトレまで行き明日ゴレパニで洗濯するとの返事したので、今日は此処で終わりで変更はしないと告げると傍のロッジに入って行ったが あなたの意向でシーカの宿泊を追加して一日延長したでは無いか!!
久し振りに早く宿に入ったので早速洗濯して水のシャワーを浴びスッキリ出来たし
日当りも良いので洗濯物もよく乾くので助かる。 -
!!日本語を話すロッジの主人に癒される!!
トレッキング ; 十三日目 18 / Oct / 2015
シーカ から ゴレパニ まで ;
3.5時間のトレッキング 1935 m ~ 2860 m
朝6時、気温11℃。カメラを三脚にセットして西北のダウラギリ、トクチェ・ピークを日の出前から撮影。
北東のムクチナートから見たダウラギリは富士山の様な三角形の雪嶺だったので、もっと近くでと思ったが此処からは六角形のズングリした形でチョット残念だが、Ⅰ峰から、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ 迄連なっているダウラギリはマナスル ( 8163m ) よりも4m高く世界第7位の山。
早起きして快晴の朝陽で赤く染まる姿と陽が昇り明るくなった後、1時間近く撮影していた。
北側の山越しに雪嶺のアンナプルナ・サウスが頂上を少し覗かせているが明日は全容が見られる筈!
8時10分シーカ出発。歩き始めると気温は20℃まで上がり風が爽やかだが、昨日の件で気持ちはイラついたまま!
昨日同様、石段続きのトレイルで膝の関節・筋肉に負担が掛かり歩くペースが落ちるが、地元の子供たちは次々と走って追い抜いて行く石段は土のままでは雨の日は滑るし、急な坂道は無理だから石段に整備したのだろう。
11時にはゴレパニの入り口に到着。ゲート脇にSAFE DRINKING WATER PROJECT の看板がありCLEANE AND SAFE への協力依頼が書かれていたが、お陰で安い水が手に入り助かっている。
11時30分にゴレパニ Snow View Lodge に到着。此処にはプーンヒルで日の出を見る目的で皆来るので二階の廊下にマットを敷き詰めて、靴音が響かないように気遣っているのが素晴らしい。
昼食を済ませゆっくりしているとロッジの主人が日本語を少し話せると言って話し掛けてきた。
ポカラで宿泊している、空ゲストハウスの主人クリシュナとは従兄弟で 此処は2年前から働いているそうで朝方のプーンヒルは天気が良いよ! と話していた。
そして あのポーターはどうか?? と聞いてきたが、二週間一緒だとあいまいな返事をした。
・・・ポーターの態度で何か感じたのかな??
久し振りの日本語に何だか気持ちが落ちつき、話すのに気を使わなくて良いので楽だなと思う!
夕食に集まった客にロッジの主人は挨拶して回っていたがこんな対応は初めて目にした。
14時半よりホテルの建物の傍に整備された道をプーンヒルに登ってみたが、西側・山沿いで今日通って来たトレイルは見通せるがアンナプルナ山群は霧の中、ダウラギリの方も同じく視界ゼロ!!
暫く居たが雲・霧が晴れる気配が無く下りる事にしたが、展望台の下に取付けた案内板( 山名を記入 )が消えかかっていたのがチョット残念で、入場料50Rsを取っているので手入れしてくれたらと思う!!
* プーンヒルは易しいのでポーターは来なくて良いと言って一人で来た。・・・話すのが嫌になっていた。 -
!!森の中と曇り空でヒマラヤは! !!
トレッキング ; 十四日目 19 / Oct / 2015
ゴレパニ から プーンヒル 往復して タダパニ まで
6時間のトレッキング + 昼食40分 ;
2860 m ~ 3198m ~ 2630 m
朝4時の気温は12℃、4時半に出発、夜空の星一つ一つが大きく輝いてとても綺麗に見える空を眺めながら5時半にはプーンヒルに到着し東北側のコーナーに三脚をセットし日の出とアンナプル山群の撮影ポジションを確保。宿はゴレパニ・上村だったが 登り始めるとゴレパニ・下村からも続々と登って来た人々の中で中国人、韓国人の賑やかな事、6時頃に山頂は200人位の観光客が集まって来たが、昨日ゴレパニで観光客はちらほら見かけた程度で何処に此れだけ居たのか不思議に思う。
5時40分には朝焼けが始まり6時20分に日の出を迎え周りから歓声が上がって盛り上がっていたが、7時を過ぎると集団で奇声を発し騒いでいた中国人をはじめ殆んどの観光客が下山してしまった。
北側はアンナプルナⅠ、アンナプルナ・サウス、ニルギリ、 西側はダウラギリ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、トクチェ・ピークが見えるので撮影するが、雲が次々と懸かりスッキリと晴れる事は無く切れ間を見計らってシャッターを切る状況で5000m級の紺碧の空と雪嶺の感じには程遠く、薄い青色の空と雪山の写真になったが3000mだから仕方ないか!
