2014/11/05 - 2014/11/21
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佐々の賢次郎さん
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エヴェレストをこの目で見たいとの思いで、ヒマラヤに行きました。
トレッキングは初めての素人で、心配な事ばかりでしたが、裏山300m登山を重ね一人で計画し行ってきました。
軽い高山病も経験し、カラパタール(5545m)からエヴェレストを見る目標を達成できたので、若干の自信となり次の目標に向かってトレーニングを重ねています。
内容はトレッキングしたときのメモ書きを整理したもので、参考になるか?はなはだ疑問ですが、少しでも記憶に留めて頂ければと思います。
その他のトレッキングブログです。
エヴェレスト街道 トレッキング
上 ;
中 ; http://4travel.jp/travelogue/11267028?lid=next_travelogue_from_travelogue
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アンナプルナ サーキット トレッキング
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チョラ パス、ゴーキョ街道 トレッキング
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下 ; http://4travel.jp/travelogue/11267289?lid=next_travelogue_from_travelogue
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2014 、11月 エヴェレスト街道 トレッキング
目 次 ・・・ 上
前 準 備 ; 世界最高峰“エヴェレスト” を一度は見たい
一 日目 ; 下痢に苦しみながらスタート
二 日目 ; フレンドリーなネパール人
三 日目 ; クーンブ山群が連なるパノラマビユー
四 日目 ; 急登でHelp me
五 日目 ; 緩やかなトレイルで絶景を堪能
六 日目 ; 5000m越えの別世界
目 次 ・・・ 中
七 日目 ~ 十一日目
目 次 ・・・ 下
十二 日目 ~ 十七日目
世界最高峰“エヴェレスト”を一度は見たい!!
20年位前に見た本の中で 世界最高峰のエヴェレストはその圧倒的な存在感に魅了される山である!
と読んだ記憶があり それ以来願望として胸の中に抱き続けてきたものです。
仕事を辞め 仕事場の同僚で組合関係も一緒だった友人から誘われ再開したソフトボールを続けるうちベースランニングが普通に、身軽に走れようになった。
今までは 膝関節の軟骨が磨り減り チョット無理をすると水が溜まり 正座は10年以上も出来ない状況でした。
その後 10月にトルコに行った二週間、昼間と夜行のバス移動で中・西部を周りましたが、ビューポイントを探し求め毎日15,000歩以上楽に歩いていました。
之だったらエヴェレストにいけるかも?? ネットで調べると普通の人でも行ける!
早速 いつも山登りをしている弟に確認すると 経験者等に聞き取り等してくれて“大丈夫”との返事が返ってきました。
旅程を計画する時にツアーであれば天候、体調等により目的地に到達出来なくても日程に合わせ戻らざるを得ないし 高額5-60万で駆け足の日程なのでそれは選択肢から除外し 単独でポーターガイドを探し余裕を持った日程にする為ビザなど考え 滞在期間を一ヶ月で計画し、高山病の場合は停滞するか一旦高度を下げ、回復後 再度挑戦する様に考えた。
10月は雨季明けで暖かい時期なので、もっともトレッカーが集中し日に300人が入山するので 最終地のカラパタールのロッジは混雑し場合によっては食堂の床に寝ることも覚悟しなければいけない様なので 11月に行くことに決定!
それでも 早く到着しないと部屋はないのでポーターガイドを先行させ部屋をキープする事が必要となる。
裏山;大岳(298m)への登山トレーニングを12月13日からスタート。
膝がさらに悪くなる事だけは避けたいので 一万歩以内に収まり二時間で往復出来るルートを設定した。
自宅から平地まで10分で下り 登り坂を240m地点まで30分で登り 200段の石段60mを15分で登るルートを最初はカメラバッグを持って登ると息が上がるので心配したが、慣れてきた夏場からは5kgのバッグを担ぎ、最後の石段は筋肉痛になりながらも登れる様になり、結局 11月1日に出発するまでに130回の登山トレーニングを済ませ少しは脚筋力・膝痛の不安を解消出来た。
その間に ルートの設定、高山病対策、装備品、現地調達品の選定、等々調べる事も多い中 英会話も大事な項目だった。
・・・英会話は元々苦手!
