勘違いして遠回り～ツルツル滑る大理石にしがみつき～ついに来ました！神秘的な光の射し込む洞窟寺院☆五行山　［ホイアン・フエ・ハロン湾3つの世界遺産を巡る初ベトナムの旅2-1］

2016/03/06 - 2016/03/06

2016年3月6日（月）

午前の観光は、大理石の山“五行山”。

フォートラベルの旅行記で、「エレベーターで行けるのは、山の中腹まで」「道が危ない」とあるのを見かけましたが、どう大変なのか、イマイチわかりませんでした。

実際に行ってみたら、目的の洞窟に辿り着くまで、かなり大変…。

でも、その苦労があったからこそ、洞窟に着いた時には感激ひとしお！
笑い話のような道行でしたが、おかげで、この旅一番の思い出になりました！

私たちは、知らずに険しい道を選んでしまいましたが、そうでないルートもあります。
五行山は、ぶどう畑的には、ダナンのお薦めのスポットです！

写真がたくさんになってしまいしたが、ぜひ、お付き合いください。

（旅行期間：2016年3月5日～3月11日）

前の旅行記
【海辺のリゾート☆ヴィンパール・ダナンに滞在】
ホイアン・フエ・ハロン湾3つの世界遺産を巡る初ベトナムの旅1
http://4travel.jp/travelogue/11112604

エリア ダナン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: その他
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

宿泊しているホテル・ヴィンパール。

ダナン マリオット リゾート＆スパ ホテル

ホテルの前には、こんな立派な石像が並ぶ石屋さんがありました。
どれも芸術品で、彫刻庭園美術館さながら。

立派なお寺でしか拝めない観音様やら、大きな石像。
これが全部、大理石？1ついくらするの？

道を挟んで、同じ石屋があり、そちらの石像は西洋風。

東洋風、西洋風、どちらの像もありがたーいお姿です。
でも、こんなに大きい石像、誰が買うのでしょうね。

道沿いには、小さな石屋が並んでいました。

家々を見るに、どうも玄関というものがないような…。

それが一般的なのか、たまたま店舗が多かったからなのかわかりませんが、1階にはあまり物を置かないのでしょうか？
車やらバイクを置いている家もありました。でも、ガレージとはちょっと違う印象。

2階や3階にベランダがあるのは、主流のようです。

洗濯物、カラフルです。

道端に置いて、盗られたりしないのかな…？

夜にはしまう？
でも、こんなに大きな物、おいそれと動かせないよねぇ。

石屋さんだけでなく、よろず屋さんもありました。

道端に屋台は、ベトナムのサンドイッチ“バインミー”の店。

屋台の向こうに見えるのは、ヴィンパール。
ダナンの市街から少し離れると、こんな空き地が多かったです。

道端のカフェ。くつろいでいるのは男性ばかり？

かなりのスピードで走ってくるバイクと車におびえながら、道を渡ります。
信号がないのです…。

渡った所の石屋さんで、マーブル・マウンテンに行きたいと言うと、後ろの山を指さしました。

えっ？？？ホテル前の大きな山が、五行山だった…。

フロントから見える山は、とてもそんな名所に見えません。
それで、麓にお寺らしきものがある、少し離れた所の小さい山がそうに違いないと、勝手に思い込んでやってきたのでした。

