2003/08 - 2003/09
53位(同エリア117件中)
唐辛子婆さん
滞在していたホテルが古都パタンに限りなく近いカトマンズにあったので、毎日のようにパタンへの道を歩きました。その道は泥道なので、雨季に歩くのはサイテー!牛のゆる便に車がつっこむ時の音といったら!粘りがあるのでバシャ!じゃなくてバンっ!そんなのを浴びたら一大事なので、車が通りそうになったら大急ぎで逃げなければなりません。
そんな思いをしてどうしてパタンに行くのかというと、毎日なにかしら面白いことに出会うから。それにパタンの道は煉瓦畳だからきれいなのです。牛もほとんどいなかったし。
今日は法事の儀式をみることができました。
★Nepal ネパールってお祭りがいっぱ~い♪ 14編のサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10424990/
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日本の支援で造られた橋を渡るとパタンに入ります。
橋の真ん中へんで鶏をしめるらしく羽根がいっぱい落ちています。
川は何でも流し去ってくれる便利な水洗装置。
橋の真ん中までゴミ箱かついでやってきてぽいぽい捨てます。 -
人と自転車だけの通路です。 -
橋からパタン側を望む -
橋を渡りきったパタン側の川辺です。
石畳の左側が川。
右側には調理場のある建物が続いています。
橋の右側(下流)には焼き場があります。
稲ワラだけで燃やすのでは生焼けになってしまうような気がする・・・。
左側(上流)でなにやら儀式が始まっていました。 -
川岸で白い腰巻いっちょの男の人がご飯を炊いていました。
煉瓦のかけらを集めたかまどに素焼きの器、燃やすものは稲わらのみ。
炊きあがると先ほど川原で頭を剃ってもらっていたお坊さんがやってきて儀式がはじまりました。 -
お坊さんが経文を唱える間、砂を敷いた上にご飯を握って並べたりゴマみたいなのをふりかけたり、紐を置いたり灯明をともしたりと、いやはや終るまでに200行程はあったんじゃないでしょうか!
ヒンズーって大変ねえ!
そばにいた人が説明をかってでてくれました。
「これは初10日の儀式。法要は一周忌までに20回ぐらいとり行う。」 -
これをこーしろあれをあーしろそれをそーしろつぎはどーしろ。 -
カンカン照りの石畳でエンエンと続く儀式。
もし宗教というものが
人間の想像から創造されたものだとしたら
すべての手順はまったく無意味ということになる・・・。
宗教戦争だって。と、ふと思ってしまう。
わあああああん全世界の神様仏様ごめんなさい。
バチあてないでー! -
説明をかってでてくれた人はカトマンズで仕立て屋をやっていて、こちらはこれから79歳の独身の叔母の初七日の5日目の儀式をとり行う。
何かを水でうすめたものを石畳に撒いてワラを置きその上にムシロを敷きました。その何かとはなんだか牛糞のように思える・・・。 -
調理場で炊いたご飯を広げます。 -
朴のような大きな葉っぱを組み合わせて干したお皿に盛りつけていきます。
おかずもいろいろ。 -
葉っぱで作ったお皿に山盛りのご飯7皿と、好物だったもの、面白いことに服用していた薬までお供えする。
叔母さんは大飯ぐらいだったに違いない。
チャン(どぶろく)もウォーもお好み焼きもチョコレートもある。
余った野菜は一皿に盛り、掃除人に渡す。 -
今回は儀式そのものは超簡単でした。
家族で冥福をお祈りしたあと・・・ -
お坊さんが唱えるお経にあわせて喪主がくるくる回ったり一緒 にむにゃむにゃいったり。そして一族でお供えに花びらや聖水をまいたりして終わり。
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左に遠く見えるのがカトマンズとパタンを結ぶ橋。
儀式が終るとお供え物を台に置く。
カラスが待ってましたと集まる。
「カラスが食べるということは死者が食べにきたことを意味する。低いカーストが調理したものは水が汚いのでカラスも食べない。だからいつまでたっても死者が空腹なのだ。」
幸い、カラスはがっついて食べてました。
それから別のお供え物を川に流す。
するとすかさず待ってた人が揚げ煎餅みたいなのを拾ってビニール袋にしまった!
もうひとつのお供え物を別のところに置く。
今度はすぐさま犬が寄ってきた。
ビニール袋の男も駆け寄ったが犬には負けて残念そうに引き下がる。
流さないで全部あげればいいのにねー。どうしてなのかしら?
「月曜日に初七日の七日目の儀式をするのでまたいらっしゃい。」 いくいく。 -
それは男の人だけの儀式でした。スキンヘッドになる儀式。ひとつの剃刀で次から次へと剃っていきます。 -
さっぱりすっきり -
どうして剃髪するのかは忘れました。
あたりを清めるのにほんとうに牛糞を使っていたのかヒロコさんに確かめると
「ヒンズーは牛の糞やおしっこを必ず儀式に使うのよ。
パッパっと聖水を撒いているように見えるのは牛のおしっこよ。
おしっこを舐めさせられる時もある。
井戸を掘る時も牛の糞をいれて掘る。滑らかに掘れるように。」
うげげげげ。
いつも牛糞に悩まされて歩いているので、牛がおしめをしてくれないかと願ってるなんて言ったら殺されそう。
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