枕崎旅行記(ブログ) 一覧に戻る
レグ【5→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10110283/からの続き<br /><br /><5月15日 薩摩硫黄島飛行場12:55離陸 枕崎飛行場13:35着陸><br /><br />薩摩硫黄島での暫しの散歩を楽しんだ後、次に向かうは枕崎飛行場です。<br />薩摩硫黄島飛行場からは磁方位で015度、距離は30マイル程度、航路はずっと海上。<br />薩摩硫黄島飛行場の方にお礼を言って、飛行機に乗り込み滑走路に出るとRWY(滑走路)に大きな白い鳥がいた、白クジャクだ。この島では1日に一度白クジャクをみると幸運が来て、2度見ると幸運がキャンセルになるという言い伝えがあるそうだ、カメラを取り出そうとしたが飛行機に驚いたのか一目散に草むらに消えてしまった。<br />RWY36から離陸、すぐに無線で鹿児島インフォメーション(鹿児島空港の航空管制情報官)を呼び出し離陸時間を通報し飛行計画書をオープンしてもらう。<br />このレグは両飛行場ともに航法用の電波標識が設置されておらず、かつ航路が海上なので自機の位置の判定が難しく、今回の九州フライトの中でもなかなか手ごわいレグである。<br />こういう場合の航法を以下に説明します、文章にするのは難しいですが・・・。<br /><br />まず、近くの航法に利用できる電波標識を選ぶ、今回は鹿児島市の北、姶良にある電波標識(鹿児島VORTAC 記号HKC)を選ぶ。<br />そして地図にHKCから枕崎飛行場を突き抜けて線を引きます(枕崎飛行場から見て磁方位030度の線になる)。<br />機上のVORという航法計器に「HKCへ030度」と設定する、そうすると計器が自機と「HKCへ030度の線」との相対位置(その線が機の右なのか?左なのか?あるは線上に乗っているのか?)を表示してくれる。<br />枕崎飛行場はほぼ海沿いにありますので、もしその線に海上で会合すれば機は西に流されていて、逆に内陸で会合すれば東に流されていることが分かります。<br />今日は、それを利用して、あえて通常よりも西に機首をふり、海上で線に会合させ、まずはHKCから枕崎飛行場の線延長線上に乗り、後は線上をHKCに向けて飛ぶと、陸との交点が枕崎飛行場になるという感じのフライトにする。<br /><br />どうでしょう?言葉に書くと難しいですが、分かっていただけましたか?<br /><br />機は相変わらず視程の悪い海上を淡々と飛び枕崎に近づく、枕崎飛行場も無線設備がないので飛行機同士で情報を送信しあいながら進入していく、消防の防災ヘリが1機離陸の準備をしているようだ。<br />飛行場が見えてきた、一旦飛行場に垂直に通過し、上空から吹流しを見る、風はほとんどないのでRWY36に海側から進入しようと思う、しかし先ほどの防災ヘリがRWY18での離陸(つまり海に向けての離陸)を送信してきたので、こちらもそれに合わせてRWY18に向けて内陸側に旋回し、進入する。<br />着陸。この飛行場もあまり保守をしていないのか、滑走路のマーキングが消えかかっている、そういえば枕崎飛行場を廃止し、用地を刑務所に転用する計画があったなと思い出す。<br />現在この飛行場は南薩エアポートという会社が管理を任されているようで、飛行場としての機能よりも旅行代理店の店舗としての役割がメインのようだ。<br />もちろん定期便もないし、チャーター便も撤退した聞くし、防災ヘリの基地以外にはこの飛行場も役割を終えていると感じた。<br />鹿児島空港情報官に電話して飛行計画書のクローズを依頼して、ちょっとした休憩スペースで缶コーヒーで一服する。<br />次は天草飛行場へのフライトとなる。<br /><br />セスナで行く九州【レグ6】薩摩硫黄島飛行場→枕崎飛行場 終<br />【レグ7】枕崎飛行場→天草飛行場→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10111846/ に続く<br /><br /><br />

セスナで行く九州【レグ6】薩摩硫黄島飛行場→枕崎飛行場

11いいね!

