2015/10/05 - 2015/10/05
41位(同エリア210件中)
まりも母さん
トレッキング初心者ながら、紅葉に染まる山はもっとも楽しみは山行です。
今年もそのシーズンがやって来ました!
天気と紅葉の進み具合 それに休みを考慮して、今年は福島県の百名山・安達太良山へ行ってきました。
昨年・那須で見た紅葉は、真っ赤に染まる自分史上最高の紅葉でしたが、
安達太良山の紅葉は赤・黄・緑の織成す まさしく「錦」
今年の黄色は常連さんもすばらしい、と絶賛の色合いで、今年も大満足の景色を愛でる山歩きができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
茨城の自宅から常磐道・磐越道・東北道と進めば、高速道路料金はかかるけど、福島県二本松の安達太良山登山口へ2時間半で行かれちゃいます!
実は、当初は娘も連れて、尾瀬の草紅葉を見に行こうと思っていたのですが、娘が、用事で突如抜けたので、行き先変更となりました。
自宅から尾瀬の登山口 鳩待峠まで4時間はかかるので、それに比べたら、早い早い〜。
でも、もう10月ですからね、5時前に出発した時はまだ暗かった。 -
東北道から安達太良山の山容が見えます。
道路脇の木々や柵であんまり見えないけど、今日はあの右側あたりへ登るのかな?? -
7時過ぎに安達太良山奥岳登山口の駐車場へ到着。
靴を履き替え、準備をします。
車は結構停まっていますが、平日だし、ここはスキー場の駐車場なので広くて余裕もたっぷりです。 -
ここから、あだたら山ロープウェイで薬師岳の山頂駅まで上がる事もできます。標高差400mを10分で連れて行ってくれます。
ゴンドラの奥岳・山麓駅の1階にトイレがあるので、利用して、今日はなんと!ゴンドラに乗らずに下から歩くのですーー!! -
トイレの前に紅葉の安達太良山のポスターがありました。
この様子がピークなんだな。こんな景色が見えちゃったらすごいじゃん〜〜と思います。
あまり、期待してないよ。だって、ポスターだもん。最高最上級10年に1度位の写真使ってるのだろうからさ〜。 -
一番下のゲレンデ。
上に見えるのが山頂駅ですが、安達太良山頂への登山道はずっとその上に続きます。
このあたりは まだまだ紅葉が見えません。 -
登山前に入山カードを提出しようと・・・台のある所へ行ってみたら・・・用紙が無いよ。
昨日の日曜日で使い果たして、補充されていないのかな??
御嶽山の噴火以来、ちゃんと登山届けを出す、という人が増えたと思いますが、
用紙が無くちゃ〜ね〜。安達太良山も一応活動中の火山だし、この方たちもちゃんと書こうと思ったのにね・・・。って事で、私たちも皆さんも出せませんでしたよ。 -
登山開始は7時半過ぎ。最初はわりと広めのじゃりなどがある道でした。
寒いと思ったが、歩き始めてすぐに暑くなり、1枚脱いだダンナはその時、眼鏡を落としてしまいました・・・。
しばらく進んで、この渓谷入口あたりで、落とした事に気づいた!
眼鏡が無いと地図も読めないので、探しつつ戻る事に・・・。私はここで 待ってました。
結局、眼鏡は後から歩いて来た、ご年配のご夫婦が拾って下さり、下を見ながらウロウロしていたダンナに気がついて、無事戻ってきました。
ダンナ・・・前にも山で眼鏡落とした事があった(戻って見つけた)たしか、滝桜に行った時も落とした・・・親切な方のおかげもあって 毎回ちゃんと戻っているけど、何回同じ事やってるんだよーー!!10分のロスでした。 -
せっかくだから、寄り道だけど、渓谷の散策路の方にもちょっと入ってみます。
登山の方 皆 こんな所には寄らずに登るのか、誰も居なかった。
まだ木々の色づきは始まっていないけど、渓谷の景色はきれいだね。
葉っぱが色づいたら、素敵だろうなぁ。
ちょっと景色を見て、写真を撮って元の道に戻ります。 -
登山道の廻りにもぼちぼち、色づいた木が見えてきました。朝日を透かして きれいな葉っぱです。
花や色づいた葉っぱを見つけると一々停まって写真を撮ります。
だから歩くのに時間がかかるけど、
私たちの山歩きはピークハントではないから、いいのさ〜。 -
石が敷いてあるような道を進みます。
この広めの登山道を車が上がっていきました。どこに行くのだろう??
