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ミュゼ・ド・ラ・フラン=マソンヌリー(フリーメーソン資料館)見学

旅行時期 2007/03/09 - 2007/03/09 (2007/04/11投稿

 こんどの旅の目的の一つはフリーメーソンのパリ本部「グラン・トリアン(大東社)」を見学することでした。<br /> パリの一日目に投宿したホテルがたまたまその近くでしたので、さっそく夕食探しをするかたわら、見に行きました。<br /> 夜になっていましたので、もちろん閉っていましたが、扉の掲示板にミュゼの案内があります。うれしいことに一般に開放していました。<br /> 月曜日はガイド付き、火曜日から土曜日まで午後2時半からで入館料は2ユーロと書いてあります。<br /> 翌日、2時半少し前に到着しましたが、見学したいとボックス内の人に言いましたら、入れてくれました。<br /><br /> 日本ではフリーメーソンというと、何かおどろおどろしいものに思われていますが、これは戦前、ナチスと同盟していた軍国主義がもたらした一種の偏見です。メーソンは早くいえば友愛と互助精神の団体です(ただし、お金持ちが多い)。先般はやった小説「なんとかコード」でも少しミステリアスに説明されていたかも知れません。<br /> ここの係りの人はうれしそうにアメリカの大統領のほとんどがフリーメーソンだったと説明していましたが、これはオーバーです(13から15人)。<br /> 外からガラス越しに見えるように、写真の胸像・・・「マリアンヌ」という名で親しまれている・・・がありました。<br /> マリアンヌ像はいたるところにあります。たとえばパリの共和国広場に巨大なマリアンヌが立っていますし、ニューヨークの湾には「自由の女神・・・マリアンヌ」がいます。ルーヴルにはドラクロワの「民衆を率いる自由の女神(マリアンヌ)」があります。<br /> そうなんです。マリアンヌとは、フランス共和国の自由と共和制を表わす(どちらも女性名詞)シンボルであり、パリのフリーメーソンのシンボルでもあります。<br /> ふつう、写真のように自由を象徴する「フリジア帽」を被っています。<br /><br />【マリアンヌ像】

 こんどの旅の目的の一つはフリーメーソンのパリ本部「グラン・トリアン(大東社)」を見学することでした。
 パリの一日目に投宿したホテルがたまたまその近くでしたので、さっそく夕食探しをするかたわら、見に行きました。
 夜になっていましたので、もちろん閉っていましたが、扉の掲示板にミュゼの案内があります。うれしいことに一般に開放していました。
 月曜日はガイド付き、火曜日から土曜日まで午後2時半からで入館料は2ユーロと書いてあります。
 翌日、2時半少し前に到着しましたが、見学したいとボックス内の人に言いましたら、入れてくれました。

 日本ではフリーメーソンというと、何かおどろおどろしいものに思われていますが、これは戦前、ナチスと同盟していた軍国主義がもたらした一種の偏見です。メーソンは早くいえば友愛と互助精神の団体です(ただし、お金持ちが多い)。先般はやった小説「なんとかコード」でも少しミステリアスに説明されていたかも知れません。
 ここの係りの人はうれしそうにアメリカの大統領のほとんどがフリーメーソンだったと説明していましたが、これはオーバーです(13から15人)。
 外からガラス越しに見えるように、写真の胸像・・・「マリアンヌ」という名で親しまれている・・・がありました。
 マリアンヌ像はいたるところにあります。たとえばパリの共和国広場に巨大なマリアンヌが立っていますし、ニューヨークの湾には「自由の女神・・・マリアンヌ」がいます。ルーヴルにはドラクロワの「民衆を率いる自由の女神(マリアンヌ)」があります。
 そうなんです。マリアンヌとは、フランス共和国の自由と共和制を表わす(どちらも女性名詞)シンボルであり、パリのフリーメーソンのシンボルでもあります。
 ふつう、写真のように自由を象徴する「フリジア帽」を被っています。

【マリアンヌ像】

写真 19枚

テーマ:
特になし・その他
エリア:
フランス > イルドフランス地方 > パリ
エリアの満足度:
評価なし
  • 500_12015491

    【グラン・トリアン(大東社)】9区(カデ通り)

