2017/03/20 - 2017/03/29
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funasanさん
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ローマ市内の高級ホテル(マリオット、SPG系、ヒルトン)は宿泊代金が高い。しかし、少し郊外に場所を移動するだけで値段は随分下がる。そこで見つけたのが「シェラトン・ローマ・ホテル&コンファレンスセンター」(写真)である。ここのエグゼクティブ・ラウンジ「シェラトン・クラブ」が素晴らしい。
SPGプラチナ・メンバーとしてクラブルームにアップグレードしてもらいクラブラウンジを何度も利用した。ここに2泊である。おまけにSPGポイントが3倍になるトリプルキャンペーン中だったので、コストパフォーマンス最大!
以下、為替は旅行当時のレート(1ユーロ=120円)で日本円に換算する
◎私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり)
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ソレントに3泊して、今日はローマに移動する。お世辞でも綺麗とは言えないヴェスヴィオ周遊鉄道(写真)に乗って、まずはナポリにもどる。1時間強のローカル電車の旅(料金3.6ユーロ、432円)である。地元の人の足となる電車なので安い。
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ナポリからローマまではイタリアが誇る高速鉄道(写真)だ。駅でサンドイッチとジュースを買い、車内に乗り込む。約1時間の乗車で料金は45ユーロ(5400円)。
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座席幅・間隔は十分広く2等車(写真)でも全く問題ない。ここでランチタイムにする。ナポリからローマまで移り変わる南イタリアの風景を眺めながらのサンドイッチは格別の味がある。
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ローマテルミニ駅で地下鉄B線(料金1.5ユーロ、180円)に乗り換え、8個目のエウルマリアーナ駅で下車。地下鉄駅入口の前の地下道を抜けて、公共バスの停留所へ向かう。 バスの番号は、31番、771番、780番、 1駅で今日のホテル「シェラトン・ローマ・ホテル&コンファレンスセンター」(写真)に到着する。
注:地下鉄のチケットは100分間有効で、これで公共バスにも乗車できる。 -
ローマテルミニ駅からタクシー(約25ユーロ、3000円)を走らせれば便利で早いが、我々は経費節約と地元の雰囲気を味うために公共交通機関を利用した。多少苦労して到着した見知らぬ外国のホテル、期待がわく。ロビー(写真)に足を入れてみると、結構重厚感にあふれてなかなかよい。
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フロントでチェックインすると我々の部屋は最上階のクラブルームだった。ただし、スイートではない。部屋を決める時、窓からの眺めの良さ、ベッド2台、バスタブの有無をしっかり確認する。
参考:チェックインはロビー階のフロントでもシェラトン・クラブでもできる。 -
大きなスーツケースを運びながら長い廊下(写真)を進む。
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そして、やっとついた我々の部屋(写真)はコンパクトにまとまった普通のツインルームだった。綺麗な部屋であるが何も感じない。部屋の広さは26㎡とやや狭い。ヒルトン・ソレント・パレスが良すぎたためか…。
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人間、一度いいものを味わうと下にもどれなくなる。そして、人間の欲望は際限がない。「もっと、もっと」となる。この部屋のルームチャージは税・サ込みで1泊152ユーロ(18250円)とそんなに安くはない。実はもう少し(2000円程度)安い部屋もあった。
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SPGプラチナ・メンバーとして最低料金で予約すればクラブルームにアップグレードしてもらえる。よってあえて高い部屋を予約する必要はない。
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SPGトリプルポイントのキャンペーンは巧妙だ。最低価格のスーペリアルームであればダブルポイント、デラックスルームになるとトリプルポイントもらえる。私はポイント欲しさにあえてデラックスルームを予約したのである。敵の作戦にまんまとはまっている。
写真:シェラトン・クラブ -
さて、シェラトン・クラブ(写真)に入ってみよう。内装はダークブラウンで非常に落ち着きがある。重厚な雰囲気の中に置かれた白いテーブルが清潔感を演出している。
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妻も私も入った一瞬、ここのラウンジが気に入った。まずはティータイムである。ラウンジは午前6時30分から午後11時までオープンしている。
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クラブラウンジではコーヒー、ティー、ジュース、ペストリー、フレッシュフルーツ、ヨーグルト、等がいつでも楽しめる。ルームキーでラウンジに入室するシステムになっているので、スタッフがいない時でも自分のオフィス代わりに使える。
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さて、ホテルの正面に広いガーデンプール(写真)がある。今は寒くてクローズしているが、夏になればここで泳ぎ、都会(ローマ)のリゾートホテルとして利用してもいいくらいの雰囲気を持っている。
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プールサイドに何とレモンの木のアーチ(写真)が作られている。そこに本物のレモンが成っている。
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プールサイドのソファーに腰かけ、ここでコーヒーでも飲めばまさにリゾートホテルであろう。しかし、そんな余裕のあるお客はいない。実はここは団体の利用客が多く、大型バスで続々とお客が到着する。
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夕方からシェラトン・クラブ(写真)ではカクテルタイムがはじまる。午後6時頃、ラウンジに入る。お客は少なく静かな雰囲気である。団体客御用達の大型ホテルなので、わざわざクラブルームに宿泊するお客は少ないのであろう。
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さて、どんな食材があるか、色々物色してみよう。ガラスの容器に綺麗に並べられたオードブル類を全種類頂く。
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温かい料理も2品あり夕食のメインにもなりそうだ。我々はレストランには行かず、ここでディナータイムにする。
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アルコールは充実しているようで、種類豊富なワインセラー(写真)まである。ワイン通なら地元イタリアワインから各種物色してここでワインテイストもできてしまう。しかもすべて飲み放題(無料)なのでお酒好きにはたまらないサービスであろう。
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スタッフに言えば特製カクテルも注文できるという。我々はシンプルに妻はワイン、私はジンジャエールで乾杯!