作業の車なんだろうけどね。
木漏れ日が気持ちよく、歩けばちょっと暑いけど、さほど汗もかかず、快適です。 -
しばらく登ると、こんな標識が。同じ登り方向の道ですが、旧道と馬車道の2本があります。
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馬車道は石畳風で平らで広い。傾斜も緩いがクネクネと長いです。
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一方の旧道は、せま〜い土の道で木の根っこあたりを削った急な歩きにくそうな道。踏み跡が削れて、段みたいになった所も多いです。でも、距離は短い。
先で馬車道と交差するので、まずは、旧道の方から歩いてみます。 -
秋の花はあまり多くは無かったですね。
これはアキノキリンウ。
リンドウもあちこちでみかけましたが、どれもつぼみでまだ開いていなかった。 -
シラヤマギクかな??
もう、終わりかけの様子。 -
これは、初めて見ると思うのですが、変った草?苔??
多分苔の種類なんだろうなぁ。なが〜く伸びて、枝みたいに分かれているのは杉の葉みたい。
色もきれいだし、苔も良く見るとなかなか楽しい。 -
ナナカマドも真っ赤になりつつあります。赤い実も沢山ついてる。
標高が上がるにつれて赤は増えていきます。 -
こちらも赤く染まったヤマウルシ。
こんな植物の写真を撮りながら歩く道は樹林帯の中です。
写真を撮る余裕もない旧道と歩きやすい馬車道を交互に歩いて登ります。
途中で、道の脇の草刈りをしているおじさん2人に会いました。さっき上がって行った車は、この作業の為の車だったみたい。
けっこう石だらけで、大きな岩っぽいのも埋まっている道だけど、車で上がれちゃうのですね。
後で、山小屋にも車が停まっているのを見たけど、やはり車高はかなり上げてあるみたいでした。
地図には、馬車道ではなくてジープ道って書いてあるのも。 -
たまにだけど、木々の切れ間があって景色が見えます。
遠くに麓の町も見えて、良い眺めです。
このあたりで景色を写真に撮っていたら、上から下りてきて休んでいるご夫婦が、「この先にすごい景色が待っていますよ」と教えてくれました。 -
登山道の先に樹林帯が切れて、見通しの良さそうな空が見えてきました。
その先に紅葉した山肌がチラッと見える!!
もうちょっとで景色が変るかな?と期待値が高まります。 -
ヤマハハコ。この花の名前はすっかり覚えた。もう終わりかけで、ドライフラワーみたいになりつつあります。
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真っ赤に染まった丸い葉っぱ。
オオカメノキっぽい葉っぱだけど、実がないから違うかな?? -
勢至平(せしたいら) と標識のあるあたり。
平らな溶岩台地の場所。レンゲツツジの群生地で、6月頃は花いっぱいになる場所だそう。
ここまでの登山道内で一番眺望の望める場所でした。
このあたりから、登山道脇の木々は少し変ってきて、低木になり空が見えるようになってきます。 -
勢至平分岐 ここから左へ行くと安達太良山山頂まで2.9km
まっすぐ進むとくろがね小屋を経由して3.5km。
山小屋でトイレに入れるから距離は長いけど、くろがね小屋経由で行きます。 -
そして、遂に見えた この景色!!
山が黄色に染まっています!
チラチラ見えていた紅葉の山の景色、全貌があらわになったのです。 -
登山道の右側に水が勢い良く流れる音がします。左の山側 岩の間から水が流れてきます。
金明水神と彫られた石の下、石垣の間からパイプが出ていて、水が流れています。
特に水場とは書かれていないし、コップとか置いてありませんが、触ってみるととても冷たい水なので、多分湧き水なんだと思う。 -
赤に黄色、緑も混ざって、すばらしい色に染まっています。
黄色が結構多いのが珍しいと感じました。それもきれいな黄色です! -
枯れて、ドライフラワーになったこれはノリウツギかな?
色あせて、形はそのままに枯れたあじさいのような花は結構好きな景色なんだなぁ。 -
ここから見える、紅葉の絶景。
本当にすばらしい色づきです。こんなの見た事ないーー!!
