古都フエ☆モダンなカイディン帝陵、クラシックなトゥドゥック帝陵を訪れる　［ホイアン・フエ・ハロン湾3つの世界遺産を巡る初ベトナムの旅3-1］

2016/03/07 - 2016/03/07

2016年3月7日（月）

オプショナルツアーを利用して、ダナンから車で２時間半ほどの距離にある、フエを観光しました。

19世紀初頭にベトナムを統一し、第二次世界大戦終結時まで続いたグエン朝の都が置かれていたフエ。
王宮を始めとして、皇帝たちの陵墓、仏教寺院などの建造物が、世界遺産に指定されています。

この日、午前中は、カイディン帝、トゥドゥック帝、２人の皇帝の陵墓へ。
午後は、王宮を見学後、ティエンムー寺を拝観し、ドラコン・ボートで川下りをしました。

まずは、フエまでののどかな道、対照的な２つの陵の様子から。

（旅行期間：2016年3月5日〜3月11日）

フエ観光　後半
【古都フエ☆戦争の爪あと残る王宮を見学、ティエンムー寺からドラゴンボートで川下り！】
ホイアン・フエ・ハロン湾3つの世界遺産を巡る初ベトナムの旅3-2
http://4travel.jp/travelogue/11120749

エリア フエ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: その他
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

オプショナルツアーのフエ観光の集合時間が、ロビーに8：20のため、６時半に起床。

朝の海を船が通って行きます。漁船でしょうか。

ダナン マリオット リゾート＆スパ ホテル

ベランダの窓に、海が映っている！

庭に、水撒きをする人の姿。朝早くからご苦労様です。

７時、朝食に行こうと部屋を出ました。

廊下から五行山が見え、昨日の苦労がよみがえります。（笑）
奥の小さい山の麓にあったお寺にも行ってみればよかったかな…と思ったり。

【勘違いして遠回り?ツルツル滑る大理石にしがみつき?ついに来ました！神秘的な光の射し込む洞窟寺院☆五行山】
ホイアン・フエ・ハロン湾3つの世界遺産を巡る初ベトナムの旅2-1
http://4travel.jp/travelogue/11113252

朝早いので、ダイニングはまだ空いていました。

薄緑はアボカドのムース。これ、気に入っちゃったんだよね?！

パイナップルとオレンジ入りの水。昨日はスイカ入りだった。

パンもいろいろ、ジャムもいろいろ。

クリームスープを飲んでみました。

赤紫のドラゴンフルーツ、病みつきです！

今日は鶏のフォーにしよう。

いただきます！

朝ご飯の後、急いで庭の写真を撮りに行きます。

デジカメに「管理ファイルを作成しますか」とメッセージが出て、出発から、昨日のランチまで、１日半の写真が見えなくなったのです…。
再生できるかもしれないけれど、ダメだった時のために。

空が曇っているので、プールの青はイマイチ…。

７時半開始のヨガクラス。皆さん、ストレッチ中。

浜辺の椅子に、まだ人の姿はありません。

プルメリアの花、散っている様子も、いいね！

フエ行きオプショナル参加者は、昨日のホイアンツアーと同じく、イトコのＹ姉さんと２人だけ。
ガイドさんも変わらず、あだ名をつけたチャラ男。ドライバーさんも、同じ人でした。

行きたくないと言ってるのに、ホテル前の石屋に連れて行かれます。(-_-;

これも大理石？ずいぶん、いろんな色があるんだなぁ。

桃は、不老長寿を意味する、縁起の良いもの。

柱の前、緑と茶色の縞の壺に似た色合いの小さい壺が、ウチにもあります。
要らなくなった物を貰ったように聞いたけど、あれ、大理石だったのか。

高さ30cmくらいなのに、えらく重い。大理石って、比重が重いんだね。
これらの壺も、相当、重いのかしら？

石屋で30分費やして、ようやく、フエに向かって出発。

ダナンのロッテ・マート。

ソウルからの直行便が飛んでいるからか、ヴィンパールに韓国の方が多く宿泊しており、朝食のダイニングには、キムチが置かれていました。

アジア・パークの入口。
ここにある大きな観覧車「サンホイール」は、琵琶湖畔にあった「イーゴス108」だそうです。
どういう事情でダナンに来たのかわからないけれど、観覧車の移設ってできるんですね。

わ、ニワトリ！

市街を離れると、山間の道に入って行き、日本が建設に協力したトンネルを通過。
トンネルは、かなり長さがありました。

海だっ！

快適な道を、ひた走る。

フエに続く線路。主に、貨物が通るそうです。

客車が通過！

この辺りは塩田のよう。

のどかー！

農村の風景も、いいね！

11時、カイディン帝陵に到着。車を降りたら、暑い！

グエン朝12代の皇帝、カイディン帝は、新しもの好き、派手好きだったそうで、陵には西洋建築も取り入れているとのこと。

まずは鉄製のゲートに迎えられます。

カイディン帝陵 建造物

この動物は…？龍だそうです。(*_*)

