2014/02/21 - 2014/02/21
73位(同エリア599件中)
ぶどう畑さん
2014.2.21(金)マインツ
ホテルをチェックアウトして、フランクフルト空港のカウンターに行くと、なんと、セキュリティ・ストを告げられました。
予約した飛行機には乗れないだろうとのこと。
往きは雪で遅れ、復りもまさか、まさかのトラブル…。
(旅行期間:2014年2月14日〜2月23日)
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カーデン・インの部屋は、静かになると空調が気になった。スイッチはオフにしたから、全館空調の音と思われる。
2時半、携帯電話の音で起こされる。登録のない電話番号だった。
4時半、部屋に置かれていた壊れた時計のアラームが鳴る。
6時過ぎ、携帯会社からのメールの着信音。
空港近くに泊まって、朝もゆっくりのはずだったのに、なんだかなぁ。ヒルトン ガーデン イン フランクフルト エアポート ホテル
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目が覚めてしまったので、ホテル1階にフライトインフォメーションを確認しに行く。
復りはどうか順調であってほしい。設置されているディスプレイをこわごわ覗く。
遅延の表示はないようだ。ホッ。
ついでに、空港駅のルフトハンザのカウンターに行って、チェックインの場所を確認しておこう。
ホテルを出たら、駅のコンコースに、大きな荷物を持った人がたくさんいるではないか。これは普通じゃない。もしかしてスト???
ルフトハンザの職員に聞いてみたけれど、なんのこと?って反応。
ホテルに引き返す時には、列車が到着したのか、大きな荷物を持った人は減っていた。勘違いだったか。胸をなでおろす。 -
9時半、チェックアウト。
もう一度、フライトインフォメーションをチェック。遅延の表示はナシ。 -
ところがANAのカウンターへ行くと、「本日、空港のセキュリティ・ストのため、フライトの振り替えをしています!」地上係員が叫んでいた。
えぇぇぇ、どいうこと???胸がざわざわ。
ドキドキしながら列に並んで待っている間に、明日の便に変更したいという男性の声が聞こえてくる。彼はすぐに手続してもらえているよう。
そうか、その手があるか。でも、彼はエグゼクティブクラスかもしれない。エコノミーの私は変えてもらえるだろうか…。
順番が来て、係員から「保安検査場がターミナルAしか開いていないため、チェックに非常に時間がかかっています。飛行機は多少は待ってくれますが、だいぶ前にチェクインしたお客様が、まだ検査場を通過できていない状況です。そのため、別の便への振り替えをしています。」と告げられた。
往きに当分の忍耐力を使い果たして、もう待つのはイヤダーーー!!!
ドキドキしながら、「明日のフライトに変更してもらえますか?」すかさず言うと、すぐに手続してもらえた。よかったぁぁぁ!!! -
それはいいとして、今夜のホテルはどうなるんだ?