しかし アンナプルナ・サウスとヒウンチュリのコンビは稜線が繋がって美しい山容を見せていた。 -
北東側に見える筈のアンナプルナのシンボル的な山マチャプチャレ( フィシュテール )は雲の中で、西側から見ると頂上中央がくぼんで魚の尾を逆さにした逆三角形に見えるので直ぐ判るのだが姿を現さず!
8時に宿に戻り朝食後、9時に出発。 -
タダパニに向かう途中、遠目のプーンヒルとダウラギリが見えたものの、それ以降は雲・霧の中での石段続きのトレイルにウンザリするが筋肉痛も無く軽やかにトレックできるのがせめてもの救いで、何処も鮮やかに色づいた紅葉に癒された。
絶壁に樹木が張り付き盆栽のような岩山の脇のレストラン;Banthanti Hill 2660m で昼食。
昼食が済むとポーターが変更を言い出したが予定通りだと告げた。
この後も石段のUP/DOWN を繰り返し13時半にタダパニ HIMALAYA TOURIST GEST HOUSE 到着。
広い前庭に接する隣のロッジの庭にお土産品を並べていたので覗いて見ると孫が喜びそうなブレスレットが有ったので交渉して購入したが手作り品が安く買えるので子供向けの物はお買い得と思う。・・・品質は??大人用には無理だが!
自宅に電話、今日の通話2分で残金が500Rsの表示が出たが昨年より安い。
夕食が済むと前庭に繰り出した韓国人観光客が大声で歌・踊りを遅くまで楽しんでいたが、いつの間にか眠っていた! -
!!マチャプチャレは見えなかった!!
トレッキング ; 十五日目 20 / Oct / 2015
タダパニ から トルカ まで ;
4.5時間のトレッキング+ 昼食50分 ; 2630 m ~ 1700 m
5時半起床、東の方が開けた前庭に出て三脚をセットすると、薄雲が懸かっている雲間から朝焼けが始まり6時を過ぎると雲の先に太陽が見え出し暫くすると雲の下側が日に照らされ黄色く輝き光線も差し込み始め鮮やかな日の出となった。
・・・絶景
此れまでマチャプチャレは見えなかったので期待を込め 雲に覆われた北にカメラを向け待ち構えると 傍の人から朝陽は向こう側だと指適されたので 此方はマチャプチャレが見えるよ!! -
雲の切れ間からアンナプルナ・サウスとマチャプチャレの山頂の一部が見えたものの数秒、一瞬だったので次のチャンスを1時間程待ったがその後も雲が途切れる事は無かった。
アンナプルナ山群の南斜面はモンスーンの通り道で雲が多いのかな?・・・残念!!
8時出発、今日は1000mの下りと思ったがモディ・コーラ川岸まで一旦降りて登るので1400mの下りになった。
10時にガンドルックのゲートを通過。この辺りの石段はステップ差が大きいので横歩きで慎重に下って行く途中に見えた、川の反対側ランドルック集落周辺の緩やかな傾斜地に数百メートルの高さで数え切れない程の棚田に圧倒される。稲は黄色く色づき一部で収穫が始まり刈り取った稲は田の上に並べて乾燥させてあるが日本では田んぼの中に木材で組んだ“はさがけ”で天日乾燥させるやり方だが、乾季を迎えたネパールではこれで充分なのだろうか?