2006/05/14 - 2006/05/16

71位(同エリア156件中)

0

4

jillluca

jilllucaさん

レグ【5→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10110283/からの続き

<5月15日 薩摩硫黄島飛行場12:55離陸 枕崎飛行場13:35着陸>

薩摩硫黄島での暫しの散歩を楽しんだ後、次に向かうは枕崎飛行場です。
薩摩硫黄島飛行場からは磁方位で015度、距離は30マイル程度、航路はずっと海上。
薩摩硫黄島飛行場の方にお礼を言って、飛行機に乗り込み滑走路に出るとRWY(滑走路)に大きな白い鳥がいた、白クジャクだ。この島では1日に一度白クジャクをみると幸運が来て、2度見ると幸運がキャンセルになるという言い伝えがあるそうだ、カメラを取り出そうとしたが飛行機に驚いたのか一目散に草むらに消えてしまった。
RWY36から離陸、すぐに無線で鹿児島インフォメーション(鹿児島空港の航空管制情報官)を呼び出し離陸時間を通報し飛行計画書をオープンしてもらう。
このレグは両飛行場ともに航法用の電波標識が設置されておらず、かつ航路が海上なので自機の位置の判定が難しく、今回の九州フライトの中でもなかなか手ごわいレグである。
こういう場合の航法を以下に説明します、文章にするのは難しいですが・・・。

まず、近くの航法に利用できる電波標識を選ぶ、今回は鹿児島市の北、姶良にある電波標識(鹿児島VORTAC 記号HKC)を選ぶ。
そして地図にHKCから枕崎飛行場を突き抜けて線を引きます(枕崎飛行場から見て磁方位030度の線になる)。
機上のVORという航法計器に「HKCへ030度」と設定する、そうすると計器が自機と「HKCへ030度の線」との相対位置(その線が機の右なのか?左なのか?あるは線上に乗っているのか?)を表示してくれる。
枕崎飛行場はほぼ海沿いにありますので、もしその線に海上で会合すれば機は西に流されていて、逆に内陸で会合すれば東に流されていることが分かります。
今日は、それを利用して、あえて通常よりも西に機首をふり、海上で線に会合させ、まずはHKCから枕崎飛行場の線延長線上に乗り、後は線上をHKCに向けて飛ぶと、陸との交点が枕崎飛行場になるという感じのフライトにする。

どうでしょう?言葉に書くと難しいですが、分かっていただけましたか?

機は相変わらず視程の悪い海上を淡々と飛び枕崎に近づく、枕崎飛行場も無線設備がないので飛行機同士で情報を送信しあいながら進入していく、消防の防災ヘリが1機離陸の準備をしているようだ。
飛行場が見えてきた、一旦飛行場に垂直に通過し、上空から吹流しを見る、風はほとんどないのでRWY36に海側から進入しようと思う、しかし先ほどの防災ヘリがRWY18での離陸(つまり海に向けての離陸)を送信してきたので、こちらもそれに合わせてRWY18に向けて内陸側に旋回し、進入する。
着陸。この飛行場もあまり保守をしていないのか、滑走路のマーキングが消えかかっている、そういえば枕崎飛行場を廃止し、用地を刑務所に転用する計画があったなと思い出す。
現在この飛行場は南薩エアポートという会社が管理を任されているようで、飛行場としての機能よりも旅行代理店の店舗としての役割がメインのようだ。
もちろん定期便もないし、チャーター便も撤退した聞くし、防災ヘリの基地以外にはこの飛行場も役割を終えていると感じた。
鹿児島空港情報官に電話して飛行計画書のクローズを依頼して、ちょっとした休憩スペースで缶コーヒーで一服する。
次は天草飛行場へのフライトとなる。

セスナで行く九州【レグ6】薩摩硫黄島飛行場→枕崎飛行場 終
【レグ7】枕崎飛行場→天草飛行場→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10111846/ に続く


同行者
一人旅
交通手段

PR

  • 枕崎飛行場の建物

    枕崎飛行場の建物

  • 消防の防災ヘリの基地

    消防の防災ヘリの基地

  • さすがに枕崎、カツオの像があった

    さすがに枕崎、カツオの像があった

  • 枕崎飛行場の休憩スペースに飾ってあった写真<br /><br />有名人の来港が紹介されていた

    枕崎飛行場の休憩スペースに飾ってあった写真

    有名人の来港が紹介されていた

この旅行記のタグ

11いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP