≪国内逃走６≫→熊野古道…６日目大移動

2007/05/03 - 2007/05/03

奥駈５日目。

昨日１２時間以上も歩いたおかげで、俺らの身体は本当にボロボロになっていた。
昨日の夜なんて、膝が全く曲がらん状態になり、これが俗にゆう「膝が笑う」ってゆうやつなんか・・・って、身をもって知ることになったほど。
それに加えて、カバンがしょぼい俺は、肩紐の部分にそって両肩がキレイに赤く腫れていて、体質的に普段はほとんど感じることのない肩のこりも凄まじいもんやった。
まさに満身創痍の状態・・・。
（ただ、夜と朝に温泉の中でマッサージしたことにより、少しはマシになった気はした、さすが温泉♪）

そんな満身創痍の身体を引きずりながら、暴風雨のためにロスしてまった１日を取り戻すべく、前代未聞の大移動が始まった。

【予定】
下北山温泉〜玉置神社：（総移動時間）８〜１０時間

【結果】
下北山温泉〜玉置神社：（総移動時間）７時間

エリア 大台ヶ原・上北山(奈良)

・部屋の中　

贅沢にも、６人部屋を２人で使わせてもらった。
宿舎には、コインランドリーがあって、思いがけず洗濯ができたんもらっきーやった。

・朝霧　

窓を開けると、今日も霧が凄かった。。。
今日は晴れなはずやのに。
この辺は盆地やから、朝はガスってるんかな。

・七色バス停　

【ＡＭ７：４５】
宿の人に送ってもらい、七色バス停へ。
ほんとにほんとにお世話になりました。ｍ(＿ ＿)ｍ
きなりの郷は本当に最高です！！

・バスの時刻表　

実は、昨日の時点で、俺らは大きな勘違いをしていることに気付いていた。
熊野へ行くバスとゆーのは、当然、熊野本宮に行くもんやと思ってたのに、実際は熊野本宮ではなく、熊野市とゆう所に行くんやとゆーことに。
熊野本宮以外に熊野ってゆう所があるんや・・・。
そんなわけで、ここから玉置神社まで、予想以上に時間がかかってまうかもしれんことが大判明。。。
てゆーかむしろ、今日中に玉置神社まで行くことができるんか！？

ちなみに、熊野本宮は和歌山県にあり、熊野市は三重県にあります。

・看板　

奈良県と三重県に挟まれたここ七色のある北山村は、和歌山県新宮市の飛地になってるらしい。
しかも、村全体が飛地になってるのは、全国でここだけやねんて。
へぇ〜、知らんかった〜。

・七色　

こっちに来たら、すっかり空は晴れていた。
やっぱり、下北山の方は盆地やったからガスってたんかもね。

・七色　

この辺も、のどかでいいとこっぽかった。

・村営バス　

【ＡＭ９：０８】
七色から５０分ほどで熊野市に到着。
こんなバスに乗って来た。

・熊野市駅　

まさかこんなとこに来ることになるとはね〜。
まさに、予想外の展開。
でも、こんな予想外の旅の方が、俺の性にはかなり合ってたりするねんけど♪

・新宮駅　

【ＡＭ１０：３５】
熊野市から新宮へは電車（ＪＲ）で行こうと思っててんけど、運悪く車両故障があって３０分遅れるとゆーことやったんで、またまたバスで行くことに。
運賃が倍かかってまってんけど、今日の大移動は何時間かかるか分からんし、少しでも早く移動できた方がいいし、仕方がない。
ちなみに、今度乗ったのはふつーの市バス。

・からす屋　

【ＡＭ１１：３５】
新宮に着くと、熊野本宮行きの高速バスがすぐにあったんで、それに飛び乗って熊野本宮へ。
予定より１日早く熊野本宮へ来ちゃいました。（笑）
お腹が減ったな〜ってことで、炭ラーメンってゆう謎な幟（のぼり）に惹かれて、本宮大社の目の前にあったお店へ。

・炭ラーメン　

真っ黒なもんが出てくるんかと思いきや、ふつーに茶色い醤油味のラーメンやった。
麺の方に炭が練り込んであるんやと。
でも、練り込んである炭ってゆーのもふつーに備長炭みたいで、この炭ラーメンが特に熊野本宮の名物やってわけではないみたいやった。
ただ単に、この店の看板メニューやっただけ？？
でも、ふつーに美味しかったし、昨日からラーメン食べたかったし、ちょっと満足♪

