寒い冬こそ、秋田に行こう！

2016/01/30 - 2016/01/31

冬によく東北に呼ばれる。
JRのポスターで見かけた「男鹿」の文字。
（あ〜ユータロー　最近全く言うこと聞かないなぁ…）
（ナマハゲにいっちょもんでもらうかな）
と思いつき、弾丸で男鹿へ飛ぶことにした。
ナマハゲづくしの秋田紀行。

JL0161 羽田-秋田 7:25-8:35

宿泊　セイコーグランドホテル

JL0166 秋田-羽田 17:00 ‐ 18:15

エリア 男鹿(秋田)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー JALグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

まだ暗い早朝5時半に家を出発し、羽田空港に向かう。
中央環状線が出来たことで我が家から羽田まで30分で着けるようになった。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

羽田から無事に秋田空港に到着。

秋田空港 空港

到着ロビーにもういきなりナマハゲ先生！

リムジンバスで空港から秋田駅へ、大人930円。

40分ほどで秋田駅に到着。

男鹿線出発時間まで40分程あるので駅前のカフェ「ナガハマコーヒー」で朝ごはん。

ナガハマコーヒー 秋田駅前店 グルメ・レストラン

私はエッグベネディクト、息子はスクランブルエッグのモーニングセット（各842円）。パパは茹でたまごとコーヒーしか飲まず、ダイエット？と思いきや、後でちゃっかり駅弁を食べていた。

ナガハマコーヒー 秋田駅前店 グルメ・レストラン

10:17発の男鹿行きに乗るのだ！これを逃すと次の電車は12時なので乗り遅れるわけにはいかない。

これが男鹿線。途中 追分駅で奥羽本線と男鹿なまはげラインに分かれる。ちなみに2両編成。

扉は自分で開ける。ここにもナマハゲ。

中は懐かしい作り。

出発間際に売店へ買いに戻った、パパの「鶏めし弁当」（８８０円）。

太平山方面？

ワンマンなので後ろは丸見え。

秋田、青森、岩手の周辺路線図。

チラッと見えた八郎潟。

秋田駅から45分で脇本駅に到着。

いよいよ、ナマハゲ先生の本拠地に上陸！

脇本駅 駅

脇本駅はイメージ通りの無人駅。切符は車両を下りる際に運転手さんに渡す仕組み。
この駅前で予約していた「みさき観光タクシー」さんと待ち合わせなのだ。

最初の観光ポイントは予約時に「冬季は通行止めで観光出来ない。」、と言われていた男鹿半島の観光名所のひとつ「寒風山」だが、好天に恵まれて途中まで行くことが出来た。回転展望台（冬季休業）のある頂上までは行けなかったが、十分眺めを楽しむことが出来た。

寒風山 自然・景勝地

「寒風山」はパラグライダーのメッカ。この日も楽しんでいる人の姿が。

曇天の多い秋田県。日照時間は全国で最下位なんだって。それが色白の美人を多く輩出する所以とか。。。

「この季節、お客さんを寒風山に連れてきたことないよ。」（晴れる日が珍しい）とドライバーさんは言ってたけれど、リップサービスかなぁ。

こちらは火口。寒風山は休火山なのです。

自衛隊の駐屯地方面？

橋の袂にナマハゲ先生！

ナマハゲ直売所って…売ってんのかい！

二つ目の観光ポイント、「八望台」。

八望台展望台 名所・史跡

展望台に上ると戸賀湾の手前に二ノ目潟が見渡せる。二ノ目潟は海のすぐ近くだけど海水ではないんだとか。

遠くに先程通った寒風山が見える。

息子の足跡と動物の足跡が混ざる。

男鹿半島の端っこにある水族館GAOにやってきた。
母子手帳持参で大人300円、小人100円の割引が受けられる。（2016年4月3日まで）

男鹿水族館GAO 動物園・水族館

オフシーズンなのでメインの大水槽が貸切状態！

これ、何に見える？

正解は、今　車のCMにも出ている男鹿のゴジラ岩。
冬場は道が凍結して通行困難なので運転手さんにお断りされ、今回の旅行では見に行くことが出来なかったからここで見られてラッキー？！

沖縄の深海で採れた魚が何故男鹿に！？

このままずっと同じ姿勢。。。

どこの水族館でも大人気のチンアナゴ。

冬の日本海とは思えないでしょう？

国内飼育個体では最大級のホッキョクグマの豪太くん。確かに旭山動物園のクマより大きい気がする。
ただ、ここのクマさんたちちょっとストレス溜まっている感じがして見ていて切なかったな。

