パリ～ノルマンディ・ドライブ #4 - 12年振り、モンサンミッシェル 前編

2015/05/25 - 2015/05/25

5/25（月・祝）、曇り後、時々晴れ
パリ～ノルマンディ・ドライブ #4 - 12年振り、モンサンミッシェル 前編です。モンサンミッシェルは、カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称され、1979年「モン・サン＝ミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されました。ここを訪れるのは、12年振り2度目なので、一つずつ確認しながら、歩いて見ました。

写真は、「モンサンミッシェルの回廊」の写真です。この回廊の柱の形を見ると、イスラム文化が思い出されます。列柱廊が素敵でした。

フランスでもっとも有名な巡礼地、世界遺産
http://jp.rendezvousenfrance.com/ja/discover/47655
http://www.ot-montsaintmichel.com/index.htm?lang=en

NHK世界遺産 | モンサンミシェルとその湾
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards313.html

以下、今回の旅の日程です。

□ 5/22 （金） 羽田 10:35 発 → パリ 16:10 着
□ 5/23 （土） 終日、パリ　http://4travel.jp/travelogue/11026525
□ 5/24 （日） パリ → レンヌ　http://4travel.jp/travelogue/11028361
■ 5/25 （月・祝）レンヌ → モンサンミッシェル
http://4travel.jp/travelogue/11030511
□ 5/26 （火） モンサンミッシェル → オンフルール、エトルタ、ルーアン
□ 5/27 （水） ルーアン → パリ
□ 5/28 （木） パリ
□ 5/29 （金） パリ
□ 5/30 （土） パリ 20:30 発
□ 5/31 （日） → 羽田 15:25 着

エリア モンサンミッシェル(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 レンタカー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

大通り門
下記、前編からの続きです。大通り門をくぐって、振り返って見ました。いきなりラ・メール・プラール（写真右）がありましたね。

パリ、ノルマンディ・ドライブの旅 #3 - レンヌからモンサンミッシェルへ
http://4travel.jp/travelogue/11030511

ラ・メール・プラール
プラールおばさんの看板が可愛いですね。

ラ・メール・プラール
王の門の手前にある歴史的ホテルで、レストランのオムレツが有名です。

王の門、Porte du Roy と王の塔、Tour du Roy
砦の守りを固めるため、15世紀に建てられた門で、侵入者を防ぐ跳ね橋を持っています。

モンサンミッシェル

アルカード塔、Tour du l'Arcade
城壁の外が見たくて、ちょっと階段を登ってみました。

お土産屋
階段の上から見たところです。

階段の上に登ると、教会の塔が見えました。

王の塔、Tour du Roy

王の塔から
大通り門、ラ・メール・プラールを望む。

王の塔から
教会の塔を見る。

聖ミカエル像、Stetue de St-Michel
尖塔上には、金色に輝く大天使ミカエル像が置かれています。1897年、彫刻家エマニュエル・フレミエの作だそうです。

教会へのショートカット
上から日本人の花婿、花嫁が降りてきてビックリ！最近の若者は、こんなところで挙式する人もいるんだ。ちょっと驚き。。。

モン・サン・ミッシェル ウェディング
http://www.his-wedding.com/europe/chapel/michel

郵便局

グランド・リュ、Grande Rue
島のメインストリートに戻ってきて、ここは両側にお土産屋さんやレストランが建ち並んでいます。

右手にセントジェームスのブティックがありました。
http://www.st-james.jp/about-saint-james/about-us.html

グランド・リュ、Grande Rue
観光バスもまだ来ていない午前なので、混んでいません。モンサンミッシェル観光は午前中に来るのをお勧めします。

グランド・リュ、Grande Rue

お土産屋

ル・ムトン・ブラン
右手、白い羊の看板が目印の郷土料理のレストランです。ノルマンディの典型的な木骨組みの建物で、中世の館に入ったようです。

グランド・リュ、Grande Rue

ラ・ヴィエイユ・オーベルジュ
巡礼者の宿屋だったところで、歴史的建築物に指定されているそうです。

城壁
半月塔からブルク塔を望む。干潟には小さいヨットがありました。

レ テラス プラール
城壁に面したレストランです。後でランチに訪れます。

半月塔から低塔を望む。

サン・ピエール教会
グランド・リュを上がってくると、この教会があります。

ティフェンヌの館
中には入りませんでしたが、16世紀、フランス王の軍隊の最高司令官であった騎士ベルトラン・デュ・ゲクランとその妻で星の動きから世界の運命を占った有名な占星術師ティフェンヌ・ド・ラグエルの歴史館だそうです。

グランド・リュの終点から修道院の入口まで、300段の階段を登ります。

北塔

修道院への階段
北物見台付近からの眺めです。

修道院への階段

修道院への階段

修道院入口

哨兵の門
修道院への入口

モンサンミッシェル修道院 寺院・教会

入場チケット
司祭館でチケットを購入、9ユーロでした。

大階段
チケット購入後、哨戒の間を通り、大階段を登って行くと、ソー・ゴチエのテラスがあります。

右側に教会、左側に14〜16世紀に建てられた修道僧の居住棟があります。ここは歴代の修道院長の住まいとして使用されていたそうです。

大階段

渡り廊下
教会と修道僧の居住棟をつないでいます。

大階段

大階段

新しい橋は左に大きく迂回していますね。橋は島までは通じておらず、大潮の際は完全に水没するようになっているらしいです。

修道院

モンサンミッシェル修道院 寺院・教会

修道院

修道院

聖エティエンヌ礼拝堂（左）
19世紀まで死者の安置所だったチャペルだそうです。

大階段

西のテラス

西のテラス

西のテラス
修道院付属教会の入口に面したテラスです。

ファニル塔（左）とガブリエル塔（右）

西のテラスから
周囲がパノラマで見渡せる絶好の展望スポットなので、実に眺めが良かったです。

西のテラス
北方に見える島は「トーンブの島」で、百年戦争の時にはイギリス軍が駐屯していました。

カモメとトーンブの島

回廊があった方向ですね。

修道院付属教会
左の明るいレンガの建物が、土産物売り場のショップになっていました。

まずは右手の教会に入ってみます。

モンサンミッシェル修道院 寺院・教会

修道院付属教会
11〜12世紀に完成した教会は、その後、何度か崩壊し、修復されました。本堂北側は12世紀のロマネスク様式、内陣と後陣は15〜16世紀のゴシック様式です。

修道院付属教会・天井
天井が船底のように木で作られているのは、建物の最上階にあたり、軽くするためだったそうです。

1523年に建てられたゴシック様式の内陣
ステンドグラスはろうそくのような形のデザインで、フランス・ゴシックのフランボワイヤン様式と呼ばれているそうです。

修道院付属教会

修道院付属教会

「ラ・メルヴェイユ」回廊、Cloitre

「ラ・メルヴェイユ」とは「驚嘆」の意味だそうです。

ラ・メルヴェイユ最上階の回廊、Cloitre

回廊、Cloitre

回廊、Cloitre

回廊、Cloitre
2列に並んだ列柱廊が素敵ですね。

列柱廊

回廊、Cloitre

回廊、Cloitre
ここも建物の最上階のため、天井には木が使われています。

https://youtu.be/7jfHpvKKEDU

食堂
13世紀のゴシック様式です。

食堂
全部で59の窓があって、上の方は軽くするために壁を三角形にして、ガラス窓を小さくし、木の天井を使っています。

オベール司教の彫刻
3階の見学が終わり、2階へ下って行く途中の壁に、大天使ミカエルの浮彫石膏があります。オベール司教の夢枕に大天使ミカエルが降りてきて、3回目のときに頭に穴を開けたという伝説のシーンです。

迎賓の間
食堂の真下にあるゲストホール（迎賓の間）で、VIPのバンケットホールだったそうです。同じ巡礼者でも、一般巡礼者と貴族などの身分の高い人だちとでは、通される部屋も異なっていたようです。

迎賓の間
左手奥に煙突があって、台所の役目をしていたそうです。

大きな柱の部屋
教会の束（ゴシック様式の部分）の下を支えている所で、10本の太い柱が上の教会を支えていて「大きな柱の部屋」と呼ばれています。

教会の床の丸いガラス

サン・マルタン礼拝堂、Chapelle St-Martin

サン・マルタン礼拝堂、Chapelle St-Martin
教会の南翼を支える部分は、サン・マルタン礼拝堂になっています。

大車輪、Grande Roue
サン・マルタン礼拝堂を出ると、外の見えるところに滑車があります。

大車輪、Grande Roue
荷物の上げ下ろしをした車輪で、大車輪の中に6人の囚人が入って、ハムスターみたいに回して、2トンの食糧を持ち上げていたそうです。

大車輪、Grande Roue

サン・エティエンヌ礼拝堂
修道士の遺体安置所として使われ、祭壇の側面にアルファ（Ａ）とオメガ（Ω）の記号があり、生命の最初と最後を表しています。

階段を上がって

修道僧の遊歩道

騎士の間に下りていきます。

騎士の間

司祭館
奥はチケットカウンターがある入口で、手前が出口でした。

以前は、ここに土産物売り場があったようですが、教会傍に移動したので、すっきりした造りにリニューアルされていました。

修道院の外へ出て

干潟

昔の大砲

クロディーヌの塔

修道院の入口

歴史博物館
中には入りませんでしたが、修道院が監獄として使われていたときの牢獄の様子をろう人形でリアルに再現しているそうです。

モンサンミッシェル 歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

遠くの干潟を望む

修道院

サン・ピエール教会

サン・ピエール教会内・祭壇

サン・ピエール教会内・祭壇

サン・ピエール教会前のジャンヌ・ダルクの像
モンサンミッシェルはイギリスとの百年戦争の時、要塞となりました。

ジャンヌ・ダルクの像

レ・テラス・プラール、Les Terrasses Poulard
昼食はモダンなテラスのラ・メール・プラールの姉妹店で、シーフード中心に頂きました。

お昼のレストランは満席に近く、大混雑！　でも、ガラス張りの大きな窓から湾の眺めが楽しめました。

レ・テラス・プラール、Les Terrasses Poulard
お昼のサラダはトマトとモッツアレラ・チーズも入って、なかなか美味しかったです。

昼食後は、城壁巡りを中心に島内を散策します。

パリ〜ノルマンディ・ドライブの旅 #5 - 12年振り、モンサンミッシェル 後編
http://4travel.jp/travelogue/11037505