2014/02/19 - 2014/02/19
208位(同エリア1159件中)
ぶどう畑さん
2014.2.19(水)ニース・フラワーパレード
モナコから戻って、フラワーパレードの観覧席に向かいました。
花で飾られた山車が次々登場するパレードは、観客に向かって投げられる花をゲットするのも大きな楽しみ。
今回も花を手にできるかな?
(旅行期間:2014年2月14日〜2月23日)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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フラワーパレードが行われるプロムナード・デザングレに向かう途中、マセナ通りの角に、風船や奇抜な帽子など売る露店が出ていた。
イベントのある日の目印のような露店にカーニバルの雰囲気を感じながら、いそいそとプロムナード・デザングレへ。 -
予約した座席はメリディアンの向かい。
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11年前の2003年と同じように、スタート地点に近く、パレード開始を待つ花の女王の姿も見える場所。
気がつけば、どんよりした曇り空はどこへやら。頭の上に青空が広がっていた!
その代り、気温は朝より低くなった。キリッとした空気の中、カーニバルが始まるのを待つ。 -
2日前、パレードに登場する人形たちの格納場所で見かけたドラゴンは、目の前にスタンバイ。かなりの大きさだ。
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と、ドラゴンが動き出した!
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首をもたげ、口を開き、ガォー!
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そこに赤と黒のコスチュームの一団が現れる。
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彼らは観覧席にも乱入し、観客を煽り、開始前の雰囲気を盛り上げる。
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14時半、紙ふぶきが一斉に舞い、パレードが始まった!
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紙ふぶきの中をドラゴンがゆっくり進む。
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イチオシ
続いて、花の女王が登場!
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花で飾られた山車と山車の間をつなぐのは、パフォーマーたち。まずは白鳥の一団。
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次の山車の後ろには、マントンのカーニバルでもその技を披露した旗投げの人たち。動画に収める。
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なにやらフワフワと、空中に浮かぶものが近づいてきたぞ。
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小っちゃいドラゴン、かわいい〜!
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車に乗っているきれいなオネエサンは、観客席に向けて花を投げてくれる。
だから、山車がやってくると、みんな一斉に「こっちに投げて〜!」とアピールする。 -
花を遠くに飛ばすのは難しい。観覧席が階段状になっているため、前の座席の人が立ちあがってキャッチしてしまうこともある。
だから、旅行前に予約しておいたのは最前列の席。 -
雪で飛行機が遅れなければ、花をいっぱいゲットして、5日間、部屋で楽しむことができたんだけどなぁ。
明日はフランクフルトへ移動するし、今晩だけでは、花がかわいそう。それにミモザは“山”ほど見た。
なんて、せっかく前から2列目の席が取れたのに、なんとなく消極的。 -
でも、でも、やっぱり花が欲しい!
フラワーパレードの醍醐味は、花をゲットすることにある。このパレード、フランス語では“BATAILLE DE FLEURS”で“花合戦”という意味なのだ。
よ〜し、合戦に加わるぞ〜!! -
15分ほどで、早くもミモザとキンギョソウをキャッチ。
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周りを見ると、みんなもミモザを手にしている。やっぱりこれでなきゃ。
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オネエサ〜ン、手を振らなくていいから、ミモザ投げて〜。
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パフォーマーは次々登場。
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あの凧みたいなのを振り回しているオニイサン、なんだか辛そう。大丈夫?
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ケーキの一団、面白い!
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リオのサンバ隊も登場。
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馬に乗った一団も。
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花の山車がいくつも通り過ぎ、みんなの手元のミモザが増えてくる。
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(紙に花吹雪)
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あれ、あの山車、大きなフォークがある…。
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そうか、フラワーパレードでも、今年のカーニバルのテーマ“グルメ”にちなんだデコレーションをしているんだ!
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2003年のカーニバルのテーマは“メディア”で、カーニバルの人形に込められた風刺がわからなかった。
フラワーパレードの山車にまで、そんなメッセージはなかったような。 -
今年はフラワーパレードでも上手にテーマを表現しているのだから、カーニバルのパレードも面白かったかなぁ。
見ればよかったなぁ。またまた思う。 -
イチオシ
大きなドラゴンが再び登場して、パレードが2週目に入ったとわかる。
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やってきたドラゴンの口には、テレビ撮影用のようなビデオカメラを持った人が座っていた。お仕事、ご苦労様。
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2週目からは山車を飾っていた花も投げられる。だから、俄然、合戦に熱が入る。
(心強い助っ人も登場) -
観客は山車が通るたび、必死でアピール。
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もちろん、私も負けちゃいない。
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(スッカラカンです)
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そのうち、セグウェイに乗り、パレードの山車やパフォーマーの間をスイスイ走り回っている人に気がついた。
インカムをつけ、何かしゃべっている様子。
カーニバルの実況中継しているんだ!以前は、観光局から実況中継していたのが、セグウェイに変わったようだ。
なるほどー、こっちの方が、臨場感出るよね。 -
ふと振り返ったら、後ろの座席の人たちがいなかった。彼らは観覧席の柵の所に押し寄せていた。
な〜んだ、2週目からは真面目に座ってなくてもいいんだ。 -
(ずいぶんもらいましたね)
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前の座席のオジサンは、しこたま花を手にしている。羨ましいより、ほかの人にもチャンスを分けてあげればとちょっと腹立たしい…。でもそれは、どうやら隣の席の奥さんのためのようだ。許してあげよう。
女の子は、黒と赤の服の一団のオニイサンからバラの花束をもらって大喜び。よかったね!
山車の花もなくなってきて、16時過ぎ、席を立った。 -
このままアパートに帰る気にならず、
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パレードの出し物が置き場に戻って行くのを横目に、
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浜辺に下りる階段を探してプロムナード・デザングレを歩く。
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(情報交換)
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そうだ、花とニースの海を撮ろう!
思いついたはよかったが、いざ花を浜辺に置くと、なんだか海難事故の犠牲者を弔っているみたい…。 -
いい構図はないかと試行錯誤している時、後ろから「ヴ・パレル・オングレ?」英語がしゃべれますかと、声をかけられた。
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振り向けば女性の2人連れ。
「どうして、みんなが花を持っているんですか?」と聞かれ、「今日はカーニバルのフラワーパレードがあったんです。」答えると、「その花も戦って?」ある程度、フラワーパレードのことを知っているようだ。
「写真、撮りましょうか?」と言ってくれて、お言葉に甘える。こちらもお返しに携帯のシャッターを押す。よいご旅行を! -
名残惜しく、アルベルト一世公園の脇をマセナ広場方向に行き、カーニバルの王様を眺める。
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アパートへの道すがら、高級店の並ぶパラディ通りでバリーの前を通る。ここでお財布を買ったなぁ。懐かしい。
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リベルテ通りには、ビビットな色の靴やカバンを売る店があった。そんな店が似合うのがニース。
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アパートに戻ると、やっと廊下の電球が取り替えられ、明るくなっていた。
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活ける前の花を写真に残したくて、ソファーに置いたり、
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ベランダに置いたり。
アパートでも構図変えて、再度トライしてみたけれど、なーんかイマイチ。活けることにする。 -
ミネラルウォータのペットボトルを切って、小さなガラスのコップを重石代わりに入れ、花瓶に仕立てる。キッチンバサミで花の丈を詰め、首の折れたガーベラはワイングラスにと…。
じゃじゃじゃ〜ん、フラワーアレンジメントの出来上がり!思った以上に素敵に仕上がって、満足、満足! -
では、夕飯を食べにサファリに行くとしよう
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17時半、アパートを出る。
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マセナからトラムに乗り、オペラで下車。
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(オペラ座)
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(サレヤ広場手前の土産物屋で)
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夕方のサレヤ広場にやってきた。
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テラスのテーブルが片づけられたサファリの店先で作業していたオニイサンに声をかけると、ディナーは19時からと返ってきた。それなら部屋でゆっくりしてからくればよかった…。
18時半でも大丈夫かなと言われたものの、はて、どこで時間を潰そう。
寒くないようにビニールで囲われた、ほかのレストランのテラス席を覗き込んだりしながら、サレヤ広場を歩く。 -
