オラ！エスパーニャ！灼熱のスペイン９日間⑨バレンシア観光 　ホテル　ベアトリス　レイ　ドン　ハイメ

2015/07/15 - 2015/07/16

2015年7月10日?～18日?までスペイン旅行に行ってきました。とにかく暑かった・・・のでタイトルに灼熱を入れてみました。日程は以下の通りです。

7日目　7月16日?
バレンシア観光(ラ・ロンハ、大聖堂)←今ここ　～タラゴナの水道橋～バルセロナ観光(カサ・ミラ、カサ・バトリョ、聖家族教会、カタルーニア音楽堂、サン・パウ病院、大聖堂、ピカソの壁画)
宿泊ホテル　ルネッサンス　バルセロナ　フィラ

セラーノスの塔、中世時代は城壁があって、この門がバレンシア旧市街への入口でした。夜遅くなって門が閉まってしまうと家に帰れないなんて事もありました。

エリア バレンシア(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

うう〜(´；ω；｀)あと1泊でスペインとお別れとは・・・時間よ！止まってくれ・・・と言いたくなる。何故、楽しい時間は直ぐに経ってしまうのでしょうか？今朝はバレンシアの世界遺産『ラ・ロンハ』と『大聖堂』を訪ねます。世界遺産だらけの国ですね。2015年現在、スペインの世界遺産の数は44(因みに日本は19です)

セラーノスの塔を振り返って裏から見るとこんな感じ・・・違う建物のようですね。

セラーノスの塔 建造物

旧市街は割とコンパクトで世界遺産も徒歩圏内に固まっています。これは中世の建物をそのまま利用した物。

街の景観を壊さず、上手く同化しています。

まずはカテドラル、南西角に建つ八角形のミゲルテの塔に上がれば、バレンシア市街を一望出来るよう。

ミゲレテの塔 建造物

朝早い・・・と言っても8時位ですが、カテドラル前の広場はお掃除中です。

市民の憩いの場、ネプチューンの噴水も誰もいません。

デサンパラドスの聖母教会堂にも入ってみます。朝は人がいないせいもあって、教会独自の荘厳な雰囲気が楽しめてお得な気分です。

バレンシアの守護聖母ビルヘン・デ・ロス・デサン・パラードスを祀る教会堂。小さいながらも熱心にお祈りしている信者の方々がいます。

聖母デサンパラドス教会堂 寺院・教会

天井のフラスコ画の素晴らしい事。外観からは想像出来ない位の豪華な教会でした。

聖母デサンパラドス教会堂 寺院・教会

次はカテドラル。こちらもモスク跡にレコンキスタ終了後の13世紀以降に建てられた教会です。

サンタマリア大聖堂 (バレンシア カテドラル) 寺院・教会

こちらもモスク跡にレコンキスタ終了後の13世紀以降に建てられた教会です。長い年月を費やしたので、ロマネスクやゴシック、バロックという建築様式が見られます。

サンタ カタリーナ教会と鐘楼 寺院・教会

キリストが最後の晩餐で実際に使ったとされる伝説の聖杯もあります。

バレンシアの有名な祭りと言えば火祭り、その時期はカテドラルも信者で溢れかえっているらしい。
日本の神社仏閣に対する考え方とキリスト教の信者の考え方・・・かなり違うのかな・・・・

信仰心の薄い私には今1つ分からない。そういうことを勉強してこなかった事も悔やまれる。色々な思想が分かればもっと楽しいのにね。

身廊と祭壇。こういった天井はロマネスク様式と呼ばれるものとか・・・・

キリストの洗礼1535年, ヨアン・デ・ヨアネス
教会に本物があるって凄い事だと思うのです。誰だって入ってこれますからね。日本だと神社仏閣の名画はレプリカが多い。高山寺の『鳥獣戯画図』だって退蔵院の『瓢鮎図（ひょうねんず）』だって本物は京都の国立博物館で厳重に管理されているのだから・・・・

次は『ラ・ロンハ』まで歩きます。途中で売っていたフルーツカップ・・・可愛いでも常温なんだろうなあ(´･_･`)

道端のこういったスタンドもいい雰囲気・・・でも凄い商品の数ですね。日本のキオスクよりも多い感じ・・・道までもはみ出ています。

こちらも余りにキレイで写真に収めた。聖カタリナ教会のタイル画。結構、有名な物らしい。

『ラ・ロンハ』は商品取引所として、15世紀に建てられたゴシック様式の世界遺産。商業的遺産を表す意味で(日本の富岡製糸場みたいな物なのかな)歴史的価値はとても高いらしい。

