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王宮前広場まで戻ったが夕方までの午後の数時間、どこでどう時間を過ごそうか行く当てもない。そこで考えたのは、この広場の向かいにはタマサート大学があり、キャンパス内の川べりに面したオープンカフェ―で、チャオプラヤーの流れを見ながら、ビールでも飲んでゆっくり過ごそうか、というのが、最初に考え付いたアイデアだったが、まてよ、タマサートは過去何回か訪問している。そうだ、今回はちょっとした時間を有効に使うため、チュラロンコンへ行ってみよう。タマとチュラ、タイの大学の双璧をなす二つの内、チュラにはまだ行ったことがない。No.3のラムカムヘン大学は今朝既に見て来た。これからチュラに行けば、タイの大学のトップ3を訪問したことになる。<br /><br />そこで、バスで取り敢えずフアランポン駅まで出て、そこから地下鉄に乗って最初の駅「サームヤーン」(&#3626;&#3634;&#3617;&#3618;&#3656;&#3634;&#3609;)で下車すれば、直ぐ目の前がチュラ大だ。 「&#3626;&#3634;&#3617;&#3618;&#3656;&#3634;&#3609;」、パリの「6区」を真似した訳ではないと思うが、ここバンコクの「3区」にあるんですね。<br /><br />大学の雰囲気はリベラルな感じのタマと比べると、やや勉学の方に比重を置いている感じで、チュラが日本で言うところの東大、タマが京大か早慶に対比させられるようなものか。入ってすぐのキャンパスには幾つものFacultyや学部が立ち並んでいた。その内の一つに入ってい見たが、今朝訪問したラムカムヘン程の明るさはないようだった。ここはあくまで教育を中心とする大学か・・。<br /><br />キャンパスの中程にはWeekend Fairが行われていて、聞くと毎週金土の二日間、午後からこうした小売店100店舗以上が店開きし、即席のマーケットが開かれているとのこと。Weekend Marketはチャトチャック公園(&#3626;&#3623;&#3609;&#3592;&#3605;&#3640;&#3592;&#3633;&#3585;&#3619;)が有名で、外国観光客にも知れ渡っているが、こうした大学内とか、ちょっとした街角、路地、広場など、あちこちで即製の店開きが行われているに違いない。<br /><br />衣類から飾り物、おもちゃ、お菓子、その中で圧倒的に数が多いのは飲食関係の店で、大学の近くの付近の住民などやって来ているのか、おばちゃん風の主婦やらが、ぺちゃぺちゃ食べたり飲んだりしていながら、土曜の午後の昼下がりを楽しんでいるようだった。<br /><br />あ、そうそう、この大学名、チュラロンコンは、朝の大学ラムカムヘンがスコータイ王朝の最も有名な大王の名前から取られているのに対し、この「&#3592;&#3640;&#3628;&#3634;&#3621;&#3591;&#3585;&#3619;&#3603;&#3660;」は現王朝「チャクリ王朝」(&#3619;&#3641;&#3657;&#3607;&#3633;&#3609;&#3619;&#3634;&#3594;&#3623;&#3591;&#3624;&#3660;&#3592;&#3633;&#3585;&#3619;&#3637;)の5代目の大王で、今から約100年前に活躍した大王「ラーマ5世」の別名「チュラロンコン」から来ていた。映画「王様と私」でユルブリンナーな好演しているが、そのモデルとなった王様で、大変な勢力家。100人以上の側室を持ち、子供も100人近くいたようである。今日のこの大学の光景と、ラーマ5世の行状とは殆どマッチしないものだったが、それがタイの懐の深さかも知れなかった。

アジアハイウェイの源流を訪ねて(156)チュラロンコン大学(จุฬาลงกรณ์ มหาวิทยาลัย)へ。

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2010/12/24 - 2011/01/08

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ちゃお

ちゃおさん

王宮前広場まで戻ったが夕方までの午後の数時間、どこでどう時間を過ごそうか行く当てもない。そこで考えたのは、この広場の向かいにはタマサート大学があり、キャンパス内の川べりに面したオープンカフェ―で、チャオプラヤーの流れを見ながら、ビールでも飲んでゆっくり過ごそうか、というのが、最初に考え付いたアイデアだったが、まてよ、タマサートは過去何回か訪問している。そうだ、今回はちょっとした時間を有効に使うため、チュラロンコンへ行ってみよう。タマとチュラ、タイの大学の双璧をなす二つの内、チュラにはまだ行ったことがない。No.3のラムカムヘン大学は今朝既に見て来た。これからチュラに行けば、タイの大学のトップ3を訪問したことになる。

