ニース・フランクフルトの旅6　ニースを発ってフランクフルト街歩き！初ハウプトヴァッヘ

2014/02/20 - 2014/02/20

2014.2.20（木）ニース〜フランクフルト、フランクフルト街歩き

ニースを発ち、フランクフルトに向かいます。

フランクフルト空港は何度も利用しているのに、街を観光したのは1回だけ。

今回は、にぎやかな地区に行ってみることにしました。

（旅行期間：2014年2月14日〜2月23日）

エリア フランクフルト(ドイツ)

• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

4時、目が覚めて、6時に起床。

7時、フラワーパレードの活け花を眺めながら朝食。花は水を吸って、昨日より元気になっていた。

8時、チェックアウトのため、マルティーヌさんがやってきた。お花をどうぞというと「フラワーパレードに行ったのね！」パッと顔が輝いた。

彼女が大家さんに電話して、少し会話。口調から、やはり年配の方と推測される。部屋の評価を気にしているようだが、電話の声が聞き取りにくいのと、英語力不足で困った…。空港送迎を頼んだY氏が来る時間も迫っているため、時間がなくてゴメンナサイと電話を切る。

それが気にかかって、帰国後、サンキューメールを送ったら、返事に「花をありがとう」と添えられていた。パレードの花は大家さんに行ったようだ。

8：10、アパートの外でY氏が待っていた。さて、今日のY氏の行動は？興味深く見守る。スーツケースは車に積んでくれた。ま、普通の対応。

車の中で、教えてもらったレストラン“ル・サファリ”で食事したこと、グラースに行ってペゴマ経由で帰ってきたことなどを話し、一応、コミュニケーションを取る。

道が空いていて、8時半には空港の駐車場に到着。

ここで帰りそうな雰囲気のY氏。旅行社のホームページには「チェックインのお手伝いをします」と書いてあったよね。

わざとらしく、「ターミナルはあちらですか？」言うと、じゃぁ、一緒に行きましょうとなった。けれど、荷物のひとつも持ってくれない。おいおい。

機械で手続きして、荷物を預けるためにカウンターに向かうと、Y氏は立ち去った。

「チェックインのお手伝い」って、何を言ってる？そりゃあ、どうにかチェックインできるけどさ、カウンターに長蛇の列ができているのならともかく、手続きを待っている乗客は1グループ、2グループだった。後ろで見守って、「いつでも手助けしますよ」の姿勢を見せるべきだと思うけど。

だいたい「今回は当社をご利用いただき、ありがとうございました。どうぞお気をつけてお帰りください。またのお越しをお待ちしています。」くらい言わないかな。もし次のお客さまの予定があるなら、「申し訳ありませんが、予定があるため、お見送りできませんが。」と断るのが筋ってもん。

さすがにこの対応には黙っておれず、帰国後、ツアー中のことも含め、旅行社に報告した。

順番がきて、カウンターのオネエサンにフランクフルトで荷物を受け取りたいと言うと、チェックインをやり直したようだ。そして、明日、空港でもう一度手続きをしてくださいと、ボーディングパスを渡された。

預けた荷物は12.7kg。ハチミツやジャムが入ってもこの重さ。優秀、優秀。

ニース空港は、エスカレータを上ってすぐが手荷物検査所だった。

そこを通過したらボーディングゲートの椅子が並んでいるのが見えるという、小さな空港。記憶では、もっと大きい気がしたんだけど。

フランクフルト行きの飛行機は、10：10発。こんな規模の空港なら、バスで来ても充分間に合ったかな？ いやいや、ここはニース、バスが時間どおりにくると思っちゃいけない。

余裕をみて空港に来るには、7時過ぎにはチェックアウトしたい。となると、8時前のチェックアウトになるので、追加料金25ユーロを払わなければならなかった。

送迎代45ユーロは安くはないけれど、タクシー代とそう変わらない。11年前はタクシーのストがあったので、アーリー・チェックアウトに25ユーロを払うなら、安心料と割り切ることにした。

8時台の飛行機に乗るために、まだ暗いうちにアパートを出るのもイヤだったし、いろいろ考えると、10：10の飛行機でフランクフルト一泊にしたのも正解。

ニースから乗り継ぎよく日本に帰るには、飛行機は朝の8時台だった。前日、ニース空港近くに泊まることも考えたが、フランクフルトで途中降機はどうだろうと調べてみたら、そのほうがなぜか飛行機運賃が安かった。

