Nepal ネパールってお祭りがいっぱ～い♪(5/14)　水にまつわる苦労

2003/08 - 2003/08

歩道になにやら長い鉄の棒を突き刺してまわしている人がいる。
「あれ何してるの？」
「水道管のバルブの開け閉め。」
ええ～っ！？
カトマンズでは水道水が一日おきに2時間しか給水されない。そのために500個のバルブを市役所の職員が開け閉めしているのだそうだ。そのエネルギー、人件費たるや！
「いつ給水されるかわからないから、蛇口はあけっぱなしにしておく。水がではじめたら夜中でも一家総動員で鍋釜水瓶にためる。金持ちはポンプで屋上タンクに吸いあげる。」
そうだったのかー！
ホテル住まいなので水の心配なくくらしていましたが、一般住宅では大変なんだ。それも地域により随分ちがうようです。

この写真はホテルのルーフテラスから見える斜面の水場。
場所の目星をつけて探索にでかけるもすぐに迷ってしまいました。おじいさんが水浴びしてる横を通り抜け野良犬にほえられたりしてやっと斜面にでると下からオートバイがひょいひょいひょいと上がってくる。ポリタンクをかかえた人たちもやってくる。
水場には大きなナメクジがいて気持ち悪かったー！
これは流しっぱなしの地下水だそうです。

★Nepal ネパールってお祭りがいっぱ～い♪　14編のサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10424990/

エリア パタン(ネパール)

パタンのカフェからダルバール・スクエアを見下ろす。

カフェの主人の話。
「パタンは取水源がちがうので毎日水がくる。とてもラッキーだ。
それでも停電があるからね。うちでは地下と屋上にタンクをもっているが
それがなかったらとてもやっていけないよ。

子供の頃は一杯の水瓶が家族全員の1日の水の量だった。
水浴びも洗い物もぜんぶ共同井戸ですませるのが普通だったから。
今では家でシャワーもトイレも洗濯もするからいくらでも水がいる。
はやく水道事業が完成してほしいね。

そりゃ便利になったほうが嬉しいよ。料金２倍になったとしてもね。
払えない人は共同井戸を利用すればいいんだから。
共同井戸（地下水）も流しっぱなしにしないで貯めればいいんだ。
もったいないよ。」

そこで食べたランチ

パタンの共同井戸のひとつ。
家に水道も井戸もないので食器や食材洗いも洗濯も水浴びもここでやります。
冬はつらかろうねえ。

キルティプールにいったら

子供たちが水汲みにきていました。

キルティプールの麓の水場で

自分だったら屋外風呂は落ち着かなくてそそくさとすませてしまうでしょうが、こちらの人たちはのんびりと楽しんでる。