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≪2015.Oct≫あみんちゅ歴史に触れる満身創痍の旅八重山その弐之五~4日目:石垣の我が家へ帰宅編~<br /><br />一日一日の過ぎゆく時間の早いこと早いこと。4日目の西表島を発つ日がやってきました。<br /><br />2015年10月16日金曜日<br />お宿 7:38(起床)<br />食事 8:40(食事)<br />   9:40<br />   10:40(チェックアウト)(130.5km)<br />玉盛スーパー大原店 10:41(130.8km)<br />          10:52<br />忘勿石 11:00(135.8km)<br />    11:43<br />西表大原港 11:50(141.1km)<br />      11:59<br />GS 12:00(141.7km)<br />    12:01<br />オリックスレンタカー西表大原店 12:02(142.2km)<br />                12:05<br />西表大原港 12:07(到着)<br />      12:19(乗船)<br />      12:27(出航)(第三十八あんえい号)<br />石垣島離島 13:09<br />ターミナル  13:10<br />      13:40(出発:カリー観光バス)<br />石垣空港 14:10<br />     14:30<br />Jネットレンタカー 14:35<br />石垣空港店     14:40(0.0km)<br />サンエースーパー石垣シティー店 15:06(9.0km)<br />                15:28<br />ドラッグモリ八重山店 15:29(9.4km)<br />           15:53<br />石垣島離島 16:02(12.9km)<br />ターミナル 17:20<br />玉取崎展望台 17:55(39.7km)<br />       18:00<br />ペンション 18:01(39.9km)//<br />《宿泊》<br />ペンションさっぽろ(1泊2食付BT付和室:直手配)<br /><br />旅4日目の朝、やはり目覚めは足の痛みから始まりました。和室での寝起きは足に負担が掛かると思いベットにしましたがやはりそんなレベルでは済みませんでした。左足がまっすぐに伸びないこともあり、かと言ってオジィやオバァに心配させるのも・・・と考えて、取った手段は歩いて数分の玉盛スーパーへのお買い物。左足を引きずるように歩いて数分の距離を往復すると、不思議なことにそれなりに足が伸びてきます。そして食事を頂きに1階へと向かい、これまたボリュームのある朝食を頂きます。オジィと話しながらの1時間、ゆっくりとさせて頂き、一旦荷物をまとめに部屋へと戻ります。ゴミを纏めるついでにさっとお掃除。たいそうなことはできませんが、足腰の悪いオジィとオバァの役にたてればとの思いもありました。<br /><br />昨日の朝足を怪我したこともあり、行程を前倒しにして石垣へと戻るつもりでしたが、オジィがら聞いた忘勿石のことをもう一度確かめたい、その思いもあり西表島の最後のアクティビティーを忘勿石の再訪に当てることにしました。最後にお支払いとご挨拶をするために降りると、数多いコレクションの話。コレクションというものは、興味があることが絶対の条件になりますが、確かにふ~ん・・・、というものもあれど戦時中に米軍がガマに籠る日本人に対しばら撒いたという〝デデキナサイ コロサナイ〟と書かれたビラ等今まで見たことがないような貴重な品々もたくさんありました。ホント見惚れてしまうと1日すぐにたってしまう品数に、〝コレクションだけを見るためにまた来ます〟と丁寧に挨拶をしていよいよ出発します。<br /><br />ひとつのことに集中できない性分なもので、直行するかと思いきやまた玉盛スーパーへと立ち寄ります。