いいね〜、それなら久しぶりのドイツを楽しもう！となった。

この日は天気に恵まれ、ターミナルのガラス越しにニースがよく見えた。

さようなら、ニース。今度はいつ来れるかな？

ボーディングが始まって、機内に乗り込む。

座席は窓側が取れず、3席並びの通路側。お隣は、ドイツのリューネブルガハイデ近くの出身の若いお母さんと小さい男の子。ご主人の仕事の関係でコート・ダジュールに住んでいるが、用事を済ませにドイツに行くそうだ。

離陸間際になって、男の子がオシッコと言い出した。スチュワーデスさんが今なら大丈夫と促し、お母さんは慌ててトイレに連れて行く。

10：10、離陸。雲もなく、眼下にスイスの山並みがきれいに見えている様子。以前、ニースからフランクフルトへ向かった時も、スイスの山々、スイスとドイツ国境にあるボーデン湖がよく見えた。窓側の席でないのが残念だー！

お隣さんは、着陸間際になって、またオシッコ。小さい子がいると大変…。

11：55の予定が早まり、11時半、フランクフルトに着陸。

荷物を受け取り、空港の長距離ターミナル駅に向かう。

（長距離列車の空港駅）

予約したホテルは、駅に隣接するヒルトン・ガーデン・イン。

12時半前だったが、チェックインできる。

エレベーターは部屋のカードキーをタッチして、階のボタンが押すようになっていた。香港で体験済みのおかげで、田舎者を暴露しなくて済む。

ヒルトン ガーデン イン フランクフルト エアポート ホテル

スタンダード・クィーンルームは、バスタブ付のソファーもある広い部屋だった。

デスクの上には湯沸かしセットも。

ここに宿を取ったのは、寒くて街歩きどころではないだろうと思ったから。

（通路からヒルトン側）

フランクフルトは乗り継ぎばかりで、クリスマス市の時にレーマー広場と大聖堂、シュテーデル美術館に行ったくらい。

テレビの旅番組で見た、にぎやかなハウプトヴァッヘに行ってみたかった。

（通路から駅側）

空港に泊まれば荷物を持って電車に乗らなくて済むし、ハウプトヴァッヘは空港駅からSバーンで一本。夜遅くなっても安心だ。雪が降っても、ショッピングセンターなら暖かい。

