2012/09/01 - 2012/09/02
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紅い翼さん
【1泊2日の旅(1日目後半)。京都大原の里を巡る旅③】
大原を巡る旅もいよいよ佳境に。
来迎院からさらに奥にある「音無の滝」を見た後は、大原の里を横断して、平家物語に登場する建礼門院ゆかりのお寺である「寂光院」へ。
平家物語の「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」の書き出しのように、緑の木々が覆うの中、品のある本堂を中心に静謐に包まれた雰囲気が感じられるのが印象的なお寺でした。
こんな感じで1日かけて大原の里を歩き回りました♪
市街からバスで1時間ほどのところに、これほどのどかで歴史の残る山里があるとは…京都おそるべしですね。
〔旅の1日目後半の行程〕
・音無の滝 ~(三千院の石垣)~ 梅ノ宮神社 ~ 寂光院 ~ 京都市街
〔旅の1日目前半①の旅行記~緑に彩られた門跡寺院・三千院へ~〕
・http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10716979/
〔旅の1日目前半②の旅行記~(さらに)大原の由緒ある寺院(宝泉院・勝林院・来迎院)を訪う~〕
・http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10719249/
〔古都京都の四季をゆく・春編〕
・銀閣寺から哲学の道を歩き平安神宮へ
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10661369/
・桜咲きほこる嵐山渡月橋と天龍寺のしだれ桜
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10662752/
・春爛漫の嵯峨野古寺巡り(常寂光寺から大覚寺まで)
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10665086/
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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来迎院へのお参りを済ませ、さらにここ京都・大原の里を巡ってゆきます♪
(このラストスパートの行程は、ちょっと体力勝負のところがありますが…)来迎院 寺・神社・教会
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来迎院から比叡山方向へさらに山道を上がっていったところに、その昔(天台声明を大成した)良忍上人が声明を唱えていると、声明の音律と融合して水音が消えたといわれる「音無の滝」があるそうなので、(ここまで来たからには)行ってみるしかないでしょう!
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おっと…どうもこちらのようですね。
かすかに水の流れ落ちる音も聞こえてきました。。。
来迎院からだと、歩いて10分程度といったところでしょうか。来迎院 寺・神社・教会
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イチオシ
〔音無の滝〕
「音無の滝」に到着しましたっ!音無の滝 自然・景勝地
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岩肌をなぞるように、(お上品に)滑り落ちる感じの滝でしょうか。。。
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(最近実際に観た滝といえば、長野県の「苗名滝」とか和歌山県の「那智の滝」といった迫力満点のものなので)こちらの「音無の滝」はまた別の趣がありますね〜。
・苗名滝(夏深まる信越国境の高原を巡る【1】〜涼風薫る妙高高原の景勝地をゆく〜):http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10705077/
・那智の滝(世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の地をゆく【3】〜熊野那智大社と那智大滝に詣る〜):http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10623595/音無の滝 自然・景勝地
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(大原の里の情景①)
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(一応)観瀑台みたいな感じで、滝の近くまで寄れるようになっています。
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このあたりで「音無の滝」に別れを告げ、ここまで登ってきた道を一気に引き返します。。。
さすがにこの奥にある滝までくる観光客は少ないようで、ほんの数人とすれ違ったくらいでした。
緑に包まれた小道を歩くのも気持ちがいいものですし、来迎院からもそんなに時間がかかることもないので、時間があれば足を延ばしてみるのもいいかもしれません。 -
(大原の里の情景②)
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こちらにはすらりと伸びた竹林が。。。
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イチオシ
〔(三千院の石垣)〕
(1つ前の旅行記である「夏編【2】(http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10719249/)」でも紹介した)三千院の白壁が続くあたりへ。三千院 寺・神社・教会
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あまりにも印象的だったので、もう一回載せてしまいました♪
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三千院を通り越して、石垣が連なる道をさらに下ってゆきます。
三千院 寺・神社・教会
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緑の葉の中に、和傘の蒼と紅がとってもいいアクセントに…。
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この呂川に沿って続く参道沿いから、ちょっと細い脇道に入ってゆくと、こんな小さなお地蔵さまが。
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そして…見渡すかぎり、大原の里ののどかな風景が♪
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大原の里巡りをスタートした大原バス停まで戻ってきました。
そして、ここから大原での最後の目的地に向かって、キバナコスモスが彩る若狭街道(通称鯖街道)を少し南下してゆきます。 -
〔梅ノ宮神社〕
街道沿いにある小さな「梅ノ宮神社」。
(大原バス停から1つ先のバス停の前になります) -
この「梅ノ宮神社」前あたりの高野川に(小さな渋〜い)橋が架かっていて、ここから対岸へ渡ることができます。
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(大原の里の情景③)
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橋を渡ると、そこは一面のどかな田園風景が!