ただ寄り道だけではなく、オジィからの情報で干潮が14:00頃だと知り、昼頃だと大丈夫と聞いてはいましたが、少しくらい濡れてもまぁ良いか~ってことで微妙な時間調整を行います。そして一昨日訪れた駐車場に車を停め、歩いて行きます。やはり波が岩場まで来ており、浜辺を歩くと濡れなければならなかったものの、ヌギリヌパと呼ばれる岩場を登るのもまたおかしと考え、足を痛めていることを忘れてロッククライミング(笑)しました。<br /><br />この前と変わらない忘勿石之碑、そしてまわりを丹念に見ると・・・、ありました、忘勿石。〝忘勿石 ハテルマ シキナ〟の10文字をしっかりと目に焼き付けます。ヌギリヌパ、忘勿石、忘勿石之碑、そして波照間島との間に流れる海。そのすべての要素が絡み合って成り立っている波照間島民の戦争マラリアの悲劇を後世に伝える今の南風見田の姿。近日中に完成予定の連絡通路によって来ることは飛躍的に便利になるものの、やはりすべてを受け入れる、すべてを理解することこそが真の理解に繋がるように思います。一昨日とはまた違った達成感を得て、そろそろ西表島のアクティビティーを終わることにします。<br /><br />今回の忘勿石訪問にはひとつミッションがありました。平田のオジィから忘勿石と忘勿石之碑との位置関係をわかりやすく示した写真が欲しい…ということでした。御年82歳のオジィもさすがに行動力は落ちてしまっているためと思われるお話を頂き、部外者でしかない私になにができるのはわかりませんが…とは言ってはおいたもののやはり重大任務。オジィ曰く忘勿石を指さして!というリクエストがあったものの、所詮ひとり旅。自撮り棒は持っているもののどうもうまく撮れていません(泣)…。三脚を立てるにも岩盤はまっすぐではないので傾いた写真しか撮れないし…。ということでおバカがない脳ミソを使った結果は…そう動画!でした。まあどこまでできているのかはともかく、写真を加工したものも含めて入れてみました。オジィにデーターは送ってありますのでどこかで見たなら〝おバカ協力♪〟です(笑)!<br /><br />そして駐車場から一路大原の集落方向へと向かい、店舗を通り過ぎ給油をします。140km走っていて1,399円ならまあ良いか~。そしてラストランというまでもなくオリックスレンタカー西表島大原店へと到着。無事返車を済ませ、2日間お世話になったmoveくんともお別れです。迎えはありませんでしたが送りはありました。若い女の子が送ってくれましたが地元の子のようで、島外へ出ずとも仕事があるのは良いです~って話にちょっと観光客もホッコリします♪<br /><br />ここで呑気なおバカモードをさく裂させてしまいかけました。船の時間に気をつけて下さい!と借りる時に言われておりそのために返車時間を変えていた…、そのことを忘れていました。まぁワイド補償加入で車のチェックも念入りというものでもなく、スピーディーだったことも幸いしたのですが、12:30の次は14:00まで石垣行きはなかった…。西表大原港到着が12:09だったので特にバタバタでもなかったものの、乗船してから…ふ~っって感じでした。今日も上原線が欠航しているため、振替で大原線を利用される方も多く、定位置の1番前でも通路側でした。どうやら増便も出たようでしたが…。という感じで行きと同じ〝第三十八あんえい号〟に乗って、2日前に西表島へと向かった航路を石垣島へと向かいます。<br /><br />ただ…この日は結構海が荒れているように思えました。波照間・鳩間・上原線以外の航路を使った時に〝揺れ〟など感じた記憶もなかった〝おバカ〟でしたが、今日の高速艇は凄かった…。まぁあの〝縦揺れ〟が好きで一番前に乗っているので、酔うということはありません。しかし周りの地元の方の顔つきが、出航時は笑顔だったのがそのうちに目を瞑り出して…。気のせいか若干遠回りをしながらカッ飛んで行った高速艇は、3分早発したものの1分早着で石垣島離島ターミナルへと到着しました。今回の旅の〝船旅編〟が終了した瞬間です。<br /><br />まずは一服を決め込んだ後、一旦空港まで行ってレンタカーを借りる予定になっています。