周囲の高い山から水が湧き出すので川岸まで水汲みに降りて行く必要は無いし、長い年月を掛けて開拓し主食の米を作り続けてきた人々の英知と努力に頭が垂がる。
モディ・コーラの川岸のレストランで昼食。
このレストランで10歳前後の女の子二人を連れた同年輩の白人夫婦が食事をしながら動画を撮って子供達とはしゃいでいたが あの石段をトレックして来たのか?大変だろうと余計な心配をする。
昼食後 12時10分出発。モディ・コーラに架かる橋を渡り登り返していくと200m程の石段の途中で先に出発していた白人夫婦を追い越したが子供達は元気に走る感じで登っていた。
その後会う事は無かったのでハイキングだったのかも知れない。 -
此処は谷間で暖かく風も爽やかでトレックも楽しくなるが雲が広がりマチャプチャレを始め山々が見えないのが残念。
明後日の“ダサイン”(日本の正月と同じで親族が集まりお祝いする秋祭りで、水牛やヤギを捧げて肉を食べる慣わし)の為 集落毎に庭に広げたシートの上に牛を解体して各家庭に分配する準備が進められていた。 -
ダサインは10日間だが 10日目がクライマックスで家族全員が集まり新しい服を身に着けご馳走を食べるテイカ。
集落の外れでは、子供達が道に横並びで歌を唄って通せんぼをして前に置いた箱にお金を入れてもらうと道を開けて通すことで日本の“お年玉”をせしめていたのが可愛い!!
14時20分トルカ;TOLKA GUEST HOUSE に到着。
時間が早く日差しが有るのでシャツ、靴下など久し振りに洗濯して干したが夕方でも20℃で翌朝には乾いている。
ポカラの宿を出る時に、予定は21日か22日と言って出発していたので明日戻ると連絡し、自宅にも電話すると“孫が良く食べる。早くやれと泣く”と言っていた
・・・ 会いたいな!
ゲストハウスは奥さんと娘、子供の3人で切り盛りしていたが、成人した息子は3年前から日本で働いていると言っていた。ほかにスペイン人二人組がいて“初登頂が貴方と同じ日本人“のマナスルを回って来たと言っていた。
部屋で地図を調べると谷沿いの奥にはアンナプルナ・サウスとヒウンチュリが見える筈なので明日は早起きしてみよう! -
!!ダンプスの姉弟に写真を! !!
トレッキング ; 十六日目 21 / Oct / 2015
トルカ から フェディ まで ;
5時間のトレッキング+ 昼食40分 ; 1700 m ~ 1130 m
フェディ から ポカラ まで バス移動
6時前に起床、道路向いの高台に三脚をセットしてアンナプルナ・サウス と ヒウンチュリを日の出前から撮影、
薄黒い山肌が陽に照らされ黄色に輝く姿をカメラに収める。 -
今日の目的はサイトで見た記事でダンプス姉弟が日本人に撮ってもらった写真を欲しがっていたと有ったのでその写真を届ける事にしたのだが、まず家探しから。
7時半に出発。今日も晴れているが高い山は雲の中。9時にデウラリに着いたのでマチャプチャレの方を見るが雲の中、アンナプルナ・サウスも何とか見える程度。・・・残念だがあきらめて次回のチャンスを楽しみにしよう!
11時にはダンプス入り口でTIMSの出口チェックを受けダンプスの集落に向かうが、チェックポストで昨夜のスペイン二人組に歳を聞かれたので68歳と答えると 自分達もその歳で来てみたいと言っていたが 彼らの半ズボンから覗く太ももを握り之なら大丈夫と答えた。
途中ですれ違った白人は上半身裸でバックパックを背負っている。・・・彼らは寒さに強い!
通りの脇でダサイン用にヤギを解体していたが彼らの家庭用だろうか? 道路の傍で椅子に座ってくつろいで居る人がいたので姉弟の写真を見せ自宅の場所を聞くとSUNRISE HOTEL と教えてくれ20分だと説明してくれた。
ダンプス集落の中心部に行き、此処でポーターを待機させ一人でSUNRISE HOTELを探す事にして近くの人にHOTELの場所を聞くと、まだまだ先だと地図を描いてくれたので、その近くまで行った所で遊んでいる子供に写真を見せると家に連れて行ってくれた。
中から弟が出てきたが直ぐに分ったので写真を渡すと “ここで写して貰った”と言って話しているとお姉さんも出て来て写真を眺め3年前と懐かしんでいた。“食事を”と言われたがポーターを待たせていたので断り写真を撮ったので
ポカラに行く事はあるかと聞くと、今日か?と聞くので“Anytime, Everybody”と言いポカラの“空ゲストハウス”の名刺に写真を渡してくれる様に書き、それを渡して完了した。
ダサイン期間中の休みで在宅していて良かった! 喜ぶ顔が見られた!
