ニース・フランクフルトの旅2-1　フラワーパレードのチケットをゲット！ニース～マントン

2014/02/16 - 2014/02/16

2014.2.16（日）ニース～マントン

まずは、アパート近くのスーパーで買い物。

懐かしいニースを少し散策してから、マントンのレモン祭りを見るべくニース駅へ。

電車の窓から海辺の街や、線路の脇に咲くミモザを眺めながら、心ウキウキとマントンへと向かいました！

（旅行期間：2014.2.14～2014.2.23）

エリア ニース(フランス)

• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

8時、セットした目覚ましに起こされる。いつもなら、時差ボケで朝早く目が覚めてしまうのに、やはり疲れていたようだ。

さっそく、小さなバルコニーに出てみると、夕べ、イルミネーションが綺麗だったグリマルディ広場が見えた。

向かいの建物には、どんな人が住んでいるのかな？これから始まるニース滞在に、ワクワクしてくる。

この日の予定は、マントンのレモン祭り。14時半からのパレードのチケットを取ってある。

マントンはイタリアとの国境に接する街。羽田空港で夜を明かすことがなければ、パレードの前に、イタリア側のヴェンティミリアを観光する予定だった。

が、ニースに辿り着くまでがハード過ぎた…。ヴェンティミリアは無理しても行きたいほどではなく、お昼頃、マントンに出かけることにする。

バスタブにお湯を張り、ゆっくりお風呂の入って疲れをほぐす。

マルティーヌさんが用意しておいてくれたカプセルのコーヒーを淹れ、羽田で買ったパンと、フランクフルト空港で調達したカットフルーツで朝ご飯。

10時、買い物に出かける。

水道水を飲めるとは思うが、建物が古いため、水道管が心配。トイレットペーパーも買いたい。

アパート入口の前の道を、海と反対方向に行ってみる。

道の先はT字路になっていて、突き当りはホリディ・イン。

その角を右に曲がり、少し行くと教会があった。

でも、スーパーはない…。マルティーヌさんはすぐ近くにあると言っていた。違う方向に来ちゃったかな？

もとい、戻ってやり直そう。道を歩いていたオジサン連れに聞いてみると、さっきの角を曲がってすぐと教えてくれた。

スーパーはメルキュールホテルの隣で、アパートから目と鼻の先。

メルキュールの手前で道を渡ってしまい、気がつかなかったのだった。

アパートの外観は、貴族の館だけあってなかなか素敵。

道路に面した入口には、ドクターの名の付く表示がいくつもあったが、アパートの表示は入口にも、部屋にもなし。

部屋の棚に絵の道具が置かれていたので、借り手がいない時は、誰かがアトリエとして使っているのか。

内部は廊下が少し歪んでいたりするが、古臭さはない。部屋の扉を大胆にも赤にできるのも、貴族の館ならでは？と思ったり。

当面の困りごとは、部屋の前の廊下の電球切れ。突き当りの右にある部屋の扉は廊下から見えないうえ、暗いとなんとなく不用心。

付け替えてくれるよう連絡するって言ってたけど、今日は日曜だし、フランスのことだから、いつになるやら…。

買い物の荷物を置いて、11時過ぎ、マントンへ向かうべくアパートを出発。

アパート前のリベルテ通りから、丘に建つ家々が見え、ニースに来たことを実感する。

近くのガリバルディ広場は、バスの停留所が2つあって、何本ものバスが停まるようになっていた。

駅へ行く前に、プロムナード・デザングレを眺めて、それからトラムに乗ろう。

海へと向かう途中にもスーパーがあった。そういえば、こっちのほうも指さしていたな。さっきの店より品揃えがよさそう。

あれ、道の向かいにも別のスーパー。便利、便利。

（レストランの並ぶマセナ通り）

（アレヴィー通り）

（セグウェイ）

さらに進むと、メリディアンの角に出た。

初めてニースに来た時、手前の小さな店でフラン（プリンのようなケーキ）を買ったことを思い出す。

ニースは3回目で、2003年の2月下旬、カーニバル三昧のスケジュールで訪れて以来の11年ぶり。

今回もフラワーパレードのチケットを予約しておいたが、飛行機の遅れで、見ることができなかった。