このあたりは〝旅行サイト〟と〝レンタカー会社〟で手配するにあたり同じ会社でも条件がまちまちでした。市街地借受け空港返車という条件を探せばあるのかも知れませんが、空港で借りるのが無難なため、今回はそうしています。ターミナルから一歩出ると空港行のバス停が〝2本〟あります。最近走るようになった〝カリー観光バス〟が前、従来の東運輸バスが後ろとなっていますが、本数が多い東運輸バスの方が使い勝手は良いようです。ただ私の場合はたまたま〝カリー観光バス〟の方が先発だったので利用します。途中の停留所に停まらないので、30分で到着します。<br /><br />ミンサー織をモチーフとしたカリー観光バスは、なんと小型バスでの運行でした。ドライバーさんに聞いたところ、工場入りしているとのこと。最近ほとんど見かけなくなった〝ローステップ車両〟の〝シンクロメッシュ〟。なんのことやら?というと、ノンステップバスのミッション車ということになります。都市部のコミュニティーバスとして爆発的な台数が納入されたこの車両ではありましたが、ノンステップ車両の欠点である修理のしにくさ。定期点検も含めてミッションとブレーキの構造上の問題もあり、オートマチック化とともに姿を消しました。それが現役車両として走っていると、いっとき乗っていた〝にわかバスドライバー〟は嬉しくて仕方がありません♪また〝カリー観光バス〟は運転士が〝て~げ~〟ということが言われていたこともあるようですがそんなことはありませんでした。まぁ少し強面のドライバーさん、信号無視はまぁ…良しとしましょう(笑)♪。<br /><br />そして14:10石垣空港へと到着します。勿論明日には帰るのですが、もう1日楽しみます。Jネットレンタカー石垣空港営業所へと連絡を入れ、迎えをお願いします。もう一組のお客さんとともに営業所へ、そして石垣の足であるNissan NOTEくんに出会います。Jネットレンタカーではクイックチェックインというのがあり、予約時に確認事項に目を通しチェックをすると、借受時にはその手間がなく早く借りられます。何回かは利用しているので今回もそのようにし、いよいよ石垣島のドライブへと出発します。このJネットレンタカーですが、アップグレードの可否というチェック項目があります。単純に言うと〝値段そのまま〟で〝上級クラス〟の車が使えるというものです。別に車のサイズは気にしないのでいつもチェックはいれていますが、どうやら宛がわれる車も〝アウトレット車両〟かと…。軽自動車がSAクラスっていうもの…どうなんでしょうね。走行には影響はないだろうハンドルの遊びに少し気を取られながらも、過ぎゆく時間がもったいないため出発します。<br /><br />サンエースーパー石垣シティ店。ニチリウグループの会社として知っているお店として、沖縄では利用することの多い場所でもありますが、今回も飲み物を調達に立ち寄ります。相変わらずお隣のお国言葉が飛び交っているものの、見向きもせず用事を済ませます。<br /><br />そしてドラックモリ八重山店。最近石垣島にも増えてきたドラックストアではあるものの、初めて石垣島へと来た時からあったお店です。最近ドラックストアというとなんでも揃う店となってはいますが、純粋に〝痛み止め〟を買いに立ち寄りました。<br /><br />当初の予定では石垣島の戦跡巡りとしていましたが、足を痛めていることもあり次回へ持ち越し、お土産を揃えるべく〝ユーグレナモール〟へと向かいます。石垣島離島ターミナル駐車場に車を停めて、向かった先は〝石垣島おみやげ市場〟。石垣来たなら一度はおいでの〝ピンクの袋〟が目印のお店、あらかたのお土産は揃えられます。ひとつこのお店がなぜ有名なのかわかりました。中で働いているスタッフに対し、オリジナル商品にも描かれているメガネのおばちゃん、これがオーナーなのですが、実は店の入口でタブレットでテレビを見ているだけなのですが、なぜか目立つ・・・。その理由というのが、自店のピンクの袋を下げたお客さんに〝ありがとうございました~!〟との声掛け。