・玉置神社入口　

じゃ、明日また来るからって感じで熊野本宮を後にして、十津川温泉を経由して玉置神社へ。
この神社も、世界遺産に登録された由緒ある神社の１つ。

・玉置神社　

【ＰＭ１４：５５】
陽が暮れる前には着きたいと思っててんけど、思ったよりも早く玉置神社に着けた。
それにしても、バスを１日に４本も乗り継いだんは、生まれて初めてやった。（笑）
これは、１の鳥居？

・玉置神社案内板　

１の鳥居？の前にあった。

・玉置神社　

１の鳥居？を上ったところ。
これは、２の鳥居？

・神主さん　

しばらくすると、本社で神主さんが祝詞（のりと）を読みまくり出した。

・本社御祭神　

ここの本社では、５つも神を祭ってるらしい。
俺は全然知らんかってんけど、１つの社で複数の神を祭るってのは、別にふつーのことらしい。
でも、何かそれやと逆に、寄せ集め感がするよーな気になってまうのは俺だけ？？

・神代杉　

本社の裏手にあった。
周りを１周したらご利益があるんか、柵の周りに人が歩いた跡がくっきり残っていた。
なわけで、俺もよく分からなつつ、１周しといた。（笑）

・神代杉　

・社務所　

本社の右手にあり、今日はここに泊めさせてもらう。
こっちは裏口になるんかな。

（注）ここに泊まるためには、事前に予約をしておく必要あり。ちなみに、１泊２食付で５０００円。

・社務所　

たぶんこっちが表口。

・重要文化財指定碑　

ここの社務所は、重要文化財に指定されてるらしい。
重要文化財に泊まれるとかって、ちょっと貴重な体験かも。
昨日の時点では、玉置神社まで来るか迷っててんけど、やっぱり来てよかった。

・社務所内の廊下　

入口を入って、ずーっと奥に行くと、今日の寝床の部屋がある。

・本日の寝床　

社務所の中は、思ったよりもふつーの家って感じやった。
古い神社やってゆーから、もっと趣のある古風なところを期待してたのに、、、ちょっとがっかり。。。

・お神酒　

荷物を置いて、散策に。
ご自由にって書いてあったんで、遠慮なく１杯いただいた。

・お神酒　

無神論者な俺には神社とか特に何てことはなかってんけど、かなりの寺社フェチらしいアナはすっげー楽しそうやった。
寺社フェチか〜、レアやな。。。
ちなみに俺は、○○フェチ♪（笑）

・玉石社　

神社の奥の方にあった。
何なのかはよくは分からんけど。。。

・玉石社　

・三ツ石　

これも、何かしらの謂れ（いわれ）はあるんやろーけどね。
正直、、、あんまり興味なし。。。（爆）

・玉置山山頂　

神社の奥を登ったところにある。
ガタガタの身体を押して、がんばって登ってみた。
特に何もなかったけど。。。
周りの景色はあんまり見えんかった。

・玉置山山頂　

なぜか地蔵がいた。

・三剣と御柱　

神社へ戻ると、大日堂社の方へ。
なぜか、これが大日堂社の裏に隠されるようにしてあった。

・三剣と御柱の案内板アップ　

異様に落書きされていた・・・。
他にも看板はいっぱいあるのに、なぜにこれだけ？？
これが理由で、こんなところに隠されてるんやろか？
う〜ん、謎や。。。

・夜飯　

【ＰＭ１７：００】
もっと精進料理みたいなんが出てくると思ってたのに、ここでもいたってふつーの食事が出てきた。
昔はお神酒が飲み放題で、夜はドンチャン騒ぎをしたりもしてたらしーねんけど、数年前に社務の人が代わってからは、アルコールは禁止になっているとのこと。
新しい社務の人は、現代的なんかな〜。
そーゆうのも、やっぱ時代の流れなんかな。。。

とりあえず、今日ここにいることで、暴風雨による１日のロスは取り戻せた。
それにしても、こんなルートでここに来たのなんて、奥駈の何百年の歴史の中でも、俺らが初めてやろな〜。（笑）