しかし一人で行動する為の必須事項でしたので 本腰入れて勉強。
ネットで英会話のサイトを色々探し最終的には コペル英会話;イムラン先生が発音・文章の展開ともベストだった。
航空券の手配はExpedia、ホテルの予約はBooking.com、装備品をリストアップして持参品は手配購入して準備.完了。
普段使っている三脚は重いので、別の軽量三脚を補強改造したが 慣れた方が安心なのでポーターに持たせる事にした。
カメラに使用する電池は使用範囲0℃~40℃で マイナス温度では消耗が激しく直ぐ使えなくなるのでカメラ全体を包める保温カバーを作って準備し、予備電池をポケットのカイロで温め交換しながら撮影する事にした!
懐炉はゴミの出ないベンジン式を購入したが燃料を飛行機に持ち込めないし 現地調達は難しい様なので結局使用せず。 ホッカイロを持って行く事にした。 -
中国東方航空を利用
ほぼ一直線に福岡ーカトマンドゥを結ぶ路線 -
カトマンドゥのタメル地区の町並み
-
!!下痢に苦しみながらスタート!!
トレッキング ; 一日目 05 / Nov / 2014
カトマンドゥ から ルクラ;テンジン・ヒラリー空港 へ ;Goma Air
ポーターガイドを探し パクデインまで ;
3時間のトレック 2840 m ~ 2610 m
カトマドゥで予約していたマドゥバン ゲストハウスのオーナー Laxman Aryal は親切だったので航空券ぐらいは買って上げないといけないと思い $ 330 ?で往復券を購入した。
トレッキング会社も経営しポーターの手配もしていたので、料金を聞いたが高かったので現地で手配する事にした。
朝 08:30 のチケットなので 07:00 に空港へTaxi 500Rsで向かうが空港でポーターに取り囲まれ荷物は彼らの肩にかかってしまいチップを払わざるを得なくなったが小銭なく 100Rsを渡すともう一人も手を出したので断った。
バッグの重量は15kgを4kgオーバーしていたので 440Rs 支払いとなったが1kgで ¥100- の追加料金で済むのならばもっと持ってくればよかった・・・昨夜気になりカイロなど相当減らした結果だった。
待っているが出発時間のモニター表示が中々出ない。傍の白人のチケットは“5”の番号が! 私の番号は“7”で まだ先だが、近くに同じ“7”のチケットを持ったネパール人がいたので“同じだね”と話し 傍で一緒に待つ事にした
その後 11:00 のモニター表示が出たが“7”の呼び声がかかりバスに乗り込み 8人乗りの小型機に向かう。
10:20乗り込み 11:10には ルクラのテンジン・ヒラリー空港に到着。 -
周囲を3000m級の山々に囲まれ“世界一危険な空港”の異名を持つテンジン・ヒラリー空港の滑走路は500m弱、山の斜面に造られた滑走路の勾配は12%、着陸は上りで制動力を増し、離陸は下りで加速し揚力を増す。
正面の山を回り込み山腹の滑走路にピンポイントで降りる有視界飛行の為、雲・霧が出ると運行出来なくなる、他では類を見ない空港で その先端は谷底となっておりの事故が起こる確率が高い。
・・以前、メキシコで乗った小型のセスナ機が旋回する時横滑りする様な感じとなり怖い思いをした事を思い出す。
機内から荷物が降ろされカートで運ばれたバッグを受け取り リ・コンファームをお願いする予定のNamaste Lodge へ向かうも空港出口でポーター、ガイド希望者からしつこく声を掛けられたが断ってロッジへ。
Namaste Lodgeの食堂にいた女性にポーターガイドを探しているので紹介してほしいとお願いをして食事を注文して待っていると主人が出てきたので リ・コンファームも併せてお願いした。
1200 ~ 1300 Rs が希望と伝えると1300 Rsでチップを多めにする事で決定。
20分位で ポーターガイドが来た;Furbo Sherpa 17歳 3人兄弟の末っ子、素直な子だった。
名前の通り セルパ族、此処では末っ子が家督を継ぐので大事にされているのだろう
50歳の年の差。・・・前払いとして14日の半分 9100 Rs を支払う
明け方の4時頃、激しい下痢で下着を汚したので下痢止めを飲んだが、その後5-6回トイレに駆け込む事態になり空港で待つ間も心配したが何とかなったので 今日は行ける所まで行ってみようと考えた。
昨日 タメルでトレッキング用のレインウエア、ダウンジャケット、デイバッグ、インナー、等々の装備品とレンタルの寝袋、大型のバッグの準備が終わったので、日本食レストランで飲んだエヴェレストビールに何かが浮いていたのを店員が注ぎながら中を覗いていたので 氷かなと思っていたが?