つまりそこでも宣伝していることが気付かないうちに〝ピンクの袋のお店〟のお客になっている事実。う~ん・・・、只者じゃありません♪小売をやっているものとして見習わなければ~!<br /><br />という感じで買い物を済ませ、そろそろ本日の宿である石垣島北部伊原間のペンションさっぽろへと向かうことにします。<br /><br />多種多様な宿泊施設のある石垣島離島ターミナル界隈の宿ではなく、なぜ交通の便が悪い伊原間のペンションに3回も泊まるのか?よく聞かれますが、島宿に泊まり続けた疲れを取る意味と、なによりこのペンションさっぽろのオーナー夫妻の人柄に惚れ込んでいること。昔道東で牛を飼っておられたオーナーさんは、お世辞にも社交的には思えません(当の本人はそう思っていないところがまた良いのかも♪)。でもその人柄には裏表はありません。しがないサラリーマンの南国旅行の悲しい宿命は、旅行前日まで仕事、旅行後翌日から仕事であることは仕方がありません。そのような過密スケジュールの中で旅行最終日にリセットがかけられるかどうか、それによって翌日からの仕事に与える影響が全く違います。旅行の最終日をこのペンションさっぽろにあてるということは、旅行の楽しみを半減させるのでは…と思われるものの、逆にその〝締め括り〟ができる場所として選んでいることに他なりません。なぜ八重山を訪れるのかというと、このペンションさっぽろに泊まるためといっても過言ではありません。石垣島の我が家として、石垣来るなら必ず寄る場所として今後も泊まり続けて行くでしょう♪<br /><br />ペンションさっぽろへと向かう寸前にいつも立ち寄る玉取崎展望台、翌日朝には石垣を発つ行程ではある意味最後のアクティビティーになっているのかも知れません。風も強く雲も多い今日の天気ゆえ、展望台までは登らず駐車場から展望台の写真を撮るだけにします。そして駐車場を出るとすぐに位置するペンションさっぽろ、いつも同様にバックで車を進めます。半年ぶりにやってきましたが、やはり落ち着く場所には違いありません。奥さんに到着を告げ、部屋へと案内されます。今回は和室をリクエスト、〝エゾユキウサギ〟のお部屋は初めての体験です。使用頻度が和室の方が高いのか、少しくたびれた感はあるものの、清潔・快適さは洋室と変わりません。今日は若い親子連れが同宿のようでした。別に行動を合わせない訳ではありませんが、食事時間など微妙なタイムラグが生じます。19;00の食事時間は遅めですが、おバカのワガママをいつも聞いて頂いています。そのうちにオーナーが帰ってきました。最近色々と忙しいようですが、たわいのない話は尽きません。元々ゆんたく的なものはないのですが、だいたい22時~23時頃でお開きになります。島宿の豪快な食事とは違う品の良いもの。少食の私としては〝これぞ贅沢!〟と思える瞬間です。<br /><br />部屋に戻って荷物を作り、今日の時間取りを書き出して寝ることにします。台風15号の影響が出た伊原間集落、ペンションは自家発電でまかなえたとのことはブログで見ていたので心配はしませんでしたが、部屋は相変わらず携帯圏外エリアでしたが、通路付近はLTE接続が可能になっていました。とはいえ寝ながらスマホはできないので、悪あがきをせず素直に今回の旅最後の夜をのんびり過ごすことにします。足は怪我するは予定の組み方が我ながら雑だったことなど不本意な要素は多々あれど、終わり良ければ全て良し、おバカ深く考えない♪と割切ることにします。そんなこんなで石垣の夜は更けて行きましたzzz。<br /><br /><br />≪今日の明細≫<br />西表島ガソリン代…¥1,399<br />カリー観光バス…\540<br />Jネットレンタカー…\4,644<br />離島ターミナル駐車場…\150<br />ペンションさっぽろ…\8,290<br />【小計】 ¥15,023<br />【累計】 \72,803<br /><br />≪2015.Oct≫あみんちゅ歴史に触れる満身創痍の旅八重山その弐之五~4日目:石垣の我が家へ帰宅編~を終わります。

