【ダイヤモンドプリンセスでぐるーり！日本列島大周遊と釜山９日間】<br />２度目の新婚旅行と題して今年はクルーズで日本一周してまいりました。<br />旅行といったら海外派ですが、私の両親が何度もクルーズの旅をしており、評判の良さはきいておりました。<br />外国船なので船の中に入れば外国！<br />乗客も外国の方が多いということもあり行くことに決めました。<br />２人揃って初めてのクルーズ旅行。<br />ワクワクドキドキの９日間となりました。<br /><br />１日目：横浜出港<br />http://4travel.jp/travelogue/11038850<br /><br />２日目：クルージング<br />http://4travel.jp/travelogue/11038871<br /><br />３日目：長崎<br />【１】平和公園と眼鏡橋　<br />http://4travel.jp/travelogue/11039057<br />【２】軍艦島<br />http://4travel.jp/travelogue/11039094<br />【３】グラバー園<br />http://4travel.jp/travelogue/11039774<br /><br />４日目：釜山<br />http://4travel.jp/travelogue/11040417<br /><br />５日目：舞鶴<br />【１】天橋立と智恩寺<br />http://4travel.jp/travelogue/11040768<br />【２】伊根の舟屋と成相寺<br />http://4travel.jp/travelogue/11041101<br /><br />６日目：金沢<br />http://4travel.jp/travelogue/11041457<br /><br />７日目：青森<br />http://4travel.jp/travelogue/11042835<br /><br />８日目：クルージング<br />http://4travel.jp/travelogue/11043231<br /><br />９日目：横浜入港<br />http://4travel.jp/travelogue/11043543

ダイヤモンドプリンセス☆豪華客船で日本一周してきました！【３日目】長崎入港（２）軍艦島

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2015/07/26 - 2015/08/03

1352位(同エリア3733件中)

#世界遺産・遺跡

エリア

長崎市(長崎)

ダイヤモンドプリンセスが停泊する港へ戻ってまいりました。
ここ長崎港から軍艦島ツアーへ繰り出します。
軍艦島ツアーの催行会社はいくつかありますが、私たちはシーマン商会さんへお願いすることにいたしました。

こちらの船「さるく号」は小さな船ですが、少人数ですので見学がしやすいということと、実際に軍艦島で暮らしていた方に説明していただけるということでこちらに決めました。
船の前で記念撮影をしていただき、船内へ乗り込みます。

13:50発の予定でしたが、予約者が全て揃ったということで13:30に出発いたしました。（みなさん優秀です！）

みなさんもきっとこの日を楽しみにしていたことでしょう！
軍艦島までは約４０分。
その間に三菱重工長崎造船所や女神大橋、神の島のマリア像も見ることができました。

あっという間に軍艦島が見えてまいりました。
これはすごい！！
煙がでていたら本当に軍艦のようです！

まずは軍艦島の周りを船で一周します。
風が強く少し波が荒いようです。

上陸できるかしら。。。
なんとか上陸することができましたー！
ドルフィン桟橋を渡ります。

少し怖く怪しげな雰囲気を醸し出すこの島。

端島（通称：軍艦島）は1890年に三菱合資会社の経営となり、本格的な海底炭坑として操業が開始されました。

塀がぐるりと島を取り囲み、高層アパートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれております。

今年の７月に世界遺産登録されたばかりですね。
まずは第１見学広場です。

玄関口であるドルフィン桟橋から歩いてすぐのところです。
貯炭場などの生産施設や従業員住宅などがあります。
高台にあり、貴重な水道水を蓄えた貯水槽や貯炭ベルトコンベア跡が残っております。
こちらはクレーンの跡でしょうか。

端島小中学校です。

７階建てで１階から４階までが小学校、
５階と７階が中学校、
６階には講堂、図書館、音楽室、
７階には理科室などの特別教室が設けられていたそうです。
こちらは選炭機でしょうか。
あそこが第２見学広場のようですね。
このレンガ造りの建物は軍艦島鉱山の中枢であった総合事務所です。
総合事務所の中には炭鉱マンのための共同浴場があり、浴槽はいつも真っ黒だったそうです。
この周辺には多くの建物があったそうですが、現在ではそのほとんどが崩壊しております。
第二堅坑坑口桟橋跡です。
上部に見える階段は「命の階段」と呼ばれていたそうです。

毎日この階段を上りケージ（エレベーター）でわずが９０秒で降りて行きます。炭坑の仕事は非常にきつく、ガス爆発など常に危険と隣り合わせの過酷なものですのでこの階段を上るたびに「無事に帰ってこれますように」と祈っていたそうです。

無事に仕事を終えてケージで上るのは１０分程かかり、この階段をホッとしながら降りて帰宅したそうです。
鍛冶工場と会議室です。
ほとんどが崩壊しております。
炭車修理工場です。
下請住宅跡がぽつんと残っております。
第３見学広場です。

正面に見えるのが３０号棟アパートです。
日本最古の７階建て鉄筋コンクリート造の高層アパートといわれております。
鉱員社宅として建設され内庭には吹き抜けの廊下と階段があり地下には売店もあったそうです。
第１見学広場に戻ってまいりました。

右側に見えるのが貯炭ベルトコンベアーの跡です。
今はその支柱が残るのみです。

３１号棟アパートです。
こちらには地下に一般用の共同浴場があり、１階には郵便局や理髪店も設置されていたそうです。
テレビが発売された時代、日本のテレビ普及率はわずかでしたが、お金はあるけど使い道のない軍艦島ではテレビの普及率が100％だったそうです。

炭坑マンは毎日真っ黒、その奥様たちはキレイな格好をしていたとのことでした。
きつく過酷な労働をしてきた炭坑マンたち。
鉱内で交わされる「ご安全に」という挨拶に「絶対に事故を起こさない」という気持ちがこめられていたそうです。

ですからこの島がまさか世界遺産になるとは思ってもみなかったとのことでした。
世界遺産に登録されて盛り上がっている軍艦島。
廃墟群としの魅力は非常にあるのですが、過酷な労働をしてきた炭鉱マンたちを想うと物悲しい気持ちにもなります。

歴史的背景からいろいろと考えさせられました。
でも行くことができて本当によかったと思います。
最後に軍艦島上陸記念証明書と石炭をいただきました。

暑かったので冷たいおしぼりや塩飴もいただきうれしかったです。

さて、出発が早かったため時間に余裕ができました。
次の目的地へまいりましょう！

【３日目　長崎（３）グラバー園】
http://4travel.jp/travelogue/11039774