さっきから 写真を撮りまくっているから、全然前に進めません。
今までほとんど誰もいない登山道を歩いて来たのに、ここには、何人もの人が足を停めて、景色に見入って 写真を撮っています。
自然と、周りの人たちと、「すごい景色ですねぇ」「みごとな紅葉だ」と会話を交わしているのです。
黙って見ていられない程の絶景。
トレランスタイルのお兄さんも走るのを止めて、ゆっくり景色を眺めています。 -
そんな絶景を眺めているとなにやら、くっさい〜臭いが・・・。
温泉臭〜。コンクリートで囲われたマスのような所から湯気が立ち上り、温泉の硫化水素臭がしてきます。
常連さんらしい一人で来られていた女性が、「源泉なんですよ。中でお芋を茹でてるの」と教えてくれました。 -
イチオシ
もうちょっと進むと・・・お〜〜〜これはすごい!
くろがね小屋の後ろには深い谷。硫化水素ガスの出る立入禁止区域。
窪んだ白い岩肌がカールのようで、この景色は、涸沢カールの紅葉を彷彿とさせる位ではありませんか!
ダンナと「プチ涸沢?」な〜んて 言いながら、「すごい!」の連発となります。 -
山小屋も近し。そういえばお腹も空いてきた(朝ご飯は車で朝6時でした)
まだ10時半前だけどね〜。 -
天気も良くてよかった。
智恵子抄の「ほんとの空」はこうした高くて青い空だろうと思う。 -
くろがね小屋
ソーラーパネルのついた結構大きな山小屋。
なんと〜掛け流し温泉のお風呂があった!!
日帰りでも入れるので。タオルを持っていれば410円で入れます!
土日などは満室みたいですが、平日なら空いていて、お風呂もゆっくり入れそう〜。 -
入口前のデッキにベルが下げてありました。
どんな時に鳴らすベルなんだろう??霧が濃い時?噴火した時??
いや、これが「くろがね」のシンボルなのか!
空気中の温泉成分なのかボコボコに黒くサビのようなもので覆われていましたよ。
まさに黒鐘。 -
くろがね小屋でトイレをお借りします。
安達太良山はゴンドラ駅にはトイレがありますが、他は山中、この山小屋にしかトイレは無いようです。
「トイレを使う方は管理人に声をかけて下さい」との張り紙があったので、ダンナが中に入ってお借りしたいと申し出ます。
料金を払おうとしたら、今は、利用者の数をカウントしているとかで、「今は要りません」と言う事でした。
スリッパに履き替え、男女別のトイレは・・・ドボンでした。トイレットペーパーはあります。
目にしみる臭いがしますが〜それより何かを奈落に落としそうで、怖い・・・。
ポケットから何かが滑り落ちたりしないか、気が気では無い用足しです・・・。
トイレから出てきたら、丁度 小屋の方とばったり会って、
「昨日は風が強くて大変だった」と。
「今日は天気も良いし、紅葉もピークで 今期最高ですよ。
休憩に中を使ってもいいですよ」と話して下さいましたよ。
今は、ソーラーで電気が灯るのだろうけど、ランプの下がる小屋内はいい感じです。 -
ここから先、鉄山への最短ルートは有毒ガスが出ている為 立入禁止です。
沼ノ平火口では1996年に噴火があり、翌1997年には悪天候による道迷いで、4名の方が火山ガス中毒で遭難死されているそうです。 -
くろがね小屋から登山道に戻り、山頂を目指して登ります。
周りの木は低木中心となり、ドウダンツツジの赤が目立ってきました。
風のない穏やかな日なので、標高が上がっても寒くありません。
石の転がる道を進みます。 -
山小屋の屋根が見える位、登って振り返ると、
左側は黄色が多く、右側の山肌は赤が多いのが判ります。 -
イチオシ
ドウダンの赤が美しいです。
このあたりに雲の切れ間から日が当たると、輝くような色となります。 -
黄色の山肌。こちらには黄色に色づく木々がいっぱいなのです。
こんなに黄色に染まった山を見るのも初めて。
黄色って、結構、茶色が混ざってチリチリしちゃったりして、イチョウでもないときれいな黄色にならない事も多いようですが、
常連さんのおばさんも、「今年の黄色は、すごくきれいだと思う」と言ってました。 -
ススキの穂も少し。
青い空と紅葉、秋の景色を満喫です。 -
赤い実も秋らしいです。
-
