秋の京都、東山の夜景と東福寺から泉涌寺へ

2007/11/17 - 2007/11/19

久しぶりに秋の京都なので法事の前に紅葉狩りと洒落込みました。保津峡と嵐山の後は泉涌寺と東福寺、そしてライトアップされた清水寺から八坂神社と知恩院と青蓮院まで歩きました。普段は人通りも少ない夜の三年坂あたりもこの時期は店も遅くまで開いて賑わっています。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

清水の家から東福寺へ行きました。京都の秋で東福寺の通天橋を見に行かない訳には行きません。と言っても妻のガイドですが。でもガイドの都合でもなければ清水で陶器に絵でも描いていたに違いないので良かったかもしれません。

電車駅からすごい人です。

少々色が悪いようですが織る錦♪とは良く言ったものです。

本堂が望めます。

この堂の意匠は素晴らしいと思います。

昔の人の美意識には脱帽します。

泉涌寺あたりの窯元で陶器市を開いていたので立寄りました。観光客相手でもありますが、地元のお祭りでもあるようです。子供たちが元気に走り回っています。一軒の窯元でおじいさんが陶器で出来た独楽を回していました。回し方を教えていただいた上に一つづつ独楽をいただきました。一番の思い出です。確か松山猛さんもこの辺りの出身だったなと思い出しながら散策しました。

清水までタクシーで戻りました。東山線は大渋滞で五条の南側で車を降りました。
夕方の清水さんにお参りです。
ちょうど京都タワーがシルエットに浮かびます。

すごい人出です。

グルリと廻って舞台を望みます。

紅葉に浮かぶようです。夕焼けの光を浴びて黄金色です。

この時間が一番好きです。

山門の朱色も夕焼けの色が合わさりいつもより美しく見えます。

昔は夏休みに京都に預けられ、嵯峨と清水を半々に行き来していました。清水の醍醐味は夜中にカブトとゲンジ（クワガタ）を清水さんの奥まで捕りに行くのと、音羽の滝での水浴びでした。今ではどちらも出来ません。懐中電灯とタライと虫取り網を持っていた頃が懐かしいです。

東哉の２階の展示室です。見事な仁清写しの雉の香炉です。今ではこんな生地は作れません。

良く見ると舌まであります。

白盛りの美しい手焙りです。今では需要も無いのでこれももう作れないでしょう。
アヤメと桜の絵違いの同じ物を持っています。

ハトの置物です。

こういう物を作っても売れない時代なのでしょうか？

生きているようです。

すっかり日が暮れてしまいました。

ライトアップは初めて見ましたが迫力があります。

叔母にチケットを貰ったのでそれで入ります。普段は普通に入れる山門の所から有料になっていました。

大晦日に除夜の鐘を突きに来た以来でしょうか。
確かあの年は由紀さおりが♪ルールルルル♪と夜明けのスキャットを歌っていました。

これは一見の価値はあります。ただ、写真の方が感度が良いので美しく見えます。昔はフィルムカメラだと「もっと綺麗だったんだけど。」が口癖でしたが時代は変わりました。

子安の塔まで大きく周って音羽の滝へ向かいます。

音羽の滝です。
夜中にここで真っ暗な中で水浴びするとすごく怖いです。

舞台の下を通って茶店の方まで戻ってきました。

清水道はすごい人でしたが、三年坂を降りると少しはマシでした。ホッと一息です。

普段は通り過ぎる店もゆっくり見せてもらいました。

八坂さんでは獅子舞の奉納が行われていました。

直ぐに終わってしまいました。少々残念です。

提灯に明かりが燈っているのでいつもより綺麗です。
獅子舞の奉納で灯しているのか？ライトアップ期間だからでしょうか？

円山公園を抜けると知恩院の山門が見えてきました。昼間に見るより何倍も大きく感じます。

すごい迫力です。

雲形肘木の連続が美しいです。

青蓮院の楠木もライトアップすると昼間のしっとり苔生した雰囲気とは違って躍動感を感じます。
平安神宮までとも思いましたが、歩きつかれたのでタクシーで嵯峨の家まで帰りました。