2015/10/06 - 2015/10/21
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佐々の賢次郎さん
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エヴェレストをこの目で見たいとの思いで、昨年ヒマラヤに行きました。
トレッキングは初めての素人で、心配な事ばかりでしたが、カラパタール(5545m)からエヴェレストを見る目標を達成できたので、若干の自信となり次の目標に向かってトレーニングを重ね 今年は地震でネパールへの旅行客が減少している情報も有り アンナプルナ・サーキットに出掛ける事にしました。
内容はトレッキングしたときのメモ書きを整理したもので、参考になるか?はなはだ疑問ですが、少しでも記憶に留めて頂ければと思います。
その他のトレッキングブログです。
エヴェレスト街道 トレッキング
上 ; http://4travel.jp/travelogue/11266799
中 ; http://4travel.jp/travelogue/11267028?lid=next_travelogue_from_travelogue
下 ; http://4travel.jp/travelogue/11267035?lid=next_travelogue_from_travelogue
アンナプルナ サーキット トレッキング
上 ;
中 ; http://4travel.jp/travelogue/11267062?lid=next_travelogue_from_travelogue
下 ; http://4travel.jp/travelogue/11267074?lid=next_travelogue_from_travelogue
チョラ パス、ゴーキョ街道 トレッキング
上 ; http://4travel.jp/travelogue/11267098?lid=next_travelogue_from_travelogue
中 ; http://4travel.jp/travelogue/11267173?lid=next_travelogue_from_travelogue
下 ; http://4travel.jp/travelogue/11267289?lid=next_travelogue_from_travelogue
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2015-10 月 アンナプルナ・サーキット トレッキング ;上
目 次 ・・・ 上
前 準 備 ; マナスルを見てトロン・パスを越える
一 日目 ; 雨季明け道路の厳しさ
二 日目 ; トレッキングスタート
三 日目 ; ついにマナスルのピューポイントへ
四 日目 ; バラタンで一枚岩の山に感動
目 次 ・・・ 中
五 日目 ~ 十 日目
目 次 ・・・ 下
十一 日目 ~ 十六 日目
前 準 備 ; マナスルを見てトロン・パスを越える
マナスルは世界8位の高さを誇る名峰で初登頂が日本隊、登頂成功が報道された60年前は日本中が歓喜に沸きその頃作っていた模型飛行機の名前にもマナスルが使われるなど鮮明に記憶しているので、是非その名峰を近くで見たい!
特に4月に起きたネパール大地震の影響は、滞在していた“野口 健さん”のレポートを見ると、エヴェレスト街道で著しいロッジの倒壊を起こしていたので被害が少ないアンナプルナ方面をトレックしようと考え、その中でアンナプルナ内院は4130mで迫力不足なので外周を一周するルート、トロン・パス5416m越えに挑戦する事にした。
地震以降 ネパール全体で旅行客が激減しているので、例年寒くなる前の10月は宿の確保が出来ないほど集中するが今年は問題ないだろう。周りの人は“危ないので止めた方が良い”と言うが 少ないから行きたい気持ちになる。
昨年のエヴェレストトレックは予定を全てクリヤ出来たので多少自信になった。
高山病は身をもって経験し5545mの高度も時間は掛かったが攻略出来たし、大切な事は急がず体調を考えながら登れば5000m級でも大丈夫なので 今年は アンナプルナ・サーキットトレック に行く事にした。
出発前のネパールでは 2008年に王制が廃止され連邦民主共和国に移行後 暫定憲法が制定されていたが 今年 新憲法が発布された。しかし 新憲法で差別や搾取が無くなると期待していたタライ地方の住民(北インド系)が裏切られたとの反発から大騒動となり、国境を接するインド政府も無視出来ずネパールに再考を求めるも 受け入れてもらえず、国境でガソリン・燃料等を封鎖する強硬な手段を取ってきた為、他に入手ルートの無いネパールが受ける影響は大きく ネパール国内では入荷するとの話を聞きつけると給油する為に長蛇の列・前の日から並ぶ等、大混乱を起こしていた。 ・・・ 以前 ソ連に半年間滞在した時に同じように店の前に多くの人が並んでいた光景を思い出す。