≪2015.Oct≫あみんちゅ歴史に触れる満身創痍の旅八重山その弐之五~4日目:石垣の我が家へ編~

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2015/10/13 - 2015/10/17

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

≪2015.Oct≫あみんちゅ歴史に触れる満身創痍の旅八重山その弐之五~4日目:石垣の我が家へ帰宅編~

一日一日の過ぎゆく時間の早いこと早いこと。4日目の西表島を発つ日がやってきました。

2015年10月16日金曜日
お宿 7:38(起床)
食事 8:40(食事)
   9:40
   10:40(チェックアウト)(130.5km)
玉盛スーパー大原店 10:41(130.8km)
          10:52
忘勿石 11:00(135.8km)
    11:43
西表大原港 11:50(141.1km)
      11:59
GS 12:00(141.7km)
   12:01
オリックスレンタカー西表大原店 12:02(142.2km)
                12:05
西表大原港 12:07(到着)
      12:19(乗船)
      12:27(出航)(第三十八あんえい号)
石垣島離島 13:09
ターミナル 13:10
      13:40(出発:カリー観光バス)
石垣空港 14:10
     14:30
Jネットレンタカー 14:35
石垣空港店     14:40(0.0km)
サンエースーパー石垣シティー店 15:06(9.0km)
                15:28
ドラッグモリ八重山店 15:29(9.4km)
           15:53
石垣島離島 16:02(12.9km)
ターミナル 17:20
玉取崎展望台 17:55(39.7km)
       18:00
ペンション 18:01(39.9km)//
《宿泊》
ペンションさっぽろ(1泊2食付BT付和室:直手配)

旅4日目の朝、やはり目覚めは足の痛みから始まりました。和室での寝起きは足に負担が掛かると思いベットにしましたがやはりそんなレベルでは済みませんでした。左足がまっすぐに伸びないこともあり、かと言ってオジィやオバァに心配させるのも・・・と考えて、取った手段は歩いて数分の玉盛スーパーへのお買い物。左足を引きずるように歩いて数分の距離を往復すると、不思議なことにそれなりに足が伸びてきます。そして食事を頂きに1階へと向かい、これまたボリュームのある朝食を頂きます。オジィと話しながらの1時間、ゆっくりとさせて頂き、一旦荷物をまとめに部屋へと戻ります。ゴミを纏めるついでにさっとお掃除。たいそうなことはできませんが、足腰の悪いオジィとオバァの役にたてればとの思いもありました。

昨日の朝足を怪我したこともあり、行程を前倒しにして石垣へと戻るつもりでしたが、オジィがら聞いた忘勿石のことをもう一度確かめたい、その思いもあり西表島の最後のアクティビティーを忘勿石の再訪に当てることにしました。最後にお支払いとご挨拶をするために降りると、数多いコレクションの話。コレクションというものは、興味があることが絶対の条件になりますが、確かにふ~ん・・・、というものもあれど戦時中に米軍がガマに籠る日本人に対しばら撒いたという〝デデキナサイ コロサナイ〟と書かれたビラ等今まで見たことがないような貴重な品々もたくさんありました。ホント見惚れてしまうと1日すぐにたってしまう品数に、〝コレクションだけを見るためにまた来ます〟と丁寧に挨拶をしていよいよ出発します。

ひとつのことに集中できない性分なもので、直行するかと思いきやまた玉盛スーパーへと立ち寄ります。ただ寄り道だけではなく、オジィからの情報で干潮が14:00頃だと知り、昼頃だと大丈夫と聞いてはいましたが、少しくらい濡れてもまぁ良いか~ってことで微妙な時間調整を行います。そして一昨日訪れた駐車場に車を停め、歩いて行きます。やはり波が岩場まで来ており、浜辺を歩くと濡れなければならなかったものの、ヌギリヌパと呼ばれる岩場を登るのもまたおかしと考え、足を痛めていることを忘れてロッククライミング(笑)しました。

