中世の香り漂う中欧4ヶ国(チェコ・スロバキア・ハンガリー・オーストリア)+ドイツ周遊旅行 移動は鉄道で！ その16：フランクフルト編②+復路編

2014/11/12 - 2014/12/02

街並みから中世の香りの漂う中欧の4ヶ国，チェコ(プラハ，クトナー・ホラ)，スロバキア(ブラチスラバ)，ハンガリー(ブダペスト)，オーストリア(ウィーン，ザルツブルク)とドイツ(ミュンヘン，ニュルンベルク，ケルン，フランクフルト)を19泊21日という長丁場で周遊してきました．都市間の移動には鉄道を利用し，都市内の移動は地下鉄，トラム，バスを利用しました．街自体が世界遺産という都市も多く，街並み自体が素晴らしかったです．今回オペラやバレエ，コンサートなどには参加していませんが，参加すれば更に印象深い旅になると思います．また，この時期の中央ヨーロッパは天気が基本的にすぐれません，滞在中青空を拝んだのが2,3回のみで，ほぼ曇りでした．
ルート概要は 羽田→パリ(乗継のみ)→プラハ→クトナー・ホラ→プラハ→ブダペスト→ウィーン→ブラチスラバ→ウィーン→ザルツブルク→ミュンヘン→ニュルンベルク→ケルン→フランクフルト★→成田★ です．

その16：フランクフルト編②+復路編 20,21日目
中欧旅行最終日はホテルをチェックアウトし，スーツケースを預けて最後の観光へ向かいます．その後，フランクフルト国際空港ヘ向かい，FRA19:10発→NRT14:40着の日本航空JL408便ビジネスクラスにて日本へ戻ります．長かったこの旅行も終了です．

その1：往路編 1日目 http://4travel.jp/travelogue/10959765
その2：プラハ編① 2日目 http://4travel.jp/travelogue/10959783
その3：プラハ編② 3日目 http://4travel.jp/travelogue/10960077
その4：クトナー・ホラ編+プラハ編③ 4日目 http://4travel.jp/travelogue/10960228
その5：ブダペスト編① 5,6日目 http://4travel.jp/travelogue/10960302
その6：ブダペスト編② 7日目 http://4travel.jp/travelogue/10960544
その7：ウィーン編① 8日目 http://4travel.jp/travelogue/10960600
その8：ウィーン編② 9日目 http://4travel.jp/travelogue/10960604
その9：ウィーン編③ 10日目 http://4travel.jp/travelogue/10961058
その10：ブラチスラバ編+ウィーン編④ 11,12日目 http://4travel.jp/travelogue/10961727
その11：ザルツブルク編 13,14日目 http://4travel.jp/travelogue/10961781
その12：ミュンヘン編① 14,15日目 http://4travel.jp/travelogue/10962046
その13：ミュンヘン編②+ニュルンベルク編 16日目 http://4travel.jp/travelogue/10962274
その14：アーヘン編+ケルン編 17,18日目 http://4travel.jp/travelogue/10962337
その15：フランクフルト編①+クリスマスマーケット巡り編 18,19日目 http://4travel.jp/travelogue/10963604

エリア フランクフルト(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機

フランクフルト3日目(全行程20日目)．
ついに長かった中欧旅行も最終日．
この日はまずはホテルをチェックアウトして，スーツケースを預けてゲーテハウスへ．

ゲーテハウス 博物館・美術館・ギャラリー

ゲーテハウスとゲーテ博物館．
「ファウスト」でよく知られるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは皇帝顧問官である父とフランクフルト市長の娘である母の間に1749年8月28日にこの家に生まれた．18世紀当時，ゲーテ一家はフランクフルトでも屈指の名家だったとのこと．この生家は第2次大戦でほぼ完全に破壊されたが，戦後忠実に復元された．調度品は疎開させていたため，戦災を免れたとのこと．

1階の階段．

北京の間 2F．
来客用で中国風の壁紙のためこう呼ばれたそうです．

父の書斎 3F．
本棚に本がぎっしりと詰まっていて，ゲーテもここにある本で見識を広めたとのこと．

詩人の間 4F．
この部屋で「若きヴェルテルの悩み」，「ファウスト」などの初稿を書いたとのこと．

ゲーテが妹といっしょに自作自演の人形劇を上演した人形劇場．
次にゲーテ博物館へ．

ゲーテ博物館にはゲーテと同時代の芸術家の作品が並んでいます．

ゲーテの像(1790年)．

ゲーテの肖像画(1810年)．
ゲーテほど自画像や肖像画を描かせた作家はいないそうです．
この後，ブランチを食べに行きます．

ブランチはコチラで．
アドルフ・ヴァーグナー．

アドルフヴァーグナー 地元の料理

フランクフルト名物のリンゴ酒 アプフェルヴァイン．
といってもコレはノンアルコールです．アップルジュースとリンゴ酢の間ぐらいのイメージです．

グリューネ・ゾーセのシュニッツェル．
グリューネ・ゾーセとはハーブとサワークリームや生クリームがベースのフランクフルト名物のソースです．
お腹もいっぱいになったので，この中欧旅行最後の観光へ．

ゼンケンベルク自然博物館．
実は元々はシュテーデル美術館へ行こうと思っていましたが，月曜日が休みであることを忘れていました．そこでコチラへ．自然博物館好きにはたまりません，コチラを訪れて正解でした．国立科学博物館などが好きな人にはオススメです．