カキやエビなどの魚介類を外に並べている店もある。
こういうのも食べてみたいと思っていたが、ミモザツアーをお願いした旅行社のY氏は、ニースのレストランのシーフードは期待できないと言った。
スープ・ド・ポワソンにも失望したし、写真に収めるのみ。 -
広場を離れ、向かったプロムナード・デザングレには、
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まだたくさんの人が歩いていた。
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夕暮れの浜辺に3本の釣竿を立てる人も。ここで何が取れるのだろう。
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旧市街にも行ってみるか。
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サレヤ広場に引き返そうとして、海沿いの道にデリカテッセンの店があるのに気づく。
次回来ることがあれば、ここでおかずを買うのもいいね。 -
広場から旧市街の路地に入り、
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灯りの点る店先を歩く。
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人通りが減った旧市街は、昼間とはまた違う雰囲気。
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ウィンドウを眺めながら路地を行くうち、トラムの走る通りの近くまできた。
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そろそろ引き返そう。
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栽培所の前を通り、
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サレヤ広場に戻ってくる。
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イチオシ
辺りはだいぶ暗くなって、ライトアップされたシャトーが幻想的な姿を見せだした。
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18時半の“ル・サファリ”は、ほかの店同様、ビニールに囲われ、テーブルもセットされていた。
さっきのオニイサンは、引き返してくるとは思っていなかったようで、ちょっと驚いた様子。
テラスがいいか、中の席がいいかと聞かれ、テラス席に座る。
一応、小銭入れのことを聞いてみたけれど、やっぱりなかった。 -
スープ・ド・ポワソンは思っていたより高くて、組み合わせに迷い、29ユーロのセットメニューにする。
決め手は前菜のニース風ファルシ。ファルシとは、ピーマンやズッキーニなどの肉詰めのこと。ニースのおふくろの味と言ったところか。
ワインはまたまたロゼを注文。
夜もキャラフで冷たい水が出てきた。これが嬉しい。 -
まずは、ズッキーニ、トマト、玉ねぎのボリュームたっぷりの4個のファルシが皿に乗ってきた。
詰め物がふっくらとして美味しい!頼んでよかった〜!! -
メインは、な、なんと、大好きな子羊のあばらのロースト!
実はメイン、4種類の中から消去法で選んだのだ。
トリッパはパス、サーモンはここで食べなくていい、ハトか…で、“Côtelettes d’Agneau Grillées”になった。
子羊を意味する“アーニョ”の綴りを知らなかった。これで忘れないぞ。 -
テラス席の暖房は、頭の上のストーブ。寒い冬でもテラスで食事を楽しめるって、いいなぁ。
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テーブルには花が飾られ、雰囲気もなかなか。
ボチボチお客も来だして、添乗員が引率して、日本人ツアー客もやってきた。皆さん、ここで食べられるって幸せですよ〜。 -
デザートはバニラアイスクリームにする。アメリカンコーヒーを追加注文。
大当たりの夕食に大満足! -
20時過ぎ、店を出る。
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オペラの停留所からトラムに乗ろうと、サレヤ広場を通り抜ける途中、ウィンドウのパステルカラーに立ち止まる。
店はフラゴナールだった。 -
昼間には気づかない、こういう発見があるのが、夜の散策の嬉しいところ。
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停留所まで来たら、もっと夜のニースを歩きたくなった。
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フェリックス・フォール通りなら危なくないだろう。手前の公園を突っ切ろうとして、噴水に気がついた。
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写真を撮ったらすぐに立ち去るつもりだったが、ベンチに座ってくつろぐ人もいて、物騒な感じはしない。カーニバルに時期だからか、見回りの人もくる。
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イチオシ
噴水の高さやライトが変化するのが面白く、しばらく眺めていた。
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(フェリックス・フォール通り)
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なんだかどこも名残惜しく、
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マセナ通りにつながる路地のイルミネーションを見納めつつ、21時少し前、アパートに戻る。
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パッキングして、22時半、横になる。
雪というアクシデントに見舞われたけれど、のんびりコート・ダ・ジュールを楽しむことができた。
明日は久しぶりのフランクフルト、どうぞ、もうトラブルはありませんように。
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この旅行記へのコメント (4)
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- kukai333さん 2015/01/25 21:43:38
- safari,懐かしい!