この前と変わらない忘勿石之碑、そしてまわりを丹念に見ると・・・、ありました、忘勿石。〝忘勿石 ハテルマ シキナ〟の10文字をしっかりと目に焼き付けます。ヌギリヌパ、忘勿石、忘勿石之碑、そして波照間島との間に流れる海。そのすべての要素が絡み合って成り立っている波照間島民の戦争マラリアの悲劇を後世に伝える今の南風見田の姿。近日中に完成予定の連絡通路によって来ることは飛躍的に便利になるものの、やはりすべてを受け入れる、すべてを理解することこそが真の理解に繋がるように思います。一昨日とはまた違った達成感を得て、そろそろ西表島のアクティビティーを終わることにします。

今回の忘勿石訪問にはひとつミッションがありました。平田のオジィから忘勿石と忘勿石之碑との位置関係をわかりやすく示した写真が欲しい…ということでした。御年82歳のオジィもさすがに行動力は落ちてしまっているためと思われるお話を頂き、部外者でしかない私になにができるのはわかりませんが…とは言ってはおいたもののやはり重大任務。オジィ曰く忘勿石を指さして!というリクエストがあったものの、所詮ひとり旅。自撮り棒は持っているもののどうもうまく撮れていません(泣)…。三脚を立てるにも岩盤はまっすぐではないので傾いた写真しか撮れないし…。ということでおバカがない脳ミソを使った結果は…そう動画!でした。まあどこまでできているのかはともかく、写真を加工したものも含めて入れてみました。オジィにデーターは送ってありますのでどこかで見たなら〝おバカ協力♪〟です(笑)!

そして駐車場から一路大原の集落方向へと向かい、店舗を通り過ぎ給油をします。140km走っていて1,399円ならまあ良いか~。そしてラストランというまでもなくオリックスレンタカー西表島大原店へと到着。無事返車を済ませ、2日間お世話になったmoveくんともお別れです。迎えはありませんでしたが送りはありました。若い女の子が送ってくれましたが地元の子のようで、島外へ出ずとも仕事があるのは良いです~って話にちょっと観光客もホッコリします♪

ここで呑気なおバカモードをさく裂させてしまいかけました。船の時間に気をつけて下さい!と借りる時に言われておりそのために返車時間を変えていた…、そのことを忘れていました。まぁワイド補償加入で車のチェックも念入りというものでもなく、スピーディーだったことも幸いしたのですが、12:30の次は14:00まで石垣行きはなかった…。西表大原港到着が12:09だったので特にバタバタでもなかったものの、乗船してから…ふ~っって感じでした。今日も上原線が欠航しているため、振替で大原線を利用される方も多く、定位置の1番前でも通路側でした。どうやら増便も出たようでしたが…。という感じで行きと同じ〝第三十八あんえい号〟に乗って、2日前に西表島へと向かった航路を石垣島へと向かいます。

ただ…この日は結構海が荒れているように思えました。波照間・鳩間・上原線以外の航路を使った時に〝揺れ〟など感じた記憶もなかった〝おバカ〟でしたが、今日の高速艇は凄かった…。まぁあの〝縦揺れ〟が好きで一番前に乗っているので、酔うということはありません。しかし周りの地元の方の顔つきが、出航時は笑顔だったのがそのうちに目を瞑り出して…。気のせいか若干遠回りをしながらカッ飛んで行った高速艇は、3分早発したものの1分早着で石垣島離島ターミナルへと到着しました。今回の旅の〝船旅編〟が終了した瞬間です。