ドクターフィッシュに夢中の息子。

これはブリコ。（ハタハタの卵）「とてもモコモコしてたな。」とは…（息子談）

ナマハゲ先生の雄姿、見たかったな〜

空いているのでアザラシも独り占め。

アザラシも暇なんだか、

連続で息子をからかいに来ていた。

水族館を後にして、昼ご飯を食べに入道崎にある「ニュー畠兼」へ。

今回、タクシーの運転をしてくださったのは、「みさき観光タクシー」の社長さんだそうでここのお店の主人とも顔馴染みの様子。男鹿名物の「石焼鍋」は多分夕食に出るだろうとふんで海鮮丼目的でこちらの店にしたのだが…

観光地のレストランによくある芸能人の写真を何となく見ていたら、
らしくない人発見！
入道崎に小田和正！
ビックリ！！

海鮮丼にサービスでハタハタの味噌汁。
ウニは北海道産だけど、イクラは男鹿産だと。

店先には迫力のナマハゲ先生〜ごちそうさまでした！

時間が無いので、灯台は遠くから。

入道崎 自然・景勝地

ここ入道崎では未確認飛行物体が多数目撃されているそうで、こんな謎なメニューもあるようだ。

急いでいたのは「男鹿真山伝承館」で行われるナマハゲ実演の時間が迫っていた為。
ちょっと時間が過ぎていたけれど、説明の途中に滑り込ませてもらった。

男鹿真山伝承館 美術館・博物館

写真よりもっと実際は薄暗い中、家の主がナマハゲを家に迎え入れるところから始まる。足を踏み鳴らし、ウォーと大声をあげながら入ってくる姿は勇猛だ。
家に入る前にシコを７回踏む。

暗い中動き回るのでブレまくり〜

お酒でもてなす。お膳の前に座る時も５回シコを踏む。
「なまけものの嫁はいないか」
「言うことをきかない子どもはいないか」
などなど、主と問答を繰り広げ、、、

立上りしな３回シコを踏み、
「また来年もくるからな」と言い残してナマハゲ先生退場。
本来、ナマハゲ先生は大みそかの夜にやってきて、無病息災を約束していくのだ。
男鹿の子どもは中学生ぐらいまで本気でビビっているらしいよ。
うちの息子はビビりつつも、「ナマハゲ役のひと…」なんて冷めたこと言っていたけど。

雰囲気バッチリ！

今年の男鹿は雪が少ないらしいけれど、それでもこの辺りではかなり雪が積もっていて厳かな雰囲気。

伝承館に隣接する「なまはげ館」に移動。
伝承館との共通入場券で大人1080円、小人756円。

「良い子にしててよかった」

良いコピー。

なまはげ館 美術館・博物館

息子、ミニナマハゲに変身〜！

ついでに私も！(￣▽￣)

「なまはげ館」には男鹿市内各地で実際に使われていた110体＆40枚（計150枚）の多種多様なナマハゲ面が展示されている。
そう、村ごとに面が違うのだ。こんなコミカルなものから。

妖怪風のもの。

ひげダンスに、

鬼婆風。

顔デカ過ぎ！

これだけ勢ぞろいすると圧巻。

ここに表紙の先生もいます。

なにやら楽しそう！

センターは君だ！

こんな異国風の先生まで。とても楽しめました！

男鹿観光を終えてこの日の宿「セイコーグランドホテル」まで送ってもらう。
男鹿半島観光4時間コースにホテルまでの送りをプラスして15500円。これだけ雪が少なければレンタカーもアリだったけれど、運転が心配だったので貸切タクシーにして正解だった。

部屋は妙に広かった。和室の手前に同じぐらい広い前室があるのだ。

男鹿温泉 湯けむりリゾート セイコーグランドホテル 宿・ホテル

窓からの景色。遠くに寒風山が見える。

お茶請けだってナマハゲよ。

男鹿温泉郷を散歩。
息子は雪に狂喜乱舞、振る舞いが子犬のようだった。

そして、男鹿のホテルでなぜこのホテルを選んだかと言うと、「家族の絆、子育て”ナマハゲ風習体験”」なるプランがあったからだ。
息子には内緒で、夕飯だと偽って個室で待つこと数分。いきなりナマハゲ先生乱入で流石に息子もビビっていた。「忘れ物をしないように」「話をきくように」など、問答をした後の記念撮影がこちら。