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そして、我々のローマでの優雅なカクテルタイム(写真)、ディナータイムがはじまる。不思議なことに、時間がたってもここのラウンジに入ってくるお客は少ない。よって、満席になる心配や、騒々しい雰囲気になることもなく、上品で静かなラウンジライフが楽しめる。
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ここのラウンジの驚きは屋外に作られたテラスラウンジ(写真)である。今はちょっと寒いが、ローマの西に傾きかけた夕日を眺めながら、ここでワインでも飲みながら妻や恋人と、また友人達と語りあえば、素晴らしいテラスラウンジとなる。
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テラスは広々としておりテーブル席(写真)もある。室内・屋外含めてこれだけの空間をシェラトンクラブの専用ラウンジとして使える。
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3月下旬のローマ、天気は良いが日が沈むと急に寒くなる。できれば屋外でカクテルタイムを楽しみたいところであるが、寒い。早々と屋内ラウンジに入り、時間を気にすることなくカクテル・ディナータイムを過ごす。
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朝食はシェラトン・クラブでも1階ロビー横にある広い朝食レストラン(写真)でも、どちらでとってもいい。シェラトン・クラブは簡単なコンチネンタル・ブレックファーストなので、我々は当然のごとく1階レストランに行く。
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プールに面した眺めの良い席を確保し、ビュッフェの朝食(写真)にする。メニュー、お味は普通で、良くもなければ悪くもない。値段は正直だ。ここは団体御用達の大型アメリカンタイプのホテルである。
参考までに、ここのホテルはローマ最大規模の客室数(スイート6室を含む全640室)を誇る。 -
朝7時頃から9時頃まで2時間近く朝食タイムにする。入れ替わるお客の人間ウオッチングが楽しい。初日は中東系の若い男女の集団で溢れていた。高校生の修学旅行か?と思えるくらい若い。
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翌日は中東系が少なくなったが、中国人の大集団、そして、規模は少ないが韓国からのツアー客も多い。東南アジア系(タイ、マレーシア、インドネシア)とも思われる人々も見かける。妻と朝食を食べながら「国籍当てゲーム」をすると楽しい。
写真:ホテルロビーに設置されたコーヒーマシン(サービス) -
一方でほとんど見かけないのが日本人である。恐らく日本人のツアー客はローマ市内のもう少し高級なホテルに泊まるのであろう。また、日本人の個人客はわざわざここまで泊まりにこない。よって、我々日本人夫婦は孤立する。それが面白い。
写真:ロビーにあるパソコンコーナー -
朝食後、妻は部屋でくつろぎ、私はパソコンを持ってラウンジに行く。朝のラウンジ(写真)はガラガラである。好きな席に座りネット接続をする。そして、カプチィーノを飲みながらネットの世界に入り込む。マーケット情報をチェックし、e-メイル、フェイスブック、フォートラベル等、色々情報収集・情報交換をする。ここが私のオフィスになる。株や為替が私の作戦通りに動き、ここで利益を確定すれば最高だ!(逆もまた真なり!)
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SPG系のホテル傘下には「シェラトン、ウェスティン、ル・メリディアン、セントレジス、ラグジュアリーコレクション等」高級ホテルが多い。これらのホテルのエグゼクティブラウンジ・クラブラウンジ入室のハードルは高い。勿論、ラウンジアクセス可能なクラブルームを予約すれば使えるが、宿泊代金が高い。私の狙いは「最低料金で予約してクラブレベルへの無料アップグレード」である。
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SPGプラチナメンバーは最低料金で予約してもラウンジアクセスが保証されている。一方、SPGゴールドではラウンジアクセス不可である。ここにマリオットとSPGの大きな違いがある。しかも、当日の空きがあれば「スイートルームまでアップグレードします」とSPGプラチナメンバーの特典規約に書いてある。SPGプラチナ優遇は際立つ。
よって、安くて豪華なホテルライフを求める私はSPGプラチナメンバーを目指す。
注:2018年にマリオットとSPGのホテル会員規約が改訂される予定。 -
SPGトリプル・キャンペーン利用でこのホテルに2泊して2432ポイントついてきた。
(トリプルポイント+各種プラチナメンバー特典ボーナスを含む)
SPGカテゴリー1のホテルなら週末2000ポイントで無料宿泊できる。ローマ郊外のホテルに2泊して、1泊分の週末無料宿泊券をもらったようなものだ。このようにして、私はホテル会員制の甘いワナにはまっていく。
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