石と植物。庭園の植え込みのように、パーフェクトに見える一角。
色も種類も素敵に並んでいて、自然の造形美に感心してしまいます。 -
峰の辻までのロックガーデンのような登山道は、色取り取りの低木と開けた眺望のすばらしい道でした。
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岩でできた鉄山の断面。
第三期の火山活動で形成された部分だという事です。
屏風岩のような景色が見ごたえあります。 -
白くなった谷の部分は、有毒ガスが噴出しているもよう。
このあたりには以前、登山道がありましたが、今は立入禁止となっています。 -
黄色が目立つ まっさかりの紅葉。
風が強ければ一晩で落ちて翌日にはすっかり落葉、なんて年もあるそうで、
こんな美しい紅葉景色が見られたのはラッキーとしか言えません。 -
峰の辻を目指してもう一登り。浮石だらけの砂礫の斜面、ちょっと滑りそうになりながら登ります。
-
登って来た道を振り返って。
随分歩いて登って来ました。
ゴンドラを使わずに歩いて登ってきましたが、ゴンドラのコースだとこの景色は見られなかったので、がんばって歩いてよかったと思う。 -
遠く、福島の町が見えます。雲がかかっている遠くの青い影は蔵王連山。
-
真っ赤なドウダンツツジ。黄色に染まっている木々はこれなのかなぁ?
ミネカエデ。他に黄色の葉っぱの木はなんだろう? -
安達太良山には五葉松が多いそうで、五葉松平という場所もあります(帰りに通ります)しかし、風雪が平地より厳しい為、丈が伸びずに、ハイマツのように低く育つのだそうです。
この松が五葉松なのかハイマツなのかがよく判りませんが、普通の大きさの松ぼっくりの上の方に小さな松笠のあかちゃんみたいなのがついています。
大きな松ぼっくりになるまで2年かかるみたいですね。 -
峰の辻に到着。
ここは大きな石がゴロゴロところがり、座るのに丁度良いのです。
時間もお昼だし、ここでお弁当を食べている人も多いです。
私たちもここで昼食にします。
今日は、おにぎり弁当を昨夜のうちに用意してきました。
カリカリ梅やシラス、自家製ゆかりこを混ぜ込んだ山用おにぎり。
ちょっと大きめで塩分も多め。トレッキングのお弁当はおにぎりが一番だなぁ。 -
峰の辻で休憩しながら、やっと見えた、これから行く安達太良山山頂を眺めます。
尾根の上にぽっこり膨らんだ部分が頂です。
このでっぱり感から「乳首山」とも呼ばれるのだそう。
本当は、溶岩ドームの膨らんだ部分なんだって。
でも〜2つある訳ではなくて1個だから、「でべそ山」とも言えるんじゃ??? -
峰の辻から山頂へは2つのルートに分かれます。
一旦山頂直下の谷に少し下りて、ほぼ、直登するコースと
沼ノ平への稜線に出て、牛の背を通り、尾根沿いに歩く、距離が少し長いコース。
尾根の向こう側がどうなっているのか、見てみたい、と言う事もあり、
牛の背を経て山頂を目指すコースで行く事にします。 -
トラバースするように少しづつ登る道は森林限界を超えたほとんど木のない岩の道。
そんな道は標高1600mあたりだと思うのですが、水の流れる音が聞こえ、岩の間を川が流れているのです。
この岩が削られたような筋の中をけっこうな勢いで水が流れ落ちているのですよ!
こんな高い場所で、一体どこから水が出てくるのだろう?? -
登山道(と言っても岩の間)にも水が流れたり湿った場所があります。
見ると、結構ちゃんと流れている場所もあって、こんな標高の場所でどこから水が出てくるのかが不思議でなりません。
岩が茶色っぽくなっているから、雨水とか地下水ではなく、温泉っぽいものなのかも?? -
景色を見たり写真を撮ったり、割とのんびり登っていたら、さっき 峰の辻に上がってきて、これからお昼休みだろう、と思った中学生らしい子供たちの一団が登ってくるのが見えました。
さすがに子供たちだから元気な様子で、すぐに追いつかれちゃうかなぁ?にぎやかだし、沢山いるから先にやり過ごしてゆっくり後から行こうかなぁ・・・。 -
子供たちには先に進んでもらって、私たちは後から静かに景色を眺めよう。
と、しばらく立ち止まってから 牛ノ背に上がってみると、突然すごい景色が!