     この白い建物が、パリのフリーメーソンの本部です。
     ナポレオンの妹カロリーヌの夫、つまり皇帝の義弟はジョアシャン・ミュラと言います。ナポレオンにもっとも信頼された、勇猛果敢な将軍でした。後ナポリ王になります。彼はフリーメーソンでした。
     ナポレオンが失脚した後、民衆に対する思いから、ナポリに戻り、反動派を追放しようとしましたが、逆に逮捕され、処刑されてしまいます。
     この息子リュシアン・ミュラは、アメリカに亡命していましたが、従兄のルイ・ナポレオンが政権を取ると(ナポレオン三世)、パリに戻り、リシュリュー元帥の館を買い(1852年)、ここをパリのフリーメーソンの本部とし、今に至っています。

  • 500_12015492

    【自由・平等・友愛】

     この「自由・平等・友愛」という標語はフランス革命の精神ですし、フランス共和国の精神です。
     ところが驚かれるでしょうが、パリ・フリーメーソンの精神でもあるのです。フランスの百科事典によりますと、1848年の「二月革命」のとき、グラン・トリアン(大東社)がこの標語を借用したそうです。
     しかし、フリーメーソン側からすれば、それ以前からだと言うかも知れません。
     赤いのはフリジア帽です。

  • 500_12015493

    【フリーメーソンの旗】

     1871年のパリ・コミューンの時、パリケード上で、はためいたそうです。一説によりますと、70人のコミューン委員のうち17人がフリーメーソンだったそうです。

  • 500_12015555

     ナポレオンを取り巻く元帥たち25人中17人がフリーメーソンだったと書かれています。
     特に驚くのは、のちにスウェーデン国王になった(現在のグスタフ・アドルフの先祖)ベルナドット将軍もそうだったことです。
     また、ここには述べられていませんが、ナポレオンの兄ジョゼフ・ボナパルト、後のスペイン王もメーソンでした。

  • 500_12015494

    【前掛け】

     フリーメーソンとは、もともと中世の「自由に往来可能な石工組合」のことでした。18世紀のイギリスでその伝統を踏まえたまま、石工ではない人たちが、友愛と互助精神をもった団体を作りました(1717年)。それは「象徴フリーメーソン」と言います。主にブルジョワ、貴族、後に王族も加わります。
     フランスでは、1737年ごろ、ロッジができます。モンテスキュー、ヴォルテールなど、有名人が入ります。のちに、オルレアン公フィリップ、ラファイエット将軍、ミラボー伯など革命に関わる人たちが入りました。
     アメリカではワシントン、ベンジャミン・フランクリンがそうです。独立の立て役者がそうだったから、というわけでないでしょうが、アメリカにこそもっともメーソン精神が浸透しています。マーク・トウェイン、フォード、ディズニーなどアメリカのメーソンの有名人をあげたら切りがないでしょう。

     さて、前掛けですが、昔の石工が用いていたことから、メーソンの儀式に欠かせない重要な道具になっています。

  • 500_12015495

    【前掛け】

     コンパスや定規の模様が必ずあります。

  • 500_12015556

    【前掛け】

     「万物を見る目」が描かれています(「神の目」とも言われます)。
     これは、フリーメーソンの重要な象徴で、様々なところで現れます。
     たとえば、アメリカの印章である国璽の裏に描かれています。この国爾は1ドル紙幣の裏に印刷されているそうです。
     フランスではなんと言っても、人権宣言の絵が有名です。

  • 500_12015608

    【人権宣言】カルナヴァレ美術館所蔵

     これは、カルナヴァレ美術館のを写真で撮ったものです。この美術館はフランス革命が中心に展示されています。無料ですので、パリに行った時必ず見学します。大きな美術館ですので、必ず新しい発見があります。
     上にいる向かって右側の天使が棒で指し示しているのが「神の目」です。次の拡大写真を見て下さい。