そこで、バスで取り敢えずフアランポン駅まで出て、そこから地下鉄に乗って最初の駅「サームヤーン」(สามย่าน)で下車すれば、直ぐ目の前がチュラ大だ。 「สามย่าน」、パリの「6区」を真似した訳ではないと思うが、ここバンコクの「3区」にあるんですね。

大学の雰囲気はリベラルな感じのタマと比べると、やや勉学の方に比重を置いている感じで、チュラが日本で言うところの東大、タマが京大か早慶に対比させられるようなものか。入ってすぐのキャンパスには幾つものFacultyや学部が立ち並んでいた。その内の一つに入ってい見たが、今朝訪問したラムカムヘン程の明るさはないようだった。ここはあくまで教育を中心とする大学か・・。

キャンパスの中程にはWeekend Fairが行われていて、聞くと毎週金土の二日間、午後からこうした小売店100店舗以上が店開きし、即席のマーケットが開かれているとのこと。Weekend Marketはチャトチャック公園(สวนจตุจักร)が有名で、外国観光客にも知れ渡っているが、こうした大学内とか、ちょっとした街角、路地、広場など、あちこちで即製の店開きが行われているに違いない。

衣類から飾り物、おもちゃ、お菓子、その中で圧倒的に数が多いのは飲食関係の店で、大学の近くの付近の住民などやって来ているのか、おばちゃん風の主婦やらが、ぺちゃぺちゃ食べたり飲んだりしていながら、土曜の午後の昼下がりを楽しんでいるようだった。

あ、そうそう、この大学名、チュラロンコンは、朝の大学ラムカムヘンがスコータイ王朝の最も有名な大王の名前から取られているのに対し、この「จุฬาลงกรณ์」は現王朝「チャクリ王朝」(รู้ทันราชวงศ์จักรี)の5代目の大王で、今から約100年前に活躍した大王「ラーマ5世」の別名「チュラロンコン」から来ていた。映画「王様と私」でユルブリンナーな好演しているが、そのモデルとなった王様で、大変な勢力家。100人以上の側室を持ち、子供も100人近くいたようである。今日のこの大学の光景と、ラーマ5世の行状とは殆どマッチしないものだったが、それがタイの懐の深さかも知れなかった。

旅行の満足度
4.0

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  • 王宮前広場を囲むように、色々な役所の建物が並んでいる。

    王宮前広場を囲むように、色々な役所の建物が並んでいる。

  • その内の一つに「憲法裁判所」もある。日本にはないのに、タイにはある!

    その内の一つに「憲法裁判所」もある。日本にはないのに、タイにはある!

  • 鳩はどの国、どの街にもいるが・・

    鳩はどの国、どの街にもいるが・・

  • 地下鉄「サームヤーン」を上がったところにある中国風の廟。後ろの白い建物がチュラロンコン大学。

    地下鉄「サームヤーン」を上がったところにある中国風の廟。後ろの白い建物がチュラロンコン大学。

  • タイで一番レベルの高いチュラ大。

    タイで一番レベルの高いチュラ大。

  • チュラ大のキャンパス。他の大学は名前の前に「大学」が先に付くが、ここだけは「チュラロンコン・大学」と後に付ける習わしになっている。

    チュラ大のキャンパス。他の大学は名前の前に「大学」が先に付くが、ここだけは「チュラロンコン・大学」と後に付ける習わしになっている。

  • キャンパスのキオスクでだべっている女学生。

    キャンパスのキオスクでだべっている女学生。

  • のびのびした雰囲気が感じられる。

    のびのびした雰囲気が感じられる。

  • 今日はキャンパス内でウイークエンドマーケットが開かれている。

    今日はキャンパス内でウイークエンドマーケットが開かれている。

  • 学生以外にも町の人も飲み食い、買い物に来ている。

    学生以外にも町の人も飲み食い、買い物に来ている。

  • タイの大学生はリッチだ。タマ大でも見たが、ここでも学生は高級な乗用車で通学している。

    タイの大学生はリッチだ。タマ大でも見たが、ここでも学生は高級な乗用車で通学している。

  • 日本の大学では見られない光景。

    日本の大学では見られない光景。

  • タイ一の大学だけあって、いろいろな学部がある。

    タイ一の大学だけあって、いろいろな学部がある。

  • 世界大学ランキングでは、どの位に位置するのだろうか・・。

    世界大学ランキングでは、どの位に位置するのだろうか・・。

  • これだけ沢山の学部が集まっている。

    これだけ沢山の学部が集まっている。

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