2017/07/23 - 2017/07/24
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旅人のくまさんさん
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兵庫県を中心にした山陰の名所巡りです。道の駅の但馬のまほろばの弥生・古墳時代の出土品の見学のあと、次に向かったのは柱状節理で有名な、玄武洞(げんぶどう)です。(ウィキペディア・その他)
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兵庫県の道の駅、『但馬のまほろば』の古墳時代の出土品の見学の続きです。ホールのような場所に展示してあった、レプリカの銅鐸や神獣鏡などです。(同上)
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巨大なレプリカの銅鐸の光景です。光沢はやや薄れていましたが、銅の生地の色がはっきりと見て取れました。銅鐸(どうたく)は、弥生時代に製造された釣鐘型の青銅器です。紀元前2世紀から2世紀までの約400年間にわたって製作、使用されました。現存する最大の銅鐸は、滋賀県野洲市野洲町大岩山で1881年に出土1号銅鐸で、高さ144センチ、重量45キロに及びますから、この巨大なレプリカも大きさもオリジナルを模したものかもしれません。オリジナルの品では、香川県で出土したと伝わる、国宝の『袈裟襷文銅鐸』とそっくりです。(同上)
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イチオシ
同じくレプリカの巨大な銅鐸の光景です。こちらは合金の黄銅色をしていました。楽器説が有力ですが、それ以外の使途とする異説もあるようです。これまでに出土した銅鐸は、全国で約500個とされ、兵庫県は最多数の56点です。このレプリカの銅鐸は、国の重要文化財で、滋賀県野洲市小篠原字大岩山で出土した、突線紐5式銅鐸にそっくりです。オリジナルは、東京国立博物館に展示されています。オリジナルは、東京国立博物館に展示されています。(同上)
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こちらはレプリカの三角縁神獣鏡です。同じ銅製ですが、青銅色です。三角縁神獣鏡は、銅鏡の形式の一種で、縁部の断面形状が三角形状となった大型神獣鏡を指します。日本の古墳時代前期の古墳から多く発掘され、既に540面以上が発掘されています。(同上)
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黄銅製のように見える、レプリカの三角縁神獣鏡です。邪馬台国(2~3世紀頃)の女王、卑弥呼は魏に遣使していたとされ、中国の歴史書『三国志』、「魏志倭人伝」に、239年(景初3年)魏の皇帝が卑弥呼に銅鏡百枚を下賜したとする記述があることから、三角縁神獣鏡がその鏡であるとする説があります。邪馬台国論争を長く賑わせているテーマの一つです。現在も続いています。(同上)
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イチオシ
展示品:壷
制作時期:弥生時代後期(紀元~紀元後300年頃)
出土場所:宮ノ本遺蹟
その他:少し傾いだ、首の長い広口の壷です。(同上) -
先に紹介した、広口の壷の説明パネルです。時代区分のところには、紀元1年から紀元300年の官が紅い印になっていました。弥生時代の時代区分には諸説ありますが、概ね紀元前4世紀~紀元後3世紀中頃とされているようです弥生時代の始まりについては、更に5百年ほど早まる説も有力とされます。(同上)
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展示品:器台
制作時期:弥生時代後期(紀元~紀元後300年頃)
出土場所:梅田東1号墓(同上) -
展示品:玉と剥片
制作時期:弥生時代後期(紀元~紀元後300年頃)
出土場所:宮ノ本遺蹟(同上) -
先ほど紹介した、『玉と剥片』の説明プレートです。どちらも弥生時代後期の宮ノ本遺蹟からの出土品です。(同上)
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特別展示室の入口付近に掲示してあったパネルだった記憶です。特別展示室の撮影は、なんとなく断られたような気がしましたので、見学だけにしておきました。(同上)
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兵庫県朝来市にある国道483号の道の駅、『田島のまほろば』の休憩所光景です。2006年(平成18年)7月に開業しました。北近畿豊岡自動車道のパーキングエリアと兼用になっていますが、道路上の案内標識は『但馬のまほろば』です。(同上)
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いかにも弥生時代の雰囲気を意識した『田島のまほろば』の建物光景です。『まほろば』は、『素晴らしい場所』、『住みやすい場所』という意味の古語です。『まほらば』、『まほらま』とも言います。次は、柱状節理で有名な、『玄武洞』に向かいました。(同上)
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柱状節理で有名な、『玄武洞』に到着しました。その麓にある駐車場です。名古屋から出発したバス2台が揃いました。最初は1台で複数箇所で乗り合わせ予定でしたが、申し込みが多く急遽2台に増えたと添乗員さんが紹介されていました。(同上)