航空機燃料は封鎖でストップしているので 帰り便の燃料を積み込んだ航空機でないと運航出来ない状況の中、今回使用する中国・東方航空は国営で問題なかったが、インド制裁の成り行きを心配しながらの出発となった。
幸いにバス用の軽油は入手出来ているので公共機関は動いているが 減便されたバスの屋根に載るのは当たり前。 -
中国;昆明からのカトマンドゥの便は30人程の乗客のみで地震の影響も有り座席はガラガラ。
昆明空港でバッグを背負った韓国人がいたので Do you happen to go Himalaya trekking? と聞くと“yes” と返事が有り出発までの間トレックの話をした。プダムンク・テグランド、53歳 アイポッドで彼が自宅の写真を見せたので 私もカメラのモニターを見せたりして話が盛り上がり何か親しみやすい人だった。
彼は2ヶ月間の予定で、ネパールの東部;ジリからエヴェレスト街道をトレックする計画だと言っていたので、私の行くアンナプルナは中央部で、後々会うことは無いと思っていたが その後、偶然に2回会った。
韓国から大韓航空のネパール直行便があるが東方航空が安かったので中国経由にしたと言っていた。
カトマンドゥ到着後 翌日ポカラへバス移動するので マドゥバンゲストハウスの Laxman さんにメールしてバスのチケットを手配して貰っていたので、朝7時 フロントに行くとフロントの人が30分離れたバス停まで一緒に荷物を持って来てくれ長距離バスが列をなして並んでいる中からチケットのバスを見つけてくれた。・・・感謝
ツーリストバスなので座席指定、途中で乗客の昇降は無く、三回の休憩を挟み 14時ポカラのバスパーク着。
しかし、隣に座った女性客は足を上げる、歌は口ずさむ、反対側の窓側の客と頭越しに話す、眠っては携帯を落とし、その携帯を隣の人が拾い上げそっと置く、何ともマイペースの白人だった。
ポカラの宿は“客が来るかな?”と心配のブログを綴っていたので5月に予約した“空ゲストハウス”で奥さん;山岸さんは日本人だが御主人はネパールの人。
天気も良いし舗装した道なのでバスパークからバッグを押しながら30分で“空ゲストハウス”に到着。 -
荷物を解き、隣のベッドに見やすいように並べ直し、早速レイクサイドの登山用品店を回ってみる事にした。
昨年 エヴェレストで満足しポーターにプレゼントしたレインウエアとストックを購入、寝袋と大型バッグはレンタルする為価格を聞くと予定していた予算内に収まったのでお願いし、感じの良い店主だったのでポーターガイドを探しているが予算は昨年歩いたエヴェレストと同じ1300 Rs だと此方の希望を伝えた。
しかし 1600Rs との返事だったが アンナプルナ・サーキットで期間は17日間の長期だと話し1500Rs で決定。
Adventure Trekking Shop の Adhikari さんは 登山ガイドの資格を持つ人だった。
TIMSはポーター付きで申請すると単独の半額 ( $ 10 ) で 手数料を 500Rs 払っても安くなるので国立公園入域の申請も一緒にお願いし、明日10時ポーターと打ち合わせする事で手配完了したので、他の日用品、浄水剤、ダイアモックス、食料、地図、絵葉書、刺繍入りのシャツ、などを買い込んで準備完了。
翌日、ポーターガイドを含め打ち合わせしたが、バスの終点ベシサハールから出ているジープは通常ピサン迄運行しているが雨季明けで運行状況か判らないとの話で、計画のバガルチャップまでのジープ移動は現地調整となった。
Adhikari さんから移動にバス・ジープを使用する場合はポーターガイドの分も一緒に支払うよう念を押された。
午後は携帯電話を購入するため自転車をレンタルし 宿の山岸さんに聞いたポカラ中心地の電話会社周辺に軒を並べる電気店で購入し アンナプルナ地区のカバー範囲が広いNepal Telecom(NTC)で新規登録を済ませた。・・・判読できない書類があったが?? 本体 1800 円、登録料は120円、料金チャージを2000Rs分して早速日本へ電話して話し終わると 通話時間と料金・残金の表示が出たので安心して使え、追加でチャージするタイミングが一目瞭然のサービスに感心した。
二年前、二週間トルコを周った時、日本の携帯を現地で使用した結果 一万円弱の費用が掛かり驚いたが NTCで日本へ ¥15/分; 日本の携帯は \180/分 !!
