2015/07/14 - 2015/07/15
91位(同エリア1489件中)
オカンカンさん
- オカンカンさんTOP
- 旅行記314冊
- クチコミ3195件
- Q&A回答8件
- 1,071,414アクセス
- フォロワー187人
2015年7月10日~18日迄、スペイン旅行に行ってきました。とにかく暑かったので灼熱とタイトルに入れてみました。日程は以下の通りです。
5日目 7月14日㈫
セビリア観光(黄金の塔、スペイン広場、大聖堂、ヒラルダの塔、アルカサル)~白い村ミハス~グラナダ
宿泊ホテル グラン ホテル ルナ デ グラナダ
6日目 7月15日㈬
グラナダ観光(アルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ庭園)←今日はここまで~アリカンテ~バレンシア
宿泊ホテル ベアトリス レイ ドン ハイメ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
スペインの世界遺産の中でも、ひときわ光を放っているのがイスラムの最高傑作『アルハンブラ宮殿』。グラナダ王国が建国されたのが、1238年。既にイスラムの本拠地であったコルトバとセビーリアが陥落し、斜陽の一途を辿っていました。
アルハンブラ宮殿 城・宮殿
-
スペインの作曲家、フランシスコ・タレガによる名曲『アルハンブラの思い出』がどこからとなく聴こえてきそうです。
-
滅びの美・・・というのか、アルハンブラには常に物悲しく哀愁に満ちた雰囲気が漂う。何とか経済を立て直し、イスラム教を復興させたい・・・・切なる願いを持って建築されたスペインにおける最後のイスラム文明の結晶がアルハンブラ宮殿です
-
チケットもイスラムの幾何学模様。
-
まずはカルロス5世宮殿。後世に建てられたものでイスラム建築の中で唯一、ルネッサンス方式で違和感を感じる。昔、来た際には見学しなかったな・・・それほど重要視されていなかったのかも知れません。
カルロス5世宮殿 城・宮殿
-
アルハンブラ宮殿を陥落させた、カトリック両王の孫であるカルロス5世が新婚旅行でアルハンブラを訪れた際に建設を決めた宮殿。資金難で建設は中断されました。
-
さていよいよ中に、かつては裁きの門から入ったなあ・・・と記憶が蘇ってくる。
敵の侵入を防ぐ為に迷路のようになっている中庭、イスラム教は内部の装飾にこだわる分、外見は少々無骨になってしまう。アルハンブラ宮殿 城・宮殿
-
小さな扉を入ると、まずはメスアール宮(裁きの間)、宮殿の最も古い部分で王宮来訪者の控えの間でありました。
-
天井の彫刻や、幾何学模様のタイルが美しい。
メスアール宮 城・宮殿
-
トルコやモロッコでも見てきたイスラムのタイル。この広い世界でいかに権勢を振るってきたのか・・・・
-
メスアールの中庭・・・覚えていますよ!この後から究極の幻想世界が広がります。
-
ファサード(入口)を入れば、宮殿の中心部であるコマレス宮、壁の細かいイスラム文字や彫刻が繊細で素晴らしい。目を凝らしてじっと見つめていたくなる。
-
天井は宇宙を意識しているのか・・・壮大な世界観を感じる。
-
二層作りの建物に囲まれた広間でありながら、息苦しさを感じないのは一層目の開口部と、窓の配置のバランスよく均整が取れているのでしょう。
色の抜けていた壁の装飾も、かつては全て極彩色に彩られて・・・それはそれは美しいアラビアンの世界だったんだろうなあ〜 -
様々な雑誌やパンフレットに登場する、アラヤネス(天人花)の中庭。大きな青い池が目に涼しい。
砂漠の民による水の芸術に感動します。アラヤネスの中庭 建造物
-
そしてまた、究極のイスラム芸術、ライオンの中庭を巡るライオン宮、どのアングルから撮っても素晴らしいのですが、いかんせん腕がイマイチ(´;ω;`)デジカメもイマイチで素晴らしさが伝えきれないのが残念です。
-
まさに千夜一夜の世界です。
-
途中の十字型の水路が、中庭の真ん中にあるライオンの泉に通じている。
何とも幻想的な光景です。 -
ライオンの泉、偶像禁止のイスラム教では、動物がモチーフに使われるのは極めて珍しい。ここは王族のプライベートな空間ならではのタブー破りなのかしら?美しければそれでいいんだよね。
ライオンの中庭 建造物
-