本当の夕食にはナマハゲは乱入してこなかった。
期待していた石焼鍋はなく、きりたんぽの小鍋が出てきてがっくり。昼に石焼鍋食べておけばよかったなぁ。

秋田は日本酒が美味しいのよね。
弾丸初日終了。

翌朝は秋田らしい天気。

朝食は和洋のバイキング。そして納豆もナマハゲ。

セイコーグランドホテル、昭和な雰囲気の良いホテルだった。温泉も温まったし。
帰りは男鹿駅までホテルの送迎車で送ってもらう。
行きも通った赤鬼橋？

こちらは青鬼橋ですかね。

閑散とした男鹿駅に到着。

駅の外にも、

中にもやはりナマハゲ。

本当はこのナマハゲ伝説の地に行きたかったのだが、通行困難だったため断念した。

男鹿駅。男鹿なまはげラインの終点だけあってこちらは有人の駅だった。
１０時２５分発秋田駅行きに乗車。

秋田駅に１１時２５分に到着。
駅前のコインロッカーに荷物を預け市内観光に出発。

駅前のアーケードにあったなまはげちゃん。

折角秋田に来たからには日本の道１００選の顕彰碑を見ておかないと。

ってな訳で、16カ所目の「広小路」ゲット！

駅から最初に辿り着いたのは「秋田市　民族芸能伝承館」。
竿燈まつりの展示が有名な場所。

秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館) 美術館・博物館

パパと息子は一番小さい５キロ（幼稚園児〜小学校低学年用）の竿燈にトライしたけど、バランスをとるのに結構大変そうだった。

隣接する旧金子家住宅もサラッと見学。

旧金子家住宅 名所・史跡

散策中にビビッときた「無限堂」で稲庭うどんランチ。

伝承の味処 無限堂 大町本店 グルメ・レストラン

私はあっさり「比内地鶏の無限うどん」（1100円也）、パパは「じゅんさい梅おぼろうどん」（990円也）と秋田らしい選択だったが、息子は何故かチーズ入りハンバーグ定食だった。

秋田市内観光の最後は「秋田市立赤れんが郷土館」。旧秋田銀行本店の建物は、銀行が特別な場所だったことを彷彿とさせる立派なもの。

赤れんが郷土館 美術館・博物館

撮影不可が残念だったが、２階の展示スペースにあった、秋田出身の人間国宝　関谷四郎氏の作品は特に素晴らしかった。

秋田駅からリムジンバスに乗り、秋田空港に到着。
気分を変えて秋田県のゆるキャラ「スギッチ」。イマイチPR力不足らしく、新たなゆるキャラを秋田県は考えているんだとか。。。スギッチピンチ！
ここはやっぱりナマハゲ先生の出番ぢゃないですかね。

ほぼ初上陸の秋田県。米、酒、地鶏、美人、、、ナマハゲの他は意外とパンチ不足だった気が。いつかは犬、紅葉、温泉をたしなみに他のエリアも訪ねに行くとしよう。
取りあえず東京に帰って来てからの息子に「ナマハゲ効果」、少しはあったのかな？？？

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2016/02/29 19:35:09

  ゴジラ岩って！！

  こんばんは、antabaさん
  
  なまあげづくし。。。ってコータローくんは怖がって泣かなかったんですね〜
  よくお子様は泣き続けているって聞くから、相当怖いはずですよね。
  強いんだ〜〜♪
  
  ところで、羽田まで車で30分で行けるなんて、なんて羨ましい☆彡
  ちょっとくらい早い離陸時間でもそれなりに行けますね。
  やっぱり東京は良いわ。
  
  そうそう、ゴジラ岩って秋田だったんですね〜
  全然知らなかったけれど、このCMは知っているので、
  そう思うとCM効果って凄いですね。
  やり方次第で、立派な町おこしになれるのかも。。。
  
  　　たらよろ

  antabaさん からの返信 2016/03/01 20:56:36

  RE: ゴジラ岩って！！

  たらよろさん、こんばんは！
  ご訪問ありがとうございます。
  
  秋田、特に男鹿半島にはナマハゲ以外ありません！
  どこへいってもナマハゲだらけです。
  怖がらせた割に、うちの息子にはあまり効果は無かったような（汗）
  手を３回たたくといつでもどこでも飛んでくるって話なんですが、
  息子は言うこと聞かずどこ吹く風です…
  
  > よくお子様は泣き続けているって聞くから、相当怖いはずですよね。
  > 強いんだ〜〜♪
  
  でも、ここだけの話、その夜久しぶりにオネショしました…
  寝間着で肌蹴てお腹が冷えたのか、夢に出てきてビビったのか、
  真相はわかりませんが…
  ホテルでのイベントで事前にナマハゲ演出の加減を聞かれていて、
  ソフトからスーパーハードの中のスーパーハードで
  お願いしてしまったもので、相当ビビった模様です。。。
  
  > そうそう、ゴジラ岩って秋田だったんですね〜
  > 全然知らなかったけれど、このCMは知っているので、
  > そう思うとCM効果って凄いですね。
  
  日本海側にはいろいろ岩がありますよね。
  能登半島にもゴジラ岩がありましたが、二度見するほど小さかった（笑）
  今まで一番感動したのは未だに瀬棚の親子クマ岩です。
  是非、見て見てください！
  
  ところで、ドバイ計画きまりましたか？
  
  antaba