暮らすように歩く　NY初物語⑤

2016/03/03 - 2016/03/12

　ニューヨークは６回目という連れ合いに背中を押されて、初めて訪れた。定年１年後の記念旅行。どうせなら長逗留をと８泊も。キッチン付きのホテルに泊まり、料理も洗濯もし、街をぶらついた。はたしてニューヨーカー気分になれたかどうか‥。写真は遊覧船から見た、迫力満点の自由の女神。
　
　

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　【６日目　３／８】
　今朝は朝の光景をパチリ。午前７時２０分すぎにホテルを出て右、イーストリバーの岸辺へ。ようやく戻り寒波も去り、日中の予想気温は２０度近くまで上がるという。
　既にビル建設や道路工事は始まっていた。工期の関係で急いでいるのだろうか。コンクリート製の大きな四角形の箱を道路に埋め込む作業はブルで一気に運んでいた。大胆なやり方にも見え、日本ではどうやるのかなと思った。写真はおそらく共同溝の埋め込み作業。
　岸辺まで行くと、対岸からの渡船が着き、サラリーマンらが一斉に下りて来た。なかには電動レンタサイクルに乗る人も。会社まで電動自転車の方が地下鉄やバスより早いのだろう。
　今日は最も定番のポイイト、いまだお会いしてない女神様の所へ行くことにした。CityPASSは上陸か遊覧船か選べる。海上から眺めたが、女神様は相当大きく迫力があった。乗った午前１０時の船は女神様往復の１時間コース。正午発はマンハッタンを一周する２時間半コース。夏ならそちらもおもしろそうだ。
　遊覧船の隣には退役した空母イントレピッドが係留され、海洋航空宇宙博物館として一般公開されている。いわば海軍博物館。太平洋戦争から朝鮮戦争、ベトナム戦争と出撃した空母には新旧の戦闘機が多数展示されている。２日前にグランドゼロに立ったばかり。こうした力の誇示にみられる姿勢が異文化の海外ではかえって反米感情を高めているではとも思った。
　ただ、アメリカの当局というのはとにかく公開し、できるだけ分かりやすく見せるという姿勢に徹している。それが民主主義ということか。
　次に訪れたのが映画「ナイトミュージアム」の舞台として一躍知られるようになったアメリカ自然歴史博物館。恐竜など生物の進化を実物大の模型を作るなどして、徹底的に分りやすく見せようと努めていた。こんな博物館は知らない。グランドゼロも含め各施設ともとにかく具体的に見せることに傾注している。見てほしい。忘れないでほしい。それがアメリカ当局の姿勢、多様な人種をまとめるすべなのだろう。


　

　
　

イーストリバーの岸辺。右奥は国連ビル

対岸からの渡船を下り、岸辺に設置されている電動レンタサイクルで職場に急ぐサラリーマン
　
　
　

自由の女神往復の遊覧船。サークルラインにはいろいろコースがある

ワンワールドトレードセンターなど高層ビル群．船は写真が撮りやすいようにゆっくり進んだ

船上ではあちこちで記念撮影

一般公開されている空母イントレビッド

空母イントレピッドの甲板に展示されている戦闘機など

艦内の展示場

硫黄島を模したバトルゲーム

マンモスの骨格模型。アメリカ自然史博物館の恐竜展示場。とにかく迫力満点。

大きすぎて部屋から首が出た世界最大級の恐竜、ティタノサウルス（長さ３７?、高さ６?）の骨格模型

アメリカ自然史博物館からの帰り。オノヨーコさんが住むダコタハウス。壁面を全面工事カバーが覆っていた

ダコタハウス前、セントラル・パークの入り口にあるジョン・レノン追悼碑、ストロベリーフィールズ