まずは一服を決め込んだ後、一旦空港まで行ってレンタカーを借りる予定になっています。このあたりは〝旅行サイト〟と〝レンタカー会社〟で手配するにあたり同じ会社でも条件がまちまちでした。市街地借受け空港返車という条件を探せばあるのかも知れませんが、空港で借りるのが無難なため、今回はそうしています。ターミナルから一歩出ると空港行のバス停が〝2本〟あります。最近走るようになった〝カリー観光バス〟が前、従来の東運輸バスが後ろとなっていますが、本数が多い東運輸バスの方が使い勝手は良いようです。ただ私の場合はたまたま〝カリー観光バス〟の方が先発だったので利用します。途中の停留所に停まらないので、30分で到着します。

ミンサー織をモチーフとしたカリー観光バスは、なんと小型バスでの運行でした。ドライバーさんに聞いたところ、工場入りしているとのこと。最近ほとんど見かけなくなった〝ローステップ車両〟の〝シンクロメッシュ〟。なんのことやら?というと、ノンステップバスのミッション車ということになります。都市部のコミュニティーバスとして爆発的な台数が納入されたこの車両ではありましたが、ノンステップ車両の欠点である修理のしにくさ。定期点検も含めてミッションとブレーキの構造上の問題もあり、オートマチック化とともに姿を消しました。それが現役車両として走っていると、いっとき乗っていた〝にわかバスドライバー〟は嬉しくて仕方がありません♪また〝カリー観光バス〟は運転士が〝て~げ~〟ということが言われていたこともあるようですがそんなことはありませんでした。まぁ少し強面のドライバーさん、信号無視はまぁ…良しとしましょう(笑)♪。

そして14:10石垣空港へと到着します。勿論明日には帰るのですが、もう1日楽しみます。Jネットレンタカー石垣空港営業所へと連絡を入れ、迎えをお願いします。もう一組のお客さんとともに営業所へ、そして石垣の足であるNissan NOTEくんに出会います。Jネットレンタカーではクイックチェックインというのがあり、予約時に確認事項に目を通しチェックをすると、借受時にはその手間がなく早く借りられます。何回かは利用しているので今回もそのようにし、いよいよ石垣島のドライブへと出発します。このJネットレンタカーですが、アップグレードの可否というチェック項目があります。単純に言うと〝値段そのまま〟で〝上級クラス〟の車が使えるというものです。別に車のサイズは気にしないのでいつもチェックはいれていますが、どうやら宛がわれる車も〝アウトレット車両〟かと…。軽自動車がSAクラスっていうもの…どうなんでしょうね。走行には影響はないだろうハンドルの遊びに少し気を取られながらも、過ぎゆく時間がもったいないため出発します。

サンエースーパー石垣シティ店。ニチリウグループの会社として知っているお店として、沖縄では利用することの多い場所でもありますが、今回も飲み物を調達に立ち寄ります。相変わらずお隣のお国言葉が飛び交っているものの、見向きもせず用事を済ませます。

そしてドラックモリ八重山店。最近石垣島にも増えてきたドラックストアではあるものの、初めて石垣島へと来た時からあったお店です。最近ドラックストアというとなんでも揃う店となってはいますが、純粋に〝痛み止め〟を買いに立ち寄りました。

当初の予定では石垣島の戦跡巡りとしていましたが、足を痛めていることもあり次回へ持ち越し、お土産を揃えるべく〝ユーグレナモール〟へと向かいます。石垣島離島ターミナル駐車場に車を停めて、向かった先は〝石垣島おみやげ市場〟。石垣来たなら一度はおいでの〝ピンクの袋〟が目印のお店、あらかたのお土産は揃えられます。ひとつこのお店がなぜ有名なのかわかりました。中で働いているスタッフに対し、オリジナル商品にも描かれているメガネのおばちゃん、これがオーナーなのですが、実は店の入口でタブレットでテレビを見ているだけなのですが、なぜか目立つ・・・。その理由というのが、自店のピンクの袋を下げたお客さんに〝ありがとうございました~!〟との声掛け。つまりそこでも宣伝していることが気付かないうちに〝ピンクの袋のお店〟のお客になっている事実。う~ん・・・、只者じゃありません♪小売をやっているものとして見習わなければ~!