「申し訳ありません。航空会社によるトラブルではないので、お客様でご負担をお願いします。」「手配はしてもらえないのですか?」「これが落ち着いたら、お手伝いできます。」
ANAの顔の利くホテルを取ってもらえるかもしれない。カウンターが見える椅子で、係員が手が空くのを待つことにした。
椅子の近くには、日本人が数人。カウンターの列のすぐ後ろに並んでいた男性は東京出張とのこと。成田行きへの変更を希望したが、預ける荷物のチェクインもできない状態なので、回答を待ってくれと言われたそうだ。彼はハイデルベルク近くに住んでいると言っていた。
同じくドイツに住んでいるという夫婦連れも、仕事で東京に行く予定だったが、翌日のフライトへの変更の返事待ち。すぐに変更してもらえたのは、ラッキーだったことがわかる。
海外旅行先から予定通りに帰れなかったのは、これが初めてではない。雪で出発が翌日の便になったニューカレドニア旅行は、往復ともトラブルに見舞われた。復りはエンジントラブルのため、成田から飛行機が飛んで来なかったのだ。
あの時、乗るはずの成田行きは12:45で、エンジントラブルとわかったのは、その朝の8時。
今、成田にいるのなら、ほぼ丸1日遊べるってことだ!どこへ行こう?お気楽に考えていたら、同行した友達に「いつ連絡が来るかわからないんだからダメ!」と叱られた。
幸いホテルの部屋を使えたので、体力温存と割り切って、部屋でゴロゴロ。出発予定時刻はたびたび変更になり、ニューカレドニアを飛び立ったのは結局、翌朝の5時だった。
今日はさっさと遊びに行くぞ! -
勢い込んだものの、どこに行こう…。
ICEだと交通費が高くなるから、近くにしたい。ダルムシュタットとか?アッシャフェンブルクとか?うーん、なんか惹かれないんだよなぁ。
そうだ!マインツはどうだろう。
マインツに泊まった時、力尽きて、シャガールのステンドグラスのあるザンクト・シュテファン教会に行けなかった。グーベンベルク博物館も時間がなくて、絵葉書を買っただけ。
ANAのカウンターの列は長くならなかったが、短くもならず、しびれを切らして、チェックアウトしたヒルトン・ガーデン・インに行ってみる。
が、今夜は満室と断られた。ストで一気に埋まったのかもしれない。
椅子に戻って、Booking.comでホテルを探そうとしたけれど、場所が悪いのかネットがつながらない。
なんだかんだで、もう12時過ぎ。今夜の宿がなくなったら困る。キャリーケースから1泊分の荷物を取り出して、ホテルを手配してもらおうと、地下のウェルカムセンターに行った。
ストの影響でどれだけ混んでいるかと思いきや、並んでいる人は少くなく、すぐに順番が来る。
ドイツ通の定宿“エクセルシオール”はウェルカムセンターでは扱っておらず、今回の旅行で宿泊を検討した“ハンブルガーホフ”を薦められてOKする。
ここで手付金7ユーロを、残りはホテルで支払うようになっていた。
ホテルが取れてホッとして振り返ったら、長〜い列。セキュリティ・ストはアンラッキーでも、ほかのことではツイてるかも。 -
空港の手荷物預かりにキャリーケースを預け、向かった近距離電車の空港駅のDBの窓口には長蛇の列ができていた。
自動券売機前にも、操作に四苦八苦する外国人観光客の列。そこに並ぶ。
マインツ行きにほとんど気持ちは固まっていたが、取りあえず、フランクフルト中央駅までの切符を買った。 -
ハンブルガーホフは駅からすぐ。
「近くに警察署があって、夜も安心だった」との口コミの通り、ホテルの向かい、駅に隣接して警察署があった。 -
ホテルのロビーはモダンでいい感じ!
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すぐにチェクインできたけれど、エレベーターが修理中…。
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階段で6階へ。足が重〜い。
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部屋はエレベーターからすぐの502号室。
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扉を開けて驚いた!狭い…。
最初は「この場所にベッドを置く?」と愕然とした。 -
でも、狭い割には収納ラックがあり、
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奥のちょっとしたスペースにはデスクが置かれている。
ベッドの脇の冷蔵庫は、なんと消音設計。コンパクトながら、宿泊客のこと、よく考えている。 -
見取り図を見ると、向かいの部屋はここより狭そうだ。
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バスルームは明るいし、モノトーンでまとめられた室内に、黄緑色のベッドカバーがよく映えている。
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あの状況で、清潔感のある機能的な部屋が取れたことに感謝しよう。
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あぁ、もう14時過ぎてる。マインツへ行くぞ!
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ターゲスカルテを買って、中央駅の地下からS8のヴィースバーデン行きに乗る。
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ライン川が見えてきて、
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15時、マインツに到着。
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時間節約で駅前からタクシーで向かった、
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ザンクト・シュテファン教会は高台にあった。
聖シュテファン教会 寺院・教会
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マインツの紋章のある重い扉を開けると、
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中が青に染まっている!