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駐車場の近くにあった、『山陰海岸国立公園』の立看板です。『京都府丹後の網野海岸から兵庫県の但馬御火浦を経て鳥取県東部の鳥取砂丘までの日本海に面する75kmの海岸線を中心とする日本の国立公園』とされます。(同上)
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咲き残りの紫陽花の花です。色褪せ、あるいは茶色のなった花が増えていました。参考までに近畿・中国地方の今年の梅雨入り。梅雨明けの気象庁の速報値は、梅雨入りが6月7日頃、梅雨明けが7月19日頃と公表されていました。梅雨入りが平年値、梅雨明けが2日早い日でした。梅雨が明けて1週間ほどの紫陽花の姿です。(同上)
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玄武洞付近で採掘された石を使った4段に分かれた石垣光景です。同質の石が使われていますので、黒っぽい色も、石の大きさも一緒です。(同上)
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駐車場から玄武洞までは、少しばかり石段登りがありました。身近に玄武岩がありますから、歩きやすい平らな敷石になっていました。(同上)
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玄武洞に到着しました。玄武岩で基礎と支柱が造られた中に置かれた大きな看板には、『山陰海岸国立公園・国指定天然記念物・玄武洞』の文字が記されていました。(同上)
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先程の大きな看板を右手に入れて、奥に見える玄武洞方面の光景です。約160万年前の噴火によって噴出されたマグマが冷却され、玄武岩溶岩の厚い層が形成されました。その後、河川による侵食により玄武岩塊がむき出しとなったと考えられています。(同上)
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玄武岩が積まれた石垣のズームアップ光景です。玄武洞の玄武岩は、マグマが冷却される際に体積が小さくなることでできる割れ目(節理)が顕著で、切り出しやすかったとされます。(同上)
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『玄武洞と玄武岩、名前の由来』のタイトルがあった説明パネルです。江戸時代の文化4年(1807年)、儒学者の柴野栗山が中国故事の妖獣、『玄武』から連想して『玄武洞』と名付けたのが始まりと解説されていました。その後、明治時代の東大教授の小藤博士が、岩石に『玄武岩』と命名したとも紹介されていました。最初は、全体が『玄武洞』と呼ばれ、観光用にいくつもの呼び名に分かれたようです。(同上)
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切り出した玄武岩が積まれた石垣と、その奥に見える玄武洞の光景です。右端に見えてきた洞窟は、天然のものではなく、坑道・採掘跡地です。ここで切り出された玄武岩は、周辺地域で漬物石や石材として使われています。(同上)
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玄武洞の規模を写真で実感するため、観光客の方達に大きさ見本になって戴きました。もっと近寄って見学したいところですが、落石事故防止の種に厳重な柵が設けてありました。(同上)
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イチオシ
先程の写真の左側半分ほどのズームアップ光景です。万が一、石が剥がれて落下したら、ヘルメットを被っていても無事にはすまない石の大きさです。(同上)
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更に左側部分のズームアップ光景です。剥落した玄武岩が折り重なっているようでした。玄武岩の柱状節理によりつくられる形状は、六角形を中心に、5~8角の石柱がみられるようです。(同上)
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採掘跡のズームアップ光景です。崩落を防ぐためでしょうか、上保の重みを支えるため、坑道脇には自然石を柱のように残してありました。あまりに整然としていますから、あとから積んだようにも見える造作でした。(同上)
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『天然記念物・玄武洞』のタイトルがあった説明看板です。玄武洞を中心に五つの節理を持つ洞が表示してありました。江戸時代から『灘石』の採石の中心地が玄武洞であったことなどが紹介されていました。(同上)
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距離が100メートルと記された『北朱雀洞』への道案内標識です。こちら方面には、最初は『白虎洞』、次に『北朱雀洞』と『南朱雀洞』が近い場所にありました。(同上)
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振り返って眺めた、『北朱雀洞』方面への登り道の光景です。中国神話の天の四方の方角を司る神が四神、東を青竜、西を白虎、南を朱雀、北を玄武が守護し、それぞれ川、道、海、山に対応しています。祖の方角とは切り離して名付けられた洞の呼び名のようです。(同上)
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