波崎漁港にビロードキンクロが出ているとの情報を戴き、見に行ってきました。<br />表紙写真が、ビロードキンクロの雄です。<br />

波崎でバードウォッチング [2014](4)　珍鳥ビロードキンクロ編

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2014/03/10 - 2014/03/10

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#自然・動植物

旅行記グループ珍鳥バードウォッチング

潮来メジロさん

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波崎漁港にビロードキンクロが出ているとの情報を戴き、見に行ってきました。
表紙写真が、ビロードキンクロの雄です。

エリア

波崎・神栖(茨城)

旅行の満足度: 4.0

同行者: 友人

交通手段: 自家用車

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波崎漁港の風景です。

波崎新港名所・史跡
カモメ？の群れが飛んでいます。
キンクロハジロ（金黒羽白）の雌雄がいます。

カモ目カモ科。
冬鳥として全国に渡来します。

白黒模様の鳥さんはオスです。全身褐色なのがメスです。
キンクロハジロ雌雄

左端がメス、右２羽がオスです。
キンクロハジロを撮っていたら、ハクセキレイが「私も撮って〜」と言わんばかりに飛んできました。（画面中央）
ハクセキレイ（白鶺鴒）

はい、ポ〜ズって無理ですかね。(^_^;

スズメ目セキレイ科。
留鳥または漂鳥。
スズガモ（鈴鴨）と、クロガモ（黒鴨）

中央奥がスズガモの雄、右端がスズガモの雌、左前がクロガモの雄です。
スズガモ雄と、ヒメウ（姫鵜）

スズガモ（写真の左奥）は、冬鳥として全国に渡来します。
一見、キンクロハジロに似ていますが、キンクロハジロの雄は背中が黒いです。
スズガモと、ヒメウと、クロガモ

ヒメウ（写真の右奥）は、日本産の鵜類では最小です。
北海道や本州北部、九州の日本海沿岸で繁殖するそうです。
クロガモの雄

クロガモの雄は、嘴上部が黄色で目立つので遠くからでも識別が容易です。

主に北海道から東海、北陸地方に冬鳥として渡来します。

クロガモの雌雄

手前がクロガモ♂で、奥がクロガモ♀です。
クロガモも雌は地味ですね。
クロガモの雄

スズガモやキンクロハジロは、海にも河川や湖沼にも入りますが、クロガモはほとんど海（沿岸や沖合、内湾、港など）で見かけます。
クロガモの雄
クロガモの雄
クロガモの雌雄

左がオスで、右がメスです。
クロガモの雌雄

手前の羽ばたいているクロガモがメスですね。
ビロードキンクロ（天鵞絨金黒）（雄）

お目当てのビロードキンクロ♂が見つかりました。

カモ目カモ科クロガモ属の鳥さんです。
ビロードキンクロ（雄）

冬鳥として、主に北海道から東海・北陸地方にかけての沿岸、沖合いに渡来します。
ビロードキンクロ（雄）

ビロードキンクロ♂は、目の部分に白い三日月斑があるので、識別が容易です。
一見、目つきがきついように感じるのは、この白い三日月斑のためです。
ビロードキンクロ（雄）

ビロードキンクロは、沖合いや沿岸に渡来するので、今回のように港内に入ってくるのは珍しいです。
私も港内で見られたのは、今回で２回目です。
海が荒れた時に、一時的に港内に避難するのでしょうね。

ビロードキンクロ（雄）

今回はオスだけで、メスは見られませんでした。

君はチョンガなのかい？
ビロードキンクロ（雄）

今回は鳴声は聞こえませんでしたが、雄は「フィー」、雌は「クラー　クラー」と鳴くそうです。
雌は二日酔いなのかい？
シロエリオオハム（白襟大波武）冬羽

アビ目アビ科。
冬鳥として、九州以北の沿岸に渡来する。

鴨の仲間ではありません。
シロエリオオハム冬羽

日本で観察されるアビ類のほとんどは本種だそうです。

雌雄同色。
シロエリオオハム冬羽と、クロガモ雌

右端がシロエリオオハム、左端がクロガモ♀
シロエリオオハム冬羽と、クロガモ♀

シロエリオオハムは冬鳥なので、いつも地味な冬羽の姿を見ますが、個体差があるので、稀に早めに換羽した夏羽個体を見る機会もあります。

興味がある方は、下記旅行記に、夏羽のシロエリオオハムが登場しますので、遊びにお越し下さい。

http://4travel.jp/travelogue/10625768
シロエリオオハム冬羽と、クロガモ♀

シロエリオオハムと良く似た鳥さんで「オオハム」という鳥さんがいますが、シロエリオオハムに比べて一回り大きくて、嘴も長く太めで頭頂が平に見える。
オオハムは、脇に白斑が見える。
ハジロカイツブリ（羽白鳰）

冬鳥として全国の湖沼や沿岸に渡来する。

冬羽から夏羽に換羽途中です。
アカエリカイツブリ（赤襟鳰）冬羽

本州以南では冬鳥。
北海道では夏鳥。

夏羽では首が赤褐色で目立ちますが、冬羽では淡褐色であまり目立たない。
アカエリカイツブリ

おっ、急に走り出しました。
走り方が面白いですね。(^_^;