出発までは心配だからあえて日本食にしたのが裏目に出てしまった。 -
12;30 いよいよトレッキングスタート
ルクラの出口にある警察のチェックポストでパスポートを提示しガイドはルクラで手配と話すとP・G、 Furbo Sherpa が呼び止められ、紹介してくれたNamaste Lodge の女性も駆けつけ話し込んでいたが何が問題だったのか??
12:50 ルクラ村のゲートを通過すると急な下り階段の道が待っていた。
下りながら帰りはこの道を登らなければいけないのかと思いながらのスタートとなったが、途中の吊り橋で設置されている高さまで登ったり下ったりの繰り返しで、これがトレッキングと気付いた。 -
13;30 最初の村 Thalsharod 通過・・・最初のチョルテン(仏塔)
15:30 一日目の宿泊地 パクデインのPhakding Shangrila G.H に到着
途中 トイレを借用しながら エヴェレストの見えるナムチェ・バザールまでは何とか辿り着きたい!
自信は無かったが 下痢が収まる事を願うだけだった!!
ガイドブックに此処は谷間なので夜は冷え込むと記載有ったので、お湯を1リッターボトルに入れて貰い湯たんぽ代わりに布団の中へ入れてみたが暑過ぎるので途中で取り出し 朝出発前に洗濯したままで乾いていない下着を巻きつけて置いたら朝には乾いていた。下痢は収まらず夕食後と朝方の二回トイレに駆け込む事になったが激しい痛みは治まった。
深夜かなりの雨が屋根に叩きつけていたが朝には青空が広がっていたラッキー!!
その後、トレッキングの期間中雨にあう事は無かった。 -
!!フレンドリーなネパール人!!