現地調達がいかに安くて残金表示などの便利さを再認識させられた。 -
夕方、トレックの必要書類も受け取り準備完了。
トレックに使用しない荷物はトランクに詰め込み宿の山岸さんに預けて保管をお願いし明日は朝6時発なので朝食は不要とした。
・・・ポカラの街の美味しいパンとジュースを準備。
宿の山岸さんから、トロン・パスは高山病に注意して下さいと言われる。
・・・ 予定通り戻って来ると“普段からスポーツをしている人は簡単に
トロン・パスを越えますね“と言われた。 -
!!雨季明け道路の厳しさ!!
トレッキング ; 一日目 06 / Oct / 2015
ポカラ から ベシサハール(バス)、 タル(ジープ) まで
5時間のバス移動 + 昼・待機180分 + 5.5時間のジープ移動
900 m ~ 1700 m
朝6時にポーターが乗って来たタクシーにバッグを積み込みツーリストバスパークへ向かった。
各地へ出発するバスがズラリと並ぶ中 ベシサハール行きバスの屋根上に荷物を積み込むと、他のトレッカーも大勢集まって来てそれぞれ荷物を屋根の上に積み込んでいるが、気温は30℃と高く半ズボン姿が大半を占める。
6時半に出発しバス停( 地元の人しか判らない場所 )で乗客の乗り降りを繰り返し途中で休息を挟み11時20分到着。
乗客の中に日本語を話すネパールの役人で日本語教師の Komal さんが居て、独学で勉強し綺麗な日本語を話し漢字も200字位覚えたがまだ勉強中で 観光するなら仏陀の生誕地;ルンビンは素晴しいので行ったら良いよと話してくれた。
しかし、今はヒマラヤの山々に魅せられているので 観光地に興味は無いがこの先行く事があるかな?
以前はベシサハールがトレッキングのスタート地点だったが道路が整備された現在は奥地までバス、ジープが運行され乗換え地点になっているが3階建てのホテルや商店が並ぶ綺麗な町並みが続き道路も舗装されていた。
TIMSチェックポストで申請を済ませると 白人達は道路脇に待機したジープに次々と乗り込み出発していく。 -
何の問題も無くジープは運行されており一安心したので傍の食堂で昼食にフライライスを食べた。
ポーターのInd○○は ジープのドライバーと話した結果、出発はあと4人集まり満席になり次第出るが チャムチェまでしかジープは行かないのでその後タルまで歩き、料金は二人で5000Rsを4000Rsにしたと話した。
事前に調べた情報によると チャーメまで 一人2000Rs が相場で距離半分のチャムチェ迄で同額とは高いが!!
やっと満席になり出発と思ったら更に二人乗り込み三人のシートに四人座る状況でギュウギュウ詰めの状況で、14時20分に出発したが、舗装された街を抜けると石ころの道が待っていた!!
数ヶ月続いた雨季の間に道路の土が流され石だけ残った状況で、河原の石の上を走る感じで大きな石があると一旦停止しゆっくりと石に乗り上げそして越えて行くの繰り返し!歩く速度で走る区間が8割、止まった様な速度が1割、20km位で走る区間が1割、結局 タル;Tal まで35kmの距離を途中休息しながら5時間半掛かって19時40分到着。道路が整備されるとバスも運行されるそうだが何時になるのか? しかし、チャムチェからタルまで歩きではなかったのか?
それに ジープは我々を降ろすと更に先に向かって走って行った。・・・話が違う・何かオカシイ!
マルシャンデイ川の河原に有るタルの集落に向かって坂道を下るが、夜遅いので周りは良く見えず途中滑りそうになるがジープから降ろして手に持っていたストックを使い転ばないで良かった。
今回はトロン・パスを越えた後、延々と続く1600mの下りが有るのでストックを購入したがこんなに早く役立つとは!