バレンシアのラ ロンハ デ ラ セダ 史跡・遺跡

なにより直ぐ向かいに1928年建造のスペイン最大規模の市場がある。郷土色豊かな地元の市場を覗けるなんて楽しそう(^O^)

中央市場 建造物

まだ開店したばかりで店内は空いています。基本的にトイレは有料ですが、何か買ってそのレシートがあれば無料になるんだって・・

中央市場 建造物

中央の天井が高い〜

中央市場 建造物

やっぱり生ハムはここでも幅を効かせてます。

中央市場 建造物

試食はいかが〜お姉さんが満面の笑みで差し出してくれた生ハム、舌の上でトロける美味しさ！
これぞ本物の生ハムだけど・・・・真空パックじゃないと持って帰れないのよ〜

でもパエリアのマグネットだけは買って帰りたい・・・大きい方がお得だけど・・・我が家の冷蔵庫はそれでなくてもマグネットだらけ・・・普通サイズにしておきます。

お店のおじさん(お兄さんかも？)にレシートを出して欲しいと頼むと、開店したばかりでPCが上手く立ち上がらないんだって！中に入ってきて写真撮っていいよ(? ´?` ?)bって事で一緒に記念撮影しました。写真に撮るとマグネット以外に色々なお土産があるのがわかりますね。

オカンばっかりズルい・・・・になっちゃうから娘もちゃんと撮って上げましたよ。

パエリア用の大きな鍋も売っています。需要があるって事なのよね？
168センチの娘と大きさを比較します。

夏場だけの限定飲料『オルチャータ』、喉は渇いてなかったし、トイレが心配だったので買わなかったけれど、ちょっと後悔しています。『オルチャータ』は乾燥させたCHUFA（カヤツリグサ）という植物の地下茎でできている、シンプルで栄養価の高い飲み物だそうです。とーっても甘いけれど後味すっきりとか(ホントかな？)、飲んだことある人は私に教えて下さい。

日本でもいいから『オルチャータ』飲むぞ〜！飲めるところをご存知の方がいらっしゃったら教えて下さいね。飲まなかった事をちょっと後悔しています。

バレンシアは旧市街以外は、とても近代的な未来都市のような建物が並んでいました。

宿泊ホテル『ベアトリス　レイ　ドン　ハイメ』の紹介も少し…。周りは路上駐車だらけ・・・ホテルに入る前に、前の車にぶつけて知らんふりして走っていく車に衝撃を受けましたが、こちらでは普通の事のようです。

ホテル ユーロスターズ レイ ドン ハイメ ホテル

初めて高層階の部屋になりました・・・といっても5階ですが(笑)、お部屋のチェックをします。

ホテル ユーロスターズ レイ ドン ハイメ ホテル

ここのドライヤーは備え付けタイプで、壊れていないけれど風量が弱い。我々は女子力ないし、ショートなので影響はないけれど、ツアーの中ではフロントまで苦情を言いに行った方もいたらしい。
バスタブ、アメニティも普通に有りました。珍しく無料のペットボトルも２本有りました。

今夜はパエリア食べ放題の夕食。まだ1時間ほど時間があるのでフロントでスーパーの場所を教えてもらう。徒歩5分の場所に、庶民的なスーパー『メルカドーナ』が有りました。

相変わらず生ハムコーナーは規模が大きい。ここでツアーの人に会ったのは1組だけ・・・私達と同じ位の母子。お嬢さんがスマホでスーパーの場所を探してくれたんだって・・・うちの娘よりしっかりしているな〜旅行に出たら少しでもその土地の人と、喋りたいので聞いちゃう私・・・・な〜んて実はそこまでスマホを使いこなせていないんだよね。

ガスパチョも豊富だけど、厳重にパッキングしないと持って帰れないからね〜(何より好きじゃない)ので買いません。

YAKISOBA(ヤキソバ)というインスタント食品、明らかに日本を意識していますよね。でも日本製じゃなかったような？

働いている人の情報がマチマチなのか、よく知っている人と微妙な人がいました。
よく知っている人は年配者に多かったかな？

ここは自社ブランド製品が人気らしく(イオンのトップバリューみたいなものね)、化粧品売り場のお姉さんや近所のマダムに『1,65ユーロの200mlのボディクリームを2個買うと2ユーロよ！お得だしオリーヴオイルが原料で凄くいいわよ』と勧められて買ってみる。中々どうしてさらっとしていてベトつかず、おまけに凄くいい匂いで良かった〜
既に1個使ってしまった〜もっと買えば良かったよ！地元のオバちゃんの情報は確かです。