トレッキング ; 二日目 06 / Nov / 2014
パクデイン から ナムチェ・バザール まで ;
5.5時間のトレック + 昼食70分 2610 m ~ 3450 m
パクデインを08:30に出発 途中の Toktok で200m程上方から滝が流れ出ており清々しい気分になった。
Bengkarを過ぎたあたりで 初の6000m峰 タムセルクが見えると一気にヒマラヤを意識する様になって来た。
10:00 にチェモアの陸軍チェックポストでパスポートのチェックを受け、11:20 にジョルサレ到着、此処で国立公園入園料3000Rs を支払い TIMS を申請しようとしたが窓口が無くFurbo に聞くもTIMSの事は知らないので、結局TIMSは取得出来ないまま出発。
TIMS の $20が不要になり之は助かったが、カトマンドゥの旅行社で聞いてみたが“ポーター無しの単独行TIMSはカトマンドゥで取れない”と言われていたし他の情報でも現地取得になっていた。
今年10月の国立公園入場者数は 9463人 ちなみに 9月は 2788人 次に多いのが 4月の6908人 -
11:40 ジョルサレ;Jorsale のロッジ街で昼食 ・・・ ロッジの看板にナムチェ・バザールまで3時間の表示有り
12:50 ジョルサレ出発 ・・・ 爽やかな川沿いの道と川原を歩き ナムチェへの600mの急登を前に二段のラナ ブリッジ、今は下段の橋は使っていない吊り橋で上段を渡るが高さが有り腰が引ける。
この坂道は木の根が剥き出しで踏むと滑るので足元に注意しながら登って行くと急登の中間地点にある休息地;トップダラは最初にエヴェレストが見えるポイントなので期待していたが雲に覆われて見ることは叶わず。
此処はトイレも有り果物も売っている広い所で30人程の人が休息を取っていたが、時折日本語も聞き取れた。
かなり登った所でポリスチェックポストがあり申請するとフレンドリーな係員でパスポートを見ながら ネパーリーと聞くので「yes」と返事、
スマホは?・・携帯を見せると・・それは いい! Is the cheap といったら 笑っている。
カメラはメーカーなどノートに書き込んでいた。
此処にあるトイレで用を済ますと 30Rs を徴収されたが手入れされた綺麗なトイレなので納得。 -
チェックを済ませ歩き始めに Furbo に“後どの位”と聞くと 指を差し“先の角を曲がるとナムチェ”とニコツと笑って答えてくれた。・・・長い登りだったが看板に書いてあった3時間で到着した。
タルチョが飾られた村の入口ゲート、ストゥーパ( 仏陀の目が付いた仏塔 )、傾斜地に広がるロッジ街、写真で見た風景が目の前に広がりチョット感動 15:40に到着。 -
メインストリートは登山用品、食料品、生活用品等多くの店が軒を並べる、エヴェレスト街道で一番賑わう街で土曜日は近隣の人たちが集まり盛大なハート;定期市が開かれることでも有名。
その通りを抜け 階段を登りやっと今日の宿Himalayan Sherpa Lodge の到着すると“こんにちは”と日本語で挨拶してくれたので久し振りの日本語にホットしたが最後の階段はとても辛かった。
荷物を整理していると賑やかな声が聞こえてきたので 下に行って見るとロッジ前で10人程の正装した人々が横並びして祭りの歌を唱っている! 満月に行われるマニ・リンドウ祭りか?
・・・ 10月の満月の日と思っていたが11月だった。
ロッジ玄関横ではポーター達が日向ぼっこをしながら話し込んだりスマホをいじったりしている。
西側のクワンデ、コンデ・リの先には太陽が沈んで行く様子が見られたが赤く染まる夕焼けにはならず残念だった。
17時位になると東側のカンテガ、タムセルク、クスム・カングル等 6000m級の雪嶺の山頂が順次夕陽に染まり最後は高い山頂だけ残る姿は感動する!! -
!!クーンブ山群が連なるパノラマビユー!!
トレッキング ; 三日目 07 / Nov / 2014
ナムチェ・バザール で 高所順応 ;
3時間のトレック 3450 m ~ 3720m ~ 3450 m
昨夜は下痢に悩まされる事無くすっきりとした朝を迎え、疲れも取れ元気を取り戻しているので最終目的地まで行けそうな感じがしてやる気が出てきた。
朝6時に起き表に出ると東の空が白み始め朝焼けが始まり暫くすると朝日が差し込み、西側のクワンデ、コンデ・リが頂上から徐々に照らされて行き7時半に日の出を迎え日が差し込む様子を眺めていた。
朝8時半にロッジを出発、ナムチェの北側 シャンボチェに向かうと 大勢のトレッカーが列をなして登っていたので流石にエヴェレスト街道だなと納得した。
急登の道で途中休憩を挟み 9時半タルチョはためくビューポイントに到着すると、此処からは西側のクワンデ、コンデ・リをバックに少し突き出た大きい岩の上で それぞれ思い思いのポーズで記念撮影に余念が無い。
私も順番待ちして Furbo に撮って貰うが カメラが傾くほどシャッターを押すので、その後2秒のタイマーに設定し 彼に押しても2秒後にシャッターが切れるので、持ち直せば大丈夫と説明したがそれなりに撮れていた。 -
途中 ゾッキョの放牧地の傍を過ぎシャンボチェには10時ごろ到着。見晴らしの良い場所に建つ EVEREST SHERPA RESORTS に到着。ホテル・エヴェレストビューかなと思ったが違っていた!