PEACELAND GUEST HOUSE に宿泊。
部屋は広く感じが良く 夜9時でも20℃でぐっすり眠る事が出来た。 -
!!トレッキングスタート!!
トレッキング ; 二日目 07 / Oct / 2015
タル から ダナキュー まで ;
4.5時間のトレック + 昼食30分 1700 m ~ 2190 m
朝6時半に外に出ると北側の谷間に見える山が朝日に輝いて今日も晴天! 8時半出発すると SAFE DRINKING WATER を販売している小屋があったのでボトルに充填;40Rs。
今回のアンナプルナは 飲料水の販売箇所が頻繁に有り 充填して浄水剤を使えば価格が安くて助かるし、空ペットボトルのゴミを減らす運動も行われているので協力する事にした。
歩き始めると出発地点が1日分手前になったのでポーターのInd○○が得意げに後の日程をべらべら喋り出したが黙って聞いていた!
・・・そんな予定にはならないし俺が決めるよ!
緩やかな登りのトレイルを歩き11時には保護区入域証のチェックポストが在るダラパニに到着したので通行者のリストを見せて貰うと日に80~90人が通過していた。
自転車で;MTBトレックしている白人カップルが居たので自転車を持たせて貰うと10kgは有りそうで、聞いてみるとMTBトレックが終わった頃には二の腕が“この位大きくなっているわ”と両手を丸め話していた。
他の旅行記で見た事は有るしその後も自転車は何度も目にする事になった。 -
ベシサハールへのバス移動の途中でも見えていたマナスルがダラパニの後 近くなった分山肌まで見える程になってきた。出発前に計画した最初の宿泊予定地バガルチャップを過ぎ13時20分にダナキュー着。
MATHERLAND HOTEL の二階部屋に荷を置き、温水の表示があったシャワーを浴びると、水温は低く冷たかったが洗濯をして廊下に干しておくと気温が高いので朝には乾いているので助かる。
ダナキューからはマナスルが見え、5時半を過ぎると夕陽に染まり始め、その横にマナスル連山の ピーク29、ヒマルチュリも見えていたが、その時は気が付かなかった。・・・写真で確認して判った。
手首に包帯を巻いた10歳ぐらいの女の子が食事の跡片付けを手伝っているので感心する。
夜、寝袋はまだ使用せずロッジの毛布で充分だが今日から靴下を履き就寝したが朝は14℃だった。 -
*右のピークがマナスル、左は北峰と思ったが
北峰は 1000m の差があり陰になったのかな?
・・・ マナスル・ヒマ―ルを調べると、記入した配列が妥当の様です -
!!ついにマナスルのピューポイントへ!!
トレッキング ; 三日目 08 / Oct / 2015
ダナキュー から チャーメ まで ;
4.5時間のトレック + 昼食60分 2190 m ~ 2670 m
朝6時半にはマナスルに日が差し明るくなるが逆光で不鮮明!
外に出て集落を散策、立派な家が二軒建築中だったがエヴェレスト街道の家屋と同様に窓・扉は木製、壁部分は石積みで、完成間近の壁外面は石積みの上にエヴェレスト街道と違ってモルタル仕上げがされているので地震が発生するネパールでは心強いだろうと思う。
ポーターが背負って運ぶエヴェレスト街道と ジープ道が整備されたアンナプルナでは物資の運搬に大きな差が有るが旅行者が素通りして行く反面、この様な恩恵も得る事が出来る!・・・時代の波かな! -
朝食の時も包帯を巻いた女の子が食事の手伝いをしていたので 黒糖あめを上げると早速口に入れていた。
7時50分に出発。ホテルの前に出ると女の子がポケットに手を入れ“まだ有るよ”と仕草をしたので写真を撮ったが眼差しがシッカリした子供だった! -
デコボコのジープ道に出ると幌を付け荷台にも乗客を乗せたジープが走っているが、バスが通行出来ない時期は代行しているのかな?
