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【レグ2→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10109251/】からの続き<br /><br /><5月15日鹿児島空港8:35離陸 新種子島空港9:40着陸><br /><br />本日最初のレグは鹿児島空港から、3月16日に開港したばかりの新種子島空港へ。<br />今日は新種子島も含め5つの空港、飛行場に寄って最終的には長崎まで行くハードスケジュールなのですが、この空港達が運航面からみるととてもバラエティに富んでいて面白い、少しマニアックになりますが・・・<br /><br />まず鹿児島空港、長崎空港・・・もういわゆる空港、管制塔がありもちろん航空管制官がいる<br /><br />次は新種子島空港・・・ここは管制塔はあるけど管制官はいない、代わりに航空管制情報官がいる<br /><br />そして屋久島空港・・・ここは管制塔もなく、管制官、情報官ともにいないが、無線がリモートで鹿児島空港の情報官とつながっている<br /><br />お次、薩摩硫黄島飛行場、枕崎飛行場・・・ここは管制塔、管制官、情報官全てない<br /><br />で、天草飛行場・・・ここも管制塔はなく(建物としてはそれらしいものがある)、管制官、情報官もいないがフライトサービスというのがある<br /><br />それぞれの運用面での違いはおいおい空港毎に説明していこうと思います。<br /><br />さて旅行記に戻ります。<br />国交省鹿児島空港事務所に飛行計画書を提出し、エプロンをスポット19−Aまで歩く、目と鼻の先に昨日ホテルからずっと見ていたYS-11が駐機している、こういうアングルで撮影できる機会ももうないかもしれないので少し逆光気味だが撮っておく。<br />今日はすごく視程が悪い現在6km、有視界飛行ぎりぎりの状態、鹿児島空港RWY(滑走路)34を離陸左旋回し、桜島の西側を通るつもりなのだが、まだ全く桜島の姿は見えない。<br />鹿児島TCA(鹿児島空港のレーダー管制)にコンタクトしレーダーモニターを依頼し、しっかりと下の地形を確認しつつ加治木まで進むとうっすらと桜島が勇姿を現し始めた、せっかくの機会なので危険のない範囲で御岳の付近を通過してみる、絶景。<br />垂水まで来ると鹿児島TCAから鹿屋レーダー(自衛隊鹿屋航空基地のレーダー管制)に管制が移管、鹿屋の管制圏に入らないように鹿児島湾の上を誘導される。<br />根占付近で大隈半島に上陸、戸崎で大隈海峡に抜ける。<br />ここから約20マイル程は島もなく、今日は視程も悪いため新種子島空港の無線電波を頼りに海上を行く。<br />10分もした頃、前方左手に馬毛島の島影、さらに前方に種子島の島影が見えてくる、そのまま西之表で種子島に上陸した。<br />さて先ほど書い通り、新種子島空港には管制官がいなく情報官がいます。この両者の差は・・・<br />管制官は飛行機に対して指示や許可をすることができる。<br />情報官は飛行機に情報を伝達する(アドバイスはできるが指示や許可ではない)<br /><br />なので新種子島空港では着陸許可(管制官の「CLEAR TO LAND」の言葉)はなく情報官より「滑走路に障害はないよ(RUNWAY IS CLEAR)との情報がくる、あとはパイロットの判断で着陸する。<br />しかし今日はほんとに視界が悪く、すぐそこに空港があるはずなのに見えない、不安にかられながらそろりそろりと空港があるだろう方向に歩を進める。見えた、ほっとする。<br />RWY13に無事着陸、新しい空港なので滑走路のマーキングもきれい。<br />アサインされているスポットは小型機用の3−A、でもまだ標識が建ってないとのことで、管制塔から見ている情報官さんに誘導してもらう。<br />さあ、一休みして次は屋久島に向かう。<br /><br />セスナで行く九州【レグ3】鹿児島空港→新種子島空港 終<br />【レグ4】新種子島空港→屋久島空港→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10110038/に続く<br /><br />