ゼンケンベルク自然博物館 博物館・美術館・ギャラリー

チケット売り場の上の壁にある海竜？の化石．

まずは中生代の恐竜ゾーン．
T-REX(白亜紀後期)．

ディプロドクス(ジュラ紀後期)．
めちゃくちゃ大きいです．

プシッタコサウルス(白亜紀前期)．
尻尾の上には毛が残っています．

ブラキオサウルスの脚(ジュラ紀後期)．

プラテオサウルス(三畳紀後期)．

エジプトのミイラもあります．

海の恐竜，魚類ゾーン．
イクチオサウルス．

サメ類の歯でしょうか？

プラコドンティア(板歯目)．
世界唯一の完全な標本として非常に貴重だそうです．

カエルの化石．

カメの化石．

シーラカンス？

アクセルロディクティス．
シーラカンスの仲間だそうです．

アナコンダ，化石形成ゾーン．
カピバラを飲み込むアナコンダ．

始祖鳥．

クジラと象ゾーン．
ゴンフォテリウム．

シロナガスクジラ．

メッセル・ピット化石地域ゾーン．
メッセル・ピット地域は哺乳動物(コウモリ，原始馬など)の宝庫として世界的に有名で世界遺産でもあります．

昆虫類の化石．

原始馬の化石．

コウモリ類の化石．

ガラス内の解剖学ゾーン．

種々の動物の解剖など．

無脊椎動物の化石ゾーン．
センチュウの仲間？

イソギンチャク？

イカ，タコ，オウムガイなど．

貝殻の化石．

岩石，鉱物ゾーン．
種々の鉱物．

黒曜石．

人類の進化ゾーン．
ルーシー．

哺乳動物ゾーン．
哺乳類の剥製がズラリと並びます．

ゴリラ．

ジャガー．

セーブルアンテロープ．
なんか凄くカッコイイ．

アルマジロ．

ヘラジカ．

両生類，爬虫類ゾーン．
両生類，爬虫類の剥製がズラリと並びます．
シンリンコブラ．

コモドオオトカゲ．

ソーニーデビル．
全身がトゲトゲです．

マツカサトカゲ．
尻尾も頭のような形をしています．

鳥類のゾーン．
鳥類の剥製が…以下略．
ここにも始祖鳥の化石．

ワシミミズク．

アオミミハチドリ．

ジサイチョウ．

ヒオドシジュケイ．
やはり鳥類はバラエティに富んでいます．

ハシビロコウ．
最近日本でも動かない鳥として有名ですね．

モア．
絶滅種．

ドードー．
絶滅種．

魚類ゾーン．
奇妙な形の魚たち．

ダンクルオステウスの頭骨．

様々な魚たち．

クラゲ．

甲殻類，クモゾーン．
クモの一生．

タカアシガニ．
なぜかコレだけカタカナが書いてありました．どうやら日本近海にしか生息しないようです．

昆虫類ゾーン．
コーカサスオオカブト．

みんな大嫌い ゴキブリ．

ツチバチ．
スズメバチかと思ったのですが，違うようです．

ウミユリの仲間．

最後にゼンケンベルク自然博物館の展示内容のガラスケース．
内容としては国立科学博物館の地球館に似ています．興味があり，フランクフルトに行く機会がある人はどうぞ．
ついに中欧旅行の観光は終わりが訪れました．この後，ホテルで荷物をピックアップしてフランクフルト国際空港へ．

空港ではサクッとチェックインし，JALのラウンジへ．
正直，FRAは案内表示などが不親切な気がします．

フランクフルト国際空港 (FRA) 空港

ラウンジエントランス．

サクララウンジ (フランクフルト国際空港) 空港ラウンジ

ラウンジ内の様子．
結構混雑しています．

ラウンジの食事．
種類も量もあまり豊富ではありません．

軽〜く食事を頂きました．
ソーセージとザワークラウトとポテト．

初めてのBoeing787に搭乗です．
そしてSky Suite仕様の787は初機材のはずです．

JAL Sky Suite 787の機内の様子．
ライティングが777とは違う気もします．

20日間と長かった中欧旅行もこれで最後です．
とりあえず，ありがとうヨーロッパ！

機内食メニューです．
ちなみにSky Suiteでは最初の機内食以降は，着陸1時間半前まで，いつでも機内食を手元のリモコンで注文することができます

機内食1食目．長らく白ご飯を食べていなかったため，白飯に飢えており，今回は和食をオーダーしました．
アミューズ・ブーシュ．
野菜サラダとシーフード，ナッツ盛り合わせ．

9つの小鉢膳．
上段左から，冬野菜のゼリー寄せ胡麻酢，海老と帆立の大根巻き，鱸の昆布〆．
中断左から，牛肉のネギ巻き，はまちと大根の焚き合わせ，ロブスターの辛子味噌．
下段左から，銀鱈西京焼きモッツァレラ味噌漬け，里芋と湯葉の銀餡掛け，茶碗蒸し．

台の物．
豚の角煮 季節野菜の焚き合わせ．
白ご飯，味噌汁，香の物．

デザート．
ローストアーモンドのクリーム チョコと共に．
飲み物はコーヒーです．

寝るための準備としてAir Weaveを敷きました．もちろんフルフラットです．

機内食2食目．
鯖柚庵焼き，蒲鉾，明太子．
ほうれん草のお浸し．
ご飯，味噌汁．

そうこうしているうちに，ほぼ成田空港に到着です．
19泊21日と中々長い旅でしたが，どの都市も美しくもう少し滞在したいと思わしてくれる旅でした．
これにて中欧紀行終了です．

前→その15：フランクフルト編①+クリスマスマーケット巡り編 18,19日目 http://4travel.jp/travelogue/10963604