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代々皇族が住職を務める門跡寺院で、天台宗五門跡のひとつ三千院は、8世紀、最澄が比叡山に建てた草庵を起源として、明治4年に現在地に本坊を構えたものです。<br /><br />自然の地形を巧みに利用した境内には、客殿、宸殿、往生極楽院、金色不動堂、観音堂などの伽藍が配置され、聚碧園、有清園と呼ばれる美しい庭園が造られています。<br /><br />なお、平安時代以来、天台声明の修行地とされてきたこの地には二つの川が流れていますが、それぞれ声明の呂曲と律曲に因んで「呂川」と「律川」と名付けられ、これらのせせらぎの音が上手く合うと綺麗な声明になるが、呂と律が合わないと声明も乱れることから、「呂律(ろれつ)が回らない」という言葉が生まれたと云われています。

2015 大原散歩 3/3 三千院

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2015/04/12 - 2015/04/12

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nao

naoさん

代々皇族が住職を務める門跡寺院で、天台宗五門跡のひとつ三千院は、8世紀、最澄が比叡山に建てた草庵を起源として、明治4年に現在地に本坊を構えたものです。

自然の地形を巧みに利用した境内には、客殿、宸殿、往生極楽院、金色不動堂、観音堂などの伽藍が配置され、聚碧園、有清園と呼ばれる美しい庭園が造られています。

なお、平安時代以来、天台声明の修行地とされてきたこの地には二つの川が流れていますが、それぞれ声明の呂曲と律曲に因んで「呂川」と「律川」と名付けられ、これらのせせらぎの音が上手く合うと綺麗な声明になるが、呂と律が合わないと声明も乱れることから、「呂律(ろれつ)が回らない」という言葉が生まれたと云われています。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 三千院への参道へやって来ました。

    三千院への参道へやって来ました。

  • 大原バス停からの参道は、呂川に沿って続いています。

    大原バス停からの参道は、呂川に沿って続いています。

  • 縁台の席では、野点傘を立ててお客さんをもてなしています。

    縁台の席では、野点傘を立ててお客さんをもてなしています。

  • 内側の小骨には、色とりどりの飾り糸の編み込みが施されているのですが、真っ赤な和紙を透かした光に負けてしまっています。

    内側の小骨には、色とりどりの飾り糸の編み込みが施されているのですが、真っ赤な和紙を透かした光に負けてしまっています。

  • 呂川に落ちた桜の花びら。

    呂川に落ちた桜の花びら。

  • 緩やかに弧を描きながらダラダラと上っている参道。

    緩やかに弧を描きながらダラダラと上っている参道。

  • 所々に落差を介して・・・

    所々に落差を介して・・・

  • 流れる落ちる呂川。

    流れる落ちる呂川。

  • 川幅いっぱいに、覆いかぶさるように枝を広げるモミジの新緑。

    川幅いっぱいに、覆いかぶさるように枝を広げるモミジの新緑。

  • 藤模様の和傘が京都らしい風情を醸し出しています。

    藤模様の和傘が京都らしい風情を醸し出しています。

  • 秋になると素晴らしい紅葉を見せてくれそうです。

    秋になると素晴らしい紅葉を見せてくれそうです。

  • 門前のお店には、よく知られた名前が並んでいます。

    門前のお店には、よく知られた名前が並んでいます。

  • 満開の染井吉野や枝垂れ桜の下を過ぎると・・・

    満開の染井吉野や枝垂れ桜の下を過ぎると・・・

  • 三千院の御殿門があります。

    三千院の御殿門があります。

    三千院 寺・神社・教会

  • 門内には客殿の唐破風が望めます。

    門内には客殿の唐破風が望めます。

  • では、受付で拝観料を納めて境内へ向かいます。

    では、受付で拝観料を納めて境内へ向かいます。

  • 客殿から見た受付の様子。

    客殿から見た受付の様子。

  • 客殿の開口部を額縁に見立てて撮った御殿門の様子。

    客殿の開口部を額縁に見立てて撮った御殿門の様子。

  • これなんか、「まるで一服の絵だね!」な〜んて、自画自賛しています。

    これなんか、「まるで一服の絵だね!」な〜んて、自画自賛しています。

  • 客殿坪庭の手水鉢。<br /><br />ユキノシタがこんな所まで蔓を伸ばしています。

    客殿坪庭の手水鉢。

    ユキノシタがこんな所まで蔓を伸ばしています。

  • 宸殿から往生極楽院の方向を見た光景です。

    宸殿から往生極楽院の方向を見た光景です。

  • 苔むした木立の中に佇む往生極楽院の後姿。

    苔むした木立の中に佇む往生極楽院の後姿。

  • 宸殿の前に広がる有清園と呼ばれる庭園です。

    宸殿の前に広がる有清園と呼ばれる庭園です。

  • 往生極楽院のおみくじを透かして・・・。

    往生極楽院のおみくじを透かして・・・。

  • 往生極楽院から振り返ると、石仏の向こうに宸殿が望めます。

    往生極楽院から振り返ると、石仏の向こうに宸殿が望めます。

  • きれいな苔は、よく「ビロードのような」と例えられますが、私が撮ると全くビロードのようには見えません・・・。<br /><br />難しい〜!

    きれいな苔は、よく「ビロードのような」と例えられますが、私が撮ると全くビロードのようには見えません・・・。

    難しい〜!