どうりで、ホテルのフロントの人が「五行山まで5分だから」とタクシーを呼んでくれなかったわけだ。（苦笑）

道の先に観光バスが停まっているのが見え、あの辺りまで行って渡ろうとなりました。

ホテル目の前の山に行くのに、大回りしてなんだかなぁなのですが、石屋の光景やら、結構、面白かった。

そして、この道では、生活のひとこまを垣間見ることができたのです！

家具屋さん

小さい鳥をさばいているところに遭遇。

山の中腹に見えるのは、お墓のようです。

美容院…だよね？

バイク、泡だらけ。

道端で洗い物。

墓石と思われます。

一服のあと。

金物屋さん？

仏具屋さんかな。

サトウキビでしょうか。

ようやく、五行山の賑やかな側にきました。

五行山は、このあたりの5つの山の総称です。
一般の観光客が訪れるのは、一番大きい、標高108ｍの“トゥイーソン”。
この山に洞窟寺院があるのです。

通りには、両側に石屋や土産物屋が並んでいます。
土産物屋のオバサンに、しつこくつきまとわれました。（苦笑）

大きな仏像あり、大理石のすり鉢あり。

やっと、エレベーターが見えてきました！

五行山 山・渓谷

あそこが、ガイドブックに載ってた洞窟？

…違うようです。

なにげに彫刻が。

エレベーターのチケット売り場の近くにも、土産物屋が軒を並べています。

帽子を忘れた姉さんは、刺繍が施されたベトナムの帽子“ノンラー”を買って、ご満悦。

エレベーターのチケットは、片道150,000VND（750円くらい）。
言わなくても洞窟寺院の拝観料（150,000VND）も取られました。

「地図がいるなら追加料金」と言われたけれど、写真に撮ったし、買いませんでした。
買ったら、大変な目に逢わなくて済んだのか…？

エレベーターに乗ります。

降りた所から、中国風の塔が見えました。

目を転じれば、ヴィンパール。
コチラからアクセスすればすぐだった…。（~~;

周りには、こんな風にポコポコと山が点在しています。

Xo Loi Tower

お釈迦様にまつわる、なにかのシーンでしょうか。

Linh Ung Pagoda
復りも通ると思ったので、スルーしてしまいました。

上りの階段が続きます。歩幅が合わずに歩きにくい…。

岩のトンネルのベンチでひと休みして、水分補給。

その先の左手に洞窟の入口を発見！たくさんの人が出てきます。
「ここだ！」と思ったのが、間違いの始まりでした…。

洞窟に入ってみると、仏像がありました。うんうん、雰囲気、雰囲気！

みんなが岩を登って行きます。このに奥にあるに違いない！

こんな感じでした。岩が大理石なので、ツルツル滑ります。
でも、これはまだ序の口。

上から光の指す洞窟に出ましたが、ガイドブックの写真の場所でない…。

上のほうの胎内くぐりみたいな場所が、一番の難関でした。

岩が大きく、どこに足をかければいいやら…という感じで、さらにその岩がつるつるしているため、足が滑ったら、アゴやら、胸を打ちかねません。

自力で登れず、下からお尻を押してもらっているオバサンもいました。

必死で登りました。

そこを抜けたら洞窟？かと思いきや、出た所は山の上。

上まで来たはいいけれど、あの怖い所を通って帰らなければいけないの？？？

別の下りの道がありました。よかったー！大きく安堵。

安堵ついでに、撮ってもらいました

見晴らしはいいです！　ヴィンパールがよく見えます。
が、頂上のスペースは狭く、岩がごつごつしているので、くつろげる空間ではありません。下ることにします。

通ってきた洞窟を覗くことができました。引き返した方がいいですよ〜！

あの胎内くぐりほどではありませんが、下りの道もこんな岩場。
ここで転んだら大変です。用心して歩きます。

道を下って行くと、別の岩のトンネルに出ました。
一休みしたトンネルの先を真っ直ぐ行けば、あんな苦労をせずとも、ここに来れたのでしょう。

まぁ、苦労したおかげで、五行山が大理石の山であること、大理石は原石でもツルツル滑ることを、身をもって実感できましたが…。（^^;

ホッとしたものの、目的の洞窟はどれ？？？
ケイブがいっぱいあって、わからない…。あんな思いをするのは、もうイヤだー！

10番に目星をつけて、右に公衆トイレの表示がある道を行きます。

洞窟寺院に近づいている予感。

向こうから日本人の女の子たちがやってきました。

ガイドブックの写真を見せながら、「ここに行きたいんですが、奥にあるんですか？」と聞くと、「大丈夫、バッチリです！」答えが返ってきました。ありがとー！

入口の観音様の像を横目に、

岩の割れ目を下って行くと…、あっ、ここだ！
おごそかな光が射し込んでいます！！

ついに来たー！メチャクチャ感激！

４体の像が洞窟を護っている階段を下ります。

皆、思い思いに射し込む光を楽しんでいました。もちろん、私たちも！

光はこれらの穴から。
なんと、ベトナム戦争の際に投下された爆弾によってあいたという。
そして、ここは野戦病院として使われていたそうです。また、入口の門には銃弾の跡があるとか。