レジは相変わらずのベルトコンベアー方式、客が買ったものを置いていき、次の人のと混じらないように衝立を置いておく。レジのおばさんは慌てることもなく、座って流れてくる品物のバーコードを読み取り精算している。商品はその場で客が袋に入れる。
遅くても後続の客は文句も言わない。日本はサービス過剰すぎて、苦情対応などで自分たちの首を絞めている。だからこそ発展したのだろうけれど、スペイン方式でいいんじゃないって、思う私は適当な人間なのかしらん？

スーパーであっという間に時間が経ってしまい焦ってホテルのレストランへ！ツアーの皆さんにスーパーどこにあるの？行きたいわ！と聞かれるものの9時半に閉まってしまいます。今、8時半・・・ちょっと厳しいよね。まずは大量のサラダです。

これは一体何なんだ〜って言いたくなる『イカ墨のパエリア』、イカ墨自体はとても美味しいんですが(フエンヒローラで経験済)、見てくれが何とかならないんでしょうか

海の幸のパエリアはダシが効いていて外れない美味しさ(^O^)元々、バレンシアはパエリア発祥の土地です。魚介類の具材が有名だけど、実はうさぎの肉などを使ったものがオリジナルとか？肉用のインスタントパエリアの素をスーパーで買って帰ってきました。

日本の食べ放題と違って、勝手にお替りに行けない。レストランのスタッフにいちいち頼まないといけないので、自分の好きな量を取って来れない。大量にサーヴングされてしまうから、結局お替り出来なかった日本人はマナーはいいので、好きにお替りさせて欲しかったなぁ・・・(^_^;)

デザートはヨーグルト・・・ってこれですか確かにヨーグルトですが・・・シェフがパエリア作りで疲れてしまったのか・・・スペインらしくてまあご愛嬌です。

次の日、駆け足の観光で未練はたっぷりですが・・・次に行きましょう。バルセロナが待っている。バルセロナまでは350キロだからどうしても、2度は休憩をいれます。タラゴナのコスタ・ドラダいう海岸線にある地中海のバルコニーと呼ばれる遊歩道を目指します。

地中海のバルコニー 自然･景勝地

やっと到着。タラゴナの地中海のバルコニー・・・タラゴナにはローマ時代の遺跡が数多く残されています。海辺の円形劇場ではグラディエーター達が実際に戦っていたのかな。

ローマ円形劇場 (競技場) 史跡・遺跡

タッラコの考古遺跡群と呼ばれる遺跡で、街中に数多く残っています。全て世界遺産です。

プレトリとシルク ローマ 城・宮殿

世界遺産の脇を通りながらランチに向かいます。街の中にあって見慣れているのか、誰も足を止める人はいません。地中海のバルコニー側の方が人の波は多いです。

タラゴナの遺跡群 史跡・遺跡

海辺の街でのつかの間のランチを終えて、さあ出発だ。

タラゴナから約4キロ〜、紀元前2世紀のローマ時代に建設された『ラス・ファレラス水道橋』の入口にある記念碑。

現在、残っている部分は高さ26メートル、全長217メートル。スペインではセゴビヤお水道橋に次ぐ規模だとか・・・別名『悪魔の橋』と呼ばれています。

悪魔の橋 (ラス ファレラス水道橋) 建造物

悪魔の橋と呼ばれる由来は、こんな伝説によるもの。森に住む老夫婦のために、ある日流されてしまった木の橋の代わりに悪魔が石造りの橋を建てた。悪魔は橋と引き換えに最初に橋を通った生物の魂を望むが、夫婦は荷車代わりに使っていたロバを最初に通らせ、悪魔にロバの魂を差し出したそう。

日本にもありますよね。南禅寺の水路閣とか・・・でも、古さが違うし何より規模も違う。こうして何千年も残っている事に意味があるのでしょう。お約束の記念撮影です。

勿論、世界遺産ですが、暑さ故か交通の便が悪いからなのか、余りに淋しい感じです。さあもうバルセロナまでは90キロ。旅は終盤に差し掛かっていますが、スペインの生んだ天才『アントニ・ガウディ』の建造物を見なくちゃ日本には帰れない