オラ！エスパーニャ！灼熱のスペイン９日間③トレド　

2015/07/12 - 2015/07/12

2015年7月10日～18日までスペイン旅行に出掛けました。日程は以下の通りですが、残念ながらアランフェスは撮影禁止でHPからの写真等も使えないので、割愛いたします。
自身のブログでは書いていますので、宜しかったらご覧ください。

http://blog.livedoor.jp/bochan693/archives/2015-07-25.html


3日目　7月12日?
王宮～ショップ(レパンド)～アランフェス～トレド観光(サント・トメ教会、大聖堂、トレド散策)←今日はここ　
宿泊ホテル　ACホテル　シウダード　デ　トレド


トレドの街が近づいてきました。三方をタホ川に囲まれた城壁の街。560年に西ゴート王国の首都になったトレドは、711年から約400年に渡ってイスラム教徒の支配下におかれました。

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

スペインに1日だけ滞在出来るなら、迷わずトレドに行け・・・・という格言があるほど魅力に満ちた街です。まずはパラドール(古城等を改装した国営のホテル)で腹ごしらえです。

パラドール デ トレド ホテル

絵画も陳列…一流ホテルの風格。

国営だけ有って利益は二の次・・・飲み物はサービスでした。タダなので、娘はワインを注文します。
　
前菜はポテトサラダと冷製かぼちゃスープ。

レストラン パラドール デ トレド 地元の料理

アントニ・ガウディのオブジェのようなパン。欧米のパンは堅いですが、ツアー中このパンが一番硬かった。カンパンかっ！って程でした。外は堅くでも中は粘りがある方が好きですね。パラドールの食事は美味しくないっていう噂が嘘でありますように

野菜のパイとサーモン。これはまあ普通かな・・・でもかなりお腹が一杯になります。

メインディッシュの豚肉の獅子唐とポテト添え。マヨネーズソース風味です。スペインにはマヨネーズにガーリックを加えたアリオリというソースが有ります。スーパーで簡単に手に入ります。勿論、買って帰ってきました。

デザートはシナモン風味のカスタード、これは好き嫌いが分かれるでしょうが、私はプリンやシュークリームのようなドロドロ系デザートが好きなので、美味しくいただきました。

最後は珈琲で締めます。スペインはやっぱり先進国ですから、食事はそれなりに洗練されていて美味しかったです。食後の散歩を兼ねてトレドの街を散策します。

迷子になりそうな路地が続いています。1085年再征服(レコンキスタ)後も1492年に追放されるまで、この地の経済を担っていたユダヤ人と共に多くのイスラム教徒が居残っていました。

ここにはかつてユダヤ人が住んでいました・・・・という表示、ユダヤの星のプレートです。

エルグレコの代表作『オルガス伯爵の埋葬』が展示されているサント・トメ教会。残念ながら撮影禁止です。一昨年に日本でエルグレコ展がありましたが、その際に模写を公開していました。勿論、行きましたよ〜

サント トメ教会 寺院・教会

オルガス伯が天に召される様子を描いた名作。画中にはエルグレコやその息子の姿も描かれています。教会の礼拝堂は撮影可、小さな教会ですが祭壇も立派です。『オルガス伯爵の埋葬』を保持する事で、この教会を世界的に有名にしているのですね。

きらびやかな装飾に、完成度の高い彫刻や絵画の数々・・・・イスラムは偶像禁止ですが、カトリックは偶像を崇めることに由来しているので、その国の建築や芸術の宝庫とも言えます。

次はトレドを代表するカテドラルまで歩きます。サント・トメ教会と同じ名のマザパン(日本ではマジパン)のお店。

サント トメ (本店) その他の店舗

その昔、修道女達が貧しい人たちに与えたのが発祥だとか、アーモンドの粉と砂糖とはちみつから出来ています。甘そう〜(^_^;)

道端に立っているオルガス伯の記念撮影スポット、どこでもあるんですね。

やがて、狭い路地を抜けると見えてきたのがトレド大聖堂(カテドラル)、三大ゴシック様式カテドラルの１つで、スペインカトリックの総本山です。

トレド大聖堂 寺院・教会

フェルナンド3世の命によって、1226年に建設され1493年に完成。まさに2世紀以上かかっていますね。2度目の再訪ですが、写真も少なくて(ネガ時代)立派だったという記憶はあるものの・・・あまりよく覚えていません。