北側にある『2姉妹の間』の天井の鍾乳石飾り、宮殿随一の細密さを持つ美しさ。かつて20代の私はこれを見る為にスペイン旅行に来たのです。
二姉妹の間 建造物
-
欧米のこってりとした装飾で飾り立てられた、宮殿や教会もそれはそれで美しいのだけれど、ライオンの泉や二姉妹の間の、空間の広さをも計算し尽くした、芸術美に感動してしまいます。
-
いつまでも見ていたい。
-
長い年月で色が抜けているのも、日本人に取って丁度いいのか・・・わびさびに通じる哀愁の美を感じるんだな〜
-
何故こうもライオンの泉をめぐる景観に惹かれるのか・・・イスラム教徒であるモーロ人は、私達日本人と同じように床に絨毯を敷き、クッションにもたれかけて床の上に座ったからなのです。そういう位置からの眺めは、生活様式の似ている日本人にはよく理解出来るものですね。
-
遠い日のイスラム文化の夢の跡・・・『王は魔法を使って宮殿を完成させた』とまで言わしめた最高傑作。ヨーロッパにおけるイスラムの最後の砦。最後の王、ボアブディルは城を明け渡し、臣下と共に北アフリカに逃れて行きました。どんな思いで城を後にしたのでしょう。
-
アーチ型の窓から覗く外の世界も美しい。
-
色の無い壁の彫刻ですが、ステンドグラスだけは今も美しい。
-
遠い日のハレムの女性たちの囁きが聴こえてきそうです。
-
バルコニーからアルバイシンの眺めを臨む。
-
ここはWアービングが『アルハンブラ物語』を執筆した部屋だと言う。
グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区 城・宮殿
-
バルタル庭園の貴婦人の塔、かつては宮殿の一部でした。夏の離宮であったヘネラリーフェへの入口に優美な姿で建っています。
-
緑溢れる緑道を歩いて離宮を目指します。よく手入れされた畑や庭園が続き、心が洗われるようです。
ヘネラリーフェ庭園 自然・景勝地
-
かつてアルハンブラの土地は敵の襲撃に備え、見晴らしが良くするため緑は殆どありませんでした。レコンキスタ以降、このような改変の手が加わっています。
-
王の夏の離宮だったという『ヘネラリーフェ庭園』、逆光でかなり写真が撮りづらい・・・以前、来た時もそうだった記憶があります。この見事な水の階段はグラナダ王国時代のまま・・・時が止まったように今日までこの街を見つめているに違いありません。
ヘネラリーフェ庭園 自然・景勝地
-
ヘネラリーフェからのアルハンブラの眺め。
-
過去には、いくつものこのような庭園があったそうですが、ただ1つ残されたのがここ・・・栄華を振るったイスラムの夢の後・・・・水の宮殿。
-
今回も去り難いアルハンブラ宮殿。
でも、又来れるかもしれません。前回のように28年も経っては生きていないかもしれないので、元気なうちに来れますように! -
帰り際のチケットブース。やはりバカンスシーズンで空いているのかもしれません。世界的に有名な観光地がこの程度の列ならお得かも・・・夜のライトアップ目当ての方が多いかもね。
-
最後はやはりお土産です。
-
グラナダの名産品は寄木細工、大昔に買った寄木細工のチェス台が未だ家に有ります。使ったのは1度きりですが・・・
-
製造行程を見学、昔から変わってないなあ〜
-
今回は写真の寄木細工ではない(笑)陶器の可愛い時計を買って帰ってきました。
-
18世紀以降〜アルハンブラは荒れ果てていましたが、19世紀に米国人作家のワシントン・アービングの『アルハンブラ物語』によって、再び世界の注目を浴びることになります。
今日又、スペイン有数の観光地として人々を魅了し続ける・・・輝きは決して失われません。 -
時間は前後しますが、グラナダの宿泊ホテル『グランホテル ルナ デ グラナダ』を紹介します。都会的な大型ホテルでした。
サーコテル グラン ホテル ルナ デ グラナダ ホテル
-
お部屋はロビーから遠い〜遠い〜普通、ツアーだとスーツケースは運んでもらえるのですが、スペインは余りに治安が悪いため、決して荷物から目を離さないように・・・・と今回のツアー・・・スーツケースは自分で運ぶ事になっています。だがらエレベーター待ちも大変です。
-
やっと着いた部屋は今夜もジュニアスイート、日あたりは良くてソファルームと独立していました。ここでやっとポット有り、紅茶、珈琲、アメニティ有り、スリッパはなかったです。でもお茶を飲む暇もなかったかな?