元の道に出て歩き始めると手を振って見送ってくれた。 -
其処からポーターに来る様に電話して呼び寄せ20分で合流してFinished Trekking と告げ、昼食をフェディへの分岐点の食堂でスパゲティーを食べると美味だったので 奥さんにNice Taste と褒めると、はにかんでいた。
12時40分、フェディに向かって下りて行き、14時にはバグルン自動車道の川沿いの街フェディに到着すると傍にタクシーが数台待機していて“乗らないか?ポカラまで$ 20、バスは二回乗換えがあるよ”と誘ってくるが断った。道路脇でバスを待っていると今回始めての雨が降ってきたので近くの植込みの下に避難していると30分程でバスが到着、途中乗り換えてポカラバスパークに到着し、此処から市内循環のミニバスに乗り込みレイクサイドへ向かうもダサイン期間で人出が多く満席で小雨の中 屋根上に乗ったが、すれ違う他のバスも満員御礼だった。
フェディから此処までバス代金は210Rs;250円だったのでタクシーの$ 20に比べ安く済んだ。
16時にレイクサイドに到着。・・・トレッキングは無事に終了!! -
Adventure Trekking Shop の Adhikari さんに終了した旨報告しゲストハウスに向かう途中、ダサイン期間で早く家族に会いたいだろうと思い、ポーターの荷物を受け取り“17日間で契約しているので明日分はプレゼント”と言ってチップを1500Rs渡した。少ないと不満を漏らすかと心配したが喜んで受け取ってくれた。
ポーターの荷物を背負い前にデイバッグとカメラバッグを掛け宿まで歩いて帰ったがチョット重く汗をかいたので、
久し振りのホットシャワーを浴びスッキリして夜の街に出掛けた。
次の日は Adventure Trekking Shop でレンタル品の返却とポーター費用の残金支払いを済ませ 日本から持って行ったカレンダーをお礼に渡すと喜んでもらったので、写真を撮りアップして見せると鮮明さに感心していた。
ダサインの食事に誘われたが、もう英語は話したくなかったので断ると“why?”と言われたが 一般会話は機関銃のように飛び交うので理解できない!!・・・トレックの話は大体想像できるので会話になるが! -
ダサインの為 多くの店が閉まっていたのでフェワ湖畔を散策し、湖を眺めながら冷えたビールを頂く。
マチャプチャレはポカラからも見えるが30kmの距離が有り殆んど霞んでいるので鮮明に見る事は出来ないので晴れそうな日を狙ってポカラの展望台サランコットに行って写真を撮るしかない!!
タクシーに聞くと $ 30 との返事。フェディまでの $ 20 に比べ距離は半分も無いのに高すぎると言うと、山道で走りにくいので大変だと説明するが、明らかにボッタクリの外国人価格。 -
23 / Oct は空に雲が懸かっていなかったので“空ゲストハウス”の近くで営業しているタクシーにサランコット迄の料金を聞くと1500Rs だったので1200Rsに交渉し、急ぎ準備して8時にサランコットへ出発。
上に着いても雲は出ていなかったので、アンナプルナ・サウス、アンナプルナⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、ラムジュンヒマール、とマチャプチャレを9時半迄の間写真と動画で撮影し帰りはゆっくりと歩いて4時間掛かって山を下りた。 -
!! 国 際 山 岳 博 物 館 !!
国際山岳博物館には8000m峰14座の初登頂者を紹介したリストと共に、日本登山隊( 槇 有恒隊長、May 9 1956 登頂は今西氏とシェルパの二人 )の装備、靴、手袋、衣服、寝袋、ピッケル、頂上で国旗を掲げる写真、登山隊全員の写真、皇居で昭和天皇へ拝謁した写真、などを展示したコーナーが設けられており、当時の様子がよく分る。
技術が進歩し何でも揃う今に比べ、戦後の混乱期に登頂を果たした日本隊の情熱に頭が下がる。
女性でエヴェレスト初登頂の田部井氏のコーナーも設けられていた。 -
マナスル登頂した日本隊の装備品!
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エドモンド・ヒラリー氏 と テンジン・ノルゲイ氏
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マナスル登山隊の記念写真
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