其処からジープ道を外れトレック道の階段を上り下りして 9時に Timan 到着。
此処はマナスル連山が見通せる View point でマナスル北峰7157m、マナスル8163m、ピーク29 7871m、ヒマルチュリ7893mと北峰、西峰、バウンダヒマールが横並びで南北に連なっている ; 60年前日本隊が初登頂!!
マナスル北峰7157mは一段下の左側に位置しているが判別不明??
動画もブレが出ない様に三脚を使い、写真を30分程撮って満足した。 -
トレック道の脇にコスモス・ひまわり・ダリヤ・ケイトウなどが咲き乱れる一軒家の食堂で昼食を注文して待つ間 孫と同じ10ヶ月の赤ちゃんがいたので抱っこさせて貰い日本を思い出すが 赤ん坊を抱こうと家の中に靴を履いたまま上がり込んだが後で気が付き “sorry” と言ったがニコニコして見ていてくれた。
チベタンブレッドとヌードルは完食出来たし昨日も完食で体調は問題なし。 -
1時間後出発し 緩やかなトレイルを歩くと木立に囲まれ先に、山頂の雪が輝くアンナプルナⅡ;7937mが顔を覗かせる。
ついに アンナプルナ山群の登場!!
13時20分にはチャーメ到着。NURPU LINGA GUEST HOUSE
のアンナプルナⅡが正面に見える二階部屋に荷を下ろしそれ程汗はかかなかったが時間があるので靴下、下着を洗濯した。
朝6時の気温は14℃、夜7時で16℃で爽やかにトレックできる。 -
!!バラタンで一枚岩の山に感動!!
トレッキング ; 四日目 09 / Oct / 2015
チャーメ から ピサン(下村) まで ;
5.5時間のトレック + 昼食45分 2670 m ~ 3200 m
朝5時半になると空が明るくなったので アンナプルナⅡ、Ⅲの写真を撮る準備をすると6時過ぎには山頂部分が朝陽に輝いていたが次第に山の中腹まで日が差し込むようになり 周り全体が朝を迎えた。
7時半に出発、タルチョが飾られたマニ車を回しながら集落の中心部から出口のチョルテンを過ぎ緩やかなトレイルが続き、マルシャンデイ川に沿って登って行くルートの狭くなった谷間では 絶壁の岩をジープが通れる分だけ削り取った窪みの中(直角三角形の形)を歩いていく;川の方は勿論ガードレールの様な物は無い絶壁!
10時半過ぎ Bhratang を過ぎると楽しみにしていた一枚岩の山が正面に見えてきた。
山全体が一枚岩?? 普段見ることが無い圧倒されるスケールの岩に感動する・・・塊なのでスラブの表現が適正か?
一枚岩の山;スワルガワリ・ダンダ。
地元の人は スワルガワリ;( 天国の門 )と呼び、死者はこの一枚岩の斜面(高さ1500m)に沿って天国に昇って行くと 昔からの言い伝えを信じているが、威厳を感じる山容に納得させられる。
表面に見える断層は南側が高く北側に沈み込む形で エヴェレストを思い出すが、表面の岩が少しずつ剥がれ落ちる様に削られていて、垂直な上部は無理としても下半分は滑り台の感じで滑り降りる事が出来るのではと錯覚してしまう程 滑らかな山肌をしている岩山だった。 -
11時45分 デイクルポカリのチベットゲストハウスで昼食。
12時半に出発し 乳白色のマルシャンデイ川と両岸の木立、濃い青色の空をバックに一枚岩のスワルガワリ・ダンダを写真に収める。 -
ピサンが近くなると北東の方に雪嶺のピサンピークが見え始めるが、周りが岩石で茶色の山に囲まれているので際立って見える。
13時40分 ピサン(下村)に到着。
ピンク色の建物;HOTEL MOON LIGHTの一階の部屋に荷物を下ろし 早速、靴下を洗濯し通路のロープに干すと、綺麗に手入れされた花壇の中央テーブルでポーターと宿の人が談笑をしていたので黒糖あめを差し入れた。
ガイドブックにはピサン上村を通るトレイルは景色が良いのでお勧め!と有ったが 先の事を考え無理をしない下村で計画していたので ロッジの人に道を聞き15時からピサン上村へ散策に出掛けた。
マルシャンデイ川に架かった吊り橋を渡りアッパーピサンの門を過ぎ 緩やかな道を100m程登るとアンナプルナⅡと奥にアンナプルナⅢの全容が見えてくると迫力を感じる。 -
集落の上方にこの近辺で一番?のお寺;ゴンパが有り極彩色の門を通り中に入ると、多くのトレッカーが日向ぼっこ、写真撮影、アンナプルナを眺める、等々 思い思いにくつろいでいた。
靴を脱ぎ本堂に入りトロン・パスの無事通過をお祈りし、出口でお布施をドネーションボックスに入れ終了。 -
傍に建つチョルテン(仏塔)は建築中で、基壇の石積みに使う石を一枚づつ割って形を整える作業をしていたので眺めていると 日本では何を使うのかと聞かれたので自分の家を思い“Brick”と答えたら チョット自慢げな顔をしていた。
・・・ま 良いか!