中央礼拝堂を囲むように、大小の礼拝堂や宝物殿、聖具室などがあり、その規模の壮大さや装飾品の美しさに、唯々圧倒される。

ゴシック様式のカテドラルには、高い壁にロゼトン(バラ窓)がひときわ美しさを放っています。古いデジカメでは実際の美しさが今１つ伝わらなくて残念(＞＜)

宝物殿にある『聖体顕示台』、金銀細工、宝石やなどで細工され重量は200キロ。聖体顕示とはキリストの体を公開する台で、祭りの際に中央の丸い輪にパンを置き街中を練り歩くそうです。キリストの体はパンに例えられ、血はワインに例えられます。まさに欧米の命の源である主食ですね。

トレドでは最も古いと言われる聖書。

戴冠式で使用された、コロンブスが持ち帰った黄金や宝石が散りばめられた王冠。

コロと呼ばれる聖歌隊席。

彫刻が見事な中央祭壇の礼拝堂。

中央礼拝堂のキリストの生涯を表した彫刻。とても巨大な装飾で、同じ大きさに見えるように、下の彫刻よりも上の彫刻は1,5倍程の大きさに作られています。

唯々、素晴らしいの一言です。一体どれだけの人々が何百年の時間を費やして造り上げたのか・・・・その信仰心の深さは到底計り知れません。

欧米人にとってのキリスト教に対する思いを垣間見た瞬間です。無神論者の多い日本人には理解出来ないかもしれませんね。

更にエルグレコの『聖衣剥奪』のある聖具室。凄すぎです。本物が目の前にある〜写真も撮り放題だあ〜！

エルグレコ以外にもゴヤ、テッツアーノ、ヴァン・ダイク等の作品が飾られています。ふぅ〜贅沢過ぎる。本物の放つ力はやはり凄い吸引力です。

歴史背景とキリスト教への知識の乏しさから、この感動を伝えきれないことが残念です。かつて太陽の沈まない国と言われたヨーロッパの大国だったスペイン。

その圧倒的な力を示す建造物や芸術の数々・・・・今の時代だからこそ極東の国から見に来れたことに感動しています。

カテドラルの鐘楼を後に、街を散策します。

トレドの街は狭い路地が入り組んでいて、目印になる建物と言えばカテドラル位。
大きな広場であるソコドベーハ広場を集合場所として、散策を開始しますが、メインストリートを外れると迷いそうです。まさに16世紀から歩みを止めた中世の街です。

トレドの名産品と言えばダマスキナードと呼ばれる象嵌細工。銅板に金糸や銀糸をはめ込んだもので、イスラム教徒から技術が伝えられました。

職人技を見せていただきます。

色々なお店を物色、可愛いクッキーのお店で試食をさせていただきます。青山あたりにあっても遜色ない可愛いディスプレイとお味でした。

価格も日本並み・・・ただ店員さんのイケメンぶりはかなり上かも〜スペインでは普通の人なんですが、やっぱり町並みに合っているよね。娘が私の顔が大きすぎてイヤ・・・ですと仕方ないじゃん(^_^;)　娘は168センチですが、この方は一体何センチ？ちょっとヒュー・ジャックマン入ってない？・・・と言う娘・・・え〜ファンだから認めたくないなあ〜

生ハム大集合〜ここで初めて売られている生ハムを見て大興奮しましたが、スペインでは日常茶飯事でした。

この生ハムサンドも美味しそうだけれど、食べきれないよ〜

売っているマグネットもビック！旅行の度にマグネット買いすぎだから、少しは我慢しなくちゃね。パンのロゴが反対だぁ〜日本みたいにきっちりディスプレイしていないのね。

まったく英語を話せない店。話せる店とマチマチですが、やはり意思が通じやすい店に入ってしまいます。ホント、自由時間が少なすぎてゆっくり選べないのがストレス(^_^;)