パレードは水曜日にも開催されるため、ダメモトでチケットがないか聞いてみようと思い立ち、メリディアンの角を曲がってすぐの観光局へ。

チケットは残っていた！

前のほうの座席とリクエストして、メリディアンに近い、前から2列目が取れた。よかったー！！

カーニバルのチケットは、今年から、メールに添付されてきたPDFをプリントアウトして持参することになった。運営側としては郵送の手間が省けるだろうが味気ない。

一方、現地で手に入れたチケットは、オーソドックスな短冊状のいわゆるチケット。これも嬉しくて、ルンルン気分で観光局を出る。

プロムナード・デザングレにはフラワーパレードの観覧席が並んでいた。

水曜日には、ここからパレードを見るんだ！

足取りも軽く、アルベルト一世公園に沿って歩いていると、

仮装している人がいた。なにかイベントでもあったかな？

観覧車を懐かしい思いで見上げながら、マセナ広場にやってくると、

青いシートが敷かれたコースができていた。

仮装した参加者たちが、ゴールと思われる青いゲートに向かって走ってくる。

ニースのカーニバルは毎年テーマがある。

ゲートの奥に見えるのは、今年のカーニバルテーマにちなんだ“グルメの王様”。隣は女王様？

11年前のテーマは“メディア”で、王様の顔かたちがどうもなじめなかった。

パレードに登場する人形たちも、日本人の感覚とは違っていたし、なにを風刺しているのかわからなかったが、今年の王様は可愛らしくて、親しみが持てる。

（カーニバルの観覧席と観覧車）

カーニバルの2大イベントは、テーマにちなんだ人形たちが次々登場するパレードと、花で飾られた山車が楽しめるフラワーパレード。

そのほか、小さなイベントも開催される。この日はカーニバル・レースが行われていた。

（フェリックス・フォール通り）

（マセナ広場）

（マセナ広場）

（マセナ通り）

レースのため、トラムはギャルリーラファイエット前で折り返していた。

（ジャン・メドゥサン通り）

夕べ、マルティーヌさんが、トラムは1回1.5ユーロだが、10回券なら10ユーロとお得なことを教えてくれた。

ところが、チケットを買うのに、現金ではコインしか使えなかった。10ユーロ分のコインはなく、カード払いしかない。

こんなところでカードを使いたくなかったものの、近づいてくるトラムを横目にチケットを買う。

10回券はカード型で、トラムの中にある機械に差し込むと刻印される仕組み。

11年前は、ニースにトラムは走っていなかったから初体験。なにごとも初めては緊張するなぁ。

ニース駅まで乗るつもりが、ひとつ先まで行ってしまったら、その停留所の近くで、市が開かれていた。

降りるのを間違えるのもいいもんだ！

魚コーナーが充実していて、

エビやらホタテやら

ムール貝やら、

アパートでワイン蒸しにしたり、ムニエルで食べたいような材料がずら〜り。

買いたい！でも、これからマントンへ行かなければならず、あぁ、残念！

トラムの停留所と停留所の間は短い。

駅までさほど遠くないので、青果コーナーを眺めながら歩き出す。

（ミモザを買って帰る人）

立派な建物の前には、スパイダーマンの仮装をした子どもがいた。

ニースのカーニバルは、子どもたちが仮装を楽しむ。女の子はお姫様のようなフリフリのドレスを着て、パレードを見に来ていたことを思い出した。

（ニース駅）

ニース ヴィル駅 駅

駅の売店でお昼用のバゲットを買って、

12：22のヴェンティミリア行きに乗る。

（ニース駅ホーム）

（ヴェンティミリア行きの電車）

ニースを出発して、約10分ほどで、ヴィル・フランシュ・シュルメール駅に到着。

電車が動き出すと、湾の風景が広がりだした。この景色をカメラに収めたかった。

何度もシャッターを切る。

ボーリュー・シュル・メール駅の周りには満開のミモザの花！

よかったぁ、ミモザ、咲いてたぁ！

この旅の目的は、一面のミモザを見ること。

ミモザの時期を外していないか心配だったけれど、大丈夫そう。胸をなでおろす。

海辺の風景や

線路脇のミモザを眺めながら、

12：59到着の予定を少し遅れて、

マントンに着いた。