また、ここは風の通り道だそうで、ものすごい風が吹き抜けて行く場所でもありました。
日本海側から太平洋側へ風が抜ける通り道で、ここだけ、一年中強風が吹くのだって。
帽子が飛びそう。
でも、少しズレると風はほとんど感じないの。 -
沼ノ平 ここは以前火口だった場所。
噴気活動が活発で、火口への立入は禁止です。
荒涼とした火山独特の景色はなかなかダイナミック!
紅葉に彩られた美しい山のすぐ後ろで、今も火山は息づいていたなんてー! -
向こうに見えるのは秋元湖。その更に向こうには桧原湖もうっすら。
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すごい景色でびっくりだった。
福島県出身の登山家 田部井淳子さんの登山の原点は子供の頃遠足で登って眺めたこの沼ノ平の不思議な景色であったそうです。
尾根伝いに歩き、最後のピークを目指します。あと少し! -
安達太良山は標高1700mでさほど高い山ではありませんが、
風雪が厳しい環境なので、森林限界が1400〜1500mと低く、1600m越えのこのあたりは、砂礫の斜面です。樹木がない分、眺望は良く、遠く福島市の町や二本松の町も見えます。 -
乳首の先端がもう目の前。
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さいごの一登りは大きな岩です。岩の後ろ側からよじ登ります。鎖とロープも掛けてありました。
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安達太良山山頂に到着!
小さな祠と「八紘一宇」と彫られた石碑。
やや斜めっています。 -
三角点 点名 大関平は1699.6m
こっちもなぜか、傾いています・・・。 -
山頂からの景色。
猪苗代湖も見えます。 -
大きな山は、会津の象徴 磐梯山。
吾妻連峰ももちろん見えますし、360℃の眺望です。 -
向かいに見えるのは船明神山
狭い岩の上の山頂ですが、平日なので、問題なく、写真をお願いしあったりして皆で景色を楽しみます。 -
岩の上はお弁当が食べられる程は広くないので、休憩は溶岩ドームの乳首出っ張りの下の広場でしていますね。
中学生の団体も全員では岩に登れないから、看板のある場所がゴールとなっていました。 -
ゴンドラの山頂駅に続く道が見えます。
今日は、下りはゴンドラを使おうと思います。
山頂からの景色はたっぷり楽しみましたので、ここから下りです。 -
ゴンドラに乗って上がってきても、山頂まではコースタイムで1時間半の登りがあります。
お気楽に観光スタイルで登るにはちょっと厳しい登山道です。
岩がゴロゴロしていたり、蹴上の段差がやたらに大きい 歩きにくい階段状の道で、下るのだって、歩きにくい。
でも、登山道脇にはこんな真っ赤な木々が見られたりもします。
15年以上前にダンナは子供とゴンドラ利用で山頂まで登っていますが、その時はこんなに歩きにくい道じゃなかった気がすると言います。
整備された階段状のものが、劣化してこうなったのかな?? -
仙女平分岐で。下って来た道を振り返ります。すばらしい紅葉の中の登山道です。
しかし、登山道はかなり狭く、登り・下りの行き違いも大変な位・・・。
なが〜い一本道なのに狭くて、追い越しが出来ないので、前にゆっくり歩く人が居たので、すごい渋滞の列になってしまっていました・・・。
昨日の日曜日はそれがものすごかったらしい・・・。混めばそうなるだろうなぁ。
自分のペースで歩くのは無理です。 -
もみじは少ないのですが、グラデーションに染まった木が、すぐ近くにありました。
この辺は、五葉松平と呼ばれ、低い五葉松が沢山生えています。 -
途中で木道になり やっと歩きやすい道になりましたが、紅葉に見とれて、足元を見ないで歩くと・・・段差があって、踏み外しそうになります・・・。
-
もうあと100mほどで、ゴンドラ乗り場、というあたりに道標があって、薬師岳展望台→と出ていました。
せっかくなので、そちらへも行ってみます。
すると、安達太良山山頂の乳首あたりが見えますね〜。 -
そして、智恵子抄の「ほんとの空」はこの上だとかかれた標識が。
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薬師岳展望台から見える絶景です。
そうか〜ここからの眺めがあのポスターの写真だったんだ!