-
ここのWi-Fiはパスワードが必要。どれがパスワードか分からなかったので、夕食を兼ねてロビーまで行ってみます。
-
夕食は都市型ホテルにありがちなビュッフェスタイル。今日は早く済ませて出掛けたいところが・・
-
ホテルのお向かいにはエル・コンテ・イングレスというスペイン随一のデパートが有りました。国内に何十店舗も展開しているらしくて、今までの都市には必ず有りました。ここの1階にスーパーがあるらしい。夜10時までだから急いで行かなくっちゃ(^O^)
エル コルテ イングレス (グラナダ) ショッピングセンター
-
海外スーパー大好き親子が旅行5日目にしてやっと行けました〜
-
やっぱり生ハム・・・こんなふうにドーンと広いコーナーに渡って陳列されています。凄い迫力です。
-
生ハム用の袋まであるのね?高級品なのかな?
-
とにかくお水・・・日本じゃこんなに水ばかり飲むこともありませんが、こちらはとにかく乾燥しているので1,5リットルは飲んでいるかも・・・お茶はないし、紅茶やジュースじゃ甘すぎる。 アナ雪のペットボトル!ディズニー好きの友達に買っていこうっと。
-
ガス入りの水とガスなしの水・・・私はどうもガス入りはずっと苦手です。スペイン語でガスなしは『SIN GAS』と言うんだって、地元の人にこれは『シン ガス?』等と聞いて交流を深めます。
-
マヨネーズだけでこの種類(゚o゚;;
勿論、スペイン独特のアリオリ(ガーリック入りのマヨネーズ)を買って帰ります。 -
閉店ギリギリの10時近くてやっと日が暮れ始める。夏のスペインは日が長い。ホテルの部屋は良かったのですが、部屋の真下にオープンカフェバーがあり、夜遅くまでうるさかったなあ〜
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2015年 スペイン旅行
-
前の旅行記
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑦白い村 ミハス
2015/07/14~
ミハス
-
次の旅行記
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑨バレンシア観光 ホテル ベアトリス レイ ドン ハイメ
2015/07/15~
バレンシア
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間①出発~ハマド国際空港
2015/07/10~
ドーハ
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑬~お土産番外編~
2015/07/10~
スペイン
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間②プラド美術館~スペイン広場
2015/07/11~
マドリード
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間③トレド
2015/07/12~
トレド
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間④ラマンチャ地方
2015/07/13~
カスティーリャ・ラマンチャ地方
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑤メスキータ!
2015/07/13~
コルドバ
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑥セビリア観光
2015/07/13~
セビリア
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑦白い村 ミハス
2015/07/14~
ミハス
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑧ アルハンブラ宮殿とホテル ル ナデ グラナダ
2015/07/14~
グラナダ
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑨バレンシア観光 ホテル ベアトリス レイ ドン ハイメ
2015/07/15~
バレンシア
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑩バルセロナ!前編
2015/07/16~
バルセロナ
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑪バルセロナ~エル コンテ イングレス~ホテル ルネッサンス バルセ...
2015/07/16~
バルセロナ
-
オラ!エスパーニャ!灼熱のスペイン9日間⑫ モンセラット~ バルセロナ エル プラット空港 (BCN)~帰国...
2015/07/17~
モンセラット
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2015年 スペイン旅行
0
56