暮らすように歩く　ＮＹ初物語②

2016/03/03 - 2016/03/12

　ニューヨークは６回目という連れ合いに背中を押されて、初めて訪れた。定年１年後の記念旅行。どうせなら長逗留をと８泊も。キッチン付きのホテルに泊まり、料理も洗濯もし、街をぶらついた。はたしてニューヨーカー気分になれたかどうか‥。写真はブロードウェイのオブジェ。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　【３日目　３／５】
　朝、前日と同様にホテル周辺を散歩した後、煮ぞうめん等で朝食を済ませ、ホテルを出たのが午前9時半すぎ。東34ストリートをぶらぶら西に西に歩いた。エンパイアステートビル、5番街も通り過ぎて、６番街の角、メイシーズ百貨店沿いに右斜めの道を進む。ここがブロードウェイとグーグルマップが教えてくれた。
　道沿いには石のオブジェが置かれ、次第に華やかさが増す。そして真っ赤な[H＆M」の大広告。タイムズスクエアに着いた。前夜、エンパイアステートビルの展望台から見えた「H＆M」ビルが眼前にあった。
　ここまで３０分弱。広場は国内外からきた観光客で賑わっていた。皆さん、あちこちでパチリパチリと記念撮影。テレビ報道定番の巨大ビジョンは「これかあ」などと、しばし広場で遊んだ。
　ここで連れ合いが「セントラル・パークまですぐ。歩いて行ける」と声をかけてきたので、そのまま北上して今日の目的地、メトロポリタン美術館まで歩いていくことに。次男は多少ブツブツ言っていた。
　7番街を北へ北へ。２０分足らずでセントラル・パークに。馬糞の臭いが漂う客待ちの馬車の横を通り過ぎて公園の中に、The Mallと呼ばれる並木道をのんびり歩いた。ジョギング中のニューヨーカーともよくすれ違った。
　１１時すぎ、ようやくメトロポリタン美術館に着いた、これから昼食を挟んで５時間近く、にわか美術漬けを楽しんだ。古今東西、さまざまなものが展示されていたが、最も印象に残ったのは初めて見たインカの黄金仮面。鈍く光っていた。
　昼食に寄ったヨーロッパ彫刻コーナーのカフェではビールが飲めた。食事後もテーブルを独り占めして長いお脚を椅子に掛けて一休み、なかなか立ち上がろうとしない金髪おばさんとマネジャーとの静かなる闘いは面白かった。
　とうてい見きれず、気分転換もあって午後４時前に退館。そのままセントラル・パークをニューヨーク市立博物館辺りまで散歩して引き返し、グッゲンハイム美術館に。多く人が並んでいたが、CityPASSで優先入場できた。正直、カタツムリ状の建物がユニークなだけで展示内容は物足らなかった。
　この日はほぼ立ちっぱなしでおよそ１０キロは歩いた。さすがに疲れて帰りはタクシー。ホテル横のマーケットでうまそうなサラダやチキンを買い足して、前夜に続いてステーキを焼くなどして部屋で寛いだ。
　



　
　

連続した石のオブジェ

タイムズスクエアの象徴、大型ビジョン

結構広いタイムズスクエア

７番街のオブジェ

歴史を感じさせる建物

セントラル・パークの噴水。まだ止まっていた。

メトロポリタン美術館

エジプト展示場の広場。奥はエジプト政府から贈られた神殿とか

黄金仮面

ロダンのカレー市民

ヨーロッパ彫刻コーナーのカフェ。たっぷり採光で明るい

ヨーロッパの騎士

ゴッホ

モネ

セントラルパークの大きな池の西側

グッゲンハイム美術館の外観

グッゲンハイム美術館の内部