暮らすように歩く　ＮＹ初物語①

2016/03/03 - 2016/03/12

　ニューヨークは６回目という連れ合いに背中を押されて、初めて訪れた。定年１年後の記念旅行。どうせなら長逗留をと８泊も。キッチン付きのホテルに泊まり、料理も洗濯もし、街をぶらついた。はたしてニューヨーカー気分になれたかどうか‥。写真はホテル前の東３４ストリート。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　【初日、２日目　３／３、４】
　利用したのはＵＮＩＴＥＤ。ＡＮＡグループで割安だったので。成田を３日夕、飛び立ち、定刻通りに米時間の３日夕にニューアーク国際空港に着いた。機内食は普通。最新の米映画を見ているうちに着いた。クチコミでは悪評が目立ったが、それほどでもなく特に問題はなかった。写真は成田空港北ウイング、ＵＮＩＴＥＤ・ＮＹ便（ニューアーク）の搭乗口。
　ところが、ニューアーク国際空港でとんだことに。本来、出口に迎えに来ているはずの次男（通訳を兼ねてロスから呼んだ）がいなかった。困惑した。係りに尋ねると、２時間ほど遅れているとのこと。北米は戻り寒波で各地で積雪となり、機材繰りがつかなかったらしい。それでもロスは快晴だったそうだ。ロス−ニューアーク間は幹線なんだから、多少の遅れ程度で済ませろよと、ＵＮＩＴＥＤには文句の一つも言いたい気分だった。
　結局、シャトルバスを手配して予約していたミッドタウンのホテル（デュモンニューヨーク - アンアフィーナホテル）に着いたのは午後８時すぎ。早速スーツケースを部屋に入れ、遅い夕食へと繰り出した。
　ホテルはマレーヒル地区にあり、治安のいい所だそうだ。エンパイアステートビルにも近く、連れ合いがその周辺にはコリアンレストランがあると言うので向かった。大にぎわいだが、道までニンニク臭のする店は敬遠し、若い人でにぎわっている店を見つけた。「ＨＥＲ　ＮＡＭＥ　ＩＳ　ＨＡＮ」というおしゃれな店だった。評判の店らしかったが、定番の海鮮鍋などで冷えきっていた体を温めた。
　ホテルに戻り、バスタブにお湯をためて疲れを取り、ベッドに横になるといつのまにか熟睡していた。
　
　２日目。旅に出ると不思議と早起きになる。平生は寝坊主なのに、やはりアドレナリンが出ているのだろう。７時すぎに覚めると、連れ合いはまだお休みなので次男とモーニングコーヒー目当てに外に出た。前日は氷点下３度まで下がったらしく、今朝も氷点下予想。道には残雪が。２ブロック先の早朝カフェ「Ｈｉｌｌ　ａｎｄ　Ｂａｙ」に寄った。
　通勤者向けにテイクアウトのコーヒーを出しており、そちらの注文ばかりで店内はわれわれだけ。それでもニューヨークの朝の雰囲気を味わえた。注文したのはベーコン・エッグ・チーズサンド。ニューヨーク仕立てだそうで、うまかったが朝食にしては量が多かった。店の陽気なあんちゃんが半袖だったのも気に入った。
　ホテルに戻ると、連れ合いが煮ぞうめんを用意していた。朝食はこれから煮ぞうめんプラスαで済ませることになる。
　一息ついて午前１１時ごろ、ベッド脇に2ドル（相場かな。毎日帰国日まで）を置いて外出。ホテルを出て左に東３４ストリートを進むとほどなくして交差点で右折、後方にグランドセントラルターミナルが見えてきた。徒歩１０数分。いわゆる中央駅には大きな星条旗がはためいていた。駅構内は先を急ぐニューヨーカー、全米からのお上りさん、そしてわれわれ外国人観光客で大にぎわいだった。
それから駅周辺を散策、ニューヨーク市立図書館の壮麗な建築美には驚かされた。後日、これは本当に図書館なのかと中に入ってみると、皆さんとも真剣に本をめくり勉強されていた。当たり前か。
　近くの日本食マーケットものぞいて再び駅へ。地下のフードコートで一休みした後、連れ合いのお目当て、セントラルマーケットへ。「ニューヨークは外食がとても高い。しかもそう美味しくもない。毎晩外で食べなくていい」と、今晩のメーンとなるサーロインステーキなどの食材を購入。ホテル横の小マーケットでもミネラルウォーターやビールなどを買い込み、部屋に戻った。
　部屋は外出前に要望していた高層階に変わっており、２０階からの眺めは抜群だった。クライスラービルの独特のサインを部屋から眺めながら、夕食となった。簡単に焼いただけのサーロインだったが、とてもうまかった。「店なら１人１万円よ」とは連れ合い。ちょっと味気ないが、もっともな言い分だった。
　時差ぼけがまだ直らず、このまま部屋ですごそうかとも思ったが、ＣｉｔｙＰＡＳＳを事前に買っていたので、お初の小生と次男はエンパイアステートビルに。深夜１１時ごろに上ったが、展望台は大勢の人だかり。とても寒かったが、夜景は単純にすばらしかった。戦前にこのような超高層ビルを建てた国とよく戦争したもんだ。

街ぶらの拠点となったデュモンニューヨーク - アンアフィーナホテル。到着翌日は残雪があった

ホテル前の東３４ストリートを西に歩いた

正面奥がグランドセントラルターミナル。背後はメットライフビル

駅の中央構内広場

駅の中央構内広場

誰もいないホーム

地下のフードコート。手前はハンバーガーのシェイクシャック

雪が残る市立図書館

市立図書館

グランドセントラルマーケットで食材調達

２０階の部屋から見えるクライスラービル。夜景のアクセントに

エンパイアステートビルの展望台入り口

８６階の展望台から南方面。遠くに見えるのはワンワールドトレードセンターか

タイムズスクエア方面。