この厳かな雰囲気からは想像もつかない悲しい事実です。

岩棚の仏像は、大理石でできているそうです。

どなたを祀っているのかな？

こちらは？

洞窟内には廟もありました。

名残惜しいけれど、射し込む光を見納めて、

そろそろ、戻りましょう。

洞窟をお護りする像が腰かけている動物たち。
猫みたいだけど虎…？龍なのかな…？うーん、よくわらない…。

後ろ髪引かれながら、洞窟を後にしました。

後から、ガイドブックをよくよく見たら、写真の場所は“ドン・フェン・コン”と書かれていました。見落としていたことを反省…。

でもさぁ、みんな、ここを目的に来るんだろうから、エレベーター乗り場とかの地図に、ここの写真も載せてくれたらいいのにねぇ。

分岐点から道を下ると、お寺の脇に出ました。

居心地悪くて、そそくさと後にします。

そのすぐ下にあったのが、このお寺。

心落ち着くたたずまい。

堂内も厳かな雰囲気。

これぞ、木魚。

脇に、庫裡と思われる場所もありました。

庫裡の前では、仔犬がお昼寝中。

寺から、展望台が見えます。あそこは、苦労しなくて行けそうだ。（笑）

麓まで、ひたすら、こんな階段を下って行きます。

洞窟寺院への、一番楽なコースは、エレベーターを降りたら、五行山の地図にある10番のHyuen Kong Cave（ドン・フェン・コン）を真っ直ぐに目指し、来た道を戻ってエレベーターで下るのがよいと思われます。

下った所に、大理石の小物を売る土産物屋が並んでいました。

石仏ロードをホテルに向かいます。

五行山を振り返ると、山の中腹にXo Loi Tower。
フロントから見えていれば、遠回りすること、なかったな…。

でも、勘違いして遠くの山に向かったおかげで、興味深い光景をたくさん目にすることができました！

13時、ホテルに帰ってきました。

ダナン マリオット リゾート＆スパ ホテル

強い日差しの中、プールの青が際立ちます！

この日のランチは、プールサイドのバー。

リゾート気分を味わいましょう！

大変だったねー、お疲れさま！セブンアップで、乾杯！

生春巻きと、ヴィンパール・サンドイッチを注文しました。

春巻きの皮はシコシコ、エビがプリップリ。
サンドイッチも言うことナシ！！フライドポテトが、軽くて美味しい！

こーんな景色を眺めながらの、贅沢なひととき。

ランチの後、浜辺に出てみます。

ずーっと続く、白い砂浜。
ダナンってこういう所だったんだ。改めて思います。

海の状態は、旗の色でわかるようになっていました。
この日は黄色。引きが強い感じの海でした。

14:15、部屋に戻ってきました。

カメラの電池を入れ換えると、また「管理ファイルがありません」のメッセージが出て、SDファイルが初期化され、写真が見えなくなりました…。

幸い、消えてはおらず、パソコンで見たら、前日の写真も一緒にフォルダーに格納されていたので、こうして旅行記にアップできました。

以前から使っていたSDに替えてからは、メッセージは出なくなりましたが、「撮った写真が消えていたら」と、旅行中ずっと気になっていました…。

* * * * *

この日は、ホイアンに行くオプショナルツアーを申し込んでいました。
次の旅行記では、ホイアンの様子をお伝えします。

【ランタン作り体験！夜遊びライナーでホイアン観光】
ホイアン・フエ・ハロン湾3つの世界遺産を巡る初ベトナムの旅2-2
http://4travel.jp/travelogue/11114862

この旅行記へのコメント （2）

• JOECOOLさん 2016/05/04 22:26:43

  旅行記、参考になりました〜！

  ぶどう畑さん、こんばんは！
  はじめまして、JOECOOLと申します。
  
  じつは、今ホイアンにいるんです。
  迎えのシャトルバスを待つ間に、カフェで休憩中です。
  旅行前にダナンや周辺のことを調べていて、ぶどう畑さんのブログに行き着きました^ ^
  今朝五行山に行ってきたのですが、事前に調べた時は五行山の情報って少ないので、大変参考になりました！
  ありがとうございました^_^
  大理石でツルツル滑るあのルートを敢えて通りました（笑）
  その方が楽しいかなと思って・・・
  あの岩登りはエキサイティングでした〜！
  明日は午後からダラットに移動します。
  
  by JOECOOL
  

  ぶどう畑さん からの返信 2016/05/06 22:17:21

  RE: 旅行記、参考になりました〜！

  JOECOOLさん
  
  こんにちは！ぶどう畑です。
  
  旅行記が参考になってよかったです！
  私も、フォートラで五行山に関する情報を探したのですが、具体的に書かれている旅行記が見つからなかったので、「これから行く人のために」と思って書きました。
  JOECOOLさんのようなコメント、嬉しいです！
  
  あの、ツルツルのルートを辿ったのですね。
  なかなか手ごわかったでしょう？
  
  ベトナム初心者なので、ダラットという地名は初めて聞きました。
  ググってみたら、ベトナムの避暑地なのですね。
  どうぞ、旅を楽しんでください！