その裏側に回り込むと ついにエヴェレストに初対面、タムセルク、アマダブラム、シャルチェ、ピーク38、ローチェ、ヌプチェ、タウチェ、クーンビラ、など 紺碧な空に輝く雪を抱いたクーンブ山群の山々が目の前に拡がる絶景に今まで大変だった思いもいっぺんに吹き飛び 今までに経験の無い様な感動を覚えもっと近くで見たいとの気持ちがさらに強くなった! -
道路脇にはキャンバスを立て写生をする人も また シャンボチェの空港( 緊急用?)付近ではスカイダイビングのパラシュートが旋回しながら降りてくるのを見ると、好きな事に国境はない!
三脚を広げられる場所を見つけカメラをセットし撮影を始めると、帽子にネパールと日本の国旗を縫っていたのが目に付いた様で“おっ日の丸”と声を掛けられ“プロですか”と聞かれてしまったので 素人ですよと返事すると“雪山は露出補正をマイナス1.3位にすると白飛びが無く雪山が綺麗に撮れ、黒くなった所は明るく修正すれば良いが白飛びしたら修正不可よ“ とのアドバイスを貰った。・・・之は貴重な助言でその後、雪の“ひだ”までくっきりと見える綺麗な写真が撮れる様になった。 -
先の方に紅白のアンテナが建つ丘が目に付いたので行ってみると、タンボチェ、ポルチェの集落が見える360度絶景ポイントだったので動画と写真でクーンブ山群を一気に撮影した。
後で調べて見ると その横の森の中に見えたのが日本人経営のホテル・エヴェレストビューで一泊2万円するが傍の空港にヘリで乗りつける事が出来るリッチな人達に人気らしく 高所順応で訪れてホテルの展望台カフェで小休止してエヴェレストを眺めるのが定番となっていたが、撮影して満足したので 1時半にロッジに帰った。
明日後半のタンボチェへの登りはエヴェレスト街道の第二関門!!
・・・ ビスターリーでゆっくり登ろうと思う。
1. ナムチェ・バザール 手前の急登
2. タンボチェ 手前の急登
3. トゥクラ・パス への急登 ・・・ 特に終盤なので高山病も併せ要注意!突然倒れる事も有るらしい! -
!!急登でHelp me !!
トレッキング ; 四日目 08 / Nov / 2014
ナムチェ・バザール から デボチェ まで ;
5.5時間のトレック + 昼食60分 3450 m ~ 3820m
朝7時半に日の出を狙って撮影してみる。
今日は400m下って橋を渡り 600mの急登を登るルート、 “二番目の急登”なので カメラバッグも Furbo に持ってもらう事にした。
08:30出発 イムジャ・コーラとドウードウ・コシの二つの川が合流するプンキ・テンガに11時半に到着してレストランに入ったが、庭にあるテーブルのビーチパラソルは小さく11月の高地で日陰が欲しいと真剣に思った。 -
12時半に出発。 Furbo に“Help me”と話し“写真は撮らないので”とカメラバッグを預け登りに専念する事にしたが彼は 私の腕時計の2時半を示した? 2時間? にわかに信じ難し。
木漏れ日が心地良い道をスイッチバックの様に折り返す坂道を登って行くが、ポーター達は裸足にサンダルで狭くて急な近道をスイスイ登るのを横目で見ながら登り続けると鮮やかに彩色されたタンボチェ山門が目の前に、なんと本当に二時間で登ることが出来たが、考えてみるとスイッチバックのお陰で傾斜が緩かった分疲れなかった様だ。
・・・メモには“本当かなと思える程身軽に歩く事が出来た”!