（奥のヒルトン）

ところがこの旅行の頃は、日本のほうがうんざりするほど寒かった。

このくらいの気温だったら、ちょっと足を延ばして観光もいいな。

でも今を逃したら、たぶんハウプトヴァッヘには行かないだろうと、13時半、街歩きに出発。

（空港地下へのエスカレーター）

（フランクフルト空港）

空港地下にある、近距離電車の駅の券売機で中央駅までのターゲスカルテを買う。

8.5ユーロ。中央駅まで片道4.35ユーロだから、ターゲスカルテのほうがちょっとだけお得だった。

ヴィースバーデンの表示を見てホームへ降り、13：43、ホームに入ってきた電車に乗り込む。

地上に上がると、窓の外に雑木林が続いていた。2009年11月、線路の周りの木々がきれいに紅葉していたことを思い出す。

あの時は、ヴィースバーデンに滞在して…、あれ……？しまった！ヴィースバーデンは中央駅と反対方向だった。

（ヴィースバーデンの旅行記）
http://4travel.jp/travelogue/10821973

すぐに引き返そうと思ったけれど、駅舎もないようなホームでポツンと電車を待つのは嫌だ。

数駅先の“リュースレスハイム”まで行った。

ここは、ヴィースバーデンから空港への切符を買うのに“リューデスハイム”と読み間違えた駅。変なご縁に苦笑い。

14時過ぎ、少し遅れてやってきたハーナウ行きに乗る。

すると後ろから、検察官が3人も乗り込んできて、「この切符じゃダメだよ！」怒られた。リュースレスハイムは買った切符の範囲外だったらしい。

中央駅に行くつもりだったと言い訳したら、笑って許してくれた。

ハウプトヴァッヘは中央駅の2駅先。

地下から上がると、ザンクト・カロリーネン教会の所に出る。

まずは腹ごしらえ。

14時半過ぎ、ビルに囲まれた広場の真ん中にある、平屋建てのカフェ・ハウプトヴァッヘに入る。

ドイツ通に教えていただいたカフェは、シックで、歴史ある感じ。

もともとは、1730 年に警備本部として建てられ、1905 年にカフェに転身したそうだ。

カフェ ハウプトバッヘ カフェ

ランチはフランメルクーヘンがお得のようだが、フランメルクーヘンってなんだっけ？

オネエサンに聞くと、ピザみたいな物とのこと。あぁ、リューネブルクのビアホールで食べたなぁ。

それだったら、え〜と…、ウィンナーシュニッツェルにしよう！

まずパンと3種類のディップが出てきた。

急にビールが飲みたくなって頼んだBindingのレーマー・ピルスは、さっぱりとして美味しい！

続いて運ばれてきたウィンナーシュニッツェルは、目を見張るほどのボリューム！

これがアッツアツでうまいのなんの！！

ポテトは無理だったが、カツは完食。お腹はちきれんばかりの大満足の遅いランチとなる。

15時過ぎ、カフェ・ハプトヴァッヘを出る。

屋内市場のクライン・マルクトハレに向かう途中、 Liebfrauen Kapuzinerklosterの脇を通る。

この教会、軒先を借りるように店があるのが面白い。

クライン・マルクトハレは教会からすぐ。

市場の先のほうに大聖堂の上の部分が見えていた。なるほど、こういう位置関係だったか。

クラインマルクトハレ市場 市場

マルクトの入口にヘッセン州のグッズを売る“ヘッセン・ショップ”があったが、品物はちょっとお高めで、覗いただけ。

市場の中には、八百屋さん、

肉屋さん、

魚屋さん、

総菜屋さん、

ハーブ屋さんなど、

いろいろな店が入っていた。

まずはグルッと一周。

（何種類ものジャガイモ）

ところが、シュトゥットガルトの屋内市場のようなハチミツ屋さんはなく、ハチミツは簡単には見つからなかった…。

コーヒーの香りに誘われて、立ち飲みの店でコーヒーを飲みながら、考えを整理。

ここで見つからなかったら、スーパーで探してみよう。ドイツ産のお墨付きハチミツはないかもしれないけれど。

もう一度、ハチミツがありそうな店をチェック。

オリーブオイルやパスタなど、さまざまな食料品を売る店で、ドイツ産お墨付きではなかったが、どうにか菩提樹のハチミツを買うことができた！

マルクトを後にして、ハウプトヴァッヘの

“ツァイル”へ。

ツァイルは斬新なデザインのショッピングセンター。

建物の中をガラスの壁がウネウネと這っていた。

店を覗きながらブラブラするうち、だんだん疲れてくる。

まだまだお腹はいっぱいで、コーヒーもパス。

市場じゃなくて、ここでお茶にすればよかったかも…。

17時半、ツァイルを切り上げ、外に出ると薄暗くなっていた。

向かいのアディダスをちょっと覗く。

疲れちゃったし、ドイツのチョコレート“ミルカ”を買って帰ろう。

ツァイル隣の大型スーパーのカウフホフへ。

ところが、ボリュームパックのようなものが欲しかったのに、個別包装ばかり…。

中央駅の地下にはあるかもしれないと、途中下車で寄ったスーパーは規模が小さく、ここにもボリュームパックはなかった。

降りたついでに、ロマンチック街道行きバスの停留所を確認できたのは収穫だったけれど。

（フランクフルトの夜景）

空港駅地下のスーパーはなくなっていた。地下通路にあった店でスイスのチョコを買う。

地上に出たら、ダルムシュタット行きのバスが停まっていた。

ダルムシュタットは、確か、マチルダの丘が見所だったはず。へぇ、空港からバスで行けるんだ。

空港駅に来て、

コンコースの奥にスーパーがあるのに気がついた。いつからあるんだ？

かなり大きな店で、品物も充実。

（総菜コーナー）

いいじゃ〜ん！

（カットフルーツも種類豊富）

ここにもボリュームパックはなかったが、いろいろと買い込み、19時半、ホテルに戻る。

疲れたー！スーパーで買ったスムージーを飲む。このスムージーがメチャ美味しかった。

お風呂に入って、21時半過ぎ横になる。夜遅くなっても大丈夫なように、空港駅に近いホテルにしたわりには、かなりの早寝。(笑)

日の暮れも早いし、見残した場所があるわけでなし、駅のインビスに行くのもありだけど、こんなもんかな。