之までは、緩やかなトレイルなので早い時間にロッジ到着して洗濯できるし、今日は熱いシャワーも使えた。
夕食の食堂に白人女性2名、同い年の韓国人 李さんが居て、自分は日本に103回行き、四国巡礼もしたと話していたが色んな人がいるものだ!
今朝6時の気温は11℃で少し頭痛がするので風邪薬を飲んでおく。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- Eriko Jpnさん 2020/01/05 16:17:43
- ポカラサーキットトレッキング
- この春(4~5月)、サーキットトレックを計画していますが、わからないことだらけで挫折しそうです。でもこの記を見ていると興味をそそられ、そして勇気が湧いてきます。
お聞きします。ベシサハールヘは、カトマンズから直接バスで行けるのでしょうか?
それともポカラに行って、そこから再出発するのですか?
今はバスが直行で出ていると聞いたのですが、それはツアーの場合だけでしょうか?
ご存じでしたら教えてください。どうぞよろしくお願いいたします。
- 佐々の賢次郎さん からの返信 2020/01/08 13:26:55
- Re: ポカラサーキットトレッキング
- 返事が遅くなりました。
私はポカラでポーターを探して行きましたが 直行もあります。
www.nozomitreks.com に 妥当な価格で記載があります。
カトマンドゥのホテルで頼めば直ぐに入手出来ますよ。
バス乗り場への行き方もホテルの人に聞くといいですよ。
・・・地方行きは あちこちにあるので!!
春には行った事が無いのですが 午前中は山が見えるが午後は雲が広がると
聞いていますが 最近は秋も同じような感じがしています。
トロン・ラは緩やかな山道なので楽しめますよ!
帰りはポカラで休養して楽しんでください。
林 賢次郎
- Eriko Jpnさん からの返信 2020/01/08 16:19:27
- Re: ポカラサーキットトレッキング
- ていねいにお返事を書いてくださってありがとうございます。
直行便もあるのですね。だったら首都の観光局でTIMCとAcapとを申請して、
次の日、直にベシサハールの行こうと思います。
いずれにしてもバスは苦痛ですが(^^;
Acapは海外保険に入っていないと入手できないのでしょうか?
私は昨春、ポカラでABCトレックの申請の折、TIMSはすぐに通りましたが、
Acapは最下段に保険会社名を記入しなさいと言われ、困ったことがあります。
ライセンス付きのガイドのサインか、保険会社かどちらかを記入せよと。
私に同行する友人のシェルパ君は、ガイドライセンスを持っていましたが、
彼の所属する観光会社を通さない個人同行なので、
Acapにサインできないそうです。
(彼はポーターとして、私の所帯道具15キロを担いでくれた)
DCカードについている海外保険ではどうかと、一度ゲストハウスに戻って、
DCカードをもって再度観光局に出向こうとしたところ、
空ゲストハウスの山岸さんが、申請許可を取ってくださいました。
あの時のからくりが今もわからないままです…
賢次郎さまはどのようにされたのでしょうか?
- 佐々の賢次郎さん からの返信 2020/01/11 20:37:29
- RE: Re: ポカラサーキットトレッキング
- > ていねいにお返事を書いてくださってありがとうございます。
> 直行便もあるのですね。だったら首都の観光局でTIMCとAcapとを申請して、
> 次の日、直にベシサハールの行こうと思います。
> いずれにしてもバスは苦痛ですが(^^;
>
> Acapは海外保険に入っていないと入手できないのでしょうか?