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そして、シャガールの世界が広がっていた。
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ところが、シャッターを切って画像を確かめると、アレ?白っぽい…。
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何度か試してみたがダメ。この青が撮れないなんて、悲し過ぎる…。
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これならどうかな?
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日陰と日向のコントラストが強い時に使うモードを試してみたら青が出た!
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もう一度撮り直しているうち、入口と反対側の扉を開けて出ていく人が現れ、なにやら中庭のようなものがチラッと見えた。行ってみよう!
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そこには素敵な回廊があった。
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天井のアーチがきれい!
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アーチとアーチが交わる部分の丸い装飾が、色鮮やかで楽しい。
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鷲の紋章もあったりして、それぞれに意味があるのだろう。
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ゆっくりと明るい回廊を一周。
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中に戻って、ロウソクを献灯。
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(Willigis大主教の像)
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旅の無事を祈り、16時、教会を後にした。
ステンドグラスの写真は、帰国後、画像をパソコンに取り込んだら、普通のモードだったのか、コントラストが強い場合のモードだったのか、区別がつかず、な〜んだ。 -
次はグーテンベルク博物館。
夕方の澄んだ冷たい空気の中、教会を振り返りながら、坂を下る。 -
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バスやトラムの走る大きな道にぶつかったら、大聖堂の尖塔が見えてきた。
博物館は大聖堂の近くにある。尖塔を目印に進む。 -
僧侶の像のある
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“ビショフス広場”を抜けた所は、
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大型スーパーのカールシュタッド。
2005年にここで買い物して、レジにデジカメを忘れ、青くなった。 -
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(グーテンベルク広場を振り返る)
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左に劇場、
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右にショーファー通りへの広場を眺めながら、
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大聖堂前のマルクト広場へ。
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グーテンベルク博物館の閉館時間が気になるが、大聖堂の回廊も気になって、ちょっと寄り道。16時半、大聖堂の扉を押す。
大聖堂(マインツ) 寺院・教会
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以前、見逃した回廊はどこにあるんだろう…。
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中をグルッと廻ると、後陣から回廊に出ることができた。
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一周できないのが残念だが、赤色砂岩の壁が印象的な中庭だった。
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それからサラッと大聖堂を見学。
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その大きさ、天井の高さには圧倒される。
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でも、のんびりしてはいられない、博物館の閉館時間がどうぞ18時でありますように。
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たしかこっちの方だったと路地を行くと、
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博物館のガラス越しに実習をしている子どもたちの姿が目に留まった。
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そうそう、こういうのを体験できるといいんだよね。
ニュルンベルクのデューラーの家で、活版印刷のプチ体験をしてから、活版印刷に興味を持っている。 -
17時少し前に博物館に着いたものの、閉館時間は17時。遅かった…。
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博物館からマルクト広場はすぐだった。入口の場所がうろ覚えで、遠回りしてしていた。
夕方の大聖堂は凛として、その雰囲気に思わず立ち止まる。 -
広場のカフェは閉店時間が17時半と早く、夕食のレストランを探して、劇場手前の路地へ。
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ブラートヴルストグロッケルという店に入り、
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ヴルスト(ソーセージ)に、Krusoviceという黒ビールを注文。
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運ばれてきた料理は大きなソーセージとたっぷりのジャガイモ。いただきま〜す!
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店内はなかなかいい雰囲気。
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ひとりでフラッと入ってきた人が頼むのはコーヒーではなくビール。みんなビールが好きなんだなぁ。
この日は昼抜きだった。もう少し何か食べたい。デザートにアプフェルステュルーデル(アップルパイ)を頼む。 -
しばらくして、素敵に盛り付けられたお皿が出てきた。わぁ、美味しそう!