  • 500_12015558

    【万物を見る目(神の目)】

     誤解されそうですから言いますが、フランス革命はフリーメーソンが起したのではありません。というより、こう言いましょう。「フリーメーソンという団体が起したのでは」ありません。確かに、革命家たちにフリーメーソンの人は多くいました。しかしそれは個々人がかってにしていることです。あくまで団体とか、一勢力というのではありません。
     その証拠に、メーソンのルイ・フィリップをメーソンのダントンなどが処刑しています。つまり、メーソンは穏健派から過激派までそれぞれいたということです。

  • 500_12015609

    【マリアンヌ像】

     下に「マリアンヌが共和国のシンボルに決定的になったのは、1848年である」と書かれています。
     なぜマリアンヌというか、わかりません。フランス人にもっとも馴染みのある名前だから、という説が有力です。

  • 500_12015945

    ついでと言ってはなんですが、色々なマリアンヌ像を紹介します。

    【マリアンヌ】カルナヴァレ美術館

     彼女が左腕に乗せているのは「オンドリ」です。オンドリはガリヤの象徴で、フランスを表わします。

  • 500_12015946

    【マリアンヌ】カルナヴァレ美術館

     右手に書物、左手には松明を持ってまわりを照らしています。

  • 500_12015947

    【共和国広場のマリアンヌ像】

     この巨大なマリアンヌは右手にオリーヴでしょうか、枝を、左手にたぶん法の銘板を持っています。頭にはもちろんフリジア帽をかぶっています。

  • 500_12015948

    【共和国広場のマリアンヌ像・台座】

     台座の女神は手に松明を持っています。この松明は「神の目」と通じ、光を与える、啓蒙を表わします。

  • 500_12016003

    セーヌ川の自由の女神像】

     正式には「世界を照らす自由」と言います。自由は女性名詞ですので女性で表わされます。
     ちなみにこれを製作した彫刻家バルトルディーもフリーメーソンでした。
     フランス人がプレゼントしたニューヨークの自由の女神像のお返しに、パリ在住のアメリカ人が1889年の万博の時にプレゼントしたそうです。
     ニューヨークのは巨大ですので、中の骨組みをエッフェル塔で名高いエッフェルが作りました。後にエッフェルもフリーメーソンに入会しています。

  • 500_12015990

    【自由の女神像の左手】

     右手は松明をっていますが、左手は書物を持っています。表紙に「1776年、1789年」と書かれています。これは、アメリカ独立とフランス革命の年です。

  • 500_12015991

    【アルマ広場の松明】

     この黄金の炎は自由の女神が右手に持っている「世界を照らす」松明の火です。
     この近くでダイアナ妃が亡くなったためか、彼女のための花がよく捧げられています。

  • 500_12015944

    【メーソン皿】またまた、フリーメーソン資料館に戻ってきました。

     図案化された定規とコンパス・・・フリーメーソンの象徴

  • 500_12015612

    【ジュール・フェリー像】

     たぶんご存知ないかも知れませんが、フランス近代史で重要な役を演じた政治家です。
     
     パリという町の景色で、まず目立つのがなんでしょう。モンマルトルの「サクレ・クール」と「エッフェル塔」ではないでしょうか。実は、この二つが共和派対王党派、フリーメーソン対カトリックの闘いの結果だと言ったら驚くでしょうか。
     1873年、時の議会はカトリック勢(保守系)が強かったので、モンマルトルの丘に「パリ・コミューンの贖罪」のために、教会を建てることを決議しました。その後、1884年に政府を率いた写真の男ジュール・フェリーは1889年の万博に「サクレ・クール」だけ目立つのが許せなくて、「もっと高く、もっと目立つ」共和国のモニュメントを作ろうと思い立ちます。
     そこで、結局エッフェル塔が建てられた、というわけです。ちなみに、万博までにサクレ・クールは完成せず、1912年になってしまいました。
     もちろん塔は「灯台」のようにパリに光を照らすもの・・・自由の女神と同じ、啓蒙の象徴です。
     反カトリックでフリーメーソン、ジュール・フェリーの勝利でした。
     ちなみに、フランスの教育から宗教を追い出し、公教育を全て無料にしたのもフェリーです。ですから、フランスは義務教育から大学まで全ての公立の学校は無料です(大学は国立です)。
     彼はフランスにとってはたいへん重要な政治家なのです。

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