> 私は昨春、ポカラでABCトレックの申請の折、TIMSはすぐに通りましたが、
> Acapは最下段に保険会社名を記入しなさいと言われ、困ったことがあります。
> ライセンス付きのガイドのサインか、保険会社かどちらかを記入せよと。
>
> 私に同行する友人のシェルパ君は、ガイドライセンスを持っていましたが、
> 彼の所属する観光会社を通さない個人同行なので、
> Acapにサインできないそうです。
> (彼はポーターとして、私の所帯道具15キロを担いでくれた)
>
> DCカードについている海外保険ではどうかと、一度ゲストハウスに戻って、
> DCカードをもって再度観光局に出向こうとしたところ、
> 空ゲストハウスの山岸さんが、申請許可を取ってくださいました。
> あの時のからくりが今もわからないままです…
> 賢次郎さまはどのようにされたのでしょうか?
- 佐々の賢次郎さん からの返信 2020/01/11 21:06:59
- TIMS 申請の件
- TIMS の申請は下記で行いました。
2016年 チョラパス ー ゴーキョ の時は Insurance Policies には
使用しているカードの会社名とカード番号を書いて取得しました。
2018年 ランタンの時は空白で提出し取得できました。
カトマンドゥの ACAP は前回 簡単に取得できたので!
私は通風の持病があり保険に入れないので無保険で行っています。
私の個人的な感覚では 保険会社や番号を書いても ACAP では確認が
出来ないので 適当に書いても問題ないと思います。
普通は日本で保険に入って控えを持って行くのでしょうが
その控えを見る事も有りませんでした。
・・・・ 掲示板の書き込みミスでダブってしまいました。失礼!!
- Eriko Jpnさん からの返信 2020/01/11 22:38:13
- RE: TIMS 申請の件
- ふうん・・・なんかわかったようなわからないような
でもリアルだなあ〜ネパールだもんね妙に納得。
私はサーキットを行きたいけれど体力が少し不安です。
かといってバスを使いまくるのはつまらないし、
ベシサハールから歩いて、1日の距離も短くして、
人様の2倍かけてビスタ〜リ、ジョムソンまで行こうかと思います。
それなら私にも行けるかなあと。ビザは30日取得でゆとりをもって。
(高度についてはチュクンリやカラパタール、ゴーキョリとか無事)
トロンラに行く日は、ハイキャンプ発としても距離が長いですね。
ムクティナートまでロッジがないのかなあ〜(不安)
馬があると聞いたけれど馬に乗りたいけどここでは嫌だし。
☆賢次郎さまは勇気がありますね☆そして活動的、独創的ですね☆
☆体力だけでなく、興味や想像力が豊富なのでしょうね☆
☆これからもご活躍ください☆
また質問させてくださいね。
どうもありがとうございました。
- 佐々の賢次郎さん からの返信 2020/01/13 08:01:16
- TIMS 申請の件
- 前回の回答は判り難かったようですので、再度書き込みをします。
ポーターのサイン云々の件は申請方法の事だと思います。
1、地元の旅行会社を通してポーターを雇い、TIMS 申請する場合は
費用1000 Rs でブルー色のTIMS 許可書になります。
2、個人でポーターを探して、TIMS 申請する場合は 費用2000 Rs で
グリーン色のTIMS 許可書になります。
・・・この違いの為 サインをしなかったのではないでしょうか?
TIMS の 下段に書き込む保険の件
* カードの情報を記載すれば良いと思います。
* カードには通常、付帯保険が付いていますので、それでカバー
できるので大丈夫でしょう。
・・・ポーターのサイン、保険の件は以上のように理解し、回答します。
- Eriko Jpnさん からの返信 2020/01/16 01:14:49
- RE: TIMS 申請の件
- ありがとうございますた!!!
なんか、一歩先に進めた気がします。
感謝いたします<(_ _)>
ご自愛の上、これからも活躍してくださいね♡
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