早速 少し大きく見える様になった エヴェレスト、アマダブラム、ローチェ、ヌプチェを撮影していたが、ロッジの空き部屋を確認していた Furbo はあちこちで断られていた?
・・・後日、マニ・リンドウ祭りが行われていた事が判明
11月の満月に行われるタンボチェ 最大のイベントでこの祭りを見るのが目的で多くに人が訪れる。
結局、空いているロッジは無く先の デボチェ まで行く事になり広場を下っていくと、30分程でデボチェに着き、Furbo の先輩らしき人から情報を得てロッジAmadablam Garden Lodge に部屋は確保できた。
ロッジの庭からエヴェレストが見えたので三脚を持ち出し30分程撮影したが、この時の映像は残っていなかった。
夕食前に 食堂に行くと二人の日本人が雑談中で一人はチュクンに行くので一緒にと言われたが 自信が無かったので申し訳ないと断った。・・・素人で寝袋も旨く扱えないと!
しかし 夕食が始まる頃に食堂は一杯になり部屋で食事する事になったが ここの焼き飯は最高に美味しく、何でこんな美味しい味が出せるのか聞きたい位だった。
明朝は 朝食抜きで7時に出発しようとFurboが提案したので了解したが、昨日からトイレは朝夕の二回とベストコンデイションになってきたし、にんにく、カロリーメイト、等あるから何とかなるだろう。 -
!!緩やかなトレイルで絶景を堪能!!
トレッキング ; 五日目 09 / Nov / 2014
デボチェ から デインボチェ まで ;
4.5時間のトレック + 昼食50分 3820 m ~ 4350m
6時に起床してパッキングを済ませ部屋の入り口にバッグを置き外でポーターを待つが来ない。
7時前、西側のタウチェ、チョラチェの間に月が輝いていて幻想的な感じで東側のエヴェレスト、ローチェも朝陽を浴びて輝き始めている。
7時45分に出発。 Furbo は時間にルーズで、その後も遅れる事が有ったがスマホでタイマー設定はしていないのだろうか?
イムジャ・コーラを渡る橋まで来ると、アマダブラムが裾野まで見え水の流れと相まって絵のような情景だが逆光なので山肌が日陰となり残念。 -
本日のトレイルは緩やかで エヴェレスト、ローチェ、アマダブラムを眺めながら優雅にトレックを堪能できる。
途中、山腹に野生のヒマラヤタール(ウシ科)がいるとFurbo が指差す方向を見ると2m越えそうな大物が数匹木の枝食んでいる。
首から胸部にかけライオンの様なタテガミが有るのだが撮影した後モニターで拡大画面にして確認できた。
川を渡り登り直して 9時45分にパンボチェ通過して10時40分 ショマレに到着。
アマダブラムは近過ぎて見上げる様になり、カンテガは頂上が少し覗く姿に、後方の山肌にはパンボチェから登って来たトレイルが見通せ 高度を上げてきた事を実感できる。
昼食を済ませ11時30分出発、デインボチェに13時30分に到着。
朝7時の気温は3℃、夕方は7℃で寒さを感じる!
今日は朝食抜きなので大変だったが 500mの高度差の割には長い距離を歩いた感じはしなかった。
4000mの森林限界を越えると山肌が剥き出しとなり 崩落した岩石が幾筋も土石流となり流れた痕が圧巻だ。
4350mまで登って来たが途中で少し頭痛がしたので高度順応の為にタルチョ、積み石のある 裏山を150mほど登って体を慣らすようにした。 “出発するよ”と弟に連絡すると くれぐれも無理をしない様にと言われていたので 用心に用心を重ね高山病で倒れることが無い様に注意している。
戻った後、久し振りにシャワーをお願いすると直ぐに準備してくれ料金は350Rs、トタン板で囲まれた屋根裏に有るバケツにお湯を入れて貰い蛇口をひねり使用するシャワー室で シャンプー、石鹸で洗っていると額を壁にぶつけて切ってしまったのでFurbo にテープを貼ってもらう。
座って洗う様なスペースは無いので 立って足先を洗おうとして前かがみになった時に!