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ドイツ版カフェ・オレのミルヒカフェを飲みながらまったりの時間。
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18時、店を出てバス停に向かおうとして、以前、マインツの市でグリューヴァイン・ゼリーを買ったことを思い出した。
そういえば、マインツのどこかに売っていると聞いたことがある。キルシュガルテンのワインショップにあるかもしれない。
キルシュガルテンへと続くショーファー通りを行くと、角の店の棚にワインが見えた。ここはどうかな? -
店の人に尋ねてみると、棚の前に案内された。
あったぁ、グリューヴァイン・ゼリー!
グリューヴァインはドイツのクリスマスに欠かせない、独特の香りがするホットワイン。マインツの市でこのゼリーを買って以来、ずっと気になっていた。
ヴュルツブルクのワインショップで白ワインと赤ワインのゼリーは見つけたが、グリューはなく、最初に出会ったマインツで、やっと再会できた!
店内はコーヒーのいい香りに包まれていた。小さいテーブルもあり、そこで挽きたてのコーヒーを飲むことができるようだ。 -
再び巡り会えたグリューヴァイン・ゼリーを手に、ほっこりした気持ちで店を出る。
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劇場近くの停留所からバスに乗り、18時半、マインツ駅に着く。
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電車は行ったばかりで、次は18:59。
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駅のコンコースの店を覗いて時間を潰す。
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マインツに来た記念に、キオスクのような店で大聖堂の絵のある小さいマグカップを買う。
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少し遅れてやってきた電車で中央駅へ。
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(フランクフルト中央駅)
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駅で水やカットフルーツを買って、20時、ホテルに戻った。
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部屋でフルーツを食べながら、1日を振り返る。
セキュリティ・ストと言われた時には、どうなることかと思ったけれど、マインツを再訪できてよかったなぁ。
22時、就寝。
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この旅行記へのコメント (3)
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- frau.himmelさん 2015/01/18 17:15:34
- 本年もよろしくお願いします
- 遅いご挨拶になりました。
本年もよろしくお願いします。
ここのところ、オーストリア編に取り掛かっていたもので、ドイツ編でアップなさっていたのは知りませんでした。
さっき気が付きました。
さて、行きに引き続き帰りも大変でしたね。
でも、マインツの観光が出来て、ちょっと救われましたね。
救われなかったのはY氏の存在。
まだ続いていたのですかー!
ご愁傷様でした。(新年早々すみません・笑)
読むほどに『超怒級』のY氏、なかなかここまでの方はいませんね。
マインツではグリューワインのゼリーをゲット、ハウプトヴァッヘでは大きなシュニッツェルを召し上がり、なんとか蜂蜜も購入できてよかったですね。
それにしても預け荷物が12キロだと・・!?
ビックリです、旅の達人は荷物を増やさないって本当ですね。
またお邪魔します。
himmel
- ぶどう畑さん からの返信 2015/01/18 21:52:09
- こちらこそ、今年もよろしくお願いします!
- himmelさん
投票をありがとうございました!
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
> 読むほどに『超怒級』のY氏、なかなかここまでの方はいませんね。
ホントにねー、観光業に携わっている人にはとっても思えないです…。(--;
himmelさんは、新ジャーマンレイルパスを使って、ご旅行の予定ですか?
今年はヨーロッパに行く機会はなさそうだし、たいてい、ジャーマンレイルパスが必要な旅程ではなく、縁がなさそうですが、使うことがあったら、ぜひ教えていただきたいです。
- frau.himmelさん からの返信 2015/01/18 22:24:34
- RE: 見てましたか〜〜?(笑)
- 見られていたんですね。(笑)
全くお恥ずかしい。
私ってダメですね。
今年は1ヶ月ほどドイツに行くつもりなので、新ジャーマンレイルパスは使うと思います。
いろいろお得な特典も追加になりましたしね。
スイスも考えていたんですけど、スイスフラン暴騰でどうしようかと・・・。
では。
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