- こんばんわ。
昨年7月までニースに住んでいて、なんかとても懐かしい感じがしました。サファリはよく友達とパーティしてました。誕生日ケーキとか持ち込んでも、ちゃんと対応してくれるので重宝してました。
ではでは。
- ぶどう畑さん からの返信 2015/01/25 22:13:00
- 投票をありがとうございました!
- kukai333さん
初めまして、こんにちは。
投票をありがとうございました!
ニースにお住まいだったんですか?!
なんとまぁ、羨ましい。
マセナ通りのレストランが散々だったので、サファリの食事が嬉しかったです。
「誕生日ケーキとか持ち込んでも、ちゃんと対応してくれる」っていいお店ですね。
しかし、毎晩、夜のテラス席を設営するのって大変じゃないんですかねぇ。
日本では考えにくい。(笑)
今後ともどうぞよろしくお願いします!
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- dankeさん 2015/01/04 00:25:30
- あけましておめでとうございます!
- ぶどう畑さん、
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。昨年は色々お世話になりました。
新年のアップ一段目にふさわしい旅行記というか、お花のパレード、華やかでいいですね☆ 本当にフランスも各地で祭りというか、イベントに力を入れていますねぇ。
夕食もおいしくてよかったですね。ぶどう畑さんのツアーの方たちによせる心の中での「ラッキーですね」の描写にクスッとしてしまいました。美味しいレストランでしかも夕食なら時間制限もツアーでもないのかな?ハルシュタットで私と両親が小さい村のレストランでお昼を食べている間に、日本人ツアーの方たちが来て、団体セットメニューが配られて(普通のメニューには載っていませんでした)、40分もせず皆さんが退散されて、その直後に中国のツアーの方たちが来て日本の団体さんと同じセットメニューが配られて。私たちはのんびり、団体さんたちが二回めまぐるしく来られたのを見送っていました。
私も仔羊、大好きです。折角フランスに行くのなら、日本では普段食べられない肉を食べたいと思います。うさちゃんもおいしいし。
これ以上トラブルがないように…ありましたね(-_-;)。
- ぶどう畑さん からの返信 2015/01/04 10:27:06
- RE: あけましておめでとうございます!
- dankeさん
明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしく!
ル・サファリに来ていた日本人ツアー客は、「ここで夕食ではなく」、添乗員さんが希望者を募って「お食事にお連れします」かなと思ってました。勝手な想像ですけど。
なにせ初めて添乗員付きのツアーで、初めてのヨーロッパ、初めてのイタリアで、もうコリゴリ!だったから、ツアー経験乏しいです。(^^;
でも、そのコリゴリのおかげで、ヨーロッパに目覚め、しっかり個人旅行できるようになるぞ!と決心したきっかけとなったので、人間万事「塞翁が馬」かも?ある意味、感謝してます。
> 40分もせず皆さんが退散されて、その直後に中国のツアーの方たちが
あ、わかります。アンコール遺跡のツアーは、そんな感じでした。
しかし、ハルシュタットにツアー客が食事するレストランがあるってのも、ちょっと驚きです。
まぁ、レストランもあまりなさそうだから、ある程度の人数を収容できるところが限られているかな。
> これ以上トラブルがないように…ありましたね(-_-;)。
トラブルも、結果的に楽しんでるので、今後をお楽しみに。
今年もどうぞよろしく!
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