という感じで買い物を済ませ、そろそろ本日の宿である石垣島北部伊原間のペンションさっぽろへと向かうことにします。

多種多様な宿泊施設のある石垣島離島ターミナル界隈の宿ではなく、なぜ交通の便が悪い伊原間のペンションに3回も泊まるのか?よく聞かれますが、島宿に泊まり続けた疲れを取る意味と、なによりこのペンションさっぽろのオーナー夫妻の人柄に惚れ込んでいること。昔道東で牛を飼っておられたオーナーさんは、お世辞にも社交的には思えません(当の本人はそう思っていないところがまた良いのかも♪)。でもその人柄には裏表はありません。しがないサラリーマンの南国旅行の悲しい宿命は、旅行前日まで仕事、旅行後翌日から仕事であることは仕方がありません。そのような過密スケジュールの中で旅行最終日にリセットがかけられるかどうか、それによって翌日からの仕事に与える影響が全く違います。旅行の最終日をこのペンションさっぽろにあてるということは、旅行の楽しみを半減させるのでは…と思われるものの、逆にその〝締め括り〟ができる場所として選んでいることに他なりません。なぜ八重山を訪れるのかというと、このペンションさっぽろに泊まるためといっても過言ではありません。石垣島の我が家として、石垣来るなら必ず寄る場所として今後も泊まり続けて行くでしょう♪

ペンションさっぽろへと向かう寸前にいつも立ち寄る玉取崎展望台、翌日朝には石垣を発つ行程ではある意味最後のアクティビティーになっているのかも知れません。風も強く雲も多い今日の天気ゆえ、展望台までは登らず駐車場から展望台の写真を撮るだけにします。そして駐車場を出るとすぐに位置するペンションさっぽろ、いつも同様にバックで車を進めます。半年ぶりにやってきましたが、やはり落ち着く場所には違いありません。奥さんに到着を告げ、部屋へと案内されます。今回は和室をリクエスト、〝エゾユキウサギ〟のお部屋は初めての体験です。使用頻度が和室の方が高いのか、少しくたびれた感はあるものの、清潔・快適さは洋室と変わりません。今日は若い親子連れが同宿のようでした。別に行動を合わせない訳ではありませんが、食事時間など微妙なタイムラグが生じます。19;00の食事時間は遅めですが、おバカのワガママをいつも聞いて頂いています。そのうちにオーナーが帰ってきました。最近色々と忙しいようですが、たわいのない話は尽きません。元々ゆんたく的なものはないのですが、だいたい22時~23時頃でお開きになります。島宿の豪快な食事とは違う品の良いもの。少食の私としては〝これぞ贅沢!〟と思える瞬間です。

部屋に戻って荷物を作り、今日の時間取りを書き出して寝ることにします。台風15号の影響が出た伊原間集落、ペンションは自家発電でまかなえたとのことはブログで見ていたので心配はしませんでしたが、部屋は相変わらず携帯圏外エリアでしたが、通路付近はLTE接続が可能になっていました。とはいえ寝ながらスマホはできないので、悪あがきをせず素直に今回の旅最後の夜をのんびり過ごすことにします。足は怪我するは予定の組み方が我ながら雑だったことなど不本意な要素は多々あれど、終わり良ければ全て良し、おバカ深く考えない♪と割切ることにします。そんなこんなで石垣の夜は更けて行きましたzzz。


≪今日の明細≫
西表島ガソリン代…¥1,399
カリー観光バス…\540
Jネットレンタカー…\4,644
離島ターミナル駐車場…\150
ペンションさっぽろ…\8,290
【小計】 ¥15,023
【累計】 \72,803

≪2015.Oct≫あみんちゅ歴史に触れる満身創痍の旅八重山その弐之五~4日目:石垣の我が家へ帰宅編~を終わります。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー ANAグループ JRローカル 自家用車 徒歩 Peach

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