ゲートをくぐると、さらに上に行く階段が。

ここにも龍らしくない龍。

碑文を収めた建物。

この建物の龍の顔は、なんとなく、ヒンドゥー教寺院にあるカーに似ているような…。

兵馬俑がありました。

いよいよ、カイディン帝の墓のある天定宮へ。

陵墓は、1920年からカイディン帝の死後6年経った1931年まで、11年かけて造られました。
グエン朝は、４代皇帝のトゥドゥック帝以降、縮小傾向だったようですから、カイディン陵にはずいぶんと手をかけたのですね。

啓成殿

壁を飾る陶器やガラスのモザイク

天井に描かれているのは龍

金箔が施されているカイディン帝の像。
この像の地下９ｍに、カイディン帝が埋葬されているとのこと。

歴代皇帝の中で埋葬場所が分かっているのは、唯一、カイディン帝のみ。
それはなぜか。埋葬にかかわった人は殺されてしまうからだそうです。

1885年に生まれ、1925年、結核で40歳で死去したカイディン帝。
彼の息子で王朝は終わりを告げることになります。

緑多い高台にあるカイディン帝陵を後にして、

11時半、カイディン帝陵から車で15分ほどの距離にある、グエン朝４代皇帝の墓のあるトゥドゥック帝陵にやってきました。

トゥドゥック帝陵 建造物

1864年ー1867年、３年かけて造られたトゥドゥック帝陵。
カイディン帝陵とは一転して、平坦。広大な敷地の中に、池などが配置されていました。

釣りや、涼しさを味わうために建てられたスンキエム殿。
風情があります。屋根の白いものは鯉とのこと。

ガイドのチャラ男によると、鯉は龍になるという言い伝えがあることから、ベトナムの仏教徒は鯉を食べないそうな。

ホントかしら？とググったら、「鯉の煮物はベトナムの家庭料理」と出てました。
真相はいかに？？？

日本の城を囲む、濠を彷彿とさせる景色です。

トゥドゥック帝の功績を称える石碑を収めた建物。

ここにも兵馬俑がありました。ミニサイズで、なんだか可愛らしい。（＾＾）

門の奥に、トゥドゥック帝の墓があります。

これが墓ですが、ここには埋葬されていません。
ほかの皇帝と同様に、埋葬場所はわかっていないそうです。

スンキエム殿のある池を望んで建つのは、謙宮。

トゥドゥック帝（1829ー1883年）の在位中に、ベトナムはフランスの植民地となり、以降、グエン朝は形骸化していきます。
皇帝は、敗戦を悔い、この地で日々、嘆き悲しんでいたとのこと。

ベトナムについては、フランスの植民地だったこと、ベトナム戦争があったことくらいで、ほとんど知りませんでしたが、旅行記をアップするにあたり、情報収集して、いろいろなことがわかってきました。

百聞ではなく“一見”しているので、情報がすんなり頭に入ってきます。旅っていいですね！

フエの街中に向かいます。

12時半、ランチのレストラン、トロピカルに到着。

トロピカル ガーデン レストラン 地元の料理

厨房で薪を炊いていました！

欧米人のツアー客

ランチのメニュー。ベトナム語で読めませぬ…。

フエ名物の牛すじ肉のフォー、ブン・ボー・フエ。

巻き揚げ。これはマルでした！

バイン・ベオ。米粉生地を小皿ごと蒸して、干しエビをトッピングした料理。
見た目は美味しそうなんですが…。

パッションジュース

空芯菜、硬くて、ほとんど残してしまう。
豚肉は美味しかったけれど、ナスはパッとしない味。

オプショナルツアーのランチ、パンフレットには、昼食は“宮廷料理”と書かれていたのです。
Ｙ姉さんが、フエへの道すがらガイドのチャラ男に確認すると、「予約していないので、今日は宮廷料理ではないです」と言われました。

昨日のホイアンツアーは、勝手に時間を変更されるし、パンフレットとのズレが気になります…。

13時半、気を取り直して、午後の観光に出発。

この旅行記へのコメント （1）

• hanaさん 2016/05/15 15:29:12

  こんにちは！

  フエ　ずいぶんと深く勉強なさったんですね！
  私はあまり歴史に強くなくて、ガイドさんの話をきいていても　あまりよくわからないままにしてしまいました。
  確か　１２か１３代くらいの王様がいたように記憶しています。
  
  ダナンからフエまで、けっこうな道のりでしたよねえ〜
  私達は行きは　ハイヴァン峠を通ったので　いろは坂　状態でしたよ！
  向こうからくる車が　おっそいトラックを追い越すために　こっちの車線に急にきたり。日本では考えられない状況が幾度もありました。
  急いで道路の整備をしているなあ　と思いました。
  ぶどう畑さんの旅行のときは　緑豊かな水田風景でしたね！９月は収穫時期で、ちょうど刈ったお米を道端で干していました。
  
  そして、まあ９月のフエの湿度と気温が高かったこと！！もう、早く涼しいとこに逃げましょ　って感じでした。
  
  お食事は宮廷料理が食べられずに残念でしたね。きっとコースになっているのでしょうね。