(陽差しを遮るものがなにもなく、日焼けしてしまいそうですが…) -
イチオシ
(大原の里の情景④)
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実際に歩いて回りを見わたしてみると、大原が四方を山に囲まれた盆地なんだなあということがよく分かります。
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地図で見るとこんな感じに。
(一番上にある「音無の滝」から「梅ノ宮神社」を経由して下ってきました。)音無の滝 自然・景勝地
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そして最後に、石の道標が示す「寂光院」へ歩を進めます。
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(大原の里の情景⑤)
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寂光院への道沿いに、(見逃しそうな小ささですが)建礼門院の御歌に、
「ころころと 小石流るる 谷川の かじかなくなる 落合の滝」
と詠まれた落合の滝があります。寂光院 寺・神社・教会
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ここの分かれ道を左ですね…。
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〔寂光院〕
ついに寂光院に着きました!
(多少寄り道をして遠回りになったこともあり)音無の滝からだと、およそ50分ほど大原の里を横断して歩いてきたことになりますか。 -
寂光院は天台宗の尼寺で、寺伝によれば、592年に聖徳太子が父用明天皇の菩提を弔うために建立されたそうです。
その後、こちらの方が有名ですが、建礼門院徳子(平清盛の息女で、高倉天皇の皇后・安徳天皇の母)が壇ノ浦の戦いに敗れた後の閉居御所とされた、平家物語ゆかりの古刹です(拝観料600円)。寂光院 寺・神社・教会
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ご本堂への門が見えてきましたね〜。
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イチオシ
このあたりの石段を包む緑も美しい…。
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さっそく門をくぐって中へ進んでゆくと。。。
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小さめながら、とても品のあるご本堂。ご本尊は六万体地蔵菩薩です。
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ちょうど夏の終わりころで、左右に紅白の百日紅の花が彩りを添えていました。
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(大原の里の情景⑥)
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本堂横の「四方正面の池」。
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境内には、他にもこのお寺の歴史を感じさせるものが残されています。
左奥に見える松の木は、「千年姫小松 (御神木)」で、平家物語にも登場しているのですが、残念ながら2004年に枯死してしまったそうです。
それでも(逆に)余韻を残しています…。 -
「諸行無常の鐘」と記された板がかかげられた梵鐘。
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イチオシ
本堂の右手前にあるのは、豊臣秀頼が本堂を再建した際に寄進したものと伝える「雪見灯籠」。
どれもさりげなくこの寂光院の雰囲気に合うように置かれています。寂光院 寺・神社・教会
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締めくくりに宝物殿(鳳智松殿)を見学して、寂光院の参拝は終了。
平家物語にゆかりがあるお寺だけあってか、山裾のこの地に閉居する建礼門院の思いが、今も残っているとても静謐な雰囲気のお寺でした…。
思ひきや み山のおくに 住居して 雲井の月を よそに見むとは(建礼門院)寂光院 寺・神社・教会
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ここからは、大原の里を大原バス停まで歩いてゆくだけです。
(豊かな山里をゆっくり巡っていただけなので)特段苦にはならなかったのですが、考えてみるとけっこうな距離を歩きましたね〜。
大原の東から西まで一通り横断した感じです☆ -
(大原の里の情景⑦)
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(大原の里の情景⑧)
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このあたりで大原を巡る旅を終わりに。。。
じっくり回るとなると、もう1日がかりですね〜。
大原バス停から16:00過ぎのバスで京都市街へ戻ります。
さて、明日はどちらへ行きましょうか?
(京都は見どころが多すぎて、選ぶのも大変…)
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