バッテリーの充電は此処が最高地点となっていたので、一時間 350Rsで早めにしてもらった。 -
!!5000m越えの別世界!!
トレッキング ; 六日目 10 / Nov / 2014
デインボチェで 高所順応 ;
6時間のトレック 4350 m ~ 5083m ~ 4350 m
6時半に起床、本日も朝日を浴びたタウチェの上で月が輝き、東には朝陽を浴びた世界屈指の大岸壁を誇るローチェの姿が、南側のアマダブラムは西側から見た“母の首飾り”の姿が東側に回りこんだ分、裏側から見る形の裾野から朝陽が昇り始め、日差しがいく筋も差し込む姿は感動的!
外の水溜りは氷が張っていたが 之までに溜まった肌着を冷たい水で洗濯したものの、物干しロープに掛けるスペースが無かったので 石垣の上に空いたスペースを見つけ並べて干し石で押さえた。
9時に出発、持ち物は水筒とカメラバッグだけで身軽に、昨日登ったタルチョ、積み石の先に見える頂上を目指して登ると多くのトレッカーが登ってきてタルチョをバックに記念撮影をしているので、私もローチェ、アイランドピーク等をカメラに収める。さらに上を目指して登り始めたが直ぐに足が筋肉痛で上がらなくなり10歩で休憩、10歩で休憩、
を繰り返す事になった。空気半分の世界はこんなに大変な領域とは! -
高所順応なのでゆっくりと、浮石に注意して足元だけを見て登ったがカラパタールの坂も同じだとFurbo は言った。
それでも 少しずつ高度を上げと50m先に頂上が見えた・・・走れば直ぐに着く場所なのだが!
10回位休みやっと頂上に着いたが座り込んで暫らく動けず、周りを見渡すと、あれほど多かったトレッカーは殆ど降りてしまっていたが、初の5000m超え“ナンカーツアャン 5075m”を登り切りカラ・パタールの前哨戦が終了して一安心。
石積みされた頂上には30前後日本人がいたので話を聞くと TIMSは自分で取得してジリから一人で歩いてカラ・パタールに向かう予定で日本では時々登山をしている程度と話していたが、綿密に計画して一人旅を楽しんでいる様子が伺えた。
その後ロブチェ手前とタメルのお土産店で再会した。
下りでは疲れと食料を持って来なかった事もあり疲労困憊の状況で浮石を踏んだりして3回滑ってしまった。Furbo からストックは? と聞かれたが普段使っていないので準備して来なかった。・・・下りは嫌だなとこの時初めて実感した。
この街道をトレックする人の1/4は高山病でリタイヤし 残りの半数は高山病で一時停滞か高度を下げて体調を整えてから再挑戦するらしいが 高山病は高地に来て見ないと分からない厄介なものなので平地では体幹を鍛えるレーニングをして来るしかないのかな?
登る途中で撮影した タウチェ、チョラチェ は双子の様な山容とチョト遠いが緑色の氷河湖 チョラツォ は絶景だった。
南側の中腹でもいくつか氷河湖が見えたが小さく周囲の景観とのバランスが悪く絵にならなかったので写真は無し。
ロッジに戻りバッグに明日のパッキングをしたがハーハーと息をしないと続かないし両足の膝上に筋肉痛が出てきた。
しかし 1・2日目に坂道の登り下りで“この道を帰らないといけないのか“ と思っていた気持ちはエヴェレストが見えて以降 気にならなくなって来た。
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