  • 仕方がないので、モミジの新芽を主人公にしてしまいました。

    仕方がないので、モミジの新芽を主人公にしてしまいました。

  • 往生極楽院の前に立つ石燈籠。

    往生極楽院の前に立つ石燈籠。

  • 石燈籠の足元を、杉苔が浸食しています。

    石燈籠の足元を、杉苔が浸食しています。

  • その石燈籠の先に広がるお庭。<br /><br />奥に見える石段は、金色不動堂のある所へ通じています。

    その石燈籠の先に広がるお庭。

    奥に見える石段は、金色不動堂のある所へ通じています。

  • 往生極楽院と染井吉野。

    往生極楽院と染井吉野。

  • 往生極楽院の正面側外観。

    往生極楽院の正面側外観。

  • 往生極楽院の前に広がるお庭の一角では、わらべ地蔵さまが微笑んでいます。

    往生極楽院の前に広がるお庭の一角では、わらべ地蔵さまが微笑んでいます。

  • そっと寄り添うお地蔵さま。

    そっと寄り添うお地蔵さま。

  • 両頬に手をあてがって・・・

    両頬に手をあてがって・・・

  • 寝そべっているお地蔵さま。

    寝そべっているお地蔵さま。

  • 一心不乱にお祈りをするお地蔵さま。

    一心不乱にお祈りをするお地蔵さま。

  • 首を傾げて、ちょっと考え事・・・。

    首を傾げて、ちょっと考え事・・・。

  • こんな愛らしい光景を目にすると、にっこり微笑んでしまいそうです。

    こんな愛らしい光景を目にすると、にっこり微笑んでしまいそうです。

  • わらべ地蔵たちの周りの池へは竹筒で水を注いでいます。

    わらべ地蔵たちの周りの池へは竹筒で水を注いでいます。

  • 往生極楽院奥の階段で、金色不動堂のある所へ上がって来ました。

    往生極楽院奥の階段で、金色不動堂のある所へ上がって来ました。

  • 金色不動堂のある所から、この階段でさらに上がると観音堂があります。

    金色不動堂のある所から、この階段でさらに上がると観音堂があります。

  • その階段脇に立つ写経塔。

    その階段脇に立つ写経塔。

  • 濃いピンクが鮮やかな八重桜。

    濃いピンクが鮮やかな八重桜。

  • 先ほどの階段をさらに上がって観音堂へ。

    先ほどの階段をさらに上がって観音堂へ。

  • 観音堂から染井吉野を透かして見た金色不動堂。

    観音堂から染井吉野を透かして見た金色不動堂。

  • その金色不動堂を背景に、八重桜と・・・

    その金色不動堂を背景に、八重桜と・・・

  • 染井吉野を見比べてみました。

    染井吉野を見比べてみました。

  • こちらは金色不動堂と枝垂れ桜。

    こちらは金色不動堂と枝垂れ桜。

  • 次に、金色不動堂の奥にある・・・

    次に、金色不動堂の奥にある・・・

  • 慈眼の庭へやって来ました。

    慈眼の庭へやって来ました。

  • ここを流れる律川の畔には、売炭翁石仏が安置されています。

    ここを流れる律川の畔には、売炭翁石仏が安置されています。

  • 売炭翁石仏の名前の由来は、この辺り一帯にあった炭焼きの竈で、炭の生産販売を生業とする人々が多く居たことによると伝えられています。

    売炭翁石仏の名前の由来は、この辺り一帯にあった炭焼きの竈で、炭の生産販売を生業とする人々が多く居たことによると伝えられています。

  • 慈眼の庭に咲く石楠花。

    慈眼の庭に咲く石楠花。

  • では、そろそろ引き返します。

    では、そろそろ引き返します。

  • 金色不動堂のあるレベルから・・・

    金色不動堂のあるレベルから・・・

  • 往生極楽院を見下ろした光景です。

    往生極楽院を見下ろした光景です。

  • 往生極楽院の前に広がる庭まで下りてくると・・・

    往生極楽院の前に広がる庭まで下りてくると・・・

  • 緑の苔の上に藪椿が一輪、命の儚さを教えるように横たわっています。<br /><br />椿類は花の形そのままで落花するので、より一層儚さが伝わって来ます。

    緑の苔の上に藪椿が一輪、命の儚さを教えるように横たわっています。

    椿類は花の形そのままで落花するので、より一層儚さが伝わって来ます。

  • 四季折々に美しさを見せる三千院ですが、秋には素晴らしい紅葉の季節が訪れます。

    四季折々に美しさを見せる三千院ですが、秋には素晴らしい紅葉の季節が訪れます。

  • 木の根の自然な造形美をより引き立てる苔。

    木の根の自然な造形美をより引き立てる苔。

  • 客殿の唐破風が荘厳な曲線美を見せています。

    客殿の唐破風が荘厳な曲線美を見せています。

  • 閉門間近だと云うのに、引きも切らずに訪れる観光客。

    閉門間近だと云うのに、引きも切らずに訪れる観光客。

  • 一斉に出揃った苔の新芽。

    一斉に出揃った苔の新芽。

  • では、三千院を後に・・・

    では、三千院を後に・・・

  • 大原バス停まで参道を引き返します。

    大原バス停まで参道を引き返します。

  • 芽吹いたばかりのモミジが風にそよいでいます。

    芽吹いたばかりのモミジが風にそよいでいます。

  • 苔の上に落ちた染井吉野の花びら。

    苔の上に落ちた染井吉野の花びら。

  • 参道の脇に広がる里山の光景。<br /><br />色とりどりに春を演出しています。

    参道の脇に広がる里山の光景。

    色とりどりに春を演出しています。

  • お店の屋根越しに満開の花をつけた染井吉野。

    お店の屋根越しに満開の花をつけた染井吉野。

  • さて、バス停まであと少しです・・・。

    さて、バス停まであと少しです・・・。

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