こちらのお店でトカゲのガウディ風マグネットを購入。100均のリストバンド式財布を褒められていい気分でした。お店の名前は以下の通り・・・・4トラで口コミ書きますね〜…と言いつつ住所がわからない。ソコドベール通りに有りました。看板を目印に訪ねてみて下さい。

自由時間もあっという間に終わり、ホテルに向けて出発です。さよならトレド、人生で2度も来れて良かった〜2度あることは3度あるから又、来れるかな〜

今夜はトレドの高台にあるホテルに宿泊予定です。ACホテル　シウダード　デ　トレド。小さめですが、雰囲気のいいホテルでした。

ホテル ソル ホテル

ロビーのみWi-Fi無料です。ロビーに近い部屋はつながりそうですが、我々の部屋は少し遠かった。昨日のホテルは全館無料だったのですが、疲れて寝てしまいました。

こちらがお部屋。低層階で目の前が駐車場でした。窓も古めかしくて簡単に開きそう。防犯上・・・怖くない？でも田舎だから治安は大丈夫なのかな？

こちらもバスタブ有り！日本人にとってバスタブあるなしでポイントが違いますよね？冷蔵庫、エアコン、アメニティ有り、ポット無し・・・スリッパ無しでした。

ビデはどうでもいいが・・・これが欧米人にとってのバスタブなのか・・・お風呂に入らずにこれで終わらせるのかな？

差し込む光がまだまだ強いけれど、もう夜の8時近いのですよ〜

近くにスーパーありませんか？・・・・とフロントで聞いてみるも『この時間では閉まっています』ですって〜田舎だから仕方ないのかな？まだ水はあるので良しとしましょう。その内行けるでしょう。

夕食のレストランから沈む夕陽が見える。キレイですね。

ここで又、昨日の方々と同席に・・・色々と話が弾む、このツアー中とてもお世話になりました。このブログ、読んでくださっているかな？

スープ・・・はかぼちゃだったか、人参だったか忘れてしまいましたが、美味しかったのは覚えています。

これ、サメだと言われて引きましたが・・・かなり美味しかったかも・・・トマトベースのソースと良く合っていました。流石に得体のしれないものは出てこないなあ〜(*´∀`)♪

又々、カスタード・・・カステラをちぎって入れてあるのですが、もう少し見かけにひと工夫欲しい所・・・日本人ならこれをもう少し美味しく見せる工夫をしちゃうのよね。

朝食もホテルの規模からして、昨日よりはこじんまりとしていましたが、ひと通りは揃っています。生ハム、ハムの他にサラミ等も有りますが、こちらのサラミは野獣臭が強いのか、日本人にとってはちょっと癖が有ります。サラミの類・・・好きなんですけどね。

エスプレッソマシンの表示が多くて悩みました。スペイン語で書いているからカプチーノ以外が読めなくて・・・カフェオレやカフェラテの他にも種類が多いのでしょうね。微妙な違いが分かるのが、こちらの文化なんだろうなあ〜

駆け足で名残惜しいけれど、再訪出来て幸せです。トレドは私にとってスペインのメインスポットの1つです。さて次は初めてのラマンチャ地方の風車を観光です。

この旅行記へのコメント （2）

• ペリカンさん 2015/09/16 20:55:13

  懐かしく拝見しています

  オカンカンさん　初めまして〜　ペリカンと申します。
  
  スペインの旅行記、懐かしく拝見しています。
  私が行ったのはもう１４年も前の事ながら
  拝見していると変わらない様子にさすがスペインと
  喜んでいます。
  
  これから順番に旅行記を拝見させて頂きますね〜♪

  オカンカンさん からの返信 2015/09/16 22:53:32

  RE: 懐かしく拝見しています

  ペリカン様
  
  初めまして、投票とメッセージありがとうございました。スペインは私も28年ぶりで懐かしいのと感動で、本当に楽しい旅行でした。
  ペリカン様の京都旅行記も、楽しく拝見しています。もともとは関西の人間なんですが、紅葉の時期はもう何十年も帰っていません。
  毎年９月に里帰りしています。今週末にも行ってまいります。
  今後ともよろしくお願い致します。　ありがとうございました。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オカンカン