セスナで行く九州【レグ3】鹿児島空港→新種子島空港

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2006/05/14 - 2006/05/16

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jillluca

jilllucaさん

【レグ2→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10109251/】からの続き

<5月15日鹿児島空港8:35離陸 新種子島空港9:40着陸>

本日最初のレグは鹿児島空港から、3月16日に開港したばかりの新種子島空港へ。
今日は新種子島も含め5つの空港、飛行場に寄って最終的には長崎まで行くハードスケジュールなのですが、この空港達が運航面からみるととてもバラエティに富んでいて面白い、少しマニアックになりますが・・・

まず鹿児島空港、長崎空港・・・もういわゆる空港、管制塔がありもちろん航空管制官がいる

次は新種子島空港・・・ここは管制塔はあるけど管制官はいない、代わりに航空管制情報官がいる

そして屋久島空港・・・ここは管制塔もなく、管制官、情報官ともにいないが、無線がリモートで鹿児島空港の情報官とつながっている

お次、薩摩硫黄島飛行場、枕崎飛行場・・・ここは管制塔、管制官、情報官全てない

で、天草飛行場・・・ここも管制塔はなく(建物としてはそれらしいものがある)、管制官、情報官もいないがフライトサービスというのがある

それぞれの運用面での違いはおいおい空港毎に説明していこうと思います。

さて旅行記に戻ります。
国交省鹿児島空港事務所に飛行計画書を提出し、エプロンをスポット19−Aまで歩く、目と鼻の先に昨日ホテルからずっと見ていたYS-11が駐機している、こういうアングルで撮影できる機会ももうないかもしれないので少し逆光気味だが撮っておく。
今日はすごく視程が悪い現在6km、有視界飛行ぎりぎりの状態、鹿児島空港RWY(滑走路)34を離陸左旋回し、桜島の西側を通るつもりなのだが、まだ全く桜島の姿は見えない。
鹿児島TCA(鹿児島空港のレーダー管制)にコンタクトしレーダーモニターを依頼し、しっかりと下の地形を確認しつつ加治木まで進むとうっすらと桜島が勇姿を現し始めた、せっかくの機会なので危険のない範囲で御岳の付近を通過してみる、絶景。
垂水まで来ると鹿児島TCAから鹿屋レーダー(自衛隊鹿屋航空基地のレーダー管制)に管制が移管、鹿屋の管制圏に入らないように鹿児島湾の上を誘導される。
根占付近で大隈半島に上陸、戸崎で大隈海峡に抜ける。
ここから約20マイル程は島もなく、今日は視程も悪いため新種子島空港の無線電波を頼りに海上を行く。
10分もした頃、前方左手に馬毛島の島影、さらに前方に種子島の島影が見えてくる、そのまま西之表で種子島に上陸した。
さて先ほど書い通り、新種子島空港には管制官がいなく情報官がいます。この両者の差は・・・
管制官は飛行機に対して指示や許可をすることができる。
情報官は飛行機に情報を伝達する(アドバイスはできるが指示や許可ではない)

なので新種子島空港では着陸許可(管制官の「CLEAR TO LAND」の言葉)はなく情報官より「滑走路に障害はないよ(RUNWAY IS CLEAR)との情報がくる、あとはパイロットの判断で着陸する。
しかし今日はほんとに視界が悪く、すぐそこに空港があるはずなのに見えない、不安にかられながらそろりそろりと空港があるだろう方向に歩を進める。見えた、ほっとする。
RWY13に無事着陸、新しい空港なので滑走路のマーキングもきれい。
アサインされているスポットは小型機用の3−A、でもまだ標識が建ってないとのことで、管制塔から見ている情報官さんに誘導してもらう。
さあ、一休みして次は屋久島に向かう。

セスナで行く九州【レグ3】鹿児島空港→新種子島空港 終
【レグ4】新種子島空港→屋久島空港→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10110038/に続く

同行者
一人旅
交通手段

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  • YS-11 鹿児島空港にて

    YS-11 鹿児島空港にて

  • 新種子島空港管制塔

    新種子島空港管制塔

  • 新種子島空港内に展示してあるH2ロケットの模型

    新種子島空港内に展示してあるH2ロケットの模型

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