見える斜面が全部 色鮮やかな秋の色に染まっています。
ここへは、ゴンドラ利用でサンダル履きや杖で来られる観光の方も沢山いました。(それにしてはちょっと足元が良くない・・・もうちょっと整備されていればバリアフリーっぽく使えるでしょうが・・・。) -
3時過ぎで、さすがに日も傾き、くもって来たのもあって、鮮やかな色に写りませんが、
紅葉の様子はまさしくピークだと思います。
「おお〜」「すご〜い」「うわぁ〜きれい〜」とあちこちから声が聞こえます。 -
小さな祠があり、小さな梵鐘も下げられ、鐘は鳴らす事が出来ます。
ゴンドラに乗ってくれば、登山をしなくても、薬師岳展望台からのこの眺めは楽しめます。
しかし・・・ゴンドラ降りて、「絶景ポイントはこちら」みたいな表示はないから、スルーして山頂へ登ってしまう人、ゴンドラからの大した事ない紅葉だけ見て、「こんなものか・・・」と帰ってしまう人が居るのではないかと心配になる・・・。
見なきゃ絶対損する絶景ポイントですよ。 -
このすばらしい景色は、もしかしたら朝見る方がきれいなのかも。
今日は、ゴンドラを使わず、奥岳登山口〜勢至平分岐〜くろがね小屋〜峰の辻〜牛ノ背〜山頂〜仙女平分岐〜薬師岳展望台・・・と歩いて来ましたが、
始発頃ならゴンドラ降りて山頂までの道もさほど混まないだろうし 行きがゴンドラ利用の逆廻りだったら薬師岳展望台からの紅葉、くろがね小屋あたりの黄色の絶景の両方を もっと日あたりのいい状態で見られるのかもしれない・・・。 -
薬師岳からの下山はゴンドラを使わなくても1時間ほどだそうですが、
途中からはゲレンデの脇を歩く道になるようです。
なので、見どころも もうさほどは無いだろう、と片道950円でゴンドラに乗ります。 -
駐車場に戻り、靴を履き替え、さすがに足が疲れたなぁ〜。
帰り道、岳温泉の旅館街を通るんだよな・・・と そうだ、足湯があった!と思い出しました。
実はフォートラの旅行記を初めて書いたのが2007年に岳温泉への旅行記でした。
その時、無料の足湯があったのを見たっけなぁ。
震災で壊れたけど、直されて使える事は
岳温泉にその後2回泊まりに来ているので知っていました。
帰りに寄ってみる事にします。
道路の真ん中に水の流れるいい感じの温泉旅館街の道。 -
足湯に行く前に、酒屋さんに寄って、地酒を友人のお土産に買いました。
色々売ってましたよ。二本松産の地酒を買いました。 -
足湯には駐車場はありませんが、近くの鏡池公園に車も停められます。
日没までの利用と書いてありましたが、誰も居なかったなぁ。 -
足湯は結構熱かった〜。
でもすっごく気持ち良い。歩きつかれた足がこれで かなりリフレッシュしました。 -
足湯の脇には温泉が湧き出しています。すごい勢いでぼこぼこと流れ出し、そのまま道路脇の川に落ちています。
-
川に熱い温泉が流されているからでしょうか?
ここだけ暖かいのかも??ヤマアジサイがまだきれいに咲いてるんだもの。
安達太良山の紅葉がこんなにすばらしいなんて全然知らなかった。
来て見てびっくりでしたよ。
昨年に続き、今年も自分史上最高の紅葉が、今度は赤・黄・緑の錦の彩りでの最上級の景色が見られました。
ダンナは、今年はもう最高のが見られちゃったから もう、ショボイの見られない・・・なんて言ってます。
天気も良かったし、風も無く 一緒に見ている他の登山客の方も皆 いい気分になるからでしょう、楽しく会話もできたりして、絶景は人の心もほぐすのだなぁ、と感じました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- picotabiさん 2016/10/28 14:37:25
- 初めまして。
- おとといいいねをしたんですが、さきほどお昼を食べながらじっくり読ませていただきました。
私も先週末に行ってきたんですが、ほぼ赤く、こちらの記事の山の黄色さに1週間ぐらい前だとこうだったのかなぁとも思った次第です。
黄色が入ると本当にカラフルで綺麗ですねぇ…私が見た赤い山々も感動モノでしたが、お写真の山全体が黄色いのをみると、その年の気候にもよると思うのですが、来年も再訪したいと思いました。
紅葉はどこも混むので今まであまり出かけずにいたのですが、去年ぐらいから
渋滞を避けるのを考えながら行くようになりました。
なので私の人生の一番の紅葉は先週行った安達太良です。涸沢もいつかは行きたいと思ってますが、なんせ片道7時間と山小屋の激混みに実現しなそうな気がしてます。安達太良山はアクセスしやすいしのんびり歩けるし、好きな山になりました。
他の記事のお出かけ記事も参考にさせてくださいね。
今後ともよろしくお願いします。
- まりも母さん からの返信 2016/10/28 15:18:05
- RE: 初めまして。
- picotabiさん こんにちわ。
ご投票頂きましてありがとうございます。
今年は、あまり紅葉がきれいな年ではない、と聞いていますが、
それでも、安達太良山の紅葉は、すばらしかったのですね!
昨年見た、黄色に染まる山は、私も自分史上最高の黄色で、本当にすばらしかったです。
安達太良山は 樹林帯から沼ノ平の荒涼とした風景まで、景観の多様さも楽しめる、良い山だとも思いました。
私も混雑が嫌いで、なるべく空いている時にのんびり景色を見たいと思うのですが、
秋の紅葉の美しい場所は、大体 人が多くてゆっくり出来ないですよね・・・。
でも、足で探せば、案外穴場があったりするので、
観光バスの来ない場所など、自分の足で歩いて行くしかないのだな、と山へ行くようになってよーく判りました。
旅行記はまだこれからですが、先週出かけた奥日光もなかなか良かったです。
唐松の紅葉ピークはあと少し・・・だったので、今頃は黄金色ではないかと。
まだ、秋はこれからの場所も多いので、紅葉お楽しみ下さい。
まりも母
-
- 琉球熱さん 2015/10/16 01:52:05
- 絶景
- まりも母さん、はじめまして
素晴らしい紅葉でしたね。
私も同じコースを登ったことがありますが、紅葉にはちょっと早かったので、これほどの絶景には遭遇できませんでした。
でも、勢至平の風景や牛の背からの沼の平の風景はとても気に入っています。
くろがね小屋が見え始めるあたりの景色も良いですね。
冬も行ってみたのですが、あいにくの曇天で景色も望めなかったので、途中で引き返しました。雪の季節も印象ががらりと変わって面白いですよ。
下山後の温泉は、「あだたらふれあいセンター」が空いていて良かったです。
奥岳登山道入口の登山届ポストは管理が悪いようで、私が見た時はぎゅう詰めで投函口からはみ出していました。登山届には個人情報が記入されているのですから、もう少し配慮が欲しいところです。
安達太良に限らず、用紙が無かったり筆記用具が無かったりすることもあるので、登山届は事前に造っておいた方が良いと思います。
- まりも母さん からの返信 2015/10/17 11:18:01
- RE: 絶景
- 琉球熱さん こんにちわ。
旅行記、ご覧頂きありがとうございます。
トレッキングや軽い山登りはまだ初心者ですが、
「歩かなければ見られない景色」の魅力は根性なしの私でさえ、山へ行かせてしまいますね。
紅葉は、本当にちょっとのタイミングで色つき具合が変りますので、
すばらしい時期に行かれたのはラッキーしかありません。
安達太良山は、美しい紅葉の眺めから、火口の荒涼とした景色、
岩と植物のロックガーデンのような登山道、そして山頂からの見晴らし、と景観の多様性がすばらしい山ですね。
くろがね小屋も泊まってみたい雰囲気でした。
雪の季節・・・ド初心者にはハードルが高いですが、厳しいながら、すばらしい景色なのでしょうね・・・。
登山届けも最近はweb登録とかもあるようなので、
これからは、自前にチェックして行った方がいいですね。
> 安達太良に限らず、用紙が無かったり筆記用具が無かったりすることもあるので、登山届は事前に造っておいた方が良いと思います。
